JPH04104206U - 伸線装置 - Google Patents

伸線装置

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JPH04104206U
JPH04104206U JP660291U JP660291U JPH04104206U JP H04104206 U JPH04104206 U JP H04104206U JP 660291 U JP660291 U JP 660291U JP 660291 U JP660291 U JP 660291U JP H04104206 U JPH04104206 U JP H04104206U
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JP
Japan
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lubricant
wire
wire drawing
vibrator
die
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Application number
JP660291U
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English (en)
Inventor
武久 岡本
Original Assignee
株式会社三五
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉末潤滑剤を用いる伸線装置における潤滑切
れを無くす。 【構成】 被伸線材3が粉末状の潤滑剤4内を通過する
伸線装置において、潤滑剤4を入れたダイスボックス1
にバイブレータ6を装着する。バイブレータ6の振動で
潤滑剤の上面が均らされて水平になり、被伸線材3との
間に隙間が生じなくなり、潤滑剤4が被伸線材3の周囲
に付着する。 【効果】 ダイス傷が無くなり、製品品質の向上とダイ
ス寿命の延長ができ、監視要員の省人化ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は金属の線材を伸線加工する伸線装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の伸線装置は、図4に示すダイスボックス1に装着されたダイス2内を 被伸線材3を通すことで伸線する構造となっており、被伸線材(以下単に線材と いう)3は図示されていないコイルスタンドのリールに巻かれたものが引き出さ れて伸線される。そして、ダイスボックス1内にはコーシンと呼ぶ粉末状の乾式 潤滑材4が入れてあり、線材3がこの潤滑剤4の中を通過する間に線材3の表面 に潤滑剤の粉末が付着してダイス2と線材3との間の潤滑を行なう。伸線された 線材3は図示されてない巻取装置で矢印Aの方向に索引される構造になっている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、図5(a)に示すように、ダイスボッス1に入れる潤滑 材4は、線材3の外周を包むようにダイスボックス1内に盛り上げるように入れ 、この潤滑材4に触れながら線材4が移動通過するのが本来の動作であるが、コ イルスタンドから供給される線材3は、それまでにリールに巻かれていた巻き癖 があるため、潤滑材4が図5(b)に示すように、隅の方に押しやられて、通過 する線材3との間に隙間空間5が生じてしまい、線材3の全周3に潤滑材4が均 一に付着しなくなってしまう場合がある。
【0004】 こうなると、いわゆる潤滑切れを起こしてダイス傷が発生し、伸線の品質が悪 くなると共にダイスの寿命が短くなる。そこで、従来は、作業者が線材3と潤滑 材4との間に隙間(空洞)を生じないように、その都度へらを用いて潤滑材を盛 り上げていたが、多数の伸線装置の面倒を一人の作業者でみているため、十分な ことが出来ず、ダイス傷を防止し切れないという問題点があった。
【0005】 本考案はこのような問題点を解消できる伸線装置を提供することを目的とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の伸線装置では、被伸線材(3)が粉末状 の潤滑材(4)内を通過するようにしたダイスボックス(1)を有する伸線装置 において、ダイスボックス(1)にバイブレータ(6)を装着した。
【0007】 バイブレータ(6)の振動を伝達する板(7)をバイブレータ(6)に取付け 、板(7)を延長してその延長部を潤滑剤(4)の中に挿入配設するとより効果 的である。
【0008】
【作用】
バイブレータの振動が潤滑剤に伝わり、潤滑剤の上部が水平に均されるため、 線材との間に空洞が生じない。
【0009】
【実施例】
図3において、6は商用電源で作動する80Wの電磁バイブレータ、7は電磁 バイブレータ6の下面にその基端7aを固着した樋形の板で、電磁バイブレータ 7の振動を伝達する。6aは電源コードである。
【0010】 図3の電磁バイブレータ6と板7とは、図1と図2に示すように、板7の基部 をL形のブラケット8とねじ9によりダイスボックスの一方の側壁1aに固定し て装着する。板7を延長した下部7bはダイスボッス1に充填された粉末状潤滑 剤4内に挿入され、さらにその先端7cはダイスボックス1の他方の側壁1bの 上方に位置しているが側壁1bとは接触せず離れている。なお、図1,図5では 、線材3は誇張して太目に書いてある。又、図2では、線材3と潤滑剤4は現さ れていない。
【0011】 電磁バイブレータ4を商用電源で駆動励振すると、その振動がダイスボックス 1や板7に伝わり、潤滑剤4を振動させ、図1のようにその上部が水平面になる ように均らすから、線材3が曲がっていて蛇行しても、線材と潤滑材4との間に 隙間(空洞)を生じない。
【0012】
【考案の効果】
本考案の伸線装置は上述のように構成されているので、線材が蛇行しても、潤 滑材との間に隙間(空洞)が生じなく、線材の周囲に均一に潤滑剤が付着するた め、潤滑切れによるダイス傷が皆無となり、製品の品質向上と、ダイスの摩耗を 抑えて寿命延長に寄与するばかりではなく、潤滑切れを防止するための監視要員 が不要となり省人化も達成できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部縦断面図である。
【図2】本考案の実施例の要部斜視図である。
【図3】本考案の実施例のバイブレータとバイブレータ
に取付けた板の斜視図である。
【図4】従来の伸線装置の一部の斜視図である。
【図5】従来の伸線装置のダイスボックス部分での縦断
面図で、同図(a)と(b)は潤滑剤の異なる態様を示
す。
【符号の説明】
1 ダイスボックス 2 ダイス 3 線材 4 潤滑剤 6 バイブレータ 7 板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被伸線材(3)が粉末状の潤滑材(4)
    内を通過するようにしたダイスボックス(1)を有する
    伸線装置において、ダイスボックス(1)にバイブレー
    タ(6)を装着したことを特徴とする伸線装置。
  2. 【請求項2】 バイブレータ(6)の振動を伝達する板
    (7)を潤滑材(4)の中まで延長配設した請求項1の
    伸線装置。
JP660291U 1991-02-18 1991-02-18 伸線装置 Pending JPH04104206U (ja)

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JPH04104206U true JPH04104206U (ja) 1992-09-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59215209A (ja) * 1983-05-20 1984-12-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 伸線加工方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59215209A (ja) * 1983-05-20 1984-12-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 伸線加工方法

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