JP4262247B2 - シガレットのためのフィルタアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、シガレットの主流煙を濾過するフィルタアセンブリに係わり、特に外気の流入が許容されたシガレットためのフィルタアセンブリに関する。
この種のフィルタアセンブリはシガレットに接続される一端と、吸口端とを備える。より詳しくは、フィルタアセンブリは円筒状のフィルタを含み、このフィルタはロッド形状のフィルタ材と、このフィルタ材を包み込んだ包材と有する。フィルタアセンブリは、フィルタをシガレットに接続するためのチップペーパを更に含む。このチップペーパはフィルタ及びシガレットに巻付けられ、シガレットの軸線方向でみてフィルタアセンブリの吸口端からシガレットの一端部まで延びている。
例えば特許文献1に開示されたチップペーパは複数の穿孔列を有し、これら穿孔列はフィルタの周方向に間隔を存して並ぶ複数の小孔から形成されている。この場合、フィルタの包材は高い通気度を有する。
チップペーパが上述の穿孔列を備えていれば、フィルタシガレットの喫煙時、シガレットからの主流煙がフィルタ内を通過すると同時に、外気がチップペーパの穿孔列から包材を通過してフィルタ内に流入する。フィルタ内に流入した外気はフィルタ内の主流煙を希釈することから、喫煙者は希釈された主流煙を吸い込むことになり、シガレット本来の香喫味を損なうことなく、軽味のある喫煙フィーリングを楽しむことができる。
特許第3194580号明細書
上述の説明から明らかなように、シガレットの喫煙フィーリングの軽重は穿孔列の開度、つまり、フィルタ内に流入する外気の通気量により大きく影響され、この通気量は喫煙フィーリングの軽重を決定する重要な要因となる。しかしながら、喫煙時、フィルタアセンブリが喫煙者の指間に挟まれ、これら指が穿孔列を部分的に塞いでしまうことがある。このような状況では、穿孔列の開度が減少し、主流煙の所期の希釈効果、即ち、所望の喫煙フィーリングが得られない。
本発明の目的は、喫煙時、フィルタアセンブリの穿孔列が部分的に塞がれても、フィルタ内に流入すべき外気の通気量の減少を抑制でき、喫煙者に所期の喫煙フィーリングや香喫味を与えることができるシガレットのためのフィルタアセンブリを提供することある。
上述の目的を達成するため、本発明のシガレットのためのフィルタアセンブリは、
円筒状のフィルタであって、シガレットのたばこ煙を濾過可能なフィルタ材及びフィルタ材を囲み且つフィルタの外周面を形成する通気性の外層を含む、フィルタと、
フィルタに巻付けられ、シガレットにフィルタを接続するためのチップペーパであって、フィルタの外周面を囲み、且つ、フィルタに向けて外気を流入させる穿孔領域を有する、チップペーパと、
チップペーパとフィルタ材との間に形成された管状の通気度決定バンドであって、シガレットの喫煙時、穿孔領域よりもフィルタ材への外気の通気量を支配的に決定する通気度を有する、通気度決定バンドと
を備え
通気度決定バンドは、外層の少なくとも一部を形成する層部分と、この層部分を全域的に囲む空間層とを含んでいる
上述のフィルタアセンブリによれば、フィルタ内への外気の流入量、即ち、フィルタアセンブリの通気量通気度決定バンドにより実質的に決定される。それ故、喫煙時、チップペーパの穿孔領域が喫煙者の指により部分的に塞がれても、フィルタアセンブリの通気量が大きく変動することはない。この結果、本発明のフィルタアセンブリは、喫煙者の喫煙行動に左右されることなく、シガレットパックに表示されたシガレットのTN値を実質的に維持するのみならず、所期の喫煙フィーリングや香喫味を喫煙者に提供することができる。
具体的には、穿孔領域は、チップペーパに形成された少なくとも1つの穿孔列を含み、この穿孔列はフィルタの周方向に間隔を存して並ぶ複数の穿孔を有する。
フィルタアセンブリのシガレット側の一端が閉塞された状態で、その吸口端から空気が吸引されるときに、穿孔領域から通気度決定バンドを通じてフィルタ材内に流入する外気の通気量に関し、穿孔領域が塞がれていない場合及び穿孔領域が50%塞がれた場合の通気量をそれぞれVFN,VFBで表した場合、通気度決定バンドは、通気量VFBが通気量VFNの60%〜90%に維持されるような通気度を有する。
上述したように穿孔領域が50%閉塞されたとしても、フィルタアセンブリ内への外気の流入量つまり通気量は十分に確保され、実際のTN値が表示値から大きく逸脱することはない。
具体的には、フィルタアセンブリが、通気度決定バンドの外側を囲み且つ穿孔領域を含んだ外側部分と、通気度決定バンドからフィルタ材までの内側部分とに区分され、且つ、外側及び内側部分の通気抵抗がそれぞれR,Rで表されるとき、これら通気抵抗の比R/Rは2以下に設定されている。
換言すれば、外側及び内側部分の通気度がそれぞれQ,Qで表されるとき、これら通気度Q,Qの偏差ΔQ(=Q−Q)は、−2000〜4000コレスタユニット(CU:CORESTA Unit)の範囲にある。
上述したように通気抵抗の比及び通気度の偏差が設定されていれば、通気度決定バンドがフィルタ材内への外気の導入をリタードさせるので、たとえチップペーパの穿孔領域が部分的に閉塞されていても、フィルタアセンブリの通気量の変動は効果的に抑制される。
フィルタがいわゆるプレーンフィルタのみから形成されるとき、フィルタアセンブリの外側部分はチップペーパから形成され、フィルタアセンブリの内側部分は通気度決定バンドのみから形成される。この場合、通気度決定バンドの層部分は、フィルタ材を棒状に包み込む包により形成される
一方、フィルタはプレーンフィルタの一種であるノンランプフィルタに置換可能である。この場合、通気度決定バンドの層部分はフィルタ材を熱成形して得られた外皮層により形成される
更に、フィルタはいわゆるデュアルフィルタであってもよく、このデュアルフィルタは、シガレットの軸線方向にタンデムに配置された第1種及び第2種フィルタ要素であって、各フィルタ要素がフィルタ材と、このフィルタ材を包み込む内側包材とを有する、第1種及び第2種フィルタ要素と、第1種及び第2種フィルタ要素に巻付けられ、これらフィルタ要素を接続する外側包材とを含む。
具体的には、第1種及び第2種フィルタ要素の少なくとも一方は、シガレットの主流煙のための改善材として、例えばチャコール粒子等の添加材を含むことができる。
上述したデュアルフィルタの場合、通気度決定バンドの層部分は、内側包材及び外側包材の一方から形成される。通気度決定バンドの層部分が内側包材である場合、フィルタアセンブリの外側部分はチップペーパ及び外側包材から形成され、フィルタアセンブリの内側部分は内側包材のみから形成される。これに対し、通気度決定バンドの層部分が外側包材である場合、フィルタアセンブリの外側部分はチップペーパのみから形成され、フィルタアセンブリの内側部分は外側包材及び内側包材から形成される。
上述のデュアルフィルタの場合、通気度決定バンドの空間層、内側包材と外側包材との間、又は、外側包材とチップペーパとの間に確保される。
付け加えれば、上述したプレーンフィルタ及びデュアルフィルタ内の空間層は少なくとも40μmの層厚みを有しているのが好ましい。
また、前述した外側部分の通気度Qは内側部分の通気度Qよりも高い方が好ましく、この場合、通気度決定バンドの層部分となる内側包材又は外側包材の通気度は、100〜5000CUの範囲から選択される。
上述したように、フィルタ内への外気の流入量、即ち、フィルタアセンブリの通気量が通気度決定バンドにより実質的に決定されるので、喫煙時、チップペーパの穿孔領域が喫煙者の指により部分的に塞がれても、フィルタアセンブリの通気量が大きく変動することはない。この結果、本発明のフィルタアセンブリは、喫煙者の喫煙行動に左右されることなく、シガレットパックに表示されたシガレットのTN値を実質的に維持するのみならず、所期の喫煙フィーリングや香喫味を喫煙者に提供することができる。
図1のフィルタシガレットは、シガレット2と、このシガレット2の一端に接続されたフィルタアセンブリ4とを備える。
より詳しくは、フィルタアセンブリ4は、デュアルフィルタ6と、このデュアルフィルタ6をシガレット2に接続するチップペーパ8とを含み、デュアルフィルタ6はシガレット2の一端に隣接したチャコールフィルタ要素10と、チャコールフィルタ要素10に隣接したプレーンフィルタ要素12とを有し、これら要素10,12はタンデムに配置されている。
フィルタ要素10,12は、繊維状のフィルタ材14と、このフィルタ材14を円筒状に包み込む内側包材16とを有し、この内側包材16はシームを有する。このシームは内側包材16の両端縁を互いに糊を介して重ね合わせて形成され、両端縁は接着されている。チャコールフィルタ要素10のフィルタ材14は多数のチャコール粒子(図示しない)を含み、これらチャコール粒子はフィルタ材14中に一様に分布されている。これに対し、プレーンフィルタ要素12のフィルタ材14はチャコール粒子を含んでいない。
デュアルフィルタ6は外側包材18を更に含み、この外側包材18はフィルタ要素10,12を一体的に接続している。外側包材18はフィルタ要素10,12巻付けられ、互いに糊を介して重ね合わされた両端縁、即ち、シームを有する。
図1に示されるように、外側包材18と内側包材16との間には空間層22が確保されている。この空間層22は外側包材18と内側包材16との間にスペーサを配置することにより形成されている。
ここで、スペーサは、外側包材18の内面及び/又は内側包材16の外面に形成されたエンボス面、又は、外側包材18と内側包材16との間に配置された糊層を含む。スペーサとしての糊層は、内側包材16の全域に亘って空間層22を存在させるべく、所望のパターンに従って形成される。
図1のフィルタシガレットの場合、外側包材18の内面がエンボス面として形成され、これにより、空間層22はフィルタ要素10,12の外周面全域に亘って拡がることができる。空間層22の層厚は40μm以上の層厚、より好ましくは60μm以上である。
更に、前述したチップペーパ8は穿孔領域24を含む。図1から明らかなように、穿孔領域24は複数の穿孔列26を有し、これ穿孔列26はプレーンフィルタ要素12の外側に配置されている。各穿孔列26は多数の穿孔から形成され、これら穿孔はフィルタアセンブリ4の全周に亘り、所定間隔を存して形成されている。
チップペーパ8は穿孔領域24を除き、デュアルフィルタ6及びシガレット2の外周面に2つの環状の糊層を介して接着されている。より詳しくは、一方の糊層28aはフィルタシガレットの吸口端側に位置付けられ、デュアルフィルタ6とチップペーパ8とを接続する。他方の糊層28bはデュアルフィルタ6からシガレット2の一端部に亘り、チップペーパ8をデュアルフィルタ6及びシガレット2にそれぞれ接続する。チップペーパ8は空気を実質的に通過させないので、チップペーパ8の通気度は穿孔領域24、即ち、穿孔列26の開口面積により決定される。
内側包材16は、外側包材18に比べて十分に低い通気度を有した低通気率層として形成されている。換言すれば、図2に示されるように内側包材16は空層22と協働して通気度決定バンドを形成し、この場合、通気度決定バンドの外側を囲むフィルタアセンブリ4の外側バンドは、外側包材18及びチップペーパ8から形成される。
フィルタシガレットの喫煙時、通気度決定バンドは、外部からデュアルフィルタ6内、即ち、プレーンフィルタ要素12のフィルタ材14内に流入する外気の通気量VFS(シガレットの主流煙に対する希釈空気量)を外側バント、即ち、外側包材18及び穿孔領域24よりも支配的に決定する。
これに対し、通常のフィルタアセンブリの通気量VFSは、フィルタ材の外側を囲むバンドにより支配的に決定される。より詳しくは、ここでのバンドは穿孔領域、内側及び外側包材を含み、これら穿孔領域、内側及び外側包材の通気度は、フィルタアセンブリに要求される通気量VFSに応じてそれぞれ決定される。具体的には、穿孔領域(チップペーパ)の通気度は200〜4200CUの範囲から選択され、内側及び外側包材の通気度は穿孔領域の通気度よりも高い通気度をそれぞれ有し、例えば1300〜30000CUの範囲から選択されている。
本発明のフィルタアセンブリ4の場合、通気度決定バンド、即ち、低通気率層としての内側包材16の通気度QIW(=Q)は通常のフィルタアセンブリに使用されている内側包材の通気度(例えば、10000CU程度)よりも低く、フィルタアセンブリに要求される通気量VFSに応じて100〜5000CUの範囲から選択される。
一方、外側バンドの通気度Q(穿孔領域24及び外側包材18のそれぞれの通気度に基づいて決定される合成通気度)は、通気度Q(=Q)と通気度QIWとの間の偏差ΔQ(=Q−QIW)が−2000〜4000CUとなるように選択される。
この場合、外側バンドの通気度Qは内側包材16の通気度QIWよりも高い方が望ましい。
以下の表1は、フィルタアセンブリ4に要求される通気量VFSに対し、内側包材16の通気度QIW及び外側バンドの通気度Qの選択範囲を具体的に示す。
Figure 0004262247
内側包材16が低通気率層として形成される場合、外側包材18の通気度QOWは可能な限り高い方が望ましい。例えば、図1のフィルタアセンブリ4の外側包材18の通気度QOWは例えば30000CUである。この場合、穿孔領域24の通気度Qが外側バンドの通気度Qを実質的に決定する。
上述したフィルタアセンブリ4を備えたフィルタシガレットが喫煙されるとき、喫煙者の指が穿孔領域24を部分的に塞いでいると仮定する。
この場合、図2に示されるように、穿孔領域24の残り部分からフィルタアセンブリ4内に流入しようとする外気は外側包材18に衝突する。しかしながら、外側包材18の通気度QOWが高いので、外気は外側包材18の存在に拘わらず、外側包材18を円滑に通過し、空間層22に導入される。この後、外気は空間層22から内側包材16、即ち、低通気率層を更に通過し、プレーンフィルタ要素12のフィルタ材14内に導かれ、シガレット2の主流煙を希釈する。
前述したように内側包材16の通気度QIWが通常の内側包材の通気度よりも低いので、空間層22からフィルタ材14内への外気の導入は内側包材16によりリタードされる。それ故、空間層22内に導入された外気が空間層22内を通じて内側包材16の外面全域に拡がるので、図2中の矢印で示されるように、外気は内側包材16のほぼ全域を通過し、フィルタ材14内に導入される。
上述の説明から明らかなようにフィルタアセンブリ内への通気量VFSは低通気率層としての内側包材16により実質的に決定され、そして、チップペーパ8の穿孔領域24が部分的に塞がれているか否かは通気量VFSに殆ど影響しない。
この結果、フィルタアセンブリ4の通気量VFS(希釈空気量)が安定して維持され、フィルタシガレットの喫煙フィーリングや香喫味が不所望に変化することはない。
図3に示されているように、本発明のフィルタアセンブリ4は、内側包材16の代わりに低通気率層とし外側包材18を含むことができる。この場合、空層22は、チップペーパ8と外側包材18との間に確保されている。空間層22は前述したエンボス面がチップペーパ8の内面又は外側包材18の外面に形成されるか、又は、前述した糊層がチップペーパ8と外側包材18との間に配置されることにより確保される。
外側包材18が低通気率層として形成される場合、フィルタアセンブリ4の通気度決定バンドは、空層22、外側包材18及び内側包材16から形成され、通気度決定バンドを囲む外側バンドは、穿孔領域24を有するチップペーパ8から形成される。この場合、内側包材16は可能な限り高い通気度、例えば30000CUの通気度QIWを有し、通気度決定バンドの通気度に実質的に影響を与えることはない。従って、通気度決定バンドの通気度は外側包材18の通気度QOWにより実質的に決定される。
外側包材18の通気度QOWは、穿孔領域24の通気度Qと通気度QOWとの間の偏差ΔQ(=Q−QOW)が−2000〜4000CUの範囲内にあるように、100〜5000CUから選択され、通常のフィルタアセンブリに使用される外側包材の通気度(例えば、10000CU程度)よりも低い。なお、この場合にも、通気度Qは通気度QOWよりも大きい方が望ましい。
具体的には、図3のフィルタアセンブリの場合、外側包材18の通気度QOWや、穿孔領域24の通気度Qは以下の表2の範囲からそれぞれ選択される。
Figure 0004262247
図3のフィルタアセンブリを備えたフィルタシガレットの喫煙時、チップペーパ8の穿孔領域24が部分的に塞がれていると仮定する。
この場合、外側包材18の通気度QOWが低いことから、穿孔領域24の残り部分から空間層22を通じて外側包材18を通過しようとする外気は外側包材18よりリタードされる。それ故、外気は空層22内を外側包材18の外面全域に亘って拡がり、そして、外側包材18の全域を通過し、内側包材16に到達する。前述したように内側包材16の通気度QIWは非常に高いので、外側包材18を通過した外気は内側包材16の存在に拘わらず、内側包材16を通過し、フィルタ材14内に導入される。
この結果、図3のフィルタアセンブリにあっても、通気量VFSは、チップペーパ8の穿孔領域24が部分的に塞がれているか否かに拘わらず、外側包材18の通気度QOWにより実質的に決定され、主流煙に対する希釈空気量、即ち、通気量VFSが大きく変化することはない。
以下の表3は、通常のフィルタアセンブリを有するフィルタシガレット(比較例C)、本発明の図2のフィルタアセンブリを有するフィルタシガレット(実施例E1)及び本発明の図3のフィルタアセンブリを有するフィルタシガレット(実施例E2)について、穿孔領域24の閉塞の有無と、通気量VFN,FBとの関係をそれぞれ示す。
Figure 0004262247
表3中、
TP: チップペーパ
D: チップペーパにおける穿孔の孔径
QOW: 外側包材の通気度
QIW: 内側包材の通気度
AL: 空
G: 比較例Cにおける内側包材と外側包材との間の間隙
FA: フィルタアセンブリ
QAN: 穿孔領域が塞がれていないノーマル状態での
フィルタアセンブリの通気度
QAB: 穿孔領域が50%だけ塞がれたブロッキング状態
でのフィルタアセンブリの通気度
MR: 通気度維持率(QAB/QAN)
VFN: 穿孔領域がノーマルな状態にあるフィルタアセンブリの通気量
VFB: 穿孔領域がブロッキング状態にあるフィルタアセンブリの通気量
ΔVF: 通気量偏差(VFN-VFB)
を表す。
なお、通気度QAN,QAB及び通気量VFN,VFBは、シガレット2側のフィルタアセンブリ4の端面が完全に閉塞された状態で、フィルタアセンブリ4の吸い口端から空気を吸引し、この際の穿孔領域24からの空気流入量をそれぞれ測定することにより求められる。
また、比較例C、実施例E1,E2のシガレットは何れも、同一銘柄のフィルタシガレット(マイルドセブンスーパーライト(商標))のシガレットである。
表3から明らかなように、比較例Cの場合、チップペーパの穿孔領域が50%塞がれると、通気度維持率MRは50%となり、フィルタアセンブリ内に穿孔領域を通じて流入する空気量は大きく減少する。この結果、通気量VFNと通気量VFBの間の通気量偏差ΔVは20.5%に増大する。
このことは、比較例Cの場合、チップペーパの通気度が内側及び外側包材の通気度に比べて非常に低いので、フィルタアセンブリの通気量VFSがチップペーパ、即ち、穿孔領域の通気度(穿孔列の開口面積)により支配されていることを意味する。
これに対し、実施例E1,E2の場合、穿孔領域24が50%塞がれていても、通気度維持率MRは86%、78%にそれぞれ維持され、通気量偏差ΔVは4.8%、7.4%に制限されている。このことは、実施例E1,E2の場合、フィルタアセンブリの通気量VFSが穿孔領域24の開口面積に支配されていないことを意味する。
実施例E1,E2の場合には何れも、チップペーパ8の通気度Qが通気度決定バンドを形成する内側包材16又は外側包材18の通気度QIW,QOWよりも高いが、偏差ΔQが前述した範囲内にある限り、通気度Qは通気度QIW又はQOWよりも小さくてもよい。即ち、通気度QIW又はQOWが通常のフィルタアセンブリの場合の内側包材又は外側包材の通気度よりも十分に低い内側又は外側包材を使用すれば、本発明のフィルタアセンブリは前述した効果を十分に発揮することができる。
また、実施例E1,E2におけるチップペーパ8の通気度Qは、通常のフィルタアセンブリに使用されるチップペーパの通気度の範囲(200〜4200CU)内に含まれているが、この範囲以上であってもよい。即ち、通気度Qはフィルタアセンブリに要求される通気量VFSのみならず、前述した空層22の層厚の大きさによって決定されなければならない。より詳しくは、通気量VFSが一定であっても、空層22の層厚が小さければ、通気度Qは大きく確保され、これに対し、空層22の層厚が大きければ、通気度Qは小さくても済む。
次に、上述した通気量偏差ΔVに関し、比較例C及び実施例E1のフィルタアセンブリを擬似的な電気回路に置き換えて考察する。
外側バンド(チップペーパ及び外側包材)の通気度Q及び内側包材の通気度QIWがそれぞれ通気抵抗R、通気抵抗Rであるとすると、フィルタアセンブリは擬似的に電気回路で表すことができる。
この場合、通気抵抗R,Rは次式で表すことができる。
(KPa/CU) ≧ (Q+QOW)/(Q・QOW
(KPa/CU) ≒ 1/QIW
従って、抵抗比R/Rは次式となる。
/R= k・QIW・(Q+QOW)/(Q・QOW
kは、穿孔領域の穿孔の孔径、チップペーパから内側包材までの間に存在するスペース(間隙及び/又は空間層)及び外側包材の通気度(QOW)をパラメータとした関数fにより求められ、関数fは次式で表される。
k = f(孔径,スペース,QOW)≧1
なお、kは通常1.0≦k≦2.5の範囲にあり、比較例Cの場合k≒1.8である。
比較例Cのフィルタアセンブリは、図4及び図5の電気回路で表すことができる。図4は、穿孔領域が塞がれていないノーマル状態を示し、図5は穿孔領域が部分的に塞がれたブロッキング状態を示す。
実施例E1のフィルタアセンブリは、図6及び図7の電気回路で表すことができる。図6は、穿孔領域24が塞がれていないノーマル状態、を示し、図7は、穿孔領域24が部分的に塞がれたブロッキング状態を示す。
具体的には、実施例E1の場合、通気抵抗R,Rはそれぞれ、4,62×10−4,1.64×10−3であって、抵抗比R/Rは0.28となる。これに対し、比較例Cの場合、通気抵抗R,Rはそれぞれ、19.7×10−3及び1.33×10−4であり、抵抗比R/Rは14.8である。
図4及び図5を比較すれば明らかなように、比較例Cの場合、穿孔領域が部分的に閉塞されたとき、通気抵抗Rは大きく増加される。このことは、フィルタアセンブリの通気量VFSがチップペーパの穿孔領域及び外側包材により支配的に決定されることを意味する。
これに対し、図6及び図7を比較すれば明らかなように、実施例E1の場合、穿孔領域24が部分的に塞がれても、通気抵抗Rは余り増加されない。このことは、フィルタアセンブリ4の通気量VFSが穿孔領域24及び外側包材18ではなく、内側包材16により支配的に決定されることを意味する。
図8〜図11は、図4〜図7の電気回路を有したフィルタアセンブリをそれぞれ示し、図8〜図11中、フィルタアセンブリ内に流入する外気流れ矢印により表されている。
比較例C
穿孔領域が塞がれていないノーマル状態の場合(図8)、外気は穿孔領域の全域に対応した内側包材の外周面の部位からフィルタ材内に流入する。これに対し、穿孔領域の一部が塞がれたブロッキング状態の場合(図9)、外気は穿孔領域の残り部分に対応した内側包材の外周面の部位からのみ、フィルタ材内に流入するに過ぎない。
実施例E1
穿孔領域24が塞がれていないノーマル状態の場合(図10)、外気は内側包材16の外周面全域からフィルタ材14内に流入する。また、穿孔領域24の一部が塞がれたブロッキング状態の場合(図11)にも、外気は内側包材16の外周面のほぼ全域からフィルタ材14内に流入する。従って、実施例E1のフィルタアセンブリの通気量VFSは、穿孔領域24が部分的に塞がれているか否かに拘わらず、余り変化しない。
図12は、フィルタアセンブリ4に要求される通気量VFSが50%である場合、前述した抵抗比R/Rと通気量偏差ΔVとの関係を表す。図12から明らかなように、抵抗比R/Rが2以下の場合、フィルタアセンブリ4の通気量偏差ΔVは、比較例Cにおけるフィルタアセンブリの通気量偏差ΔV(=20.5%(表3参照))よりも低減されることが分かる。
それ故、本発明のフィルタアセンブリ4の場合、抵抗比R/Rは2以下に設定されている。
一方、図13の斜線領域は通気量Vに対し、抵抗比R/Rが2以下となる包材の通気度を示している。従って、フィルタアセンブリ4に要求される通気量VFSが設定されれば、図13の斜線領域から内側包材16の通気度QIWを決定することができる。
図7及び図11に示された効果は、実施例E1のフィルタアセンブリ4に特有のものではなく、実施例E2のフィルタアセンブリ4もま実施例E1の場合と同様な効果を有する。このことは、表3の通気量偏差ΔVの値から明らかである。
実施例E2のフィルタアセンブリの場合、Rはチップペーパ8(穿孔領域24)の通気抵抗を表し、Rは低通気率層としての外側包材18と内側包材16との合成通気抵抗を表す。
この場合、通気抵抗R,R及び抵抗比R/Rは、前述したチップペーパ8及び外側包材18の通気度Q,QOWに基づき、次式で表すことができる。
(KPa/CU) = 1/Q
(KPa/CU) ≧ 1/QOW
/R= k・QOW/Q
kは、穿孔領域24の穿孔26の孔径、外側包材18とチップペーパ8との間のスペース及び外側包材18の通気度QOWをパラメータとした関数fから求められる値であり、関数fは次式で表される。
k = f(孔径,スペース,QOW)≧1
なお、内側包材16の通気度QIWは非常に高いので、通気抵抗Rに影響を及ぼすことはない。よって、通気度QIWは、関数fのパラメータに含まれていない。
実施例E2の抵抗比R/Rもまた2以下に設定されていることは言うまでもない。従って、実施例E2の場合にも、フィルタアセンブリ4の通気量VFSが設定されれば、図13から外側包材18の通気度QOWを決定することができる。具体的には、実施例E2の場合、抵抗比R/Rは0.37である。
本発明は上述の実施例E1,E2に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、実施例E1,E2のフィルタアセンブリは共に、デュアルフィルタ6を含んでいるが、本発明のフィルタアセンブリは図14に示されるようなプレーンフィルタ30を含むことができる。
プレーンフィルタ30は、フィルタ材14と、このフィルタ材14を円筒状に包み込む包材31とを有する。この場合、包材3が低通気率層として形成され、包材31とチップペーパ8との間に空間層22が形成されている。この空間層22は包材31の外面に形成されたエンボス面、又は、包材31とチップペーパ8とを接着する糊層28a,28bにより確保される。前述したように糊層28は、包材31の全域に亘って空間層22が分布されるようなパターンを有する。
また、本発明のフィルタアセンブリは、図15に示されるようなノンラップフィルタ32を含むことができる。ノンラップフィルタ32は、フィルタ材14と、このフィルタ材14を円筒状に成形する外皮層34とを有し、この外皮層34はフィルタ材14の熱成形により得られる。このような外皮層34は低通気率層を形成する。この場合にも、外皮層34とチップペーパ8との間に空間層22が形成され、ここでの空間層22はチップペーパ8の内面に形成されたエンボス面、又は、チップペーパ8とノンラップフィルタ32とを互いに接着する糊層28a,28bにより確保される。
なお、外皮層34の通気度を調整するため、外皮層34は多数の微小孔(図示しない)を有することができ、この場合、これら微小孔は外皮層34の全域に一様に分布される。
図14及び図15のフィルタアセンブリもまた、チップペーパ8(穿孔領域24)の通気度Q(Q)と低通気率層(内側包材31又は外皮層34)の通気度Q(Q)との間の偏差ΔQ(=Q−Q)は、−2000〜4000CUの範囲にある。
換言すれば、チップペーパ8(穿孔領域24)の通気抵抗をRとし、そして、低通気率層(内側包材31又は外皮層34)の通気抵抗をRとしたとき、抵抗比R/Rは2以下に設定されている。なお、この場合、通気度Qは100〜5000CUの範囲から選択されている。
以下の表4〜表6は、通気量VFSが異なるサンプルA〜Cに関して、種々の抵抗比R/R毎の通気度維持率MR、通気量偏差ΔV、偏差率DR及び改善率IRをシュミレーションした結果を示す。この場合、各サンプルは図14のフィルタアセンブリであり、その穿孔領域24は50%だけ塞がれた状態にある。
Figure 0004262247
Figure 0004262247
Figure 0004262247
表4〜表6中、偏差率DRは次式により表される。
DR=ΔV/VFN
また、改善率IRは、抵抗比R/Rが15のときの偏差率DRを基準値DRとして、以下の式により表される。
IR=1−(DR/DR)×100
なお、通常のフィルタアセンブリの場合、チップペーパの通気抵抗がR、包材31の通気抵抗がRで表されるとき、抵抗比R/Rは15程度である。
表4〜表6から明かなように、サンプルA〜Cの何れにあっても、通気度維持率MRが60%〜90%、即ち、抵抗比R/Rが2以下であれば、通気量偏差ΔVが十分に小さく抑えられ、前述した所期の目的が達成される。より好ましくは、通気度維持率MRは70%〜90%に維持されるべきである。
なお、デュアルフィルタを含むフィルタアセンブリであっても、抵抗比R/Rが2以下であるとき、通気度維持率MRが60%〜90%に維持されることは言うまでもない。
また、デュアルフィルタ6はチャコールフィルタ要素10の代わりに、他のフィルタ要素を含むことができ、この他のフィルタ要素はチャコール粒子以外の他の吸着材を有する。
更に、前述した空間層22はエンボス加工や糊層によらず他の手段によっても確保できることは言うまでもない。
一実施例のフィルタアセンブリを破断して示した斜視図である。 図1のデュアルフィルタを概略的に示した縦断面図である。 変形例のデュアルフィルタを概略的に示した縦断面図である。 通常のデュアルフィルタの内部構造と等価な電気回路をノーマル状態で示した図である。 図4の電気回路をブロッキング状態で示した図である。 本発明のデュアルフィルタの内部構造と等価な電気回路をノーマル状態で示した図である 図6の電気回路をブロッキング状態で示した図である。 図4に対応する場合の外気の流入状態を視覚的に示した図である。 図5に対応する場合の外気の流入状態を示した図である。 図6に対応する場合の外気の流入状態を視覚的に示した図である。 図7に対応する場合の外気の流入状態を示した図である。 通気抵抗の比R/Rに対するフィルタアセンブリの通気量偏差ΔVを示したグラフである。 フィルタアセンブリの通気量VFSに対する包材の通気度を表したグラフである。 プレーンフィルタの一部を概略的に示した縦断面図である。 ノンラップフィルタの一部を概略的に示した縦断面図である
符号の説明
2 シガレット
4 フィルタアセンブリ
6 デュアルフィルタ
8 チップペーパ
10 チャコールフィルタ要素
12 プレーンフィルタ要素
14 フィルタ材
16 内側包材(層部分)
18 外側包材(層部分)
22 空間層
24 穿孔領域
26 穿孔列
31 包材(層部分)
34 外被層(層部分)

Claims (16)

  1. シガレットのためのフィルタアセンブリであって、シガレットに接続されるべき一端と、吸口端とを有するフィルタアセンブリにおいて
    円筒状のフィルタであって、シガレットのたばこ煙を濾過可能なフィルタ材及び前記フィルタ材を囲み且つ前記フィルタの外周面を形成する通気性の外層を含む、フィルタと、
    前記フィルタに巻付けられ、前記シガレットに前記フィルタを接続するためのチップペーパであって、前記フィルタの外周面を囲み、且つ、前記フィルタに向けて外気を流入させる穿孔領域を有する、チップペーパと、
    前記チップペーパと前記フィルタ材との間に形成された管状の通気度決定バンドであって、前記フィルタの全長に亘って延び、且つ、前記シガレットの喫煙時、前記穿孔領域よりも前記フィルタ材への外気の通気量を支配的に決定する通気度を有する、通気度決定バンドと
    を備え
    前記通気度決定バンドは、前記外層の少なくとも一部を形成する層部分と、この層部分を全域的に囲む空間層とを含んでいることを特徴とするシガレットのためのフィルタアセンブリ
  2. 前記穿孔領域は、前記チップペーパに形成された少なくとも1つの穿孔列を含み、前記穿孔列は、前記フィルタの周方向に間隔を存して並ぶ複数の穿孔を有することを特徴とする請求項1に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  3. 前記フィルタアセンブリの前記一端が閉塞された状態で前記フィルタアセンブリの前記吸口端から空気が吸引されるときに、前記穿孔領域から前記通気度決定バンドを通じて前記フィルタ材内に流入する外気の通気量に関し、
    前記穿孔領域が塞がれていない場合での通気量FN、前記穿孔領域が50%だけ塞がれた場合での通気量FBで表したとき、前記通気度決定バンドは、通気量VFBが前記通気量VFNの60%〜90%に維持されるような通気度を有することを特徴とする請求項2に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  4. 前記フィルタアセンブリが前記通気度決定バンドの外側を囲み且つ前記穿孔領域を含んだ外側部分と、前記通気度決定バンドから前記フィルタ材までの内側部分とに区分され、且つ、前記外側及び内側部分の通気抵抗がそれぞれR,Rで表されるとき、これら通気抵抗の比R/Rは2以下に設定されていることを特徴とする請求項3に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  5. 前記フィルタアセンブリが前記通気度決定バンドの外側を囲み且つ前記穿孔領域を含んだ外側部分と、前記通気度決定バンドから前記フィルタ材までの内側部分とに区分され、且つ、前記外側及び内側部分の通気度がそれぞれQ,Qで表されるとき、これら通気度の偏差ΔQ=Q−Qは、−2000〜4000コレスタユニットの範囲にあることを特徴とする請求項3に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  6. 前記内側部分は前記通気度決定バンドのみから形成され、
    前記層部分は、前記フィルタ材を棒状に包み込む包材であることを特徴とする請求項3に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  7. 前記内側部分は前記通気度決定バンドのみから形成され、
    前記層部分は、前記フィルタ材の外周面を熱成形して得られた外皮層であることを特徴とする請求項3に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  8. 前記フィルタは、
    シガレットの軸線方向にタンデムに配置された第1種及び第2種フィルタ要素であって、各フィルタ要素がフィルタ材と、このフィルタ材を包み込む内側包材とを有する、第1種及び第2種フィルタ要素と、
    前記第1種及び第2種フィルタ要素に巻付けられ、これらフィルタ要素を接続する外側包材と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  9. 前記通気度決定バンドの前記層部分は前記内側包材により形成され、前記通気度決定バンドの前記空間層は前記内側包材と前記外側包材との間に確保されていることを特徴とする請求項8に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  10. 前記穿孔領域により決定される前記チップペーパの通気抵抗と前記外側包材の通気抵抗との合成の通気抵抗をR、前記内側包材の通気抵抗をRとしたとき、これら通気抵抗の比R/Rは2以下に設定されていることを特徴とする請求項9に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  11. 前記穿孔領域により決定される前記チップペーパの通気度と前記外側包材の通気度との合成の通気度をQ、前記内側包材の通気度をQとしたとき、これら通気度の偏差ΔQ=Q−Qは、−2000〜4000コレスタユニットの範囲にあることを特徴とする請求項9に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  12. 前記通気度決定バンドの前記層部分は前記外側包材により形成され、前記通気度決定バンドの前記空間層は前記外側包材と前記チップペーパとの間に確保されていることを特徴とする請求項8に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  13. 前記穿孔領域により決定される前記チップペーパの通気抵抗をR、前記外側包材の通気抵抗と前記内側包材の通気抵抗との合成の通気抵抗をRとしたとき、これら通気抵抗の比R/Rは2以下に設定されていることを特徴とする請求項12に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  14. 前記穿孔領域により決定される前記チップペーパの通気度と前記外側包材の通気度との合成の通気度をQ、前記内側包材の通気度をQとしたとき、これら通気度の偏差ΔQ=Q−Qは、−2000〜4000コレスタユニットの範囲にあることを特徴とする請求項12に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  15. 前記通気度Qは通気度Q よりも高いことを特徴とする請求項11又は14に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
  16. 前記通気度Qは、100〜5000コレクタユニットの範囲にあることを特徴とする請求項11又は14に記載のシガレットのためのフィルタアセンブリ
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