JPH04113861U - 下水熱の利用システム - Google Patents

下水熱の利用システム

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JPH04113861U
JPH04113861U JP1991025725U JP2572591U JPH04113861U JP H04113861 U JPH04113861 U JP H04113861U JP 1991025725 U JP1991025725 U JP 1991025725U JP 2572591 U JP2572591 U JP 2572591U JP H04113861 U JPH04113861 U JP H04113861U
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heat
sewage
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utilization system
cycle
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正孝 望月
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雅彦 伊藤
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藤倉電線株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下水流路内への突出物をなくし、熱源水の円
滑な流通を確保する。 【構成】 下水熱の利用システム1を熱回収サイクル2
と、回収した熱を昇温させる熱集積サイクル3とで構成
し、この熱回収サイクル2の熱回収部6は、二重管7の
間を密閉して凝縮部9とすると共にその下部に管状の蒸
発部10を複数本連結して構成する。そして、熱回収部
6を下水溝11の両側壁に埋設して、下水流路内への突
出をなくして、ごみの引掛りによる熱源水の流通不良の
発生を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、下水から回収した低レベルの熱エネルギを、ヒートポンプで昇温 し、高レベルの熱エネルギにして利用する下水熱の利用システムに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
下水道を流れる下水は、冬期において摂氏約5〜15度の温度を有している。 したがって、この下水の熱を効率よく取り出して利用することができれば、省エ ネに大きく貢献することができる。
【0003】 そこで従来においては、ヒートポンプの冷凍サイクルの凝縮器と圧縮機との間 に、受熱面積を大きくするためのコイル状の吸熱部を形成し、このコイル状の吸 熱部を下水の中に浸漬して、この下水熱を熱源として下水から吸収した熱をヒー トポンプで昇温させて、摂氏約50〜80度の高温の高レベルの熱エネルギとし て、冬期であれば暖房等の熱源として利用していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述したようにコイル状の吸熱部を、直接下水中に浸漬して熱を取 り出す方法では、下水中を流れるごみ類がコイル状の部分に引掛り、下水の円滑 な流れを阻害したり、下水をごみ詰りさせる原因となるという問題があった。
【0005】 この考案は、上記の事情に鑑みなされたもので、下水をごみ詰りさせることな く下水熱を効率よく採取できる下水熱の利用システムを提供することを目的とし ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段としてこの考案は、下水から低レベルの熱エ ネルギを回収し、これを昇温させて高レベルの熱エネルギにして利用する下水熱 の利用システムにおいて、下水熱を吸収する吸熱部と吸収した熱を放出する放熱 部との間で熱媒体が循環する熱回収サイクルと、前記放熱部に熱交換可能に接近 させて蒸発器を配設したヒートポンプ式の熱集積サイクルとを備えるとともに、 前記熱回収サイクルの吸熱部にヒートパイプを用い、かつこのヒートパイプを下 水路の周壁内に、下水路内に突出しないように配設したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
熱回収サイクルの吸熱部にヒートパイプを用いるとともに、このヒートパイプ を下水路の周壁内に、流路内に突出しないように配置したので、ごみ等が引掛る ことがないため、下水の円滑な流れを阻害することなく、効率的に下水熱を回収 できる。そして、下水路内を流れる下水の熱によって、吸熱部であるヒートパイ プの蒸発部が加熱されて、封入されている作動流体が蒸発して作動流体の蒸気と なって凝縮部に移動し、熱回収サイクルを循環する熱媒体に熱伝達される。そし て前記熱媒体の熱は、蒸発器においてヒートポンプ式の熱集積サイクルに伝達さ れ、昇温された後、高温の温水等として取り出されて利用される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の下水熱の利用システムを、熱回収サイクルの熱回収部に二重 管式ヒートパイプを用いた場合の一実施例を図1および図2に基づいて説明する 。
【0009】 この実施例の下水熱の利用システム1は、下水熱を回収する熱回収サイクル2 と、回収した熱を温度上昇させる熱集積サイクル3とからなり、前記熱回収サイ クル2は、熱媒体が循環する配管4のラインポンプ5の下流側に熱回収部6が形 成されている。
【0010】 この熱回収部6は、二重管7の内管7aと外管7bとの間の空間(図示せず) を密閉して、内管7a内に熱媒体Lを流通させて、この内管7aの外側面をヒー トパイプの凝縮部9とするとともに、この二重管7の下部には、それぞれの上部 を気密に接続して管状の蒸発部10が複数形成されており、各蒸発部10内には 作動流体Fが封入されている。
【0011】 そして、上記のように構成される熱回収部6は、二重管7がほぼ水平となり、 また管状の各蒸発部10がほぼ垂直な状態でコンクリート製の下水溝11の両側 壁12,12内にそれぞれ埋設されている。
【0012】 一方、熱集積サイクル3はヒートポンプとして作動するもので、熱入力される 蒸発器13と、モータ14で駆動される圧縮機15と、熱を放出する凝縮器16 および膨張弁17が介設され、前記熱回収サイクル2の配管4の一部が、この熱 集積サイクル3の蒸発器13に、互いに熱交換可能に配設されている。
【0013】 次に、上記のように構成されるこの実施例の作用を説明する。
【0014】 下水溝11を流れる下水の温度が、冬期においても摂氏約10〜20度あると すると、熱回収サイクル2の熱回収部6は、下水溝11の側壁に埋設されたヒー トパイプの作用で熱回収され、熱回収サイクル2を循環する熱媒体Lは摂氏約5 〜15度となる。
【0015】 このとき、この実施例においては熱回収部6に、熱輸送効率の高いヒートパイ プを用いるとともに、このヒートパイプの蒸発部10を下水溝11の両側壁12 ,12内に埋設して、下水の流路内に突出しないようにしたので、従来のコイル 型の熱交換器を下水中に浸漬して熱回収する場合と比べて、ごみの引掛りあるい はごみ詰りが生ぜず、下水の円滑な流れを確保することができる。
【0016】 そして、熱回収サイクル2を循環する熱媒体Lの熱は、ヒートポンプとして作 動する熱集積サイクル3の蒸発器13で熱交換され、圧縮機15で加圧されて昇 温した状態で、凝縮器16において放熱し、温水器等の熱源に利用される。この とき得られる温水の温度は、摂氏約50〜80度まで高温となる。
【0017】 このように、下水から回収した低レベルの熱エネルギを、高レベルの熱エネル ギとして取り出して、道路の融雪や暖房機あるいは給湯機等の熱源として利用さ れる。
【0018】 なお、夏期において熱集積サイクル3のヒートポンプが、冬期とは逆に作動す るようにしておけば、熱集積サイクル3の凝縮部16が蒸発部に、蒸発部13が 凝縮部にそれぞれなって作動する。すなわち蒸発部で室内等の高温の空気から熱 を奪い、これを凝縮器で放出すると、熱回収サイクル2を循環する熱媒体Lがこ の熱を吸収し、熱回収部6の二重管7の内管7a内を流通する際に、ヒートパイ プの凝縮部9が蒸発部に、また複数本の蒸発部10がそれぞれ凝縮部となること によって、熱媒体Lの熱を奪って凝縮部で放熱させ、また下水溝11の側壁12 から低温の下水中に放熱することによって、室内冷房等に利用することができる 。
【0019】
【考案の効果】
以上、説明したようにこの考案の下水熱の利用システムは、下水から低レベル の熱エネルギを回収し、これを昇温させて高レベルの熱エネルギにして利用する 下水熱の利用システムにおいて、下水熱を吸収する吸熱部と吸収した熱を放出す る放熱部との間で熱媒体が循環する熱回収サイクルと、前記放熱部に熱交換可能 に接近させて蒸発器を配設したヒートポンプ式の熱集積サイクルとを備えるとと もに、前記熱回収サイクルの吸熱部にヒートパイプを用い、かつこのヒートパイ プを下水路の周壁内に、下水路内に突出しないように配設したので、下水流路の ごみ詰りの発生を防止して、熱源水である下水の円滑な流通が確保でき、安定し た熱回収が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の熱回収部の断面図である。
【図2】この考案の下水熱の利用システムの配管図であ
る。
【符号の説明】
1 下水熱の利用システム 2 熱回収サイクル 3 熱集積サイクル 6 熱回収部 7 二重管 7a 内管 7b 外管 9 凝縮部 10 管状の蒸発部 11 下水溝 12 側壁 13 蒸発器 15 圧縮機 16 凝縮器 17 膨張弁 F 作動流体 L 熱媒体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水から低レベルの熱エネルギを回収
    し、これを昇温させて高レベルの熱エネルギにして利用
    する下水熱の利用システムにおいて、下水熱を吸収する
    吸熱部と吸収した熱を放出する放熱部との間で熱媒体が
    循環する熱回収サイクルと、前記放熱部に熱交換可能に
    接近させて蒸発器を配設したヒートポンプ式の熱集積サ
    イクルとを備えるとともに、前記熱回収サイクルの吸熱
    部にヒートパイプを用い、かつこのヒートパイプを下水
    路の周壁内に、下水路内に突出しないように配設したこ
    とを特徴とする下水熱の利用システム。
  2. 【請求項2】前記吸熱部は、内管と外管とからなる二重
    管をほぼ水平に配置するとともに、その内管内に前記熱
    媒体を流通させ、かつ内管と外管との間の空間を密閉し
    てヒートパイプの凝縮部とし、この凝縮部の下部内にそ
    れぞれの上端を連通接続して複数本の管状蒸発部を形成
    し、これら複数本の管状蒸発部を下水路の周壁に、流路
    内に突出しないように埋設してなることを特徴とする請
    求項1記載の下水熱の利用システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5060042A (ja) * 1973-09-28 1975-05-23

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JPS5060042A (ja) * 1973-09-28 1975-05-23

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