JPH0410773Y2 - - Google Patents

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JPH0410773Y2
JPH0410773Y2 JP1985065882U JP6588285U JPH0410773Y2 JP H0410773 Y2 JPH0410773 Y2 JP H0410773Y2 JP 1985065882 U JP1985065882 U JP 1985065882U JP 6588285 U JP6588285 U JP 6588285U JP H0410773 Y2 JPH0410773 Y2 JP H0410773Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、実験動物飼育用自動給水器における
漏水検知装置に関するもので、給水器の故障によ
りケージ内に飼育されている実験動物が溺死する
のを防止しするために利用される。
(従来技術およびその問題点) 実験動物への給水方法として、各ケージ毎に適
量の水の入つた給水瓶を配置する方法が以前から
行われているが、近年においては自動給水弁(例
えば実公昭50−27483号公報、実公昭57−20929号
公報)を用いた自動給水がよく行われている。こ
れを本考案の実施例の第1図を借用して説明する
と、水の供給源である母管1に自動給水器用の管
路2が接続されており、この管路2の途中には電
磁開閉弁3及び滴下容器4が接続され、その下流
には開閉弁5を経て多数の分岐管路6……が接続
されている。分岐管路6は、飼育棚7上に配置さ
れた多数のケージ8……の中へ金鋼のふた8a…
…を通して導入され、その各末端部には自動給水
弁9……が装着されている。各ケージ8内にはマ
ウスやラツト等の動物が入つており、これらの動
物は適宜に自動給水弁9から水を飲むようになつ
ている。滴下容器4内にはある程度の水が溜つて
おり、動物が水を飲むことによつて減つた分だけ
水が水滴Dとなつて落下し補給が行われるように
なつている。
ところがこの自動給水器においては、自動給水
弁9の故障や分岐管路6の破損により漏水が起こ
つた場合に、動物の飲水量以上の水があふれ出て
ケージ8内が満水になり、動物が溺死するという
事故が発生している。このような事故を防ぐため
には、各ケージ8毎に水位検知器を設けて警報を
出すようにすることが考えられるが、これではケ
ージ8の数だけ水位検知器が必要であるから設備
費が非常に高くついてしまう。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、自動給水器の故障等によつて漏水が
起こつた場合に、その漏水を検知して動物の溺死
事故を未然に防止することを目的としたもので、
そのための技術的手段は、容器4の周辺に設けら
れて水滴Dの有無を検知する水滴センサー12
と、該水滴センサー12の出力信号S1により作
動する検知部13とからなり、該検知部13は、
上記水滴センサー12のパルス状の出力信号S1
をカウントし、そのカウント値が繰り返しリセツ
トされる一定周期T1内で所定のプリセツト値と
一致したときに、信号S2を出力する第1カウン
タ15と、該第1カウンタ15からの信号S2を
カウントし、そのカウント値が一定の繰り返し頻
度を越えたときに信号S3を出力する第2カウン
タ18と、前記水滴センサー12の出力信号S1
が一定の時間T3以上オンとなつたときに信号S
4を出力するタイマ部20と、該タイマ部20ま
たは前記第2カウンタ18の出力信号S3または
S4により作動して警報信号を出力する出力部1
9とを有してなる構成を採用するものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説
明する。
第1図において、自動給水器そのものの説明は
既に行つたので漏水検知装置についてのみ説明す
ると、滴下容器4の胴部ケース4aは透明材料よ
りなり、その周囲には内部で落下する水滴Dが検
知できるように投光器10及び受光器11からな
る水滴センサー12が配置されている。したがつ
て受光器11からは、水滴Dがない場合はオフの
信号が出力され、投光器10の光線が水滴Dによ
つて遮られるごとにオンとなるパルス状の信号が
出力され、また、水滴Dが水滴ではなく連続した
水流となつた場合にはその間中オンとなる信号が
出力されることとなつている。検知部13は受光
器11の出力信号から漏水状態であるか否かを検
知し、漏水状態である場合には電磁開閉弁3を閉
じるとともに警報ランプ14を点灯し、また図示
しないブザーを鳴らすようになつている。
第2図は検知部13の一例をブロツク図で示す
もので、これの動作を第3図ないし第5図に示す
信号状態図をも参照して説明する。受光器11か
らの信号S1は、水滴の落下の繰り返し頻度に応
じた周期を有するパルス状の信号であつて、この
信号S1は第1カウンタ15によりカウントされ
るが、この第1カウンタ15はカウント値がプリ
セツト部16において設定されたプリセツト値
(実施例では6)になれば信号S2を出力すると
ともに、カウント値は、リセツト部17からのリ
セツト信号R1により一定の周期T1ごとに零に
リセツトされるようになつている。つまり第1カ
ウンタ15は、受光器1からの信号S1の繰り返
し頻度を一定の周期T1でチエツクするもので、
一定の頻度を越えたときに信号S2がオンになる
のである。
第2カウンタ18は、第1カウンタ15からの
信号S2をカウントし、カウント値が一定の値
(実施例では4)になれば信号S3を出力すると
ともに、カウント値は、リセツト信号R2により
一定の周期T2ごとに零にリセツトされるように
なつている。この周期T2が前述の周期T1の4
倍になつており、したがつて第1カウンタ15か
らの信号S2が連続して4回続いた場合にのみ第
2カウンタ18の信号S3がオンになるのであ
る。つまり。第2カウンタ18は、受光器11か
らの信号S1の繰り返し頻度が一定以上になり、
第1カウンタ15の出力信号S2がオンになつて
も、その状態がしばらく続いた場合にのみ第2カ
ウンタ18の出力信号S3がオンになり、これに
よつて、給水始動時や給水源の原因による一時的
な水滴の乱れなどに起因する誤動作を防止してい
るのである。第2カウンタ18の信号S3が出力
されると、出力部19はこの信号を保持するとと
もに、電磁開閉弁3を閉じ警報ランプ14を点灯
する。
ところで、水滴Dの頻度が著しく大きくなる
と、やがて水滴ではなく連続した水流となつてし
まう。この状態では、受光器11の出力信号S1
はパルス状とはならず、常時オンの状態となつて
しまう。したがつてこのような状態を検知するた
めにタイマ部20が設けられており、第5図で示
すように受光器11からの信号S1がオンになり
その状態が一定の時間T3続いたときにタイマ部
20の出力信号S4がオンになり、前述の第2カ
ウンタ18の出力信号S3と同様に出力部19に
入力されて処理される。
また、出力部19において電磁開閉弁3が閉じ
られてその状態が長時間続くと、各ケージ8には
水が供給されず、そのために全ての動物が死んで
しまうことにもなるので、そのとうな場合に出力
部19は一定の周期で電磁開閉弁3を一定時間だ
け開くようになつている。また必要に応じて、出
力部19からは制御用の警報信号が出力され、遠
方に知らせたり他の適当な処理が行われるように
することができる。
上述の実施例によると、分岐管路6の末端部で
漏水が起こつた場合に、水滴Dの落下する頻度が
一定以上なることにより、また水滴Dが連続した
水流となることによつてこれを水滴センサー12
で検知し、検知部13において警報信号が出力さ
れ、電磁開閉弁3が閉じられるので、漏水による
動物の溺死事故を未然に防止することができる。
また、分岐管路6以外の箇所で漏水が起こつた場
合においては、検知部13からの警報信号によつ
て作業者がこれに気づき、破損箇所等を修理する
ことができるので、各ケージ8に水が供給されな
いことによる損害を未然に防止することができ
る。
上述の実施例においては、水滴センサー12と
して透過型の投光器10及び受光器11を用いた
が、反射型のものや光フアイバーを用いたもので
もよく、または光方式でなく誘電方式や超音波方
式の水滴センサーでもよい。このような水滴セン
サーを滴下容器4の内部に装着することも可能で
ある。検知部13は上述の実施例の他に種々の構
成とすることができる。例えば、水滴センサーの
出力信号を一定数までカウントするのに要する時
間を計時したり、または水滴センサーのパルスと
パルスとの間の時間を直接的に計時することも可
能である。また、検知部13の警報信号によつて
電磁開閉弁3を閉じるのではなく、作業者に警報
を与えるだけでもよい。
(考案の効果) 本考案によると、給水用の管路から漏水が生じ、
その管路の途中に接続された容器内で水滴の落下
数が異常に増加すると、それを水滴センサーを介
して第1カウンタにより検知して信号を出力する
ようになつている。そしてこの場合、その異常状
態が給水始動時や給水源の原因による一時的な水
滴の乱れなどによる場合もあり得るので、第2カ
ウンタにおいて上記信号をカウントし、そのカウ
ント値が一定の繰り返し頻度を越えたときに、初
めて信号を出力し、警報を発するようにしてお
り、これがため、一時的な水滴の乱れなどに起因
して誤動作する恐れがなく、漏水事故が生じたと
きのみ警報を発することができる。
また上記水滴の落下頻度が著しく大きくなつて
連続した水流となり、その状態が一定時間維持さ
れたときには、タイマ部が作動し、信号を出力し
て警報を発するようになつているため、この場合
にも誤動作することなく漏水事故が生じたときの
み警報を発することができ、動物の溺死を未然に
防止することができる。
更に構成が簡単で、設備費が安くつき、保守点
検も容易である。したがつて、この種自動給水器
の信頼性を一層高めることができ、動物飼育の省
力化が大きく促進されることとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動給水器および漏水検知装置の図、第2図は検
知部のブロツク図、第3図ないし第5図は各部の
信号の状態の一例を示す図である。 D……水滴、2……管路、4……滴下容器(容
器)、6……分岐管路、8……ケージ、12……
水滴センサー、13……検知部、15……第1カ
ウンタ、18……第2カウンタ、19……出力
部、20……タイマ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水用の管路の途中に接続された容器の内部を
    水が水滴となつて落下することにより水の補給が
    行われ、該管路の下流に分岐接続された複数の分
    岐管路によつて各ケージへ給水を行うようにした
    実験動物用自動給水器において、前記容器の周辺
    に設けられて水滴の有無を検知する水滴センサー
    と、該水滴センサーの出力信号により作動する検
    知部とからなり、該検知部は、上記水滴センサー
    のパルス状の出力信号をカウントし、そのカウン
    ト値が繰り返しリセツトされる一定周期内で所定
    のプリセツト値と一致したときに、信号を出力す
    る第1カウンタと、該第1カウンタからの信号を
    カウントし、そのカウント値が一定の繰り返し頻
    度を越えたときに信号を出力する第2カウンタ
    と、前記水滴センサーの出力信号が一定の時間以
    上オンとなつたときに信号を出力するタイマ部
    と、該タイマ部または前記第2カウンタの出力信
    号により作動して警報信号を出力する出力部とを
    有してなる実験動物飼育用自動給水器における漏
    水検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413393A (en) * 1977-07-01 1979-01-31 Hitachi Ltd Ultrasonic flaw locator
JPS5836266U (ja) * 1981-09-01 1983-03-09 片岡物産株式会社 即席コ−ヒ−の包装袋
JPS59228853A (ja) * 1983-06-09 1984-12-22 イプコ・コ−ポレ−シヨン 注入モニタ

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