JPH04113324A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH04113324A
JPH04113324A JP2232146A JP23214690A JPH04113324A JP H04113324 A JPH04113324 A JP H04113324A JP 2232146 A JP2232146 A JP 2232146A JP 23214690 A JP23214690 A JP 23214690A JP H04113324 A JPH04113324 A JP H04113324A
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film
liquid crystal
pixel electrode
several
interference
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JP2232146A
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Hitoshi Kondo
均 近藤
Yuji Kimura
裕治 木村
Hidekazu Ota
英一 太田
Masayoshi Takahashi
高橋 正悦
Kenji Kameyama
健司 亀山
Katsuyuki Yamada
勝幸 山田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、OA用、TV用等のフラットパネルデイスプ
レーに使用するアクティブマトリクス型液晶表示装置、
特にカラー液晶表示装置に関する。
〔従来技術〕
一般にカラー液晶表示装置においては、RGBに対応す
る画素の部分に有機物質からなるカラーフィルターが形
成されている。
一方、無機物質を干渉膜として用いる方法も知られてい
る(特開平1−223430号)。
前記の従来の有機物質からなるカラーフィルターは耐熱
性に劣り、平坦性が悪い等の問題がある。
また、無機物質を干渉膜として用いるものでは、透明電
極を半導体薄膜で形成しており、抵抗率の点で問題があ
る。さらには、この干渉膜は半導体薄膜の透過率の波長
依存性を補正する目的で設けられており、カラーフィル
ターとしての作用は副次的なものである。
〔目  的〕
本発明は、これらの問題点を解消し、特性にすぐれ製造
工程を簡易としたアクティブマ1〜リクス型液晶表示装
置を提供することを目的としている。
〔構  成〕
前記目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究を重ね
た結果、画素電極の上または下に透過光の波長を選択す
る干渉膜を形成することによって前記問題が解決される
ことを確認し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一対の基板間に液晶物質を挟持し
、少なくとも一方の基板上の複数個の画素電極の各々に
、少なくとも一つの能動素子が接続されている液晶表示
装置において、画素電極の上および/または下に透過光
の波長を選択する干渉膜が形成されていることを特徴と
する液晶表示装置に関する。
以下に本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の画素電極部の一例を示すものである。
尚、配向膜は(液晶とほぼ同じ屈折率を有するため)省
略した。液晶側から光が入射する場合を考えると、波長
λの光に対する干渉膜2と画素電極3との間での無反射
条件はλ n3”n4n2”’■  n3d3=  (zm+1.
)(m−Oy、+−+−)−■である。
(n2.n3j n、は干渉膜2、画素電極3、液晶4
の屈折率、d3は画素電極3の膜厚である。n。
は通常1.5〜1.6程度であるため■から少なくとも
1〈n3〈o2又は1 > n3> n2でなければな
らないが一般には前者となる。) 第2図は本発明の画素電極部の別の一例を示すものであ
る。上記と同様波長λの光に対する無反射条件は λ n22=n4n3”’■  n2d2−一(2m+1)
(m=0,1.°°)°°゛■である。
(d2は干渉膜2の膜厚である。■から少なくとも1<
n2<n3又は1〉n2〉n3でなければならないが一
般には前者となる。) 本発明の画素電極部の構造はこれらに限られず、画素電
極の上下両方に干渉膜を設けてもよいし、干渉膜あるい
は画素電極を多層構造としてもよい。この多層構造の具
体例を例示すると、干渉膜−干渉膜一画素電極 干渉膜一画素電極一画素電極 画素電極一干渉膜一干渉膜 画素電極一画素電極−干渉膜 干渉膜一干渉膜一画素電極一干渉膜 干渉膜一画素電極一画素電極一干渉膜 干渉膜一画素電極一干渉膜一干渉膜 干渉膜一画素電極一干渉膜一画素電極 等を挙げることができる。尚、多層膜構造においては最
大で暦数と同数の波長に対して反射率の最小値をとり得
るが、1つの波長に対してのみ無反射となるように各層
の屈折率及び膜厚を選択するのが望ましい。
一例として第1図において干渉膜2と画素電極3の間に
補助(干渉)膜を設けた場合(図示せず)には、波長λ
の光に対する無反射条件は、λ n4n23”’n3”n2”’■ n23d23”n3
d3” (2m−1)(m”L2+”’)”’■である
(nz3+ dz3は補助(干渉)膜の屈折率及び膜厚
である。) これら種々の構造は、選択される波長ごと、すなわちR
(約700nm)、G(約500nm)、B(約400
nm)に対応する波長ごとに異ならせることも可能であ
ることはいうまでもない。
更に本発明の画素電極及び能動素子部の一例を第3図に
示す。作製方法はまず、ガラス、プラスチック等の透明
絶縁性基板1上にパスラインに接続される下部導体5と
して、AQ、 Ta、 Ti。
Cr、 Ni、 Cu、 Au、 Ag、 W、 No
、 Pt、 ITO,ZnO:AQ。
■n2032 SnO□等の導電性薄膜をスパッタリン
グ、蒸着等の方法により数百〜数千人の厚さに成膜し、
所定のパターンにエツチングする。次いで維mM2’と
してAQ203. Sj、Ox、 Sj、Nx、 5j
Cx、硬質炭素膜等をスパッタリング、プラズマCVD
、イオンビーム法等の方法により、100〜数千人の厚
さに成膜する。この膜は干渉膜を兼ねている。次に上部
導体6として、Pt、 Ni、 Ag、 AQ。
Cr、 Ti、 Cu、Au、 W、 Mo、 Ta、
 ITO,ZnO: i。
In2O3,5n02等の導電性薄膜をスパッタリング
、蒸着等の方法により数百〜数千人の厚さに成膜し、所
定のパターンにエツチングする。
上部導体6は素子のI−V特性や長期安定性の改善を目
的として挿入されるが、画素電極3が、これを兼ねる構
造にすれば省略することも可能である。最後に画素電極
3として、ITO。
ZnO: Aft、 In2O,、’5n02等の透明
通電性薄膜を数百〜数千人、あるいは数百Å以下の超薄
膜金属をスパッタリング、蒸着等の方法により成膜し、
所定のパターンにエツチングする。尚、画素電極3の膜
厚は、R,G、Bごとに■の条件を満たすものでなけれ
ばならない。
本発明の構成はこれに限られるものではなく、画素電極
3が絶縁膜兼干渉膜2′(絶縁膜と干渉膜を別々に設け
てもよい)の下に位置して下部導体5に接続された構成
のもの、画素電極3の上または下に補助(干渉)膜(上
部又は下部導体を兼ねてもよい)が挿入された構成のも
の、導体−絶縁膜−導体素子が下部導体の側面に形成さ
れるもの(いわゆるラテラル構造)等積々の変形が可能
である。
さらに能動素子として導体−絶縁膜−導体(MIM)素
子の例を示したが、バック−トウーバックダイオード、
リングダイオード、TPT等種々の能動素子が使用可能
である。
要は画素電極部での各層の屈折率及び膜厚が選択したい
波長の光に対する無反射条件を満たしていればよい。
次に第4図により本発明の液晶表示装置の作製法を述べ
る。まず絶縁基板1′上に共通電極4′用の透明導電体
たとえば、ITO,ZnO: AQ。
In2O,、5n02等をスパッタリング、蒸着等で数
百人から数μm堆積させ、ス1〜ライブ状にパタニング
して共通電極4′とする。この共通電極4′を設けた基
板1′と、先に能動素子と画素電極をマトリクス状に設
けた基板1の各々の表面にポリイミドのような配向膜8
を付け、ラビング処理を行い、シール材を付け、ギャッ
プ材9を入れてギャップを一定にし、液晶7を封入して
液晶表示装置とする。
ところで本発明者らは液晶表示装置の能動素子としては
、絶縁膜が硬質炭素膜からなる導体−絶縁膜−導体(M
IM)素子が好適に使用し得ることを見出した。
本発明装置に使用される硬質炭素膜について詳しく説明
する。
こうした硬質炭素膜を形成するためには有機化合物ガス
、特に炭化水素ガスが用いられる。
これら原料における相状態は常温、常圧において必ずし
も気相である必要はなく、加熱或いは減圧等により溶融
、蒸発、昇華等を経て気化し得るものであれば、液相で
も固相でも使用可能である。
原料ガスとしての炭化水素ガスについては、例えばCH
,、C2HIl、C4H□。等のパラフィン系炭化水素
、C2H4等のオレフィン系炭化水素、ジオレフィン系
炭化水素、アセチレン系炭化水素、さらには芳香族炭化
水素などすべての炭化水素を少なくとも含むガスが使用
可能である。
また、炭化水素以外でも、例えばアルコール類、ケトン
類、エーテル類、エステル類等であって少なくとも炭素
元素を含む化合物であれば使用可能である。
本発明における原料ガスからの硬質炭素膜の形成方法と
しては、成膜活性種が直流、低周波、高周波或いはマイ
クロ波等を用いたプラズマ法により生成されるプラズマ
状態を経て形成される方法が好ましいが、より大面積化
、均−性向上及び/又は低温製膜の目的で低圧下で堆積
を行わせしめるのには磁界効果を利用する方法がさらに
好ましい。また、高温における熱分解によっても活性種
を形成できる。
その他にも、イオン化蒸着法或いはイオンビーム蒸着法
等により生成されるイオン状態を経て形成されてもよい
し、真空蒸着法或いはスパツタリング法等により生成さ
れる中性粒子から形成されてもよいし、さらには、これ
らの組み合わせにより形成されてもよい。
こうして作製される硬質炭素膜の堆積条件の一例はプラ
ズマCVD法の場合、概ね次の通りである。
RF小出力=0.1〜50 W/cnf圧力   : 
 10”3−]−0Torr堆積温度 : 室温〜95
0℃で行うことができるが、好ましくは室温〜300℃
このプラズマ状態により原料ガスがラジカルとイオンと
に分解され反応することによって、基板上に炭素原子C
と水素原子Hとからなるアモルファス(非晶質)及び微
結晶質(結晶の大きさは数10人〜数μm)の少くとも
一方を含む硬質炭素膜が堆積する。硬質炭素膜の諸特性
を表−1に示す。
表 注)測定法; 比抵抗(ρ):コプレナー型セルによるI−V特性より
求める。
光学的バンドギャップ(Egopt) :分光特性から
吸収係数(α)を求め、 (αhv)  =B(hv−Egopt)の関係より決
定する。
膜中水素量(CI():赤外吸収スペク1ヘルから、2
900cm−”付近のピークを積分し、吸収断面積Aを
掛けて求める。
すなわち l S P3/ S P2比:赤外吸収スペクトルを、SF
3.SF3にそれぞれ帰属されるガウス 関数に分解し、その面積比より 求める。
どツカース硬度(H):マイクロヒラカース計による。
屈析率(n):エリプソメーターによる。
欠陥密度:ESRによる。
これらをグラフに示したのが第5,6および7図である
こうして形成される硬質炭素膜はIR吸収法及びラマン
分光法による分析の結果、炭素原子にSF3の混成軌道
とSF3の混成軌道とを形成した原子間結合が混在して
いることが明らかになっている。SP3結合とSP2結
合との比率は、IRスペク1ヘルをピーク分離すること
で概ね推定できる。IRスペクI〜ルには、2800〜
3150Cm−”に多くのモー1〜のスペク1−ルが重
なって測定されるが、夫々の波数に対応するピークの帰
属は明1らかになっており、カラス分布によってピーク
分離を行ない、夫々のピーク面積を算出し、その比率を
求めればSP3/SP2を知ることができる。
また、前記硬質炭素膜は、X線及び電子線回折分析によ
ればアモルファス状態(a−C:H)、及び/又は約5
0人〜5μm程度の微結晶粒を含むアモルファス状態に
あることが判っている。
一般に量産に適しているプラズマCVD法の場合にはR
F小出力小さいほど膜の比抵抗値および硬度が増加し、
低圧力なほど活性種の寿命が増加するために基板温度の
低温化、大面積での均一化が図れ、且つ比抵抗及び硬度
が増加する傾向にある。更に、低圧力ではプラズマ密度
が減少するため、磁場閉じ込め効果を利用する方法は比
抵抗の増加により効果的である。
さらに、このプラズマCVD法は常温〜150°C程度
の比較的低い温度条件でも同様に良質の硬質炭素膜を形
成できるという特徴を有しているため、MIM素子製造
プロセスの低温化には最適である。したがって、使用す
る基板利料の選択自由度が広がり、基板温度をコントロ
ールし易くするために大面積に均一な膜が得られるとい
う特徴をもっている。また硬質炭素膜の構造、物性は広
範囲に制御可能であるため、デバイス特性を自由に設計
できる利点もある。さらには膜の誘電率も2〜6と従来
のMIM素子に使用されていたTa2O,、Af120
3. SiNxと比較して小さいため、同じ電気容量を
持った素子を作る場合、素子サイズが大きくてすむので
、それほど微細加工を必要とせず、歩留りが向上する(
駆動条件の関係からLCDとMIM素子の容量比はCL
CD/ CM□つ=10/1程度必要である。)あるた
め、誘電率εが小さければ急峻性は大きくなり、オン電
流Ionとオフ電流I offの比が大きくとれるよう
になる。このためより低デユーティ比でのLCD[動が
可能となり、高密度のLCDが実現できる。さらに膜の
硬度が高いため、液晶材料封入時のラビング工程による
損傷が少なくこの点からも歩留まりが向上する。
以上の点を鑑みるに、硬質炭素膜を使用することで低コ
スト、階調性(カラー化)、高密度LCDが実現できる
さらにこの硬質炭素膜が炭素原子及び水素原子の他に、
周期律表第■族元素、同第■族元素、同第■族元素、ア
ルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、窒素原子、酸
素原子、カルコゲン系元素又はハロゲン原子を構成元素
として含んでもよい。構成元素の1つとして周期律表第
■族元素、同じく第■族元素、アルカリ金属元素、アル
カリ土類金属元素、窒素原子又は酸素原子を導入したも
のは硬質炭素膜の膜厚をノンドープのものに比べて約2
〜3倍に厚くすることができ、またこれにより素子作製
時のピンホールの発生を防止すると共に、素子の機械的
強度を飛躍的に向上することができる。更に窒素原子又
は酸素原子の場合は以下に述べるような周期律表第■族
元素等の場合と同様な効果がある。
同様に周期律表第■族元素、カルコゲン系元素又はハロ
ゲン元素を導入したものは硬質炭素膜の安定性が飛躍的
に向上すると共に、膜の硬度も改善されることも相まっ
て高信頼性の素子が作製できる。これらの効果が得られ
るのは第■族元素及びカルコゲン系元素の場合は硬質炭
素膜中に存在する活性な2重結合を減少させるからであ
り、またハロゲン元素の場合は、1)水素に対する引抜
き反応により原料ガスの分解を促進して膜中のダングリ
ングボンドを減少させ、2)成膜過程でハロゲン元素X
がC−H結合中の水素を引抜いてこれと置換し、C−X
結合として膜中に入り、結合エネルギーが増大する(C
−H間及びC−X間の結合エネルギーはC−X間の方が
大きい)からである。
これらの元素を膜の構成元素とするためには、原料ガス
としては炭化水素ガス及び水素の他に必要に応じてドー
パントとして膜中に周期律表第■族元素、同第■族元素
、同第■族元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属
元素、窒素素子、酸素原子、カルコゲン系元素又はハロ
ゲン元素を含有させるために、これらの元素又は原子を
含む化合物(又は分子)(以下、これらを「他の化合物
」ということもある)のガスを用いることができる。
ここで周期律表第■族元素を含む化合物としては、例え
ばB、(QC2H,)3. B2H6,BCQ3. B
Br、 。
BF3.AQ(0−1−C3Ht)a l (co3)
3Au、 (c2o、)、AQ。
(i−C,H,)3Ai2. AQCQ3. Ga(0
−i−C387)31(CH3)3Gal(c2 H5
)3 Ga j GaCf1. j GaBr、 j 
(0−1−C3H7)3 In 1(C2HE )3I
n等がある。
周期律表第■族元素を含む化合物としては、例えば5i
3H6,(C2H5)3Sit(、SiF4.5iH2
CQ2゜5iCR,t 5i(OCH,)4.5i(O
C2H5)、、 Sj、(QC31(7)4゜GeCF
l、、 GeH4,Ge(OC2H5)4TGeCC2
H5)41CCH3)4Srr(C2H5)4Sn、5
nCQ4等がある。
周期律表第■族元素を含む化合物としては、例えばPH
3,PF3. PF、、 PCQ2F3. PCO2,
PCQ2F。
PBr、、 PO(OCH3)3. P(C2H5)3
. POCQ3. AsH3tAsCQ3. AsBr
3. AsF3. ASF、、 AsCう、 5bl(
3,SbF3゜5bC43,5b(OC2H5)3等が
ある。
アルカリ金属原子を含む化合物としては例えばLi0−
j、−C3H,、Na0−j−C3H1,KO−j、−
C3H□等かある。
アルカリ土類金属原子を含む化合物としては例えばCa
 (oc2Hs )3 + Mg (OC2Hg )2
1 (C2Hg )2 Mg等がある。
窒素原子を含む化合物としては例えば窒素ガス、アンモ
ニア等の無機化合物、アミノ基、シアノ基等の官能基を
有する有機化合物及び窒素を含む複素環等がある。
酸素原子を含む化合物としては例えば酸素ガス、オゾン
、水(水蒸気)、過酸化水素、−酸化炭素、二酸化炭素
、亜酸化炭素、−酸化窒素、二酸化窒素、三酸化二窒素
、五酸化二窒素、三酸化窒素等の無機化合物、水酸基、
アルデヒド基、アシル基、ケトン基、ニトロ基、ニトロ
ソ基、スルホン基、エーテル結合、エステル結合、ペプ
チド結合、酸素を含む複素環等の官能基或いは結合を有
する有機化合物、更には金属アルコキシド等が挙げられ
る。
カルコゲン系元素を含む化合物としては例えば11□s
、 (CH3)(CL)4S(CH,、)4C13,C
H,、=CHCH7SCH2CH=CH2,C2H,、
SC,H,、C2H5SCH3,チオフェン、H2Se
 、 (C2H5)2Se 、 H□Te等がある。
またハロゲン元素を含む化合物としては例えば弗素、塩
素、臭素、沃素、弗化水素、弗化塩素、弗化臭素、弗化
沃素、塩化水素、塩化臭素、塩化沃素、臭化水素、臭化
沃素、沃化水素等の無機化合物、ハロゲン化アルキル、
ハロゲン化アリール、ハロゲン化スチレン、ハロゲン化
ポリメチレン、ハロホルム等の有機化合物が用いられる
液晶即動用MIM素子(能動素子)として好適な硬質炭
素膜は、駆動条件から膜厚が100〜8000人、比抵
抗が106〜1013Ω・印の範゛囲であることが有利
である。なお、鄭動電圧と耐圧(絶縁破壊電圧)とのマ
ージンを考慮すると膜厚は200Å以上であることが望
ましく、また、画素部と薄膜二端子素子部の段差(セル
ギャップ差)に起因する色むらが実用」二問題とならな
いようにするには膜厚は6000Å以下であることが望
ましいことから、硬質炭素膜の膜厚は200〜6000
人、比抵抗が5XiOe〜1012Ω・■であることが
より好ましい。
硬質炭素膜のピンホールによる素子の欠陥数は膜厚の減
少にともなって増加し、300Å以下では特に顕著にな
ること(欠陥率は1%を越える)、及び、膜厚の面内分
布の均一性(ひいては素子特性の均一性)が確保できな
くなる(膜厚制御の精度は30人程度が限度で、膜厚の
バラツキが10%を越える)ことから、膜厚は300人
以1二であることがより望ましい。
また、ストレスによる硬質炭素膜の剥離が起こりにくく
するため、及び、より低デユーティ比(望ましくは1/
1.000以下)で駆動するために、膜厚は4000Å
以下であることがより望ましい。
これらを総合して考慮すると、硬質炭素膜の膜厚は30
0〜4000人、比抵抗は107〜1011Ω・印であ
ることが一層好ましい。
〔実施例〕
本発明の詳細な説明する。
2〇− 第3図に示すようにガラス基板1上に、AQを蒸着法に
より1000人厚に堆積後、パターニングして下部導体
5を形成した。その上に硬質炭素膜をプラズマCVD法
により900人堆積させ、絶縁膜(干渉膜)2′とした
。この時の成膜条件は以下の通りである。
圧    カニ 0.035Torr CH、流量: 10 SCCM RFパワー二〇、拝/cn〒 この膜の屈折率は2.25であった。次にこの」二にN
iをEB蒸着法により、1000人厚に堆積後ノくター
ニングして上部導体6を形成した。さらにITOをEB
蒸着法により920人厚堆積積後、ノ(タニングして画
素電極3を形成した。ITO膜の屈折率は1.90であ
り、本例で用いる液晶の屈折率は1.60であった。こ
の時λ=700nmに対して無反射条件を満足するので
Rに対応する画素(まこのままとした。λ=500nm
に対して無反射条件を満足するには画素電極3の膜厚は
660人でなければならないのでRに対応する画素にの
みレジストを設け、スパッタエツチングによりITO膜
を約260人エツチングした。さらにλ= 400nm
に対して無反射条件を満足するには画素電極3の膜厚は
530人でなければならないので、R及びGに対応する
画素にレジストを設け、スパッタエツチングによりさら
に約130人エツチングした。R,G、Hに対応する画
素電極の膜厚が異なることから抵抗値が異なることにな
るが最も薄い膜厚(Bに対応)でMIM素子のon抵抗
よりも充分小さくなるようにすれば問題はない。
このように形成された基板とストライプ状の共通電極が
形成された対向基板間に液晶を封入して第4図に示すよ
うな液晶表示装置を得た。
尚、配向膜、ギャップ材、シール材等は通常のものを使
用した。
〔効  果〕
本発明は、以上説明したように構成されているから、本
発明の液晶表示装置は画素電極の上または下に透過光の
波長を選択する干渉膜(無機物質)が形成されているの
で、表示品質に優れ、信頼性の高い液晶表示装置が得ら
れ、また、能動素子が導体−絶縁膜−導体素子であり、
かつ干渉膜が絶縁膜と同一材料で形成した場合には、能
動素子とカラーフィルターの形成が同時に行えるため工
程が短縮できるという効果が奏される。
さらに本発明のLCDMIM素子の絶縁膜として硬質炭
素膜を使用する場合には、 1)プラズマCVD法等の気相合成法で作製されるため
、成膜条件によって物性が広範に制御でき、従ってデバ
イス設計上の自由度が大きい、 2)硬質でしかも厚膜にできるため、機械的損傷を受は
難く、また厚膜化によるピンホールの減少も期待できる
、 3)室温付近の低温においても良質な膜を形成できる、 4)厚膜、膜質の均一性に優れているため、薄膜デバイ
ス用として適している、 5)誘電率が低いので、高度の微細加工技術を必要とせ
ず、従って素子の大面積化に有利であり、さらに誘電率
が低いので素子の急峻性が高< I on/ I of
f比がとれるので、低デユーティ比での駆動が可能であ
る、 等の特徴を有し、このため特に信頼性の高い液晶表示用
スイッチング素子として好適であり、産業上袋するとこ
ろ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明LCDの一実施例の要部説明図、第2図
は本発明の他の実施例の要部説明図、第3図は本発明の
さらに他の実施例の要部説明図、第4図は本発明LCD
の一部断面斜視図、第5図は本発明のMIM素子に用い
られる硬質炭素膜系M縁膜のIRスペクトルのガウス分
布を、第6図および第7図は前記M縁膜のjRスペクト
ル及びラマンスペクトルを示す。 1.1′・・・絶縁基板   2・・・干渉膜2′・・
・絶縁膜兼干渉膜3・・・画素電極4′・・・共通電極
   5・・・下部電極6・・・上部電極(上部導体)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一対の基板間に液晶物質を挟持し、少なくとも一方
    の基板上の複数個の画素電極の各々に、少なくとも1つ
    の能動素子が接続されている液晶表示装置において、画
    素電極の上および/または下に透過光の波長を選択する
    干渉膜が形成されていることを特徴とする液晶表示装置
    。 2、前記能動素子が第一導体及び第二導体間に絶縁膜を
    介在させてなる薄膜二端子素子であり、かつ絶縁膜と同
    一の材料で干渉膜が形成されている請求項1記載の液晶
    表示装置。 3、前記能動素子が第一導体及び第二導体間に硬質炭素
    膜を介在させてなる薄膜二端子素子である請求項1また
    は請求項2記載の液晶表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5734457A (en) * 1995-05-25 1998-03-31 Sharp Kabushiki Kaisha Color display device having absorptive and reflective color filters
US7547916B2 (en) 1992-12-09 2009-06-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic circuit
JP2011118428A (ja) * 2005-09-15 2011-06-16 Sharp Corp 表示パネル

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