JPH04110312A - 新規アニオン交換ポリマー - Google Patents

新規アニオン交換ポリマー

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JPH04110312A
JPH04110312A JP2410465A JP41046590A JPH04110312A JP H04110312 A JPH04110312 A JP H04110312A JP 2410465 A JP2410465 A JP 2410465A JP 41046590 A JP41046590 A JP 41046590A JP H04110312 A JPH04110312 A JP H04110312A
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JP
Japan
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formula
polymer
alkyl
mol
polymer according
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JP2410465A
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English (en)
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Deirdre Mary Bernadette Hickey
デイルドレ・メアリー・バーナデット・ヒッキイ
David Gwyn Cooper
デイビッド・グウィン・クーパー
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GSK PLC
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GlaxoSmithKline PLC
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Publication date
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10Esters
    • C08F220/34Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/74Synthetic polymeric materials
    • A61K31/765Polymers containing oxygen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/74Synthetic polymeric materials
    • A61K31/785Polymers containing nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は新規なアニオン交換ポリマー それらの製造方
法、それらを含有する医薬組成物およびヒトの血漿中コ
レステロール濃度の低下におけるそれらの使用に関する
。 [0002】
【従来の技術および課題1 冠状動脈性心臓病(Coronary  Heart 
 Disease)  (CHD)は、現代社会の最も
深刻な健康問題の1つである。世界的な疫学的研究は、
CHDの出現率が多くの独立した危険因子、特に、例え
ば、高濃度の血清中コレステロール(高コレステロール
血症)に関連していることを示している。かかる有害因
子は、アテローム性動脈硬化症を、最終的に重症の場合
には、間欠性跋行、脳血管性不全、5血栓症および心拍
停止を伴う。 [0003] イオン交換ポリマーを金属イオン封鎖剤(seques
tering  agent)として用い、腸管におけ
る胆汁酸および塩と結合させて複合体を形成させること
ができ、ついで排泄物中に排泄されることが知られてい
る。この金属イオン封鎖作用(sequester i
 ng )は、腸肝循環を介して肝臓に戻る胆汁酸の量
の減少をもならず。肝コレステロールからの置換胆汁酸
合成は肝コレステロールを枯渇させ、肝LD L受容体
を調節し、その結果、血漿中コレステロール濃度が減少
する。かかる金属イオン封鎖ポリマーは高コレステロー
ル血症の治療に有用であるとして認識されており、今日
、胆汁酸金属イオン封鎖剤で血清中コレステロールを減
少させることが、冠状動脈性心臓病の出現に対して有効
な予防効果を有することが証明されている。 [0004] 一般に、腸管の胆汁酸と結合することによってヒトの血
清中コレステロール濃度を低下させるのに用いられる1
つの特別薬剤が、コレスチルアミン(ch○lesty
ramine)である。コレスチルアミンは、ポリマー
骨格に結合したイオン化トリメチルアンモニウム基を有
する架橋したアニオン交換ポリスチレンポリマーである
。しかしながら、この薬剤の使用は多くの好ましくない
副作用を伴う、例えば、該薬剤は不快な味であり、高用
量服用しなければならず、ある場合には、鼓膜、便秘お
よび他の腸副作用を引き起こす。さらに、胆汁酸に結合
するその能力は、使用に必要な樹脂量(36g/人/日
まで)では不十分である。 [0005] 加えて、金属イオン封鎖剤とじ−で、他のポリマーが当
該分野において開示されており、特に米国特許第378
7474号は、メチルビスアクリルアミドまたはエチレ
ングリコールビスメタクリレートで架橋した、式:%式
% [式中、Rはメチルまたはエチル、R1は水素またはメ
チル、およびAは、例え3   4   、、  3 
              4ば、CO(CH2)2
N(R)2RX1−一でRはメチルまたはエチル、Rは
水素、メチルまたはエチル、XはCI   Br   
I−またはCH3S03−を意味する] で示されるアクリルモノマーから誘導されるポリマーの
使用を開示し;米国特許第4393145号は、また、
ジビニルベンゼン(10〜12%)を介して架橋したア
クリルモノマーから誘導されるポリマーを開示し: 5
E7906129は10〜12%のジビニル架橋モノマ
ーによって架橋したアクリルポリマーを開示している。 しかしながら、これら開示にもかかわらず、かがるアク
リルポリマーはヒト用に利用されておらず、通常用いら
れる薬剤に付随する欠点を有かない効果的な胆汁酸金属
イオン封鎖剤に対する要求がなお残っている。 [0006] 【課題を解決するための手段】 したがって、本発明は、第1の態様において、式(■)
【化4】 (I) [式中、a、 bおよびCは、 ポリマー中に存在する単位の相対モルパーセントを示し
、 aは約25〜約99.5モル%であり、bは約0.5〜
約8モル%であり; Xは架橋単位;Xlはコモノマー単位;Rは水素または
炭素数1〜4のアルキル;R1は炭素数1〜20のアル
キルまたは炭素数1〜20のアラルキル;nは1〜20
:pはポリマーの重合度を示す数:およびY−は生理学
上許容される対イオンを意味する] で示される架橋ポリマーを提供する。 [0007] 適当には、aは約25〜約99.5モル%であり、好ま
しくは約60〜約99゜5モル%である。 [0008] 適当には、bは約0.5〜約8モル%であり、好ましく
は約0.5〜約5.0モル%である。 [0009] 適当には、Xは架橋単位、すなわち、ポリマー銀量にラ
ンダムな架橋配置を提供する単位である。 [00101 好ましいかかる単位は、例えば、ジビニルベンゼン、式
(i)
【化5】 (i) [式中、 mは2〜6、 Zは1〜4およびbは該ポリマーの約O65〜約8モル
%からなる] で示されるアルキレングリコールビスメタクリレート、
および式(j ]
【化6】 (xi) で示されるトリスメタクリレートを包含する。 [0011] 適当には、 2は1〜4で、 好ましくは、 2は1である。 適当には、 mは2〜6 で、 好ましくはmは2である。 [0012] 適当には、Xはコモノマー単位である。好ましくは、X
lはスチレン、式(iii):
【化7】 (iii) [式中、 RおよびCは式(I) と同じ、 R2は炭素数1〜20のアルキルを意味する] で示されるアルキルアルキレート、または式(iv):
【化8】 (iv:: 「式中、Cは式(I)と同じ、R2は式(i i i)
と同じ]で示されるアルキルスチレンである。かがるコ
モノマーにおいて、基Rは、好ましくはメチルで、R2
は、好ましくは炭素数6〜12の′アルキルである。 [0013] 適当には、R1は炭素数」〜20のアルキルまたは炭素
数1〜20のアラルキルで、好まI〜くは炭素数1〜2
0のアルキル、最も好ましくは炭素数」〜12のアルキ
ルである。 [0014] 適当には、nは1〜20で、好ましくは、nは1〜10
で、最も好ましくはnは1〜6である。 [0015] pはポリマーの重合度を示す数である。三次元架橋のノ
とめ、pについての正確な数値はわからない力板いずれ
にしても、1000以上である。 [0016] 適当には、Yは、ビカルホ゛ネート、カルボ゛ネート、
ホルメート、アセテートスルホネート、プロピオネート
、マロネート、スクシネート、マレート、タルトレート
、シトレート、マレエート、フマレート、アスコルベー
トサルフェート、ホスフェート、ハライドまたはグルク
ロネートのような生理学的に許容される対イオン、また
はアスパラギン酸またはグルタミン酸のようなアミノ酸
の陰イオンである。好ましくは、Yはサルフェート、ホ
スフェートまたはハライドイオンであり、さらに好まし
くはハライドイオン、特にクロリドイオンである。 [0017] 本明細書中で用いる炭素数1〜4のアルキルおよび炭素
数1〜20のアルキル基は、直鎖および分岐鎖状アルキ
ル基の両方を包含するものとする。 [0018] 本発明のポリマーは、また、その全交換容量、すなわち
、対イオンの各々が胆汁酸と交換されたとした場合の該
樹脂の理論的最大容量により特徴付けられる。 本願明細書において、全交換容量は、ポリマーの乾燥重
量1g当たりの対イオンのミリグラム当量数により定義
される。 [0019] 適当な全交換容量は、例えば、対イオンY−が塩素のよ
うなハライドである場合、樹脂1g当たり約1.5〜約
5.0ミリグラム当量CI の範囲にある。この範囲内
において、2および3ミリグラム当量C1/gポリマー
の間の全交換容量を有するポリマーが好ましい。 [0020] 本明細書にて用いる「胆汁酸」なる語は、胆汁酸、胆汁
酸塩およびその結合を包含するように解釈されることを
留意すべきである。 [0021] 本発明のポリマーは、当該分野における公知方法に類似
する方法により製造することができる。したがって、本
発明は、さらなる態様において、式(II):
【化9】 (エエ) [式中、 凱 R,X。 Xlおよびnは式(I) と同じ] で示されるポリマーを、式: RlL [式中、R1は式(I)と同じ、Lは脱離基を意味する
]で示される化合物でアルキル化することからなる、式
(1)のポリマーの製造方法を提供する。 [0022] 適当な脱離基りは当業者にとっては明らかであり、例え
ば、ハロゲン、好ましくは臭素、およびp−トルエンス
ルホン酸またはメタンスルホン酸のようなスルホン酸を
包含する。 [0023] 式(II)のポリマーと式: RlLの化合物の間の反
応は、適当な溶媒中、室温および使用溶媒の還流温度の
間の温度にて実施することができる。適当な溶媒は、例
えば、メタノールのような炭素数1〜4のアルカノール
、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ニトロ
メタンまたはスルホランを包含する。好ましくは、該反
応を、ジメチルホルムアミドまたはスルホラン中、約6
0℃と80℃の間の温度にて24時間までの期間または
反応が完了するまで実施する。 [0024] 式(II)の中間体ポリマーは、当業者に公知な方法に
よって、容易に入手しうる物質から製造することができ
る。例えば、Xが式(i)の架橋単位であり、ここで2
が1でmが2であり、Rがメチルである式(工、I)の
ポリマーは、ポリビニルアルコールを含有する水性懸濁
液中、開始剤の存在下、高温にて適当なピリジルアルキ
ルメタクリレート、エチレングリコールビスメタクリレ
−1・、および、所望により、例えば、炭素数1−〜2
0のアルキルアルカクリレート(alkacrylat
e)  (を終ポリマーにおいて、コモノマー単位X1
が望ましい場合)との反応により製造することできる。 適当な開始剤は、当業者にとって明らかであり、例えば
、アゾビスイソブチロニトリルまたは過酸化ベンゾイル
を包含する[0025] 出発モノマーは当業者に明らかな方法により製造するこ
とができる。例えば、ピリジルアルキルメタクリレート
は、”t−ブチルメチルエーテルのような適当な溶媒中
、対応するピリジルアルカノールおよび無水メタクリル
酸を反応させることにより製造することができる。 ![0026] 式(I)のポリマーは、in  vitro  実、験
において胆汁酸と結合することが判明した。前記のよう
に、このようにして腸管から胆汁酸を除去することが、
血清中のコレステロール濃度を低下させ、さらにアテロ
ーム性動脈硬化症およびその依存性臨床症状からの保護
に対して有用な効能を有することが認められる。したが
って、本発明は、さらなる態様において、治療剤として
用いる、特にヒトを包含する哺乳動物における血清中コ
レステロール濃度を低下させる式(I)のポリマーを提
供する。加えて、武(I)のポリマーは、アテローム性
動脈硬化症およびその後遺症に対する保護において、お
よび、例えば、かゆみ症および下痢の治療において有用
であると思われる。 [0027] 治療剤として用いる場合、式(I)のポリマーは、一般
に、医薬組成物として投与される。 [0028] したがって、さらなる態様において、本発明は、式(I
)のポリマーと、医薬上許容される担体とを組み合わせ
てなる医薬組成物を提供する。 [0029] 本発明の組成物は、製薬分野における当業者によく知ら
れた技法により製造することができる。 [0030] 該ポリマーは、該ポリマーと物理的かつ化学的に相溶性
であり、非毒性であって有害な副作用はないカミ投与形
にて適当な特性を付与する1以上の通常の医薬賦形剤と
の混合処方として投与することが好ましい。 [0031] 一般に、液体処方の場合、水内体または水性の希釈した
エタノール、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コールまたはグリセロールまたはソルビトール溶液のよ
うな水性の医薬上許容される担体が好ましいムかかる処
方はまた、防腐剤、およびシュークロース、フルクトー
ス、転化糖、ココア、クエン酸、アスコルビン酸、果汁
等のフレーバ剤および甘味剤を有していてもよい。一般
に、食用油または脂肪ベースの担体は、該ポリマーを用
いて緩和しようとする症状に寄与するため、回避するか
または最外限とずべきである。それらはまt:、長期間
接触している間にポリマーに吸収されるため、投与後、
胆汁酸を吸収するポリマーの容量を減少させることとな
る。 [0032] 該ポリマーはまた、投与前に希釈する「濃縮物」として
、および直接的経口投与に適した処方として製造するこ
とができる。それらは、例えば、該ポリマーを水、飲物
または食物に分散させることにより、例えば、水または
他の飲物との混合に適した顆粒投与形(granule
  presentation)にて比較的継続したベ
ースで任意に経]口投与し、味のよい飲物懸濁液を提供
することができる。
【0033】 好ましくは、該ポリマーは、錠剤形または固形粒子ポリ
マーまたは適当な沈澱防止剤を含有する固形ポリマーの
非水性懸濁液を有するゼラチンカプセルにて投与される
。かかる処方用の適当な賦形剤は当業者にとって明らか
であり、例えば、錠剤およびカプセルの場合、ラクトー
ス、微結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ポ
ビドン、ナトリウム澱粉、グリコレートおよび澱粉を包
含し、カプセルにおける懸濁液の場合、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコールおよびコロイド状二酸
化ケイ素を包含する。要すれば、さらに所望により、こ
れら投与形は、適当なフレーバー剤を含有していてもよ
い。また、適当なフレーバー剤および同様の試薬を配合
した咀しやく錠または顆粒投与形を用いてもよい。 [0034] 好ましくは、該ポリマーは単位投与形にて投与され、各
投与単位は、好ましくは、0.5g〜1.5gのポリマ
ーを含有する。 [0035] 成人患者に対する1日の投与レジンは、例えば、−日の
合計経口用量を1gと10gの間、好まI〜くは1〜5
gとし、該化合物を一田こ1〜4回投与1〜でもよい。 適当には、該化合物を、所望の血清中コレステロール濃
度の減少を得るに十分な1ケ月以上の継続治療の期間投
与する。 [0036] 加えて、本発明のポリマーは、HMGCoAレダクター
ゼ抑制剤のようなさらに活性な成分および他の低コレス
テロール血症剤ならびに心臓血管障害の治療用の他の薬
剤と共同して(同時にまたは連続して)投与することが
できる。 [0037] 以下のデータおよび実施例は、本発明のポリマーの特性
および製造例を示す。 温度は摂氏度にて記録する。アンモニウム置換ポリマー
の交換容量は、元素分析および/またはクロリドイオン
の電位差滴定により測定した。記載されている数値は、
乾燥樹脂重量1g当たりの交換可能なりロリドイオンの
ミリグラム当量を示し、付与される%架橋値は、重合段
階にて用いる出発モノマーの割合に基づく[0038]
【実施例】
つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。 実施例1 (a)t−ブチルメチルエーテル(750ml)中、3
−(3−ピリジル)プロパン−1−オール(75g)お
よび無水メタクリル酸(177g)の溶液を、室温にて
72時間放置した。ついで、該溶液を水中に注ぎ、有機
相を飽和炭酸ナトリウム水溶液(5X、200m l 
)、10%水酸化ナトリウム水溶液(8X200 m 
l )で洗浄した。ついで、該有機溶液を硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、減圧下にて蒸発乾固し、油として3−
(3−ピリジル)プロプ−1−イルメタクリレート (
65g)を得た。 [0039] 3−(3−ピリジル)プロピルメタクリレート(49,
5g)、エチレングリコールビスメタクリレート(0,
5g) 、アゾビスイソブチロニトリル(1,0g)を
混合し、蒸留水(500ml)中、ポリビニルアルコー
ル(分子量125000)(Ig)の溶液に加えた。つ
いで、該混合物を、モノマーが懸濁状態を維持するよう
な速度にて、窒素雰囲気下、80℃にて撹拌した。7時
間後、該混合物を蒸留水に注いだ。形成した樹脂を、冷
および熱水でデカントすることにより洗浄し、濾過し、
水、アセトンおよびエーテルで洗浄した。減圧下にて乾
燥L、4.8ミリグラム当量N/gを有する約1%w/
w(:1.04モル%)架橋メタクリレートコポリマー
ビーズ(42,89g)を得た。 [0040] (b)前記の約1.04モル%架橋メタクリレ−I・コ
ポリマー(8,0g)を、テトラメチレンスルホン(1
00ml)に懸濁させ、ヨウ化メチル(7rnl)を加
え、反応物を60℃にて20時間加熱した。4時間の時
点で、さらにヨウ化メチ・ル(7rnl)を加えた。ポ
リマーを濾過し、メタノールで洗浄し、フラクションく
38μMを捨てた。2N水酸化ナトリウム(200rn
l)および水(500rn l )を該ポリマーを通し
て速やかに吸引することによりアニオン交換を終えた。 ライで、該ポリマーを水性2N塩酸:メタノール(25
0m l : 250rnl)中にて撹拌し、−夜装置
した。該ポリマーを濾過し、水性2N塩酸、水、メタノ
ールおよびエーテルで洗浄1〜、最終的に真空下にて乾
燥して架橋した3−(N−メチル−3−ピリジニオ)プ
ロピルメタクリレートクロリドコポリマー(7,83g
、3.15ミリグラム当量CI/g)を得た。 [0041] 実施例2 前記の約1.04モル%架橋の3−(3−ピリジル)プ
ロピルメタクリレートコポリマー(実施例1)(6,0
g)をテトラメチレンスルホン(80ml)に懸濁させ
、1−ブロモオクタン(15g)を加え、該反応物を6
0℃にて20時間加熱した。該ポリマーを濾過し、メタ
ノールで洗浄し、フラクション<38μMを捨てた。実
施例1 (b)のようにアニオン交換を完了し、架橋し
た3−(N−オクチル−3−ピリジニオ)プロピルメタ
クリレートクロリドコポリマー(8,5g、交換容量2
.50ミリグラム当量CI/g)を得た。 [0042] 実施例3 前記の約1.04モル%架橋の3−(3−ピリジル)プ
ロピルメタクリレートコポリマー(実施例1  (a)
)(6,0g)針チートラ、メチレンスルホン(8,0
rn■)に懸濁させ、1−ヨードドデカン(26g)を
加え、該反応物を60℃にて20時間加熱した。該ポリ
マーを濾過し、メタノールで洗浄し、フラクションく3
8μMを捨てた。実施例1(b)のようにアニオン交換
を完了し、架橋した3(N−ドデシル−3−ピリジニオ
)プロピルメタクリレートクロリドコポリマー(9,0
3g、交換容量2.02ミリグラム当量CI  /g)
を得た。 [0043] 実施例A 咀しやく錠組成物は、以下の配合から製造することがで
きる:mg/錠剤 式(I)の化合物            125〇二
酸化ケイ素                 15微
結晶セルロース             2.80ソ
ルビトール               445ラク
トース                 450甘味
剤                     5ペパ
ーミント                30ステア
リン酸マグネシウム          25500m
g [0044] 実施例B 復元または食品との混合用の食品添加組成物、例えば、
サツシュを、式(I)の粉末処方化合物(250mg)
 、カルボキシメチルセルロースナトリウム(50mg
)、シュークu−ス(2400mg)およびフレーバー
剤(50mg)に配合することにより製造する。 [0045] データ in  vitro  解離検定 以下の検定は、本発明のポリマーの胆汁酸に対する親和
力測定、はぼ飽和した濃度5mM(t=0)でのGC結
合量に基づくグリココレート(GC)、およびこの胆汁
酸が多量の緩衝液に解離する速度評価を提供する。結果
は、GC結合の初期量(t=0)および2分後に緩衝液
中に残存する量(t=2分)と1−で得られ、これらの
数値から、%解離、すなわち、2分後、該ポリマーから
解離1−だ結合GCの割合を得ることができる。%解離
が低ければ低いほど、該ポリマーは、in  vivo
にて胆汁酸を抽出するのにより効果的であると考えるこ
とができる。 [0046] 方法 試験化合物(150mg)を、クレーブス緩衝液(Kr
ebs’ buffer)中、5rnMグリココール酸
ナトリウム(30rnl)で平衡にした。該化合物を遠
心分離により分離し、用いた全胆汁酸から上澄液におけ
る量を減じることによって全結合量を測定した。解離は
、該化合物をクレーブス緩衝液中に再度懸濁させ、振盪
し、該混合物を20分までに数回にわたりフィルターを
介してサンプリングすることにより測定1−な。放射能
活性およびそれにより解離した胆汁酸を濾液中にて測定
した。 [0047] 結果 以下の%解離値が得られた:

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式( I ): 【化1】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、a、bおよびcは、ポリマー中に存在する単位
    の相対モルパーセントを示し、aは約25〜約99.5
    モル%であり、bは約0.5〜約8モル%であり;Xは
    架橋単位;X^1はコモノマー単位;Rは水素または炭
    素数1〜4のアルキル;R^1は炭素数1〜20のアル
    キルまたは炭素数1〜20のアラルキル;nは1〜20
    ;pはポリマーの重合度を示す数;およびY^−は生理
    学上許容される対イオンを意味する] で示されるポリマー。
  2. 【請求項2】bが、式(i): 【化2】 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、mは2〜6およびzは1〜4を意味する]で示
    される架橋単位である請求項1記載のポリマー。
  3. 【請求項3】zが1およびmが2である請求項2記載の
    ポリマー。
  4. 【請求項4】治療剤として用いる請求項1〜請求項3記
    載のいずれか1つのポリマー。
  5. 【請求項5】血清中コレステロール濃度を低下させるの
    に用いる請求項1〜請求項3記載のいずれか1つのポリ
    マー。
  6. 【請求項6】請求項1記載のポリマーと、医薬上許容さ
    れる担体を組み合わせることを特徴とする医薬担体。
  7. 【請求項7】式(II): 【化3】 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、a、b、c、p、R、X、X^1およびnは式
    ( I )と同じ]で示されるポリマーを、式:R^1L [式中、R^1は式( I )と同じであり、Lは脱離基
    を意味する]で示される化合物を用いてアルキル化する
    ことを特徴とする請求項1記載のポリマーの製造方法。
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