JPH04104173U - 溶媒給送装置 - Google Patents

溶媒給送装置

Info

Publication number
JPH04104173U
JPH04104173U JP1628892U JP1628892U JPH04104173U JP H04104173 U JPH04104173 U JP H04104173U JP 1628892 U JP1628892 U JP 1628892U JP 1628892 U JP1628892 U JP 1628892U JP H04104173 U JPH04104173 U JP H04104173U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
liquid reservoir
pump
plunger
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1628892U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2500448Y2 (ja
Inventor
秀樹 小西
宗雄 斎藤
Original Assignee
日本分光株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本分光株式会社 filed Critical 日本分光株式会社
Priority to JP1992016288U priority Critical patent/JP2500448Y2/ja
Publication of JPH04104173U publication Critical patent/JPH04104173U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500448Y2 publication Critical patent/JP2500448Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ吸引時のキャビテーションの発生を良
好に抑制し、また低圧グラジェント分析を可能にする、
1台のシングルヘッド型往復動プランジャポンプを用い
た構成が簡単で安価な溶媒給送装置を提供する。 【構成】 シングルヘッド型往復動プランジャポンプ3
0を用いて、所定の溶媒を、貯槽10,12より目的と
する機器に給送するために用いられる装置において、往
復動プランジャポンプの吸引側の流路に、壁部の少なく
とも一部の変形乃至は変位によって容積が変化する液溜
め部62を設けると共に、ポンプのプランジャ52と液
溜め部との間に、プランジャの移動に伴って液溜め部の
容積を強制的に変化せしめる容積変化手段を介在させ、
ポンプの吐出作動時において、液溜め部の容積をプラン
ジャの移動に伴って強制的に増大せしめて、液溜め部内
に貯槽より溶媒を導いて保持させるようにする一方、ポ
ンプの吸引作動時において、液溜め部の容積をプランジ
ャの移動に伴って強制的に減少せしめて、液溜め部内に
保持させた溶媒をポンプに送り込むようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、溶媒給送装置に係り、特にシングルヘッド型往復動プランジャポン プを使用する液体クロマトグラフ(液体クロマトグラフィ装置)に用いて、ポン プ吸引時におけるキャビテーションの発生を良好に抑制すると共に、低圧グラジ ェント分析を可能にする溶媒給送装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、化学,生物,医学等の分野における分離分析手段の一つとして、移 動相となる溶媒を所定の貯槽よりポンプなどの給送手段によってカラム等の液体 クロマトグラフ分離手段に給送せしめる一方、系内に分析目的物たる試料を導入 し、かかる分離手段において該試料を移動相溶媒によって展開、分離せしめて、 その分離した試料成分を検知するようにした液体クロマトグラフィ(LC)が知 られている。
【0003】 ところで、このような液体クロマトグラフィ、特に高速液体クロマトグラフィ を行なう装置としての液体クロマトグラフでは、分離手段に移動相溶媒を供給す るための溶媒給送装置として、従来より種々の構成のものが提案されているが、 近年においては、その構成が簡単で経済的に有利であること、メンテナンスが容 易であることなどといった理由から、その給送手段として1台のシングルヘッド 型往復動プランジャポンプ(以下シングルヘッドポンプと略称する)を用いたも のが多く採用されるようになってきている。
【0004】 しかし、かかる給送手段として1台のシングルヘッドポンプを使用するだけの 溶媒給送装置では、分離手段に対する給送溶媒の低脈動化を図るために、その吐 出作動を緩やかに行なう一方、その吸引作動を急速に(例えば、吐出時間の1/ 20〜1/50程度の時間で)行なう必要があることから、その吸引作動時にお いてポンプ吸引側、殊にポンプ室内にキャビテーションが発生し易いといった問 題があり、ひいては溶媒流量の精度が低下し易いといった問題があった。勿論、 ポンプの吸引作動を緩やかにすれば、そのような問題が生じることを回避できる のであるが、この場合にはポンプの吐出脈動が大きくなり、その脈動に起因して 分析精度が著しく低下し、ひいては分析が不可能になるといった不具合を生じる のであり、それ故ポンプの吸引作動を緩やかにしてキャビテーションの発生を抑 制することには限界があったのである。
【0005】 また、近年において、移動相として複数種類の溶媒を用い、それら溶媒の混合 比率を時間的に変化させて分離手段に給送する勾配溶出法が、多く採用されるよ うになってきており、殊に溶媒の混合比率が大きいような場合において正確な勾 配溶出が可能なこと、各溶媒を貯溜する貯槽に対して共通のポンプを使用出来、 経済的に有利であることなどの理由から、溶媒をポンプの吸引側で混合する低圧 グラジェント法が注目を浴びているが、前記1台だけのシングルヘッドポンプを 使用する溶媒給送装置を用いて、かかる低圧グラジェント分析を行なおうとする と、前述のように、ポンプの吸引作動を極めて短時間(例えば0.1〜0.2秒 )で行なう必要があることから、溶媒の混合比率が著しく不正確になるといった 問題があった。低圧グラジェント分析では、各貯槽に対応して設けられた電磁弁 (バルブ手段)の時間的な開閉制御によって、溶媒の混合比率が調整されるよう になっているが、通常の電磁弁では、そのレスポンスが0.01〜0.02秒と 大きいため、上述の如き短い時間では電磁弁の作動誤差が著しく大きくなること が避け得ないのであり、従って溶媒の混合比率が著しく不正確になることが避け 得ないのである。
【0006】 そしてそれ故、従来では、かかる1台だけのシングルヘッドポンプを使用する 溶媒給送装置を用いては低圧グラジェント分析を行なうことが困難であったので あり、シングルヘッドポンプを使用する溶媒給送装置を用いて勾配溶出を行なう 場合にあっては、各貯槽に対して独立したポンプを要する、溶媒をポンプの吐出 側で混合する高圧グラジェント法が、専ら採用されていた。
【0007】 なお、1台のシングルヘッドポンプを使用する溶媒給送装置を用いて、低圧グ ラジェント分析を行なうことは技術的には可能であるが、この場合には、高速応 答の可能な電磁弁を採用する必要がある上、電磁弁の制御機構が複雑になること が避け得ないため、その製造コストが著しく高くなる等といった問題があるので ある。
【0008】 一方、これに対し、特開昭55−122149号公報には、分離手段と貯槽と の間に2台のシングルヘッドポンプ(シングルヘッドポンプユニット)を直列に 設けると共に、それら2台のシングルヘッドポンプの駆動を同期的に行ない、分 離手段側のシングルヘッドポンプに対して、その吸引量に等しい溶媒を貯槽側の シングルヘッドポンプから積極的に送り込むようにすることにより、キャビテー ションの発生を良好に抑制すると共に、低圧グラジェント分析を可能にする溶媒 給送手法が開示されており、またその好適な装置として、2つのシングルヘッド ポンプユニットを共通のボディ内に同軸的に形成すると共に、それらポンプユニ ットを共通の駆動手段によって同時に駆動せしめるようにしたものが開示されて いる。
【0009】 しかしながら、かかる公報の開示技術に従う溶媒給送装置では、上述のように 、キャビテーションの発生を良好に抑制することが可能になると共に、低圧グラ ジェント分析が可能にはなるものの、2台のポンプ(ポンプユニット)が必要に なることから、その構造が複雑になって、メンテナンスが面倒になるといった不 具合があり、またその製造コストが著しく高くなるといった問題があった。この ような溶媒給送装置に用いられるポンプでは、各種の溶媒に対して高い耐腐食性 が要求されるため、例えばプランジャがサファイア、ポンプ室が耐腐食性に優れ たSUS316(ステンレス鋼) などといったように、各ポンプ構成部材が高価 で、加工が困難な素材で構成されるのが一般的であり、それ故前記公報の開示技 術に従う溶媒給送装置のように、2台のポンプを使用するものでは、その製造コ ストが著しく高くなることを免れ得ないのである。
【0010】
【解決課題】
ここにおいて、本考案は、かかる事情を背景にして為されたものであって、そ の課題とするところは、ポンプ吸引時におけるキャビテーションの発生を良好に 抑制し、また低圧グラジェント分析を可能にする、1台のシングルヘッド型往復 動プランジャポンプを用いた、構成が簡単で、安価な溶媒給送装置を提供するこ とにある。
【0011】
【解決手段】
そして、本考案は、かかる課題解決のために、シングルヘッド型往復動プラン ジャポンプを用いて、所定の溶媒を、貯槽より目的とする機器に給送するために 用いられる装置において、前記往復動プランジャポンプの吸引側の流路に、壁部 の少なくとも一部の変形乃至は変位によって容積が変化する液溜め部を設けると 共に、該ポンプのプランジャと該液溜め部との間に、該プランジャの移動に伴っ て該液溜め部の容積を強制的に変化せしめる容積変化手段を介在させ、該ポンプ の吐出作動時において、該液溜め部の容積を該プランジャの移動に伴って強制的 に増大せしめて、該液溜め部内に前記貯槽より溶媒を導いて保持させるようにす る一方、該ポンプの吸引作動時において、該液溜め部の容積を該プランジャの移 動に伴って強制的に減少せしめて、該液溜め部内に保持させた溶媒を該ポンプに 送り込むようにしたことを特徴とする溶媒給送装置を、その要旨とするものであ る。
【0012】
【作用・効果】
このような本考案に係る溶媒給送装置によれば、ポンプの吐出作動時(吐出行 程時)において液溜め部に貯槽からの溶媒が導かれて保持され、ポンプの吸引作 動時(吸引行程時)において該液溜め部に保持された溶媒がポンプ(ポンプ室) に積極的に送り込まれることとなる。つまり、ポンプの吸引作動によるポンプ室 の容積の増大に伴って、溶媒がポンプ室に積極的に補充されるのである。そして それ故、従来装置のように、ポンプを急速吸引させても、ポンプ室内の圧力が著 しく低下することが良好に回避され、その急激な減圧に起因してキャビテーショ ンが発生することが良好に抑制されるのであり、ポンプの吐出脈動を大きくする ことなく、キャビテーションの発生を良好に抑制することができるのである。
【0013】 また、本考案に係る溶媒給送装置においては、液溜め部の容積がポンプの吐出 作動時におけるプランジャの移動に従って増大し、貯槽に貯溜された溶媒がこれ によって液溜め部に導かれるようになっているため、かかる液溜め部に溶媒を導 くための時間がポンプの吐出作動時間に応じた充分長い時間となるのであり、そ れ故勾配溶出法における低圧グラジェント分析を行なう液体クロマトグラフに採 用した場合において、高速応答可能なバルブ手段を用いることなく、溶媒を正確 な混合比率で混合することができるのである。つまり、本考案に係る溶媒給送装 置を液体クロマトグラフに用いれば、液溜め部と各貯槽との間にそれぞれ通常の 応答速度を有するバルブ手段を配設する簡単な構成を採用することにより、低圧 グラジェント分析が可能となるのであり、従って溶媒を大きな混合比率の差をも って混合するような場合において特に有利になることは勿論、勾配溶出が1台の シングルヘッド型往復動プランジャポンプを用いるだけで可能となると共に、バ ルブ手段として安価なものを採用することが可能となることから、従来装置に比 べて経済的にも著しく有利となる。
【0014】 なお、本考案では、ポンプ(ポンプユニット)が1台で済むため、装置の製造 コストが著しく安くなるといった利点があることは勿論、メンテナンスが容易に なるといった利点もある。
【0015】 また、以上の説明から明らかなように、本考案は、特に、液体クロマトグラフ 用の溶媒給送装置に対して好適に適用できるものであるが、これに限定されるも のではなく、フローインジェクション分析装置の溶媒給送装置等、液体クロマト グラフの溶媒給送装置と同様の溶媒給送装置に対しても、適用することが可能で ある。
【0016】
【実施例】 以下、本考案をより一層具体的に明らかにするために、その幾つかの実施例を 図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】 先ず、図1は、本考案に従う溶媒給送装置を備えた、低圧グラジェント分析を 行なうための液体クロマトグラフの一例を概略的に示す系統図である。そして、 そこにおいて、10,12は、互いに独立した貯槽であり、相互に異なる溶媒が 収容(貯溜)されている。なお、それら貯槽10,12は、図示されているよう に、密閉された貯槽であっても、あるいは開放された貯槽であってもよい。
【0018】 貯槽10,12には、それぞれ、吸引枝管14,16が挿入されており、そし てそれら吸引枝管14,16には吸引本管18が接続されている。また、各貯槽 10,12内に貯溜されている溶媒が各吸引枝管14,16を通じて汲み上げら れ、吸引本管18で合流せしめられるようになっている。更に、各吸引枝管14 ,16上には、それぞれ、バルブ手段としての電磁弁20,22が設けられてお り、コントローラ24によってそれら電磁弁20,22が所望の混合比率に応じ て択一的に開閉制御せしめられるようになっている。これにより、吸引本管18 に所望の混合比率をもって混合せしめられた混合溶媒(移動相)が導かれるよう になっているのである。なお、ここでは、移動相が2種類の溶媒の混合物として 与えられるようになっているが、移動相を3種類以上の溶媒の混合物として与え るようにすることも可能である。また、溶媒の混合比率は、前述のように、各溶 媒に対応して個々に配設された電磁弁を開閉制御して調整する他、各吸引枝管の 合流点に位置して、三方バルブ等、多種類の切換操作を同時に行ない得る電磁弁 を配設し、かかる電磁弁を切換制御することによって調整するようにすることも 可能である。また、図1において、26,28は、それぞれ、濾過フィルタであ る。
【0019】 各吸引枝管14,16からの溶媒が導かれる吸引本管18は、その下流側の端 部がシングルヘッド型往復動プランジャポンプ30の吸引側、すなわち該ポンプ 30のポンプ室32の吸引側ポートにチェック弁34を介して接続されている。 また、ポンプ室32の吐出側ポートはチェック弁36を介して溶媒給送流路38 に接続されている。そして、かかる溶媒給送流路38には、所定のダンパ40を 介して液体クロマトグラフ分離手段としてのカラム42が接続されており、かか るカラム42の下流には、所定の検知手段44が接続されている。
【0020】 ここにおいて、前記ポンプ30は、長手状のボディ46と、その長手方向の一 端部に固着されたポンプヘッド48とを備えている。そして、そのポンプヘッド 48内に位置して、前記ポンプ室32が形成されている。また、ボディ46内に は、その長手方向に移動可能にプランジャホルダ50が保持されており、このプ ランジャホルダ50の一端部に位置してプランジャ52が同軸的に取り付けられ ている。そして、ポンプヘッド48内に形成されたポンプ室32内に該プランジ ャ52が突入せしめられ、該プランジャ52の往復動に基づいてポンプ作用が行 なわれるようになっている。
【0021】 吸引本管18内を導かれた移動相がプランジャ52の図1中右方向への移動( 復動)に基づいてポンプ室32内に吸引せしめられるのであり、また該ポンプ室 32内に吸引された移動相がプランジャ52の図1中左方向への移動(往動)に 基づいて溶媒給送流路38に吐出せしめられるのである。そして、かかる溶媒給 送流路38に吐出された移動相が前記ダンパ40を介してカラム42に導かれ、 そこで試料を分離、展開せしめるのであり、その移動相にて分離、展開せしめら れた試料が前記検知手段44で検知せしめられるのである。
【0022】 なお、図1から明らかなように、本実施例では、ポンプ30のポンプ作動、す なわちプランジャ52の往復動が、前記プランジャホルダ50をその復動方向( 図1において右方向)に付勢する圧縮コイルスプリング54の付勢力と、該プラ ンジャホルダ50に固定のカムフォロワ56に圧接せしめられたカム58の回転 に基づいて行なわれるようになっている。また、図中、60は、シール部材であ る。
【0023】 ところで、前記プランジャ52の往復動は、吐出脈動を小さく抑えるために、 前記カム58の形状とその回転速度制御に基づいて、従来装置と同様、吐出作動 (往動作動)がゆっくりした一定の速度で行なわれる一方、吸引作動(復動作動 )が速い速度で急激に行なわれることとなるが、この場合、従来装置のように、 吸引本管18の容積が固定的であれば、ポンプ30の吸引作動が急激に行なわれ ることから、その吸引作動時において、ポンプ30の吸引側、殊にポンプ室32 内がその容積の増大に伴って急激に減圧されることとなり、その急激な減圧に起 因して、ポンプ室32にキャビテーションが発生し易くなる。また、前記吸引枝 管14,16を通じての各貯槽10,12からの溶媒の吸引に要する時間が著し く短くなることから、それら溶媒の混合比率が著しく不正確となり、ひいては検 知手段44における分析結果の信頼性が著しく損なわれることとなる。
【0024】 そこで、本実施例装置では、図1および図2に示されているように、吸引本管 18上にゴム弾性チューブ62が介装され、該ゴム弾性チューブ62の内容積が プランジャ52の往復動に伴ってポンプ室32の容積の増減作用とは逆方向に増 減せしめられることにより、そのような不具合の解消が図られている。
【0025】 すなわち、図1および図2に示されているように、本実施例においては、前記 プランジャホルダ50が、プランジャ52を支持する側とは反対側の端部におい て、ボディ46に形成された有底穴64内に摺動可能に嵌合せしめられており、 この嵌合により、有底穴64の底部に位置して、流体収容空間としての密閉空間 66が形成されている。そして、この密閉空間66内には、図2に示されている ように、プランジャホルダ50がその復動端位置にあるとき常圧を示す所定の流 体(例えば空気)が収容され、プランジャホルダ50の移動位置に応じてその密 閉空間66内の圧力が変化するようにされている。そして、前記吸引本管18上 に介装せしめられたゴム弾性チューブ62が、かかる密閉空間66を貫通する状 態で、ボディ46に配設されている。
【0026】 つまり、ポンプ室32の容積が減少せしめられるポンプ30の吐出作動時にお いては、吸引本管18のポンプ30側の端部がチェック弁34で遮断されるとこ ろから、プランジャ52の移動に伴う密閉空間66内の減圧作用に基づいて、ゴ ム弾性チューブ62が外側に膨出し、その内容積が増大せしめられるようになっ ているのであり、その内容積の増大に伴って、各貯槽10,12から吸引本管1 8内に導かれ、混合された溶媒(移動相)が、そのゴム弾性チューブ62内に貯 溜・保持されるようになっているのである。また、ポンプ室32の容積が増大せ しめられるポンプ30の吸引作動時においては、プランジャ52の移動に伴って 密閉空間66内の圧力が常圧に復帰することに基づき、ゴム弾性チューブ62の 内容積がその弾性力によって減小せしめられるようになっているのであり、その ゴム弾性チューブ62の内容積の減小に従って、その内部に保持されていた移動 相がチューブ外に排出されるようになっているのである。そして、これにより、 容積の増大するポンプ室32に対して移動相が積極的に送り込まれるようになっ ているのである。
【0027】 従って、かかる本実施例装置によれば、ポンプ30の吸引作動時において、ゴ ム弾性チューブ62から排出された移動相がポンプ室32に積極的に送り込まれ 、ポンプ室32の容積の増大に伴って移動相がポンプ室32に積極的に補充され ることから、前述のように、たとえポンプ30の吸引作動が急激に行なわれても 、ポンプ室32内の圧力が急激に低下することが良好に回避されるのであり、そ れ故キャビテーションが発生することが良好に抑制されるのである。
【0028】 また、本実施例装置によれば、各吸引枝管14,16を通じての溶媒の吸引が ポンプ30の吐出作動時に行なわれることとなるため、かかる吸引に要する時間 が充分に長いのであり、それ故電磁弁20,22のレスポンスに起因する制御誤 差の影響を充分低下させて、各溶媒の混合比率が正確な移動相を得ることができ るのである。
【0029】 なお、前記ゴム弾性チューブ62の容積変化量は、ポンプ30(プランジャ5 2)の一往復による吐出量と同等若しくはそれよりも若干大きくなるように設定 される。また、ここで、かかるゴム弾性チューブ62の構成材料としては、使用 される溶媒に対して優れた耐腐食性を有するもの、例えば弗素ゴム(パーフルオ ロエラストマ)が用いられることとなる。また、図1および図2において、68 は、密閉空間66を気密に保持するためのシール部材である。
【0030】 以上説明したように、本実施例装置によれば、シングルヘッド型往復動プラン ジャポンプ30を1台用いるだけで低圧グラジェント分析を行なうことができる のであり、しかもポンプ30の急速吸引作動時においてポンプ室32内にキャビ テーションが発生することを良好に防止できることから、移動相の流量精度を常 に良好に保持して、信頼性の高い分析結果を得ることができるのである。
【0031】 また、本実施例装置では、前記特開昭55−122149号公報に開示されて いる溶媒給送装置とは異なって、ポンプユニット(ポンプ30)は1台使用すれ ば足りるため、経済的に極めて有利であることは勿論、メンテナンスが容易であ るといった利点もあるのである。
【0032】 因みに、前記ポンプ30において、溶媒(移動相)が直接接触する部材には、 プランジャ52にサファイヤ、ポンプヘッド48にSUS316(ステンレス鋼 )の如き、使用される溶媒に対する耐腐食性に優れた、高価で加工性の悪い材料 を用いる必要があるのであり、従って前記公報に開示されている、かかるポンプ 30の如きポンプユニットを2台用いるものでは、その構造が複雑になってその 製造コストが著しく高くなるのであり、またそのメンテナンスが面倒になるので ある。これに対し、本実施例装置では、前述のように、そのような高価なポンプ は1台しか必要とせず、他の1台のポンプ(貯槽側のポンプ)を、溶媒に対する 耐腐食性に優れたゴム弾性チューブ62で代用する簡単な構成が採用されている ため、その分、装置を安価に製造できるのであり、またメンテナンスを容易にで きるのである。
【0033】 また、本実施例装置では、かかるゴム弾性チューブ62の採用によって、ポン プ30のボディ46やプランジャホルダ50に溶媒が直接接触することが回避さ れるため、それらボディ46やプランジャホルダ50の構成材料として、アルミ ニウム等の加工性に優れた安価な材料を用いることができるのであり、これによ っても装置を安価に製造できるといった利点があるのである。
【0034】 さらに、本実施例装置では、前記電磁弁20,22として応答速度の速い高価 なものを採用する必要がないため、これによっても装置を安価に製造できるとい った利点があるのである。
【0035】 なお、本実施例では、容積変化手段の流体収容空間を成す密閉空間66がプラ ンジャ52の復動端位置において常圧に保持され、プランジャ52の往動端方向 への移動によって常圧から減圧するようにされて、液溜め部を構成するゴム弾性 チューブ62の内容積がこの密閉空間66内の圧力の低下に基づいて増大せしめ られる一方、プランジャ52の復動端方向への移動による密閉空間66内の圧力 の常圧への復帰により、そのゴム弾性チューブ62の弾性力に基づいてゴム弾性 チューブ62の内容積が低減せしめられるようになっていたが、かかる密閉空間 66内の流体圧力をプランジャ52の往動端位置で常圧となるように設定し、プ ランジャ52の復動端方向への移動によって該密閉空間66内の流体圧力が常圧 よりも高くなるようにする一方、ゴム弾性チューブ62を予め容積の増大した形 状(図1に示す如き形状)に設定しておき、ポンプ30の吸引作動時において、 該ゴム弾性チューブ62を密閉空間66内の流体圧力によって積極的に押し潰さ せるようにすることも可能である。
【0036】 次に、本考案の別の実施例を、図3および図4に基づいて説明する。なお、本 実施例では、液溜め部と該液溜め部の容積を変化させる容積変化手段の構成が前 記実施例とは異なるが、他の構成は前記実施例と同様であるため、以下では、そ の異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0037】 すなわち、本実施例装置においては、図3および図4に示されているように、 プランジャホルダ50が、ボディ46を貫通して形成された貫通孔70に対して 摺動可能に嵌合されており、かかる貫通孔70の開口部が溶媒に対する耐腐食性 に優れた材料、例えばSUS316(ステンレス鋼)から成る閉塞部材72で閉 塞されることにより、流体収容空間としての密閉空間74が形成されている。そ して、かかる密閉空間74内に、前記実施例と同様、空気等の所定の流体が前記 実施例と同様の圧力条件で封入されている。
【0038】 また、閉塞部材72には、密閉空間74側に位置して、一端が閉塞された構造 のベローズ76が、その開口部において溶接固定されており、これによって該密 閉空間74内に容積可変の空間が形成されている。そして、前記実施例と同様、 吸引本管18の分断された端部が、前記閉塞部材72を貫通して、かかる容積可 変のベローズ76内の空間にそれぞれ接続されている。
【0039】 一方、かかるベローズ76の閉塞端(閉塞壁)とプランジャホルダ50との端 部には、それぞれ、連結手段としての連結ロッド78がその軸心方向の両端部で 連結されており、これによって、図3および図4に示されているように、ベロー ズ76がプランジャホルダ50の往復動に応じて機械的に強制的に膨張,収縮せ しめられるようになっている。なお、かかるベローズ76の膨張,収縮作動は、 前記実施例と同様、密閉空間74内の流体圧力の昇降に対応して行なわれる。ま た、かかるベローズ76には、SUS316等、使用溶媒に対する耐腐食性に優 れた材料が用いられる。
【0040】 つまり、本実施例では、前記実施例におけるゴム弾性チューブ62がベローズ 76によって代用された構成が採用されているのであり、プランジャ52の往復 動に伴う該ベローズ76の内容積の変化に基づいて、前記実施例と同様の効果が 得られるようになっているのである。なお、かかる本実施例装置によっても、前 記特開昭55−122149号公報に開示されている装置に比べて、その製造コ ストが著しく安価になると共に、そのメンテナンスが容易になることは、勿論で ある。
【0041】 また、上述の説明から明らかなように、本実施例では、ベローズ76によって 液溜め部が構成されているのであるが、ここでは、前述のように、かかるベロー ズ76の閉塞壁が連結ロッド78によってプランジャホルダ50に機械的に連結 されていることから、ベローズ76の容積変化量をプランジャ52の移動量(ス トーローク)に対応して正確に設定できるといった利点があるのであり、それ故 に、ポンプ30の吸引作動時において、該ベローズ76から排出される移動相の 量をポンプ30の吸引量に対応させて正確に設定できるといった利点があるので ある。
【0042】 なお、本実施例では、連結ロッド78および密閉空間74に収容された流体の 圧力を介してベローズ76の閉塞壁が変位(変形)せしめられ、これによって液 溜め部としてのベローズ76の容積が変化せしめられるようになっているが、ベ ローズ76は、それらの一方のみによって容積を変化させるようにすることも可 能である。例えば、図3および図4において、密閉空間74を所定の通孔を通じ て外部空間に開放させてもよいのであり、あるいは連結ロッド78を省略しても よいのである。
【0043】 また、図5には、本考案の更に別の実施例が示されている。なお、この実施例 では、液溜め部の構成がこれまでの実施例と異なっているところに特徴がある。 また、図5においては、プランジャ52が往動端位置にある作動形態に対応する 図が示されている。
【0044】 すなわち、本実施例においては、図5に示されるように、前記実施例における 貫通孔70の開口端側の部分が所定長さにわたって大径部80とされており、ま たプランジャホルダ50の端部がこの大径部80に摺動可能に嵌合する大径部8 2とされている。そして、貫通孔70の大径部80が、その開口部を前記実施例 における閉塞部材72と同様の材料からなる閉塞部材84で閉塞されており、こ れによってその閉塞部材84とプランジャホルダ50の大径部82との間に流体 収容空間としての密閉空間86が形成されている。そして、かかる密閉空間86 内に、前記実施例と同様の圧力条件で、空気等の所定の流体が封入されている。 なお、プランジャホルダ50の大径部82と貫通孔70の段付部88との間の空 間は、通孔90を通じて外部空間に開放されている。
【0045】 また、密閉空間86内には、周縁部を閉塞部材84とボディ46とによって気 密に挟持されて、溶媒に対する耐腐食性の良好な材料、例えばSUS316等の 金属材料や弗素ゴム等の弾性材料から成るダイヤフラム92が配設されている。 そして、かかるダイヤフラム92と閉塞部材84とで囲まれた空間に、該閉塞部 材84を貫通して吸引本管18の分断された端部が接続せしめられている。
【0046】 つまり、本実施例では、ダイヤフラム92が液溜め部を構成しているのである が、このような構成の装置によっても、前記実施例と同様の効果が得られるので あり、またそのような効果を安価な構成で達成できるのである。
【0047】 なお、前記ダイヤフラム92を金属材料で構成する場合には、通常、径方向の 断面が波型を呈するものが用いられることとなる。また、ダイヤフラム92を金 属材料で構成する場合には、図3に示した実施例と同様、プランジャホルダ50 とダイヤフラム92とを機械的な連結手段で連結させることが望ましい。
【0048】 以上、本考案の幾つかの実施例を説明したが、それらは、文字通りの例示であ り、本考案が、それら具体例に限定して解釈されるべきものでないことは、勿論 である。
【0049】 例えば、以上の実施例では、何れも、低圧グラジェント分析を行なう液体クロ マトグラフの溶媒給送装置に、本考案を適用した場合について述べたが、本考案 は、そのような勾配溶出を行なわない、単に1種類の溶媒を移動相として用いる 液体クロマトグラフの溶媒給送装置にも適用できるものであり、更にはフローイ ンジェクション分析装置の溶媒給送装置等、液体クロマトグラフ以外の装置の溶 媒給送装置にも適用することが可能である。なお、1種類の溶媒を移動相として 用いる場合においても、液溜め部の容積変化量は、通常、ポンプ(30)の一往 復による吐出量と同等、若しくはそれよりも若干多くなるように設定することが 望ましい。
【0050】 また、前記実施例では、何れも、液溜め部が吸引本管18を通じて電磁弁20 ,22に直接連通せしめられ、液溜め部から排出される移動相の一部がそれら電 磁弁20,22側へ逆流し得るようになっていたが、図6に示すように、液溜め 部(ここではゴム弾性チューブ62)の上流側の吸引本管18に逆流防止用のチ ェック弁94を設け、これによって液溜め部から排出される移動相をポンプ室3 2側に確実に送り込むようにすることも可能である。なお、このようなチェック 弁は、1種類の溶媒が移動相として用いられるものにおいても、設けることが可 能である。また、液溜め部の構成材料には、使用される溶媒に対して優れた耐腐 食性を有するものが用いられることは、当然である。
【0051】 さらに、前記実施例では、何れも、プランジャ52の往復動が圧縮コイルスプ リング54の付勢力とカム58の回転とに基づいて行なわれるようになっていた が、かかるプランジャ52の往復動は、空気圧を利用するものや、送りネジ機構 を利用するものなど、適宜の機構を採用するものを用いて行なうことが可能であ る。
【0052】 その他、具体例を一々列挙することは割愛するが、本考案がその趣旨を逸脱し ない範囲内において、種々なる変更、修正、改良等を施した態様で実施出来るこ とは、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を概略的に示す系統図であ
る。
【図2】図1に示される実施例の異なる作動形態を示す
要部説明図である。
【図3】本考案の異なる実施例において、ベローズが膨
張した状態を示す要部説明図である。
【図4】図3に示される実施例において、ベローズが収
縮した状態を示す要部説明図である。
【図5】本考案の更に異なる実施例を示す要部説明図で
ある。
【図6】本考案の更に異なる実施例を示す要部説明図で
ある。
【符号の説明】
10,12 貯槽 14,16 吸引枝管 18 吸引本管 20,22 電磁弁(バルブ手段) 30 シングルヘッド型往復動プランジャポンプ 32 ポンプ室 42 カラム 44 検知手段 46 ボディ 48 ポンプヘッド 50 プランジャホルダ 52 プランジャ 62 ゴム弾性チューブ(液溜め部) 66,74,86 密閉空間(流体収容空間) 72,84:閉塞部材 76 ベローズ(液溜め部) 78 連結ロッド(連結手段) 92 ダイヤフラム(液溜め部) 94 チェック弁

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シングルヘッド型往復動プランジャポン
    プを用いて、所定の溶媒を、貯槽より目的とする機器に
    給送するために用いられる装置にして、前記往復動プラ
    ンジャポンプの吸引側の流路に、壁部の少なくとも一部
    の変形乃至は変位によって容積が変化する液溜め部を設
    けると共に、該ポンプのプランジャと該液溜め部との間
    に、該プランジャの移動に伴って該液溜め部の容積を強
    制的に変化せしめる容積変化手段を介在させ、該ポンプ
    の吐出作動時において、該液溜め部の容積を該プランジ
    ャの移動に伴って強制的に増大せしめて、該液溜め部内
    に前記貯槽より溶媒を導いて保持させるようにする一
    方、該ポンプの吸引作動時において、該液溜め部の容積
    を該プランジャの移動に伴って強制的に減少せしめて、
    該液溜め部内に保持させた溶媒を該ポンプに送り込むよ
    うにしたことを特徴とする溶媒給送装置。
  2. 【請求項2】 前記液溜め部と前記貯槽との間に位置し
    て、該液溜め部から該貯槽への溶媒の逆流を阻止するた
    めのチェック弁が設けられている請求項1記載の溶媒給
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記貯槽が相異なる溶媒をそれぞれ貯溜
    する複数の貯槽にて構成される一方、それら複数の貯槽
    が前記液溜め部に接続され、且つ各溶媒の流通を阻止及
    び認容するバルブ手段が該液溜め部と各貯槽との間に配
    設されている請求項1または請求項2記載の溶媒給送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記プランジャの移動に伴って変化せし
    められる前記液溜め部の容積変化量が前記ポンプの一往
    復での吐出量と略同等若しくはそれよりも若干多くされ
    ている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の溶媒給送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記容積変化手段が、前記ポンプのボデ
    ィ内に形成された所定の流体収容空間内に前記プランジ
    ャを支持するプランジャホルダの端部が突入せしめられ
    ることによって構成されており、且つ前記液溜め部が該
    流体収容空間の一部を画成する状態で設けられて、該液
    溜め部の容積が、前記プランジャホルダの端部の出入操
    作に基づく前記流体収容空間内の流体圧力の昇降に略反
    比例して増減せしめられるようになっている請求項1乃
    至請求項4の何れかに記載の溶媒給送装置。
  6. 【請求項6】 前記液溜め部が、前記溶媒に対する耐腐
    食性に優れたゴム弾性チューブ若しくはベローズ、また
    はダイヤフラムにて構成されている請求項5記載の溶媒
    給送装置。
  7. 【請求項7】 前記容積可変手段が、前記液溜め部の変
    形乃至は変位の可能な壁部と前記プランジャを支持する
    プランジャホルダとを機械的に連結する連結手段であ
    り、該液溜め部の変形乃至は変位可能な壁部が該プラン
    ジャホルダの移動に伴って機械的に変形乃至は変位せし
    められることにより、該液溜め部の容積が増減せしめら
    れるようになっている請求項1乃至請求項4の何れかに
    記載の溶媒給送装置。
  8. 【請求項8】 前記液溜め部が、前記溶媒に対する耐腐
    食性に優れた金属製のベローズまたはダイヤフラムであ
    り、且つ前記連結手段が、該ベローズまたはダイヤフラ
    ムと前記プランジャホルダとにそれぞれ軸心方向の両端
    部で連結された連結ロッドである請求項7記載の溶媒給
    送装置。
JP1992016288U 1992-02-19 1992-02-19 分析装置における溶媒給送装置 Expired - Lifetime JP2500448Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992016288U JP2500448Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 分析装置における溶媒給送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992016288U JP2500448Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 分析装置における溶媒給送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04104173U true JPH04104173U (ja) 1992-09-08
JP2500448Y2 JP2500448Y2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=31751091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992016288U Expired - Lifetime JP2500448Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 分析装置における溶媒給送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500448Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102866217A (zh) * 2011-07-05 2013-01-09 株式会社岛津制作所 低压梯度装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498336U (ja) * 1972-04-21 1974-01-24
JPS5313203A (en) * 1976-07-22 1978-02-06 Saburou Masaki Reciprocating pumps

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498336U (ja) * 1972-04-21 1974-01-24
JPS5313203A (en) * 1976-07-22 1978-02-06 Saburou Masaki Reciprocating pumps

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102866217A (zh) * 2011-07-05 2013-01-09 株式会社岛津制作所 低压梯度装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2500448Y2 (ja) 1996-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7350401B2 (en) Liquid feeding system
US3963151A (en) Fluid dispensing system
US4310420A (en) Mobile phase supplying method in the liquid chromatography and apparatus therefor
US6923916B1 (en) Liquid chromatograph pump and control method therefor
JP2685869B2 (ja) 弁ユニット
AU700597B2 (en) High-pressure micro-volume syringe pump
KR930004735A (ko) 액체 펌프와 증발기
GB2097482A (en) Liquid chromatographic pump module
JP4377900B2 (ja) 液体クロマトグラフ装置
US20170322187A1 (en) Metering device with defined enabled flow direction
US6893569B2 (en) Method and apparatus for high pressure liquid chromatography
JP3988275B2 (ja) 送液ポンプ
US5862832A (en) Gradient proportioning valve
JPH04104173U (ja) 溶媒給送装置
WO2000052342A2 (en) Check valve module
US20090016903A1 (en) Precision Pump With Multiple Heads
JP2001235052A (ja) 弁ユニット及びそれを用いた送液ポンプ
JPS6385267A (ja) 溶媒給送装置
US5285805A (en) Stretch valve method and apparatus
JP3389649B2 (ja) 送液装置
US4002070A (en) Sample injection system
JP2006118374A (ja) 送液システム
US10371141B1 (en) Gradient high pressure syringe pump
JPS5997054A (ja) グラジエント溶出装置
GB2379719A (en) Flexible tube pump