JP2007130016A

JP2007130016A - フィルター

Info

Publication number: JP2007130016A
Application number: JP2006296739A
Authority: JP
Inventors: Xiaolei Xiahou; 夏候▲暁▼雷
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-11-07
Filing date: 2006-10-31
Publication date: 2007-05-31
Also published as: GB2431855A; WO2007051395A1; CN1748591A; US20070102016A1; GB0622093D0

Abstract

【課題】タバコのフィルターの濾過効果を改善するタバコのフィルターを提供する。
【解決手段】フィルターのフィルター芯１は、孔４及び螺旋槽５からなる螺旋通道を少なくとも一つ有する。この構造を採用することにより、螺旋通道は、通気抵抗を増加しない前提に基づいて、煙霧のフィルター芯を通過する通路の長さを増加させ、且つ、フィルター芯の煙霧中の有害物質に対する吸着面積を増大させるので、タバコのフィルターの濾過効果を改善する。
【選択図】図１

Description

本発明は、タバコのフィルターに関する。

現在のフィルターは、タバコの一端である吸入端に連結されるとともに綿状繊維材料から製造されたフィルター芯が巻紙の中に包まれてなる。煙霧がフィルター芯を通じて、人体に吸入される時、一部分の有害物質がフィルター芯に吸着されて、喫煙者のタール等の有害物質に対する吸入量がある程度低減される。

現在のフィルターの構造は、主に２種類に大別される。１つの種類は、円柱形のフィルター芯が、巻紙内に包まれてなり、フィルターの一端に、タバコと粘着する接口を有するものである。
このようなフィルターの構造は、フィルターの軸方向の長さが、フィルター芯繊維間の隙間の寸法に制限され、フィルター芯の長さが増加するに従って、煙霧がフィルター芯を通過する時の抵抗力が、これに対応して増大する。もし、フィルター芯の長さが所定の長さを超過すると、喫煙者の快適な喫煙を損なわしめ、タバコの品質に影響する欠点がある。

他のもう１つの種類は、フィルター芯に星形形状、三角形形状などのような異なる断面形状を有する軸方向に延設する通孔が存するタイプのものである。この通孔がフィルター芯を貫通し、直接的にタバコの吸入端に向かって延びる。
このような構造のフィルターは、一般的に軸方向の寸法が長く形成される。なぜなら、その目的は、通孔が通気抵抗を増加させないという前提に基づいて、長い軸方向寸法のフィルター構造を用いて、フィルター芯の煙霧に対する吸着面積を増加させ、濾過効果を実現することにあるためである。
この構造の欠点は、フィルターの軸方向の寸法が比較的長いため、フィルターの長さを減少させると、濾過機能が弱まるという点にある。従って、現在のタバコのフィルターは、フィルターの軸方向の長さに関連する通気抵抗力の増大という問題並びにフィルターの軸方向の長さに関連する濾過効果の低減という問題を有する。

本発明は、濾過効果を改善し、且つ通気抵抗力の小さいタバコのフィルターを提供することを目的とする。

上記目的を実現するために、本発明は、フィルター芯の中に、少なくとも一つの螺旋通道を有するフィルターを提供する。この螺旋通道は、煙霧のフィルター芯を通過する通路の長さを増大させて、煙霧に対するフィルター芯の吸着面積を増大させ、遠心力の作用により、煙霧中の有害物質が通路の壁に、より多く吸着されるようにする。
本発明の第一実施形態は、本発明のフィルターのフィルター芯に、少なくとも一つの孔を形成するとともに、この孔の壁に螺旋槽を形成することである。この螺旋槽は単独でも良く、複数でも良い。
本発明の第二実施形態は、本発明のフィルターのフィルター芯に、少なくとも一つの螺旋孔を形成し、この螺旋孔をフィルター芯の軸方向に沿って延設させるものである。
本発明に係るフィルターのフィルター芯の螺旋通道は、当該フィルターを貫通するものであってもよい。
本発明に係るフィルターのフィルター芯の螺旋通道は、当該フィルターを貫通しないものであってもよい。
本発明に係るフィルターのフィルター芯は、複数の螺旋通道を有するものであってもよい。

上記構造を採用することにより、本発明に係るフィルターのフィルター芯の螺旋通道は、通気抵抗を増加しないという前提に基づいて、煙霧のフィルター芯を通過する通路の長さを増大させ、且つ、フィルター芯の煙霧中の有害物質に対する吸着面積を増大させ、タバコのフィルターの濾過効果を改善するという目的を達することができる。

以下、図面を参照しつつ、本発明のフィルターについて説明する。
まず、図１に示す本発明に係るフィルターの第一実施例を参照する。
本発明に係るフィルターは、フィルター芯（１）、巻紙（２）及び接口（３）を有する。図１に示す如く、本発明のフィルターのフィルター芯（１）は、孔（４）を有する。孔（４）の壁には螺旋槽（５）が形成される。
煙霧が接口（３）を経てフィルター芯（１）に入った後、孔（４）に沿って、接口（３）から離れる方向に向かって流動し、煙霧中の一部分の有害物質が、孔（４）の壁及び螺旋槽（５）の表面に吸着される。螺旋槽（５）の展開長さが、本発明のフィルターの軸方向寸法より大きいので、その濾過効果が従来技術のフィルターより優れる。

次に、図２に示す本発明に係るフィルターの第二実施例を参照する。
図２から分かるように、フィルター芯（１）は、フィルター芯（１）の軸方向に沿って延設する一つの螺旋孔（１）を有する。
煙霧が接口（３）を経て、フィルター芯（１）に入った後、螺旋孔（７）に沿って、接口（３）から離れる方向に向かって流動し、煙霧中の一部分の有害物質が螺旋孔（７）の孔の壁に吸着される。螺旋孔（７）の展開長さが、本発明のフィルターの軸方向寸法より大きいので、その濾過効果が従来技術のフィルターより優れる。

図３に示す本発明に係るフィルターの第三実施例を参照する。
本発明のフィルターのフィルター芯（１）は、孔（４）を備える。孔（４）の壁には螺旋槽（５）が形成される。
孔（４）は、フィルター芯（１）を貫通せず、フィルター芯（１）は、孔（４）と接口（３）の間に阻止層（６）を備える。この阻止層（６）は、従来技術のフィルターと同じような濾過機能を生じせしめることが可能であり、阻止層（６）と接続するとともに螺旋槽（５）を有する孔（４）により、煙霧に対して二次濾過を行って、濾過効果を更に高める構造となっている。

図４に示す本発明に係るフィルターの第四実施例を参照する。
図４から分かるように、第四実施例の螺旋通道の構造は、フィルター芯（１）に四つの螺旋孔（７）を有する形態である。この螺旋孔（７）は、フィルター芯（１）の軸方向に沿って延設する。
煙霧が接口（３）を経て、フィルター芯（１）に入った後、螺旋孔（７）を通じて、接口（３）から離れる方向に向かって流動して、煙霧中の一部分の有害物質が、螺旋孔（７）の孔の壁に吸着される。螺旋孔（７）の展開長さは、本発明のフィルターの軸方向の寸法より大きいので、その濾過効果が従来技術のフィルターより優れる。

本発明は、タバコのフィルターに好適に適用される。

本発明に係るフィルターの第一実施例の断面図である。本発明に係るフィルターの第二実施例の断面図である。本発明に係るフィルターの第三実施例の断面図である。本発明に係るフィルターの第四実施例の断面図である。

符号の説明

１・・・・・フィルター芯
２・・・・・巻紙
３・・・・・接口
４・・・・・孔
５・・・・・螺旋槽
６・・・・・阻止層
７・・・・・螺旋孔

Claims

フィルター芯（１）、巻紙（２）、接口（３）を有するフィルターであって、
前記フィルター芯（１）が、少なくとも一つの螺旋通道を有することを特徴とするフィルター。
前記螺旋通道が、前記フィルター芯（１）において、孔の壁に螺旋槽（５）を備える孔（４）であることを特徴とする請求項１に記載のフィルター。
前記螺旋通道が、フィルター芯（１）に形成された少なくとも一つの螺旋孔（７）であり、
該螺旋孔（７）が前記フィルター芯（１）の軸方向に延設することを特徴とする請求項１に記載のフィルター。
前記螺旋通道が、前記フィルター芯（１）を貫通することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のフィルター。
前記螺旋通道が、前記フィルター芯（１）を貫通していないことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のフィルター。
前記螺旋通道が、複数であることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のフィルター。