JPH04105167U - 流し台用ごみ処理器 - Google Patents

流し台用ごみ処理器

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JPH04105167U
JPH04105167U JP1503591U JP1503591U JPH04105167U JP H04105167 U JPH04105167 U JP H04105167U JP 1503591 U JP1503591 U JP 1503591U JP 1503591 U JP1503591 U JP 1503591U JP H04105167 U JPH04105167 U JP H04105167U
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理器本体内のごみの水切り作業を手を汚す
ことなく強制的にしかも確実に行うことができるように
する。 【構成】 処理器本体12の周壁を、屈伸自在に連結さ
れた上側リンク21,下側リンク22からなるリンク部
材15を周方向に多数並べることによって形成する。上
側リンク21の上端を支持リング13に、下側リンク2
2の下端を底板16にそれぞれ揺動自在に連結した。処
理器本体12を圧縮してリンク部材15を、その中央部
を内側に凸となるように屈曲させると、ごみ処理器11
の中央部が小径化する。したがって、内部のごみを圧縮
し水切りする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は流し台の排水口に嵌挿されて使用される流し台用ごみ処理器に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、流し台の排水口には残飯、野菜、果物の皮、種等(以下これらを総称し てごみと呼ぶ)が下水に流れないようにするため、ごみ処理器を設けている。従 来のごみ処理器を図5によって説明する。 図5は従来の流し台用ごみ処理器を示す斜視図である。同図において、1は流 し台、2は流し台1の流し槽、3は流し槽2の内底面4に設けられた排水口、5 は排水口3に嵌挿される流し台用ごみ処理器で、このごみ処理器5は適宜板厚を 有する鋼板等によって上方に解放する筒状体に形成され周面および底面に多数の 小さな(直径1mm程度)水切り孔7を有する処理器本体6と、処理器本体6の 取手8と、処理器本体6の上面開口部を覆うゴム製のカバー9とで構成されてい る。カバー9の中央にはごみが処理器本体6内に収納されるよう複数の切り込み 10が放射状に形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のごみ処理器5においては、処理器本体6内に 流れ込んだ水の水切りを水切り孔7によって行っているだけで、ごみの水切りを 強制的に行うものではなく、そのため、ごみ処理器5を排水口3から抜き出した 際、水が処理器本体6から滴り落ち、流し台1や食器さらには床を汚し、非衛生 的であるという問題があった。そこで、人によってはごみ処理器5を排水口3か ら抜き出す際、カバー9を取り外して処理器本体6内のごみを手で押し付け、ご みの水切りを行っているが、このような水切り作業は本来的に気持ちが悪く、ま た手を汚すため、ごみの水切りを手を汚すことなく確実に行うことができるごみ 処理器が要望されている。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点および要望に鑑みてなされ たもので、その目的とするところは、処理器本体内のごみの水切りを手を汚すこ となく強制的にしかも確実に行い得るようにした流し台用ごみ処理器を提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る流し台用ごみ処理器は、流し台の排水口に嵌挿される流し台用ゴ ミ処理器の周壁を、屈伸自在に連結された上側リンク,下側リンクを備えたリン ク部材を周方向に多数並べることによって形成し、前記上側リンクの上端をごみ 処理器上部の支持リングに、下側リンクの下端を底板にそれぞれ揺動自在に連結 してなり、前記上側リンクを下方へ向かうにしたがって次第に内方へ延びるよう 傾斜させ、上下リンクを連結する部分を上側リンクの上端支持部より内方に位置 づけたものである。
【0006】
【作用】
水切り時にごみ処理器を上方から押圧すると、リンク部材は上下リンクの連結 部がごみ処理器の内方へ向かうように「く」の字状に折れ曲がり、ごみ処理器に おける前記連結部より下方のごみ収納部を小径化させ、ごみを絞る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図4によって詳細に説明する。 図1は本考案に係る流し台用ごみ処理器の斜視図、図2は本考案に係る流し台 用ごみ処理器の動作を示す断面図、図3は本考案に係るごみ処理器のリンク部材 を拡大して示す正面図で、同図はごみ処理器内から見た状態を示す。図4は図3 におけるIV−IV線断面図である。これらの図において、11は本考案に係る流し 台用ごみ処理器で、このごみ処理器11は、上方に解放する筒状を呈する処理器 本体12を備えている。この処理器本体12は、処理器本体12の開口縁を構成 する支持リング13と、この支持リング13に両端を枢支された取手14と、処 理器本体12の周壁を形成するリンク部材15,15・・・と、処理器本体12 の底を形成する平面視円形の底板16等とから構成されている。
【0008】 前記周壁形成用のリンク部材15は、細長い棒状に形成された上側リンク21 と下側リンク22とを水平な連結軸23によって屈伸自在に連結して構成され、 支持リング13および底板16の周方向に沿って多数並設されている。なお、上 側リンク21は下側リンク22より短く形成され、上側リンク21と下側リンク 22とは、連結軸23が両リンクを貫通するように、連結側端部どうしを支持リ ング13の周方向に沿って並べて重ねるようにして連結されている。また、各リ ンク部材15における上側リンク21の自由端部(上端部)は、略円環状に形成 された軸部材24に貫通されて枢支されており、この軸部材24を介して前記支 持リング13に揺動自在に取付けられている。すなわち、全てのリンク部材15 の上側リンク21は支持リング13に支持されることになる。ここで、支持リン グ13における上側リンク支持部を図3および図4によって詳述する。支持リン グ13は、本実施例では筒部と、この筒部の上縁に設けられた内フランジとによ って断面L字状に形成され、筒部の内周側に上側リンク21の上端部が位置づけ られている。そして、前記筒部の内周面における隣り合う上側リンク21どうし の間となる部位に、径方向内側へ突出する係止片13aが設けられており、この 係止片13aに前記軸部材24が係止されている。筒部の内周面13bは、下側 へ向かうにしたがって次第に径方向内側へ突出するように傾斜して形成され、そ の面で上側リンク21を支承するように構成されている。すなわち、この支持リ ング13に上側リンク21を取付けると、上側リンク21は下方へ向かうにした がって次第に径方向内側へ延びるように傾斜する。このため、下側リンク22と の連結部が上側リンク21の上端支持部より内方に位置づけられることになる。
【0009】 また、前記下側リンク22の自由端部(下端部)も、上側リンク21の上端支 持部と同等の支持構造によって支持されている。すなわち、下側リンク22の下 端部は、略円環状に形成された軸部材25に貫通されて枢支されており、この軸 部材25を介して底板16に揺動自在に取付けられている。底板16における下 側リンク支持部は、図3および図4に示すように構成されている。すなわち、底 板16の周縁部に上方へ突出する爪片16aを切り起こしによって形成し、この 爪片16aの先端部を折曲げることによって軸部材25を係止するように構成さ れている。
【0010】 上述したように構成されたリンク部材15は、隣り合うものどうしが屈伸動作 を干渉しない程度に接近されて多数並べられる。このようにすると、隣り合う上 側リンク21どうし、下側リンクどうしの間にそれぞれ水切り用の隙間26が設 けられることになる。
【0011】 前記底板16は鋼板等のプレス加工によって形成され、多数の小さな水切り孔 27を有している。なお、28は処理器本体12内に溜まったごみを示す。
【0012】 このように構成されたごみ処理器11によれば、処理器本体12の内部に溜ま っているごみ28の水切りを強制的に行うことができる。すなわち、処理器本体 12内に溜まったごみ28を排出する際に取手14を持って支持リング13を押 し下げると、図2に示すように各リンク部材15は、上下リンクの連結部がごみ 処理器11の内方へ向かうように「く」の字状に折れ曲がる。そして、ごみ処理 器11における前記連結部より下方のごみ収納部を小径化させて内部のごみ28 を圧縮し、水分を絞り出す。絞り出された水は隣り合うリンク部材15どうしの 間の隙間26および底板16の水切り孔27から処理器本体12の外部へ排出さ れる。 したがって、手でわざわざごみ28を押し付けたりすることなくごみ28の水 切りを確実に行うことができ、水切り効果大である。
【0013】 なお、本実施例ではリンク部材15の上側リンク21および下側リンク22を 揺動自在に処理器本体12に連結するために環状の軸部材24,25を使用した が、上下各リンク21,22の支持構造は適宜変更することができる。また、軸 部材を処理器本体12に固定する構造としては、係止片13aや爪片16aを使 用しない構造とすることもできる。すなわち、軸部材に支持体を貫通支持させ、 この支持体を支持リング13や底板16に接着する構造とすることもできる。 また、本実施例では手で支持リング13を押し下げてごみ28を絞るようにし た場合について説明したが、本発明はこれに何等特定されるものではなく、レバ ー式、電動式、水圧式等適宜な手段によって圧力を掛けてリンク部材15の中央 部を内側に屈曲させるように構成してもよいことは勿論である。 さらに、本実施例ではリンク部材15を上側リンク21と下側リンク22の2 本のリンクで構成した例を示したが、上側リンク21と下側リンク22の間に中 間リンクを介装させることもできる。なお、この中間リンクの本数も任意に設定 することができる。このようにする場合には、中間リンクが水切り時にごみ処理 器の中心側へ移動するように、中間リンクを上下両リンクに対して一定方向への み回動させるような回り止め部材を設けることが望ましい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る流し台用ごみ処理器は、流し台の排水口に嵌 挿される流し台用ゴミ処理器の周壁を、屈伸自在に連結された上側リンク,下側 リンクを備えたリンク部材を周方向に多数並べることによって形成し、前記上側 リンクの上端をごみ処理器上部の支持リングに、下側リンクの下端を底板にそれ ぞれ揺動自在に連結してなり、前記上側リンクを下方へ向かうにしたがって次第 に内方へ延びるよう傾斜させ、上下リンクを連結する部分を上側リンクの上端支 持部より内方に位置づけたため、水切り時にごみ処理器を上方から押圧すると、 リンク部材は上下リンクの連結部がごみ処理器の内方へ向かうように「く」の字 状に折れ曲がる。このため、ごみ処理器における前記連結部より下方のごみ収納 部を小径化させ、内部のごみを圧縮してごみの水切りを強制的に行うことができ る。したがって、手を汚したりすることなくごみの水切りを確実に行うことがで き、水切り効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る流し台用ごみ処理器の斜視図であ
る。
【図2】本考案に係る流し台用ごみ処理器の動作を示す
断面図である。
【図3】本考案に係るごみ処理器のリンク部材を拡大し
て示す正面図で、同図はごみ処理器内から見た状態を示
す。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】従来の流し台用ごみ処理器を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 流し台 3 排水口 11 流し台用ごみ処理器 12 処理器本体 13 支持リング 15 リンク部材 16 底板 21 上側リンク 22 下側リンク 23 連結軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流し台の排水口に嵌挿される流し台用ゴ
    ミ処理器の周壁を、屈伸自在に連結された上側リンク,
    下側リンクを備えたリンク部材を周方向に多数並べるこ
    とによって形成し、前記上側リンクの上端をごみ処理器
    上部の支持リングに、下側リンクの下端を底板にそれぞ
    れ揺動自在に連結してなり、前記上側リンクを下方へ向
    かうにしたがって次第に内方へ延びるよう傾斜させ、上
    下リンクを連結する部分を上側リンクの上端支持部より
    内方に位置づけたことを特徴とする流し台用ごみ処理
    器。
JP1503591U 1991-02-25 1991-02-25 流し台用ごみ処理器 Expired - Lifetime JP2542098Y2 (ja)

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