JPH0410549Y2 - - Google Patents

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JPH0410549Y2
JPH0410549Y2 JP10381285U JP10381285U JPH0410549Y2 JP H0410549 Y2 JPH0410549 Y2 JP H0410549Y2 JP 10381285 U JP10381285 U JP 10381285U JP 10381285 U JP10381285 U JP 10381285U JP H0410549 Y2 JPH0410549 Y2 JP H0410549Y2
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duct
furnace
arc furnace
exhaust gas
separated
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、製鋼用アーク炉設備における排ガス
ダクト装置に関するものである。
[従来の技術] 第9図及び第10図を参照して、従来のアーク
炉設備の一例を説明する。
第9図において、符号1で示すものはアーク
炉、2は炉蓋、3は電極であり、このアーク炉1
は、溶解材料としてのスクラツプの投入時、炉蓋
吊上げ装置等の駆動装置4により、炉蓋2及び電
極3を炉本体(図示せず)から外し、これらを軸
5を中心にして矢印イのように旋回させ、炉本体
の側方待機位置に移動させる形式のものである。
図中二点鎖線で炉蓋2などを移動した状態を示
す。
また、このような形式のアーク炉1に隣接し
て、アーク炉1に投入するスクラツプを予熱する
ための予熱装置6が配置されている。予熱装置6
は、アーク炉1の炉本体に隣接して設けられた装
置本体(図示せず)と、装置本体上部の台車7に
載つた予熱槽8とから構成されており、予熱槽8
は、アーク炉1に対して槽中のスクラツプを投入
する際、アーク炉本体上方の空間に台車7に乗つ
て移動される。なお、予熱槽8が移動される際に
は、炉蓋2は待機位置に移動させられるので、炉
本体の上方は開放される。
また、アーク炉1には、溶解中の排ガスを取り
出すための排ガスダクト9が接続されている。こ
の排ガスダクト9の一端は炉蓋2に接続され、他
端は予熱装置6側方に配置された燃焼筒10に接
続されており、ブレークフランジ11で、炉蓋側
ダクト12と固定側ダクト13とに分離されてい
る。
また、固定側ダクト13の先端部は予熱槽8の
移動の際、台車7と干渉する位置にある。このた
め、その干渉部分は固定側ダクト13から切り離
され、そのダクト13aは予熱装置台車7に固定
され、台車7とともに移動するようになつてい
る。なお、台車7が移動しない状態では、この分
離されたダクト13aと元側のダクト13とはフ
ランジ14部分で連通する。
この設備においては、アーク炉1でスクラツプ
を溶解しアーク炉1を傾動させて溶解物を排出し
た後は、炉蓋2及び電極3を旋回移動して炉本体
の上方を開放し、炉本体にスクラツプを投入でき
るようにする。一方、アーク炉1の運転と平行し
て、予熱槽8内では次に溶解させるスクラツプの
予熱を行い、炉本体の上方が開放したら、予熱槽
8を、第10図に示すように、アーク炉本体上方
に張り出したレール15上を走行させて、アーク
炉本体の真上に移動し、予熱槽8内のスクラツプ
をアーク炉本体内に投下する。このとき、アーク
炉排ガスダクト9のうち、炉蓋側ダクト12は炉
蓋2とともに、また分離ダクト13aは台車7と
ともにそれぞれ移動し、固定側ダクト13から離
れる。そして、スクラツプ投入作業が終わつた
ら、予熱槽8を予熱装置本体上に戻し、炉蓋2及
び電極3を炉本体上に戻し、アーク炉の操業に移
る。このとき、ブレークフランジ11によりダク
ト12と13a、及びダクト13aとダクト13
が連通状態となり、排ガスが燃焼筒10に流れる
ようになる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記の設備では、ダクト13aが、
台車7に取り付けられており、また外側に飛び出
しているため、アーク炉1の炉蓋吊上げ装置のア
ーム16や、その周辺の点検作業デツキ17と干
渉するおそれがある。このため、ダクト13aの
大きさを小さくしているが、それでもアーク炉の
点検や電極継ぎ足し作業などの上で不便を来して
いた。
また、台車7についても、ダクト13aの取り
付けや前述の干渉の問題を考慮して、左右対称構
造にすることができず設計状の不都合を強いられ
ていた。
また、ダクト13aとダクト13はフランジ1
4部分でシールする必要があるが、台車7が定位
置に戻つた際の停止精度が悪いと、フランジ14
部分に隙間ができてしまつたり、逆に無理にシー
ル部分に押し付けたりし、シール部分に損傷を起
こすことがあつた。
さらに、ダクト13aにはダストが堆積しやす
いが、従来ではこのダクト13aが水平に固定的
に取り付けられていたため、人為的にダスト落と
し作業をしない限りダストを除去できず、ますま
すダストの堆積を起こすという問題を生じてい
た。
本考案は、このような問題点を解決することの
できる排ガスダクト装置を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本考案の排ガスダクト装置は、固定側ダクトか
ら分離したダクトの基端を元側のダクトにより上
下方向スイング自在に支持し、この分離したダク
ト(以下「スイングダクト」とも言う。)を上方
にスイングさせる駆動機構を設けるとともに、ス
イングダクトを上方にスイングさせた際そのダク
ト基端の下方に位置する場所にホツパを設けたこ
とを特徴としている。
[作用] 上記の装置では、予熱装置台車を移動させる
際、駆動装置を作動し、スイングダクトを上方に
回動させ垂直に立てる。そして、これにより、予
熱槽を乗せた台車が干渉することなく通過できる
ようにする。また、このようにスイングダクトを
立てることにより、スイングダクト内のダストは
下方のホツパに落ち、自動的にダストの除去及び
捕集が行なわれる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例の排ガスダクト装置を
第1図〜第4図を参照して説明する。なお、従来
例と同一構成要素には、図中同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
第1図、第2図はダクト装置の主要部を示し、
10は燃焼筒、12は炉蓋側ダクト、20は固定
側ダクトである。固定側ダクト20は、長さ方向
に2つに分かれている。元側のダクト20aは、
その基端が燃焼筒10の側壁に水平に接続されて
おり、スイングダクト20bは、元側ダクト20
aの先端に上方に回動できるように取り付けられ
ている。詳しくは、元側ダクト20aの先端上面
には小ブラケツト21が固定され、一方スイング
ダクト20bの上面には元側ダクト20aの上部
に届く長さのアーム22aを有したブラケツト2
2が固定され、アーム22aの先端と小ブラケツ
ト21がピン23により連結され、これによりス
イングダクト20bが図のように上方に回動でき
るように支持されている。
この場合の駆動装置は、燃焼筒10の上部に取
り付けられたウインチ24であり、ウインチ24
のワイヤー25がブラケツト22のピン26に固
定されている。そして、ウインチ24を作動させ
ることによりスイングダクト20bを立てたり、
倒したりできるようになつている。
また、スイングダクト20bを倒して水平にし
た場合には、スイングダクト20b基端のフラン
ジ27と元側ダクト20aのフランジ28が密着
し、両ダクト20a,20bが確実に連通する。
また、スイングダクト20bを立てた際、スイン
グダクト20bの基端の下方位置には、ホツパ2
9が設けられ、スイングダクト20b内のダスト
がこのホツパ29内に落ちて捕集されるようにな
つている。
このような構成において、アーク炉操作時は、
第3図に示すように、スイングダクト20bを倒
しておく。そうすると、炉蓋側ダクト12とスイ
ングダクト20bがブレークフランジ11部分で
連通し、またスイングダクト20bと元側ダクト
20aがフランジ27,28部分で連通し、アー
ク炉で発生する排ガスがこれらのダクトを通つて
燃焼筒10に流れる。
また、アーク炉においてスクラツプの溶解、排
出が終わつた後、次のスクラツプを炉本体に投入
する場合は、まず炉蓋2及び電極3を旋回して第
4図に示すように、炉本体側方の待機位置に移動
し、それとともにスイングダクト20bを起立さ
せ、予熱装置台車7の移動経路を開放する。つい
で予熱装置台車7を炉本体の上まで移動し、予熱
槽8中のスクラツプを炉本体内に投下する。この
際、台車7には従来のようにダクトを搭載させて
いないので、待機中の炉蓋2等の設備にダクトが
干渉することもなく、ダクトによつて各種の作業
が阻害されることもなくなる。また、スイングダ
クト20bを上方にスイングさせた際には、この
ダクト20b内のダストが落下してホツパ29に
捕集される。
スクラツプの投下後は、台車7を元の場所に戻
し、炉蓋2等も炉本体上に戻し、スイングダクト
20bも水平に倒し、アーク炉1の操作に移る。
なおこの際、スイングダクト20bと元側ダクト
20aとの接続は、予熱装置台車7の停止精度に
関係なく正確に行われる。このため、その部分の
シール性に問題が生じることがない。特に、ウイ
ンチ24によつてスイングダクト20bを上下さ
せるので、接続シール部には常にスイングダクト
20bの自重しかかからず、シールが常に一定の
力で行なわれる。したがつて、安定したシール効
果が発揮され、シールの損傷も防げる。
なお、上記実施例では、スイングダクト20b
の駆動装置として、ウインチ24を用いた場合を
示したが、それ以外のものを用いてもよい。
第5図、第6図はシリンダ機構30を用いた場
合を示している。シリンダ機構30は、燃焼筒1
0の上部に固定したブラケツト31に本体が回動
自在に取り付けられ、ロツド先端がスイングダク
ト20bのブラケツト22に回動自在にピン連結
されている。そして、シリンダ機構30を作動す
ることにより、スイングダクト20bを上下でき
るようになつている。
また、第7図、第8図は回転駆動装置(たとえ
ば減速機付きモータ)40を用いた場合を示して
いる。回転駆動装置40は、元側ダクト20aに
設けた台41に固定され、その軸42が、スイン
グダクト20bを回動自在に支持するピン23に
直接連結されている。そして、回動駆動装置40
を作動することにより、スイングダクト20bを
上下に回動するようになつている。
[考案の効果] 以上の説明のように、本考案によれば、次のよ
うなすぐれた効果を奏する。
固定側ダクトより分離したダクトを、予熱装
置台車から独立させ、台車にはダクトを搭載し
ていないので、台車をアーク炉本体上に移動し
ても、干渉の問題は生じず、またアーク炉の点
検や電極継ぎ足し作業に不便を生じることがな
い。
台車にダクトを搭載しないので、台車の設計
上の制約がなくなり、左右対称構造にすること
ができ、効率の良い設計が可能となる。
分離したダクトを上方にスイングするように
したので、このダクト内のダストがスイングの
たびに落下し、ダクト内にダストが堆積しな
い。また同時に、落下したダストはホツパに捕
集されるので、周辺を汚すこともない。
固定側ダクトから分離したスイングダクトと
元側ダクトとの接続が、予熱装置台車の停止精
度に関係なく正確に行われる。このため、その
部分のシール性に問題が生じることがない。こ
の場合、ウインチによるスイング方式を採用す
れば、接続シール部には常にスイング式ダクト
の自重しかかからず、シールが常に一定の力で
行なわれるため、安定したシール効果を発揮で
きるとともに、シールの損傷も防げる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はは本発明の一実施例を示し、
第1図はダクト装置の主要部の平面図、第2図は
同側面図、第3図はアーク炉設備の全体を示す平
面図、第4図は予熱槽を移動して材料をアーク炉
本体に投入しているときの設備の状態を示す平面
図、第5図は本発明の他の実施例の主要部を示す
平面図、第6図は同側面図、第7図は本発明のさ
らに他の実施例の主要部を示す平面図、第8図は
同側面図、第9図は従来のアーク炉設備の平面
図、第10図は同設備において予熱槽を移動して
アーク炉本体に材料を投入しているときの状態を
示す平面図である。 1……アーク炉、2……炉蓋、3……電極、4
……駆動装置、6……予熱装置、7……台車、8
……予熱槽、9……排ガスダクト、11……ブレ
ークフランジ、12……炉蓋側ダクト、20……
固定側ダクト、20a……元側ダクト、20b…
…スイングダクト、21……小ブラケツト、22
……ブラケツト、22a……アーム、23……ピ
ン、24……ウインチ、25……ワイヤ、27,
28……フランジ、29……ホツパ、30……シ
リンダ機構、40……回転駆動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 材料の投入時炉蓋を炉本体から外して炉本体の
    側方位置に移動する形式のアーク炉と、アーク炉
    に隣接しアーク炉に投入する材料の予熱を行う予
    熱装置と、アーク炉の排ガスを取り出すための排
    ガスダクトとを有し、予熱装置は、アーク炉に隣
    接して配された予熱装置本体と、材料投入時炉蓋
    が炉本体の側方位置に移動した状態のとき炉本体
    の上方空間に移動させられ予熱された材料を炉本
    体に投下する予熱槽とから構成され、また、排ガ
    スダクトは、炉蓋に固定され炉蓋とともに移動す
    る炉蓋側ダクトと、固定的に設けられ炉蓋が炉本
    体上部にセツトされた状態のとき炉蓋側ダクトと
    連通する固定側ダクトとに分割されており、しか
    も、前記固定側ダクトが、前記予熱槽の移動経路
    と一部干渉するような状態に配置されているアー
    ク炉設備において、前記固定側ダクトの予熱槽の
    移動経路と干渉する部分を別のダクトとして分離
    し、分離したダクトの基端を元側のダクトにより
    上下方向スイング自在に支持し、この分離したダ
    クトを上方にスイングさせる駆動機構を設けると
    ともに、分離したダクトを上方にスイングさせた
    際そのダクトの基端の下方に位置する場所にホツ
    パを設けたことを特徴とする製鋼用アーク炉設備
    の排ガスダクト装置。
JP10381285U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0410549Y2 (ja)

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