JPH04112044U - 易開封性容器蓋 - Google Patents

易開封性容器蓋

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JPH04112044U
JPH04112044U JP1639691U JP1639691U JPH04112044U JP H04112044 U JPH04112044 U JP H04112044U JP 1639691 U JP1639691 U JP 1639691U JP 1639691 U JP1639691 U JP 1639691U JP H04112044 U JPH04112044 U JP H04112044U
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tab
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柏 村山
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日本クラウンコルク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 蓋体を引裂き開封するための引裂線により画
成される引裂帯を備え、下端部にリング形状の引張用部
材を接合して、引張用部材を直接上方へ引っ張り上げて
も、引裂タブに切損を生じることなく、引裂タブの正確
な引裂きと引張用部材による開封力を軽微なものとす
る。 【構成】 引裂タブ22と引張用部材26との接合部分
において、引張用部材26に突起部28を設けると共に
引裂タブ22の中心部にその外表面に沿って若干突出す
る突出部30を引張用部材26に一体に設け、引張用部
材26を上方に引き上げて引裂タブ22の一部を外側に
折曲した際に、突起部および突出部がそれぞれ引張用部
材26および引裂タブ22のてこ作用を生じさせる支点
を形成し、引張用部材26の引き上げ力の増大と共に引
裂帯20の引裂開始端部からの正確な引裂きを達成し、
容器蓋の開封操作を軽微かつ安全に行うよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、びん類の容器蓋に係り、特に引裂タブの下端部にリング形状の引 張用部材を設け、この引張用部材を引っ張ることにより引裂タブが容器蓋を簡便 かつ容易に引裂き開封することのできる易開封性容器蓋の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、頂部と、この頂部から下方に垂下するスカート部と、このスカート 部と前記頂部とに形成されて蓋体を引裂き開封するための引裂線により画成され る引裂帯とを備え、前記引裂帯の下縁における一端部をスカート部の延在部とし て引裂タブを形成し、前記引裂タブの下端部にリング形状の引張用部材を設けた 易開封性容器蓋が知られている。
【0003】 しかるに、この種の容器蓋を開封する場合、先ず引張用部材を容器の縦方向に 対し直角に真っ直ぐ引っ張り、その後において引張用部材を上方に引き上げるの が適正な方法であるとされている。しかしながら、消費者は、罐類を開封するた めの引張用部材で経験しているように、びん類の容器蓋においても前記引張用部 材を最初から容器の縦方向に沿って真っ直ぐ上方に引っ張る場合が殆どである。 このため、前記容器蓋においては、引裂タブがその引裂開始端部から正確に引 裂かれずに、引裂タブが折損して蓋の開封ができないままに引張用部材が引裂タ ブと分離してしまうという問題が生じている。また、この場合において、消費者 が折損した引裂タブの鋭利部分で手指等を切傷する等の危険も生じている。
【0004】 このような問題および危険を防止する観点から、従来よりこの種の容器蓋にお いて、種々の改良が提案されている。例えば、引裂タブと引張用部材を一体にプ レス変形してスカート部のほぼ下端縁部近傍から前記引裂タブと前記引張用部材 との接続部にわたって容器の外側方向に突起部を設けることにより、引張用部材 を上方へ引き起こす際に引張用部材が引裂タブとの接続部で折り曲がることなく 、引裂タブの突起部にわたって引張用部材と引裂タブとは一体的に屈曲され、こ の際引裂開始端部からの引裂きを円滑に達成し、次いで引張用部材をさらに引き 上げると突起部がスカート部に当接して引張用部材と引裂タブおよび容器蓋の接 続部との間でてこ作用が生じ、これにより引裂タブは予め設定された引裂帯の適 正な引裂きを実現するよう構成した容器蓋が提案されている(特公平1−463 86号公報)。また、引裂タブと引張用部材との接続部に隣接して、引張用部材 の付け根に引張用部材の中心線と平行な突条を設けることにより、引張用部材を 引き上げた際に突条の頂部の端が引裂タブに当たり、その点がてこの支点となり 引裂タブの引き裂きを容易に達成し得るよう構成した容器蓋も提案されている( 実公平2−21402号公報)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、前述した従来の改良された容器蓋において、まず前者の容器蓋は、 スカート部の延長として形成される引裂タブに対し、リング状の引張用部材は別 体として形成されるものであり、従ってこの場合に前記引裂タブと引張用部材と の接続部にまで延在して設けられる突起部は、前記引裂タブと引張用部材との結 合強化に必要であり、この突起によって引裂タブと引張用部材との接続部が容易 に折り曲げられず、容器蓋の開封をその引っ張り方向に関係なく適正かつ円滑に 達成することを可能としたものである。従って、前記引張用部材にてこ作用を生 ずるとしても、開封力を軽微にするまでには至っていない。
【0006】 また、後者の容器蓋は、金属製であることを前提としており、このため引張用 部材を直ちに上方へ引っ張った場合に、引張用部材の付け根や引裂タブが千切れ るのを防止するために、引張用部材と引裂タブとの接続部に隣接して引張用部材 の中心線に平行な突起を設けたものである。従って、この容器蓋においても、前 記引張用部材にてこ作用を生ずるとしても、開封力を軽微にするまでには至って いない。
【0007】 そこで、本考案の目的は、頂部と、この頂部から下方に垂下するスカート部と 、少なくともこのスカート部に形成されて蓋体を引裂き開封するための引裂線に より画成される引裂帯とを備え、前記引裂帯のスカート部下縁を延在させて引裂 タブを形成し、前記引裂タブの下端部にプラスチック材料からなるリング形状の 引張用部材を設けた易開封性容器蓋において、前記引張用部材をどのような方向 に引っ張ったとしても、引裂タブに切損を生じることなく、むしろ引張用部材の てこ作用が最も有効かつ円滑に働いて引裂タブの引裂きを正確に達成すると共に 、この場合の引裂力すなわち開封力を極めて軽微なものとすることができる易開 封性容器蓋を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る易開封性容器蓋は、頂部と、この頂部から下方に垂下するスカー ト部と、少なくともこのスカート部に形成されて蓋体を引裂き開封するための引 裂線により画成される引裂帯とを備え、前記引裂帯のスカート部下縁を延在させ て引裂タブを形成し、前記引裂タブの下端部にリング形状の引張用部材を設けた 易開封性容器蓋において、 前記引裂タブの下端部にプラスチック材料でリング形状に構成した引張用部材 を接合し、この引張用部材の引裂タブとの接合部分に、前記引張用部材を上方へ 引き上げて前記引裂タブの一部を外側に折曲した際に前記引裂帯のスカート部分 に当接して前記引張用部材にてこ作用を生じる支点を形成するための突起部と、 さらに前記引裂タブの中心部にその外表面に沿って若干突出する突出部とをそれ ぞれ前記引張用部材と一体的に設けることを特徴とする。
【0009】 この場合、前記引張用部材と一体的に設ける突起部は、引裂帯の幅方向に延在 させることができる。
【0010】
【作用】
本考案に係る易開封性容器蓋によれば、引裂タブと引張用部材との接合部に突 起部を設けると共に引裂タブの中心部にその外表面に沿って若干突出する突出部 を設けることにより、引張用部材を上方へ引き上げて前記引裂タブの一部を外側 に折曲した際に、前記突起部が引裂帯のスカート部分に当接して引張用部材にて こ作用を生じ、その引き上げ力を増大させることができると共に、突出部により 引裂タブにてこ作用を生じて引裂帯の引裂開始端部からの引裂きを容易かつ正確 に達成し、容器蓋の開封操作を軽微かつ安全に行うことができる。
【0011】
【実施例】
次に、本考案に係る易開封性容器蓋の実施例につき、添付図面を参照しながら 以下詳細に説明する。
【0012】 図1および図2は、本考案の易開封性容器蓋の一実施例を示すものである。図 1は、びん等の容器に本考案の易開封性容器蓋を取付けた状態を示す要部正面図 であり、図2は図1に示す易開封性容器蓋の開封操作状態を示す要部側面図であ る。
【0013】 そこで、図1および図2において、参照符号10は容器、12はこの容器の口 部に取付けられた容器蓋を示す。容器蓋12は頂部14とスカート部16とから なり、ステンレスもしくはアルミニウム等の金属製薄板材で構成される。この容 器蓋12のスカート部16の一部から頂部14にかけて2本の引裂線18,18 が刻設され、容器蓋12を開封するための引裂帯20が形成される。また、この 引裂帯20が形成されるスカート部16の下端縁は、そのまま下方へ若干延在さ せて引裂タブ22を形成する。そして、この引裂タブ22が形成される引裂帯2 0の引裂開始端部となるスカート部16の下端縁には、前記引裂線18,18に 沿って若干の切込み24,24を設ける。
【0014】 しかるに、本実施例の容器蓋12において、その開封操作を容易にするための 引張用部材26は、プラスチック材料によりリング形状に形成し、これに前記引 裂タブ22の先端部を埋め込みにより一体成形加工して前記引裂タブ22と接合 構成する。この場合、前記リング形状の引張用部材26と引裂タブ22との接合 部分に外方へ突出する突起部28を一体に設ける。なお、この突起部28は、引 裂帯20の幅方向に延在する山形とし、図2に示すように引張用部材26を引き 上げた際にその先端が引裂帯20のスカート部16の上方に当接するように構成 すれば好適である。
【0015】 また、本実施例の容器蓋12においては、前記引張用部材26と引裂タブ22 との接合部分に、前記引裂タブ22の中心部にその外表面に沿って若干突出する 突出部30を前記引張用部材26と一体に設ける。
【0016】 このように構成した本実施例の容器蓋12によれば、これを開封するに際して は、まず引張用部材26を摘まんで直ちに上方へ引き上げると、図2に示すよう に引裂タブ22が屈曲して引張用部材26が垂直状態から水平状態になり、この 時引張用部材26に設けた突起部28の先端が引裂帯20のスカート部16の上 方に当接する。そこで、さらに引張用部材26を上方へ引き上げれば、引張用部 材26においては前記突起部28を支点として、てこ作用が生じて引裂タブ22 を外方(水平方向)へ強力に引っ張る作用を及ぼす。これと同時に、引裂タブ2 2においては前記突出部30の先端を支点として、てこ作用が生じて引裂帯20 の引裂開始端部に対してこれを外方へ強力に引っ張る作用を及ぼす。この結果、 前記引張用部材26は比較的軽微な力によってこれを上方へ引き上げることがで きると共に、引裂タブ22による引裂帯20の正確かつ安全な切裂きを達成する ことができる。
【0017】 以上、本考案の好適な実施例につき説明したが、本考案は前述した実施例に限 定されることなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の改良変更を なし得ることは勿論である。
【0018】 例えば、前述の実施例においては、2本の引裂線18,18が容器蓋12の頂 部14まで延在するよう構成したものを説明したが、これに限定されることなく 引裂線18,18をスカート部分にのみ設けた構成からなるものについても本考 案を容易に適用することができる。
【0019】
【考案の効果】
前述した実施例から明らかなように、本考案によれば、引裂タブと引張用部材 との接合部に突起部と突出部を設けることにより、引張用部材を上方へ引き上げ て前記引裂タブの一部を外側に折曲した際に、前記突起部と突出部とがそれぞれ 所定個所に当接し、前者の突起部により引張用部材にてこ作用を生じてその引き 上げ力を増大させることができると共に、後者の突出部により引裂タブにてこ作 用を生じて引裂帯の引裂開始端部からの引裂きを容易にかつ正確に達成し、容器 蓋の開封操作を軽微な力で正確かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る易開封性容器蓋の一実施例を示す
要部正面図。
【図2】図1に示す易開封性容器蓋の開封操作状態を示
す要部側面図。
【符号の説明】
10 容器 12 容器蓋 14 頂部 16 スカート部 18 引裂線 20 引裂帯 22 引裂タブ 24 切込み 26 引張用部材 28 突起部 30 突出部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部と、この頂部から下方に垂下するス
    カート部と、少なくともこのスカート部に形成されて蓋
    体を引裂き開封するための引裂線により画成される引裂
    帯とを備え、前記引裂帯のスカート部下縁を延在させて
    引裂タブを形成し、前記引裂タブの下端部にリング形状
    の引張用部材を設けた易開封性容器蓋において、前記引
    裂タブの下端部にプラスチック材料でリング形状に構成
    した引張用部材を接合し、この引張用部材の引裂タブと
    の接合部分に、前記引張用部材を上方へ引き上げて前記
    引裂タブの一部を外側に折曲した際に前記引裂帯のスカ
    ート部分に当接して前記引張用部材にてこ作用を生じる
    支点を形成するための突起部と、さらに前記引裂タブの
    中心部にその外表面に沿って若干突出する突出部とをそ
    れぞれ前記引張用部材と一体的に設けることを特徴とす
    る易開封性容器蓋。
  2. 【請求項2】 引張用部材と一体的に設ける突起部は、
    引裂帯の幅方向に延在させてなる請求項1記載の易開封
    性容器蓋。
JP1991016396U 1991-03-20 1991-03-20 易開封性容器蓋 Expired - Lifetime JP2547330Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4990550U (ja) * 1972-11-22 1974-08-06
JPS55166759U (ja) * 1979-05-18 1980-12-01
JPH02144553U (ja) * 1989-05-12 1990-12-07

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