JPH04104779A

JPH04104779A - フイルター付き紙巻き煙草

Info

Publication number: JPH04104779A
Application number: JP2224037A
Authority: JP
Inventors: Yuji Terada; 寺田　雄次
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-08-24
Filing date: 1990-08-24
Publication date: 1992-04-07
Anticipated expiration: 2017-03-25
Also published as: JP3268359B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はフィルター付き紙巻き煙草に関するものである
。

（従来の技術及びその課題）一般に、この種のフィルター付き紙巻き煙草にあっては
、繊維状のフィルター部材を紙巻き煙草に一体的に設け
たものが主に普及しているが、紫煙中に含まれているタ
ール等の除去作用として満足するには至らなかった。

そこで、本発明は上記した繊維状のフィルタ部材を採用
したフィルター付き紙巻き煙草とは異なり、喫煙時にお
ける紫煙の流れをスムースにし得るとともに、該紫煙中
に含まれているタール等の除去作用を可及的に増大する
ことができるフィルター付き紙巻き煙草を提供すること
を目的としたものである。

（課題を解決するための手段）上記した目的を達成するために１本発明はフィルター付
きの紙巻き煙草において、フィルター部は紙巻き煙草本
体部の端部に一体状に設けた外筒体と、この外筒体内に
嵌挿された内筒体とがらなり、該内筒体には外周の一方
端面からほぼ中央部にかけて紫煙を集束させる集束通路
を少なくとも相対向する２か所に形成するとともに、ほ
ぼ中央部からほぼ他方端面にかけて前記集束通路の終端
からの紫煙を２方向に分散して前記外筒体の吸い口内に
導通する分散通路を少なくとも相対向する２か所に形成
し、この分散通路内には前記集束通路の終端に所定の間
隔を有して対向された膨出部を形出してなるを要旨とし
たものである６（作用）上記の構成によれば、喫煙時において、吸引される紫煙
がフィルター部における集束通路に導入され、この集束
通路の終端から分散通路内に流れるときに、該分散通路
内の膨出部に当てられながら分散通路内に導入される。

この分散通路内の膨出部において紫煙が冷却されて該紫
煙中に含まれているタール等の付着作用が生起し、紫煙
中のタール等の除去がなされるものである。そして、分
散通路内に導入された紫煙が外筒体の吸い口内に吸引さ
れ、喫煙に供されるものである。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面にしたがって詳述すると
、図において、１はフィルター付き紙巻き煙草の全体を
示し、刻んだ葉を巻紙２により巻回した煙草本体部３と
、この煙草本体部３に一体状に設けられたフィルター部
４とから構成されている。

このフィルター部４は煙草本体部３側に位置された繊維
状の第１フィルター部５と、この第１フィルター部５に
連続した合成樹脂製の第２フィルター部６とからなり、
該第１フィルター部５と第２フィルター部６とは、その
外周に巻回された巻き紙７の一部が前記煙草本体部３端
部の外周に巻回することによって同煙草本体部３と一体
状に結合されている。ただし、第２フィルター部６の外
周における巻き紙７は該第２フィルター部６の内部が視
認し得るように同第２フイルタ一部６より短く巻回する
ものである。

前記第２フィルター部６は第１図〜第５図に示すように
一端面を前記第１フィルター部５に当接しかつ他端を吸
い口部となした透明或いは半透明の外筒体８と、この外
筒体８内の一端（前記第１フィルター部５に当接して）
からほぼ中央部にかけて嵌着された透明或いは半透明の
有底状の内筒体９とから構成され、この内筒体９はほぼ
中央部からほぼ他端面にかけて前記外筒体８と若干の隙
間を形成するようにテーパー状に形成されるとともに、
その外周において、一端面がらほぼ中央部にかけて平面
漏斗形でかつ溝状の所定深さの集束通路１０．１０が相
対向する位置の２か所に形成され、さらに、ほぼ中央部
がらほぼ他端部にがけて平面ほぼハの字状でかつ溝状の
所定深さの分散通路１１．１１が前記集束通路１０．１
０に対して円周方向にほぼ９０°変位して相対向する位
置の２か所に形成されており、この分散通路１１１１の
各一端部は前記集束通路１０．１０の終端部の小径部１
０ａ、１０ａとそれぞれ連通されて該分散通路１１の相
互が連通され、また分散通路１１．１１の他端部はそれ
ぞれ集合されて平面角形状でかつ溝状の所定深さの導出
路１２．１２が形成されている。しかして、前記集束通
路１０１０及び分散通路１１．１１はその外側か前記外
筒体８により囲繞されて喫煙時の紫煙の吸引通路を形成
する。

そして、前記分散通路１１、Ｉｌ内において、前記集束
通路１０．１０の小径部１０ａ、１０ａに所定の隙間を
おいて対向する部位には平面四角状の膨出部１３．１３
が形出されている。

本実施例のフィルター付き紙巻き煙草１は上述のように
構成されたものであり、その喫煙時におあって、吸引さ
れる紫煙は、まず、フィルター部４における繊維状の第
１フィルター部５を通過され、同繊維状の第１フィルタ
ー部５によって一次枦遇されて該紫煙中に含まれたニコ
チン、タール等が所望に除去される。

ついで、前記第１フィルター部５を通過した紫煙は、第
２フィルター部６における集束通路１０゜１０により集
められてその小径部１０ａ　　１０ａに至り、該小径部
１０ａ、１０ａから分散通路１１．１１内に導出される
。このとき、小径部１０ａ、１０ａから分散通路１１．
１１内に導出された紫煙が分散通路１１．１１内の膨出
部１３，１３に突当り、該分散通路１１．１１に沿って
分散されるため、この膨出部１３．１３において吸弓さ
れる紫煙が冷却作用を受け、該紫煙中に含まれたニコチ
ン、タール等が膨出部１３．１３付近に付着されること
になり、前記と同様に紫煙中に含まれたニコチン、ター
ル等が大幅に除去されるものである。

そして、ニコチン、タール等が除去された紫煙は分散通
路１１．１１から導出路１２．１２を経て外筒体８内の
吸い口部に至り、喫煙に供されるものである。

なお、紫煙中に含まれたニコチン、タール等は集束通路
１０．１０．分散通路１１．１１．導出路１２．１２内
においてもそれらの壁面部に付着されるものであり、該
紫煙中のニコチン、タール等が除去された状態となる。

そして、フィルター部４における第２フィルター部６を
透明或いは半透明の合成樹脂で形成し、かつ該フィルタ
ー部４全体を煙草本体部３に対して巻き紙７で巻回、す
なわち繊維状の第１フィルター部５と前記第２フィルタ
ー部６と煙草本体部３との三者を巻き紙７で該第２フィ
ルター部６の外周の大部分を残して巻回したことにより
、巻回集束通路１０．１０．分散通路１１．１１．導出
路１２．１２、膨出部１３．１３にそれぞれ付着された
ニコチン、タール等の状態がフィルター部４における第
２フィルター部６の外周面から視認できるものである。

なお、本実施例にあっては、集束通路１０．１０の終端
部に一本の小径部１０ａ、１０ａを形成したが、これに
代えて第６図に示すように２木の小径部１０ａ、１０ｂ
としてもよい。

また、分散通路１１．１１及び導出路１２．１２も図示
の構成に限定するものではなく、例えば、第７図〜第１
０に示すような構成としてもよい。

すなわち、第７図に示すものは、前述の実施例と同様に
構成された分散通路１１．１１の他端部をそれぞれ集合
してその集合部位に円形の導出孔１４を形成し、この導
出孔１４を前述の実施例と同様に構成された透明或いは
半透明の有底状の内筒体９に対してその内径内と連通ず
るようにした構成であり、第８図に示すものは、分散通
路１１．Ａ１１Ａを前述の実施例とは異なり、集束通路
１０１０に対し同一軸線方向に形成し、この分散通路１
１Ａの他端部をそれぞれ集合してその集合部位に円形の
導出孔１４Ａを形成し、この導出孔１４Ａを有底状の内
筒体９に対してその内径内と連通ずるようにした構成で
あり、第９図及び第１０図に示すものは、分散通路１１
Ａ、１１Ａを第２フィルター部６の外周側面においてそ
れぞれほぼＸ状に形成し、この分散通路１１Ａ、１１Ａ
の他端部をそれぞれ集合してその集合部位に前述の実施
例と同様に構成された導出孔１４Ａ、１４Ａを形成した
構成であり、いずれも前述の実施例と同様な作用を享受
するものである。

さらには、巻き紙７を第２フィルター部６の内部が視認
し得るように該第２フィルター部６より短く巻回した態
様について説明したが、これに限定するものではなく、
第２フィルター部６の外周全域を巻回するようにしても
よい。

（発明の効果）以上のように、本発明はフィルター付きの紙巻き煙草に
おいて、該フィルター部は紙巻き煙草本体部の端部に一
体状に設けた外筒体と、この外筒体内に嵌挿された内筒
体とがらなり、該内筒体には外周の一方端面からほぼ中
央部にかけて紫煙を集束させる集束通路を少なくとも相
対向する２が所に形成するとともに、ほぼ中央部からほ
ぼ他方端面にかけて前記集束通路の終端からの紫煙を２
方向に分散して前記外筒体の吸い口内に導通する分散通
路を少なくとも相対向する２か所に形成し、この分散通
路内には前記集束通路の終端に所定の間隔を有して対向
された膨出部を形出したものであるから、喫煙時におい
て、吸引される紫煙をフィルター部における集束通路に
導入して、この集束通路の終端から分散通路内に流れる
ときに、該分散通路内の膨出部に当てられながら分散通
路内に導入することにより、該分散通路内の膨出部にお
いて紫煙を冷却して該紫煙中に含まれている二コチン、
タール等の付着作用が生起し、紫煙中のニコチン、ター
ル等の除去を行うことができる。

このことは、紫煙中に含まれているニコチン、タール等
の除去作用を可及的に増大することができ、かつ喫煙時
における紫煙の流れをスムースにし得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は拡大平断面図、
第２図は拡大側断面図、第３図は第２フィルター部を示
す拡大斜視図、第４図は第２図のＩＶ　−ＩＶ線断面図
、第５（２Ｉは第２図７７）Ｖ−Ｖ線［ｕｌｉｉ、第６
図は集束通路の別例を示す拡大平断面図、第７図は導出
路の別例を示す拡大側断面図、第８図は分散通路及び導
出路の別例を示す第２フィルター部の平面図、第９図及
び第１０図は同じく分散通路の別例を示す第２フィルタ
ー部の平面図及び側面図である。４・・・フィルター部６−・・第２フィルター部８・・・外筒体９・・内筒体１０・・・集束通路１０ａ・・・小径部１１・・・分散通路１３・・膨出部

Claims

【特許請求の範囲】

フィルター付きの紙巻き煙草において、該フィルター部
は紙巻き煙草本体部の端部に一体状に設けた外筒体と、
この外筒体内に嵌挿された内筒体とからなり、該内筒体
には外周の一方端面からほぼ中央部にかけて紫煙を集束
させる集束通路を少なくとも相対向する２か所に形成す
るとともに、ほぼ中央部からほぼ他方端面にかけて前記
集束通路の終端からの紫煙を２方向に分散して前記外筒
体の吸い口内に導通する分散通路を少なくとも相対向す
る２か所に形成し、この分散通路内には前記集束通路の
終端に所定の間隔を有して対向された膨出部を形出して
なるを特徴とするフィルター付き紙巻き煙草。