JPH04105040U - フアクシミリのロール受信紙収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール受信紙収納部に２種類のロール受信紙
が収納可能なように、ロール受信紙収納部を仕切る仕切
板を紛失することがないようにする。 【構成】 ロール受信紙収納部３に仕切板１０を左右摺
動自在に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はファクシミリのロール受信紙収納装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種のロール受信紙収納装置として以下の如きものは知られている。即 ち、ロール受信紙収納部に２種類のロール受信紙、例えばＢ４サイズの短辺に相 当する幅を有するロール受信紙（以下、Ｂ４サイズロール受信紙と云う。）と、 Ａ４サイズの短辺に相当する幅を有するロール受信紙（以下、Ａ４サイズロール 受信紙と云う。）との２種類のロール受信紙が収納出来るように、ロール受信紙 収納部の幅をＢ４サイズロール受信紙に対応したものとし、このロール受信紙収 納部内にＡ４サイズロール受信紙を収納した際、そのＡ４サイズロール受信紙が ロール受信紙収納部内において幅方向にずれ動かないように、ロール受信紙収納 部内にＡ４サイズロール受信紙の幅の空間を区画形成する仕切板をロール受信紙 収納部に着脱自在とし、不必要の際はその仕切板を取り外すようにしたものは知 られている。

【０００３】

【従来技術の欠点】

前記従来のロール受信紙収納装置には以下の如き欠点があった。即ち、不必要 の際は仕切板をロール受信紙収納部から取り外すようにしたものであったため、 仕切板の保管スペースが必要であると共に、いざ使用しようとするときにはどこ に収納したか忘れてしまい、結局、仕切板を紛失してしまうことが多いという欠 点があった。

【０００４】

【前記欠点を解消するための手段】

この考案は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。 この考案は、ロール受信紙収納部に仕切板が左右摺動自在に設けられているも のである。

【０００５】

【考案の作用】

この考案は以下の如き作用をなすものである。 仕切板をロール受信紙収納部内において左右摺動させることによって、２種、 場合に応じてはそれ以上の種類のロール受信紙の収納に対応することが出来る。

【０００６】

【実施例】

以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。なお、この明細書に おいて、前とは図２左側を、後とは同図右側をいい、左とは図１紙面裏側を、右 とは同表側をいう。 ファクシミリ１の本体ケース２は、公知のごとく、下側部２ａと、この下側部 ２ａに上下揺動開閉自在に設けられた上側部２ｂとを有している。 前記下側部２ａには上面開放のロール受信紙収納部３が設けられ、このロール 受信紙収納部３に収納されたロール受信紙Ｐは、下側部２ａ側に回転自在に設け られ、且つモーター（図示略）によって駆動されるプラテンローラー４と、上側 部２ｂ側に設けられたサーマル印字ヘッド（図示略）を有する印字装置５との間 を通って、受信紙出口６から送り出される。この説明から明らかなごとく、ロー ル受信紙収納部３と受信紙出口６との間のロール受信紙Ｐが通過する部分がロー ル受信紙通路７となっている。

【０００７】 前記ロール受信紙収納部３には、以下のごとき構成によって、合成樹脂製の仕 切板１０が左右摺動自在に設けられている。前記仕切板１０は、ロール受信紙収 納部３内に嵌まり込む本体１１と、この本体１１に設けられた前後一対の弾性足 １２と、これら弾性足１２の下端に形成された相互に逆向きのフック１３と、前 記弾性足１２の上端側部に設けられた摘み片１４とを有している。他方、前記ロ ール受信紙収納部３の底部壁には、前記前後一対の弾性足１２の間隔よりやや狭 い間隔で、弾性足１２が嵌まる左右方向に長いスリット１６が形成され、これら スリット１６の両端に弾性足１２が係合する段部１７が形成されている。なお、 これら段部１７は、フック１３が上から下に通過するのを許容する逃がし部とし ての機能をも有している。

【０００８】 上記において、摘み片１４を摘んで弾性足１２を相互に接近させつつ、フック １３をスリット１６の端に嵌めて、ロール受信紙収納部３の底部壁下方に露出さ せる。その後、摘み片１４から手を離す。そうすることによって、弾性足１２の 弾性によって弾性足１２は段部１７に係合して、また、フック１３は段部１７に 係合し、仕切板１０は左右には動かなくなる。そして、外側の段部１７に弾性足 １２を係合させると、ロール受信紙収納部３にＢ４サイズロール受信紙Ｐが左右 方向にずれなく収納されるようになされ、内側（左右方向中央側）の段部１７に 係合させると、ロール受信紙収納部３にＡ４サイズロール受信紙Ｐが左右方向に ずれなく収納されるようになされている。なお、仕切板１０を左右摺動自在とす る機構は前記実施例に限定されるものではない。

【０００９】

【考案の効果】

この考案は、前記した如き構成によって、以下の如き効果を奏するものである 。 ロール受信紙収納部に仕切板が左右摺動自在に設けられているので、従来と相 違して、仕切板を紛失してしまうことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す外観斜視図である。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線拡大断面図である。

【図３】中間省略の要部斜視図である。

【符号の説明】

３ ロール受信紙収納部 １０ 仕切板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ロール受信紙収納部に仕切板が左右摺動
   自在に設けられているファクシミリのロール受信紙収納
   装置。