JPH04102947U - 鍋類の把手取付構造 - Google Patents

鍋類の把手取付構造

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JPH04102947U
JPH04102947U JP911991U JP911991U JPH04102947U JP H04102947 U JPH04102947 U JP H04102947U JP 911991 U JP911991 U JP 911991U JP 911991 U JP911991 U JP 911991U JP H04102947 U JPH04102947 U JP H04102947U
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pots
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JP911991U
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Inventor
哲夫 佐々木
豊明 山田
Original Assignee
横浜ハイテツク株式会社
有限会社山田工業所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は外部から加熱を受けて長期使用した
後であっても把手部材が容易には抜けない鍋類の把手取
付構造を提供することを目的としている。 【構成】 把手金具はその筒状部の内部に係止部材を備
えている。該係止部材と把手部材との間には、把手部材
の幅方向に変化する空間が形成される。そして該空間内
に熱硬化性の耐熱樹脂が充填されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鍋、フライパン等(以下「鍋類」という)の柄状の把手を取付ける構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
柄状をなす把手は、鍋類の外面にねじ、リベット等で固定された把手金具の筒 状部に挿嵌されており、従来、筒状部からの抜けを防止するために上記筒状部に 形成された孔を通してねじ、釘等で固定されていた。
【0003】 かかる把手の取付けは、鍋類の使用初期の間は十分な強度を有しまた把手の把 手金具からの抜けもなく、安全性は確保される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、鍋類自体はその内部に湯等が入っているため然程高温とならな いが、把手金具は鍋類の外側にあってガス等からの高熱をまともに受けるために かなりの高温となり、長期使用の後には、上記把手のねじ等による固定が不十分 になる。把手部材は古くから木が使用され、また近頃は樹脂製のものが広く使用 されている。把手部材が木の場合には、木の乾燥にもとづく収縮・変形さらには 焦げつきにより、また樹脂製のものの場合には熱にもとづく劣化によって、固定 強度が低下しあるいは把手部材が抜けてしまうこともある。
【0005】 いづれにせよ、従来の把手取付構造にあっては、把手部材が把手金具の筒状部 との接触面にて該把手金具から直接熱を受けるために、その固定が不十分になり 安全性の問題が生じていた。
【0006】 本考案は、かかる問題を解決し、把手部材を把手金具の筒状部の内部にて該把 手金具と熱硬化性樹脂を用いて固定することにより、熱の影響を小さくして安全 性の確保を行うこととした鍋類の把手取付構造を提供することを目的としている 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、上記目的は筒状部をもつ把手金具を鍋類の外面に設け、該筒 状部に把手部材の一端部を挿嵌する鍋類の把手取付構造において、把手金具は筒 状部の内部空間にて把手部材の長手方向に延びる係止部材を有し、把手部材は上 記筒状部に挿嵌される際に上記係止部材を受け入れる凹部が形成され、上記筒状 部と把手部材との間の空間に熱硬化性の耐熱樹脂が充填され、該空間は、上記凹 部内もしくはこれに接続形成され、把手部材の幅方向に変化した形状となってい ることにより達成される。
【0008】
【作用】
かかる構成になる本考案において、上記空間内に充填された熱硬化性の耐熱樹 脂は充填後に硬化して、把手金具の筒状部内にある係止部材と一体化される。こ の空間は把手部材の幅方向に変化した形状となっており、該空間内の上記耐熱樹 脂は、把手部材の引抜力に対して上記形状の変化部分にて抗力を示す。しかも、 上記空間は把手金具の筒状部の内部に形成されているため、該空間内の上記耐熱 樹脂には筒状部からの熱はあまり伝達されずその強度も低下しない。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面にもとづいて本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1は本考案の第一実施例の鍋類の把手取付部分を把手取付前の状態にて示す 部分破断斜視図で、図2は把手取付後の水平面における横断面図である。
【0011】 図において、1は鍋類の本体であり、該本体の外面にはリベット3等により把 手金具2がそのフランジ部分4にて取付けられている。
【0012】 把手金具3には溶接あるいはプレス成形により外方に延びる略四角形断面の筒 状部5が一体的に設けられている。
【0013】 筒状部5内には、その幅方向中央位置に、把手部材の長手方向に延びる係止部 材たる係止板6が設けられている。該係止板6は筒状部5の上板部5Aと下板部 5Bに溶接で固定されており、筒状部5の奥部手前位置まで延びている。さらに 、上記係止板6には中央部に孔7が穿設されている。該孔7は一箇所のみならず 複数箇所に穿設されていてもよい。
【0014】 一方、10は把手部材であり、木あるいは樹脂等で作られている。該把手部材 10の一端部11は上記筒状部2内に挿嵌されるのに好都合な寸法及び外形とな っており、また、その際に上記係止板6を受け入れるための上下に貫通する溝状 の凹部12が設けられている。さらに、上記把手部材10の一端部11には、上 記把手金具2の筒状部5に挿嵌された際に上記係止板6の孔7に対応する位置に 、把手部材6の幅方向に貫通せる孔13が穿設されている。
【0015】 かかる本実施例にあっては、把手部材10は熱硬化性の耐熱樹脂(例として耐 熱性エポキン系樹脂、耐熱性ウレタン系樹脂そして耐熱性ポリイミド系樹脂が挙 げられる)が十分に塗布された状態で筒状部5に挿嵌されて組込みがなされる。 その際、特に凹部12や孔13に空隙なく充填されているように注意する。
【0016】 しかる後、所定時間放置することにより、上記耐熱樹脂は硬化する。すると、 図2にもみられるように、把手部材10の一端部11外面に塗布された耐熱樹脂 が該外面と筒状部5の内面及び係止板6の面との間で層を形成し接着剤として機 能するのに加え、上記把手部材10の孔13とこれに連通する係止板6の孔7に おいてピンの形をなすようになる。
【0017】 したがって、長期間使用後に把手部材10の一端部11の外面における耐熱樹 脂の接着機能が仮に低下しても、あまり熱の影響を受けない内部においては、係 止板6と一体化されたピン状の部分にて耐熱樹脂が把手部材10の引抜き力に対 して大きな効力を示し、引き抜きが阻止される。
【0018】 なお、本実施例において上記把手部材10の一端部11の外表面に、把手部材 10の長手方向に細い溝を設ければ、組込みのために耐熱樹脂が塗布された把手 部材10を筒状部5に挿嵌する際に、筒状部5の内部の空気を外部へ逃すのに好 都合となる。
【0019】 次に、図3に示す第二実施例にあっては、係止板21は筒状部5が設けられて いるフランジ部分4にまで延びている。また、把手部材20には、第一実施例に おける孔13に代えて、凹部12の奥部にて上下に延びる筒状溝22が形成され ている。かかる把手部材20を耐熱樹脂の塗布に筒状部5に挿嵌すると、図4に 示すごとく上記筒状溝22内の耐熱樹脂がピンの役割を演ずるようになる。
【0020】 次に、図4及び図5に示す第三実施例にあっては、第二実施例の筒状溝22を 把手部材30の長手方向に延ばしたような筒状溝31が形成されており、筒状部 5の奥部にまでは達していない係止板32をとり囲むようになっている。かかる 筒状溝31内の耐熱樹脂により形成されるピン状部分はきわめて強度が高くなる 。
【0021】 さらに、図7及び図8に示される第四実施例は、図3及び図4に示された第二 実施例に類似しているが、係止板41がフランジ部分42にのみ溶接により固定 され、上下にて筒状部5とは離れている点で第二実施例とは相違している。かか る本実施例によれば、既述の実施例の場合に比して、耐熱樹脂は筒状部5からの 熱の影響(熱伝達)をさらに受けにくくなるという利点がある。
【0022】 第四実施例のものを円筒形として実施したのが図9及び図10に示す第五実施 例である。図において、把手金具の筒状部60を円筒形とし、また、係止部材6 1を円柱形とする一方、把手部材の円柱端部63の凹部64は円筒孔となってい る。そして、上記係止部材61の先端には突状部62が形成されている。かかる 本実施例では、耐熱樹脂の硬化後は上記突状部62が把手部材の引抜き力に対し て抗力を示す。
【0023】 本考案は上述の諸実施例に限定されずに変更可能である。例えば、係止部材を 複数設けたり、係止部材が係止板の場合該係止板を波形としたりあるいは先端を 曲折することにより抗力を大きくすることができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は以上のように、把手金具の筒状部の内部に係止部材を設け、該係止部 材と把手部材との間に把手部材の幅方向に変化する空間を形成せしめ、該空間に 耐熱樹脂を充填することとしたので、係止が外部の熱の影響を受けない位置でな され、かつ上記幅方向に変化する部分で大きな抗力を生ずることができるように なる。かくして、把手部材は熱に殆ど左右されず安定して固定され、その安全性 が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例装置の組込み前の部分破断斜視図で
ある。
【図2】第一実施例装置の組込み前の横断面図である。
【図3】第二実施例装置の組込み前の部分破断斜視図で
ある。
【図4】第二実施例装置の組込み前の横断面図である。
【図5】第三実施例装置の組込み前の部分破断斜視図で
ある。
【図6】第三実施例装置の組込み前の横断面図である。
【図7】第四実施例装置の組込み前の部分破断斜視図で
ある。
【図8】第四実施例装置の組込み前の横断面図である。
【図9】第五実施例装置の組込み前の部分破断斜視図で
ある。
【図10】第五実施例装置の組込み前の横断面図であ
る。
【符号の説明】
2 把手金具 5 筒状部 6 係止部材(係止板) 7 孔部 10 把手部材 11 一端部 12 凹部 13 孔部 20 把手部材 21 係止部材(係止板) 22 凹部 30 把手部材 31 凹部 32 係止部材(係止板) 41 係止部材(係止板) 60 筒状部 61 係止部材 62 突状部 64 凹部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部をもつ把手金具を鍋類の外面に設
    け、該筒状部に把手部材の一端部を挿嵌する鍋類の把手
    取付構造において、把手金具は筒状部の内部空間にて把
    手部材の長手方向に延びる係止部材を有し、把手部材は
    上記筒状部に挿嵌される際に上記係止部材を受け入れる
    凹部が形成され、上記筒状部と把手部材との間の空間に
    熱硬化性の耐熱樹脂が充填され、該空間は、上記凹部内
    もしくはこれに接続形成され、把手部材の幅方向に変化
    した形状となっていることとする鍋類の手取付構造。
  2. 【請求項2】 係止部材と把手部材には、把手部材の筒
    状部への挿嵌時に互に連通する孔部が形成されているこ
    ととする請求項1に記載の鍋類の把手取付構造。
  3. 【請求項3】 係止部材は把手部材の長手方向に延びる
    係止板であることとする請求項2に記載の鍋類の把手取
    付構造。
  4. 【請求項4】 凹部は奥部にて把手部材の幅方向に拡が
    る部分を有していることとする請求項1に記載の鍋類の
    把手取付構造。
  5. 【請求項5】 係止部材は把手金具の奥部に固定され、
    筒状部とは非接触の状態で把手部の長手方向に延びてい
    ることとする請求項2に記載の鍋類の把手取付構造。
  6. 【請求項6】 筒状部は円筒状をなし、係止部材は突状
    部をもつ略円柱状をなしていることとする請求項5に記
    載の鍋類の把手取付構造。
  7. 【請求項7】 熱硬化性耐熱樹脂は金属粉を含有してい
    ることとする請求項1に記載の鍋類の把手取付構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011529752A (ja) * 2008-08-06 2011-12-15 ヴェーエムエフ ヴュルテンベルギッシェ メタルヴァーレンファブリーク アクチエンゲゼルシャフト 把手固定装置

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