JPH04113198U - プレス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 押付個所を多くする場合でもプレス装置を小
形、軽量化できるようにする。 【構成】 フレーム２の下部にレール７を介して台車８
を取付ける。台車８の下部にシリンダー１を取付け、モ
ーター１０の回転をボールネジ９で直線運動に変えるこ
とにより、台車８を横方向に移動させ、シリンダ１ーと
ラム３を移動させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、プレス装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図２は従来のプレス装置の一例を示す構成図であり、図２において１はシリン ダー、２はフレーム、３はラム、４は支柱、５はテーブル、６は被加工物である 。次に動作について説明する。シリンダー１によりラム３を押し下げ、テーブル ５上に載せられた被加工物６を押して変形させる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のプレス装置は図３のごとくプレス点１１を多数有する被 加工物６の場合、一度に全個所押すので押付力が一点ずつ押す場合に比べ大きく なり、剛性を高めるためシリンダー１、フレーム２、ラム３、支柱４を大きくせ ざるを得ず、プレス装置全体としても押付個所数に比例して大きく、重くせざる を得ないという欠点があった。 そこで、この考案は、押付個所を多くする場合でもプレス装置全体の大きさお よび重量を小さくすることができるようにしたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案では、レール７、台車８、ボールネジ９およびモーター１０により構 成した移送機構を装備し、前記の台車８にシリンダー１およびラム３を取付けて 、多点押しをする場合、ラムを移送機構により左右に移動させ、プレスを複数回 繰り返すようにする。

【０００５】

【作用】

このように、１点押しを複数回繰り返すことにより、１回当りの押付力を減少 させることができ、シリンダー１、フレーム２、ラム３および支柱４を小さくで き、装置全体をより小さく、軽くすることができる。

【０００６】

【実施例】

以下、この考案の一実施例を図１に基づいて説明する。図１において符号１〜 ６は従来のものと同一であり、７はレール、８は台車、９はボールネジ、１０は モーターである。次に作用について説明する。台車８はボールネジ９を介してモ ーター１０と連結されており、モーター１０が回転することによりレール７上を 左右に移動する。このため、台車８上に装着されているシリンダー１及びラム３ も移動し押付個所が変わる。押付個所が多数ある場合は、このように１個所づつ 順次押付けるので一度にまとめて押付けるより小さな力ですむ。よってシリンダ ー１が小さいものですみ、剛性も小さくなるのでフレーム２、ラム３、支柱４が 小さくできプレス装置全体を小型化、軽量化できる効果がある。

【０００７】

【考案の効果】

以上のように、この考案によればプレス装置全体を小型化、軽量化できる効果 がある。また、押付個所を増やしたい時にもプレス装置を大型化することなく、 対応できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のプレス装置の一例を示す側面図であ
る。

【図２】従来のプレス装置の一例を示す側面図である。

【図３】プレス方法の説明図である。

【符号の説明】

１ シリンダー ２ フレーム ３ ラム ４ 支柱 ５ テーブル ６ 被加工物 ７ レール ８ 台車 ９ ボールネジ １０ モーター １１ プレス点

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 被加工物６をのせるテーブル５の両端に
   支柱４をたて、その上端にフレーム２を固定し、フレー
   ム２の下部にレール７、台車８、ボールネジ９およびモ
   ーター１０により構成した移送機構を装備し、台車８に
   シリンダー１およびラム３を取付けて、ラム３を移送機
   構により左右に移動可能にしたプレス装置。