JPH04106503U - フオークリフトのリフトシリンダ制御弁 - Google Patents

フオークリフトのリフトシリンダ制御弁

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JPH04106503U
JPH04106503U JP1607691U JP1607691U JPH04106503U JP H04106503 U JPH04106503 U JP H04106503U JP 1607691 U JP1607691 U JP 1607691U JP 1607691 U JP1607691 U JP 1607691U JP H04106503 U JPH04106503 U JP H04106503U
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
lift cylinder
pilot
load
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP1607691U
Other languages
English (en)
Inventor
幸夫 内山
完治 青木
一監 大嶋
Original Assignee
三菱重工業株式会社
カヤバ工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフトシリンダCの負荷を降下させるため
に、比例電磁減圧弁11を励磁させたとき、その励磁電
流と負荷の下降速度とにばら付きが発生しない用にす
る。 【構成】 一方のパイロット室5のセンタリング用のス
プリング25のバネ荷重を調整するアジャスウトスクリ
ュー27を設けている。そして、比例電磁減圧弁11の
励磁電流とリフトシリンダCの下降速度とを特定すると
ともに、その対応関係を測定しながらスプリング25の
バネ荷重を調整する。これてによって、部品寸法やスプ
リングのバネ荷重あるいは比例電磁減圧弁11のソレノ
イドの吸引力にばら付きがあっても、リフトシリンダC
の下降速度は常に一定になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フォークリフトのリフトシリンダを制御する制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に示した従来の制御弁は、その弁本体1にスプール2を摺動自在に内装す るとともに、弁本体1の両側のキャップ3、4で形成されるパイロット室5、6 に、スプール2の両端を臨ませている。 上記一方のパイロット室6には一対のバネ受7、8を設け、これらバネ受7、 8間にセンタリング用のスプリング9を介在させて、通常は、スプール2が図示 の中立位置を保つようにしている。 また、弁本体1には一対の比例電磁減圧弁10、11を設けているが、この比 例電磁減圧弁10、11は、その励磁電流に応じてパイロット室5、6のパイロ ット圧を制御するものである。
【0003】 そして、いずれの比例電磁減圧弁10、11も非励磁の状態を保ってスプール 2が図示の中立位置にあると、その中立流路12が開いた状態を保つ。したがっ て、ポンプPからの圧油は、矢印で示すように中立流路12を通って図示してい ないタンクに戻される。
【0004】 さらに、この弁本体1には、メイン通路13とアクチュエータポート14とを 連通したり、あるいは連通を遮断したりするロードチェック弁15を設けている 。このようにしたロードチェック弁には、パイロット室16を設けているが、こ のパイロット室16はオリフィス17を介してアクチュエータポート14と連通 している。また、パイロット室16にはパイロット油路18を連通させている。 このパイロット油路18は、スプール2が図示の中立位置にあるときに閉ざされ 、スプール2が図面左方向に移動したとき、そのスプール2に形成した連通孔1 9、20を介して低圧流路21に連通するようにしている。
【0005】 したがって、スプール2が図示の中立位置にあってパイロット油路18が閉ざ されているとき、リフトシリンダCに負荷が作用していると、その負荷圧はオリ フィス17を介してパイロット室16内にも伝わるので、ロードチェック弁15 が閉じて負荷保持状態を維持する。 この負荷保持の状態から、比例電磁減圧弁11を励磁してスプール2を図面左 方向に移動すると、パイロット油路18が上記のように低圧流路21に連通し、 アクチュエータポート14側の圧油が、オリフィス17→パイロット油路18→ 連通孔19、20を介して低圧流路21に流れるので、このオリフィス17前後 に差圧が発生する。
【0006】 この差圧の作用でロードチェック弁15が開弁するので、リフトシリンダCの 圧力室22内の圧油が、メイン通路13及びスプール2の環状溝23を経由して 低圧流路21に流れるので、リフトシリンダCの負荷が下降することになる。 この時の負荷の下降速度は、環状溝23と低圧流路21とのラップ量によって 決まるが、そのラップ量は結局スプール2の移動量に比例することになる。した がって、比例電磁減圧弁11の励磁電流を制御することによって、負荷の下降速 度を制御できることになる。
【0007】 なお、比例電磁減圧弁10を励磁してスプール2を図面右方向に移動すると、 中立流路12が閉じるとともに、高圧流路24と環状溝23とが連通する。した がって、ポンプPからの圧油は、高圧流路24から環状溝23を経由してメイン 通路13に流入するとともに、ロードチェック弁15を押し開いてアクチュエー タポート14からリフトシリンダCの圧力室22に供給される。圧力室22に圧 油が供給されれば、リフトシリンダCは負荷を上昇させる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようにした従来の制御弁は、スプール2の開度すなわち比例電磁減圧弁 11の励磁電流に応じて負荷の下降速度を制御している。しかし、スプール開度 を決定する部品寸法やスプリング荷重あるいは上記減圧弁11のソレノイドの吸 引力などには製品ごとにおのおののばら付きがあるので、製品ごとに比例電磁減 圧弁11の励磁電流を一定にしても、負荷の下降速度がばら付くという問題があ った。 この考案の目的は、部品寸法やスプリング荷重あるいはソレノイドの吸引力等 にばら付きがあっても、負荷の下降速度を一定に保てるフォークリフトのリフト シリンダ制御弁を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、弁本体に内装したスプールの両端をパイロット室に臨ませるとと もに、パイロット室に設けたセンタリング用のスプリングの作用で、通常はスプ ールが中立位置を保つ構成にする一方、これらパイロット室の圧力を制御する2 つの比例電磁減圧弁を弁本体に組み込み、一方の比例電磁減圧弁を励磁して一方 のパイロット室にパイロット圧を発生させたとき、リフトシリンダの圧力室に圧 油を供給して負荷を上昇させ、他方の比例電磁減圧弁を励磁して他方のパイロッ ト室にパイロット圧を発生させたとき、リフトシリンダの圧力室をタンクに連通 させて負荷を下降させるフォークリフトのリフトシリンダ制御弁を前提にするも のである。
【0010】 上記の制御弁を前提にしつつ、この考案は、両パイロット室にセンタリング用 のスプリングを設けるとともに、一方のパイロット室には、そのスプリングのば ね力を調整するアジャストスクリューを設ける一方、このアジャストスクリュー の一端を外方に突出させた点に特徴を有する。
【0011】
【作用】
この考案は上記のように構成したので、他方の比例電磁減圧弁を励磁すれば、 スプールが、一方のパイロット室のセンタリング用のスプリングに抗して移動し 、その開度が特定される。このスプールの開度に応じてリフトシリンダの負荷の 下降速度が制御されることになる。 もし、比例電磁減圧弁の励磁電流に対して、製品ごとに負荷の下降速度にばら 付きがあるときは、アジャストスクリューを回して一方のパイロット室のセンタ リング用のスプリングのバネ力を調整する。このようにバネ力を調整すれば、比 例電磁減圧弁の励磁電流と負荷の下降速度との相対関係が一定となるよう調整す ることができる。
【0012】
【考案の効果】
この考案のフォークリフトのリフトシリンダ制御弁によれば、比例電磁減圧弁 の励磁電流と負荷の下降速度との相対関係が一定となるよう調整できるので、製 品ごとのリフトシリンダの下降速度のばら付きを吸収でき、安定した品質の製品 を製造できる。 また、このアジャストスクリューの一端を外方に突出させているので、スプリ ングのバネ力調整を外部から簡単にできる。
【0013】
【実施例】
図1に示した実施例は、弁本体1の両側に設けたキャップ3、4にパイロット 室5、6を形成するとともに、このパイロット室5、6にスプール2の両端を臨 ませているもので、この点は従来と同様である。
【0014】 ただし、この実施例では、両パイロット室5、6のそれぞれにセンタリング用 のスプリング25、26を設けるとともに、一方のパイロット室5を構成するキ ャップ3にアジャストスクリュー27を設けた点が従来と相違する。 上記アジャストスクリュー27は、それを回してスプリング25のセット長さ を変化させ、そのバネ荷重を調整できるようにしたものである。そして、このア ジャストスクリュー27の一端は、キャップ3の外方に突出させるとともに、そ の突出部分にロックナット28を螺合している。
【0015】 次にこの実施例の作用を説明する。 この実施例のもとで比例電磁減圧弁11の励磁電流と負荷の下降速度との相対 関係を一致させるためには、先ず最初に、励磁電流と負荷圧力とを特定する。次 に、上記のように特定した電流値で比例電磁減圧弁11を実際に励磁してスプー ル開度を定める。さらに、この時の負荷の下降速度を測定しながら、アジャスト スクリュー27を回してスプリング25のバネ荷重を変化させる。そして、目標 の下降速度に達した時点でアジャストスクリュー27を止めるとともに、そこで ロックナット28を締め付けて、スクリュー27の位置を固定化する。
【0016】 上記のようにリフトシリンダ制御弁の製品ごとに部品寸法やスプリング荷重あ るいはソレノイドの吸引力等にばら付きがあっても、そのばら付きをスプリング 25のバネ荷重の調整で吸収できるので、比例電磁減圧弁11の励磁電流に対し て、リフトシリンダCの下降速度を常に一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の制御弁の断面図である。
【図2】従来の制御弁の断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 スプール 5、6 パイロット室 10、11 比例電磁減圧弁 C リフトシリンダ 22 圧力室 25、26 スプリング 27 アジャストスクリュー
フロントページの続き (72)考案者 青木 完治 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)考案者 大嶋 一監 埼玉県浦和市辻8丁目7番24号 カヤバ工 業株式会社浦和工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に内装したスプールの両端をパイ
    ロット室に臨ませるとともに、パイロット室に設けたス
    プリングの作用で、通常はスプールが中立位置を保つ構
    成にする一方、これらパイロット室の圧力を個別に制御
    する2つの比例電磁減圧弁を弁本体に組み込み、一方の
    比例電磁減圧弁を励磁して一方のパイロット室にパイロ
    ット圧を発生させたとき、リフトシリンダの圧力室に圧
    油を供給して負荷を上昇させ、他方の比例電磁減圧弁を
    励磁して他方のパイロット室にパイロット圧を発生させ
    たとき、リフトシリンダの圧力室を低圧流路に連通させ
    て負荷を下降させるフォークリフトのリフトシリンダ制
    御弁において、上記両パイロット室にセンタリング用の
    スプリングを設けるとともに、一方のパイロット室に
    は、そのスプリングのばね力を調整するアジャストスク
    リューを設ける一方、このアジャストスクリューの一端
    を外方に突出させてなるフォークリフトのリフトシリン
    ダ制御弁。
JP1607691U 1991-02-26 1991-02-26 フオークリフトのリフトシリンダ制御弁 Pending JPH04106503U (ja)

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JPH04106503U true JPH04106503U (ja) 1992-09-14

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ID=31903172

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915295U (ja) * 1972-05-18 1974-02-08
JPS6165902A (ja) * 1984-08-31 1986-04-04 ヴイツカース・システム・エス・アー 油圧分配器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915295U (ja) * 1972-05-18 1974-02-08
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970506