JPH04111335U - マツサージ用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マッサージ効果と、セラミック球の遠赤外線
物理療法効果との相乗作用が得られて、健康と美容に有
効なマッサージ用具を提供する。 【構成】 柄付ローラーのローラー外周に、例えば硫紋
岩（通称、麦飯石）を原料とした、多数のセラミック球
を網布により包被して配設し、入浴時に湯に漬ける等に
より加温して顔面等をマッサージするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は健康と美容効果が得られるマッサージ用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来からマッサージ用具には大別して動力によるものと、無動力のものとがあ るが、本考案に属する無動力手持ち式のものとしては単なるブラシから突起を持 った器具やベルト状のもの等多種多様のものが広く使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記した従来の無動力手持ち式マッサージ用具は、皮膚を擦るまたは圧迫する ことにより皮膚および筋肉を刺激して血行を良くし代謝を促進するものであった が、著しい効果が現れ難いことから永続的に使用されるのは稀であって、遂には 捨てられる運命となることが多いのが実情であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、柄付ローラーのローラー外周に、例えば硫紋岩（通称、麦飯石） を原料とした、多数のセラミック球を網布により包被して配設してなる、マッサ ージ用具である。

【０００５】

【実施例】

以下この考案を、図面に示す実施例に基づいて詳細説明する。 図１、図２は本考案マッサージ用具の１実施例を示す側面と、一部を切り欠い だ正面を示しており、（１）はローラーでプラスチック製にして外周に羽毛状の 柔軟材（２）が巻付けてあって、同じくプラスチック製の柄（３）の先端に横設 した軸（４）に回転自在に支持されている。

【０００６】 （５）はセラミック球で、材料は火山岩の一種である流紋岩（通称、麦飯石） を粉末にしたものを水で練って１０ｍｍ程度の球状に成形して焼成したものを使 用するが、原料はこれに限ることなく無機質の他の原料によるものであってもよ い。

【０００７】 このセラミック球（５）を、綿糸で編んだ網布（６）の上に一列に６個並べた ものを平行に９列配置して、その上に同じ網布を覆って上下の網布をセラミック 球（５）列の周りで縫い合わせたものを、ローラー（１）の外周の柔軟材（２） に圧着状態に巻き付けたものである。

【０００８】 本案マッサージ用具は、柄（３）を持ってローラー（１）を顔面等にあてて転 動すれば、ローラー（１）の外周に配設したセラミック球（５）が皮膚をマッサ ージする。

【０００９】 このマッサージ用具を入浴時に温湯に浸す等して加温して使用すると、セラミ ック球（５）が遠赤外線を発し、この遠赤外線は物質によく吸収される性質があ って、皮膚下の筋肉まで透過してそのまま熱エネルギーに変換されることにより 皮膚下が温度上昇して毛細血管が拡張し、血液循環が良くなって老廃物の交換が 促進されるとともに、細胞の栄養供給が改善されるといった作用が生じる。

【００１０】 なお、上記したセラミック球の大きさと数及び配列は、これに限定されること なく自由である。

【００１１】

【考案の効果】

このマッサージ用具を使用すると、セラミック球が皮膚をマッサージするとと もに、湯に浸す等して加温して使用すると、セラミック球が遠赤外線を発して皮 膚下に透過し熱エネルギーに変換されることによる、遠赤外線物理療法効果が得 られ、この遠赤外線物理療法効果とマッサージ効果とが相乗作用して皮膚が健康 になるとともに美容効果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案品の１実施例を示す側面図である。

【図２】図１をＡ矢印の方向に見た一部切断正面図であ
る。

【符号の説明】

１ ローラー ３ 柄 ５ セラミック球 ６ 網布

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 柄付ローラーのローラー外周に、多数の
   セラミック球を網布により包被して配設したことを特徴
   とする、マッサージ用具。
2. 【請求項２】 上記セラミック球を、硫紋岩（通称、麦
   飯石）を原料としたものとする、請求項１のマッサージ
   用具。