JPH04102729A - エネルギー減衰器 - Google Patents

エネルギー減衰器

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JPH04102729A
JPH04102729A JP21381490A JP21381490A JPH04102729A JP H04102729 A JPH04102729 A JP H04102729A JP 21381490 A JP21381490 A JP 21381490A JP 21381490 A JP21381490 A JP 21381490A JP H04102729 A JPH04102729 A JP H04102729A
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JP
Japan
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cylinder
friction assembly
piston
wedge
assembly
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JP21381490A
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Callenback Ralph
ラルフ カレンバック
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FLUYER CORP LTD
Fluor Corp
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FLUYER CORP LTD
Fluor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 業上の和  野 本発明は、−Mに、エネルギー減衰器に関し、特に、衝
撃負荷を吸収するための、あるいは運動エネルギーを放
散させるための、あるいは振動を制御するための、ある
いは負荷の移動を制限するためのシステムに関する 従)J月り街 エネルギー減衰器は、周知であり、いろいろな産業にお
いているいろな用例に広く使用されている0例えば、鉄
道産業では、一般に、振動による運動エネルギーを放散
させるために摩擦ウェッジ型衝撃吸収システムを利用す
る。
在来のエネルギー減衰器の最も代表的な例としては、米
国ツブイル・インダストリーズがら「ツブイル・フリク
ション・スナバ−」という商品名で販売されている減衰
器がある。このツブイル減衰器は、筒状バレル内に収容
された予備負荷(予め圧縮荷重をかけられた)ばねと、
3つの割りシューを有し、移動部材(即ち割りシュー)
の移動中、割りシューがバレルの内周面に摩擦係合する
ようになされている。予備負荷ばわは、シューを半径方
向外方へ押圧してバレルの内周面に係合させ、シューが
バレルの内側ライナーに圧接して抵抗しながら発熱変位
(熱エネルギーの発生を伴う移動)を起こすようにさせ
る。しかしながら、シューのこのような摩擦変位(摩擦
を伴う移動)は、シュー及びバレルのライナーを急激に
摩耗させる。従って、在来の減衰器は、頻繁な保守サー
ビスと、部品の交換を必要とする。
上記ツブイル減衰器及びそれに類する在来の減衰器は、
それによって支持されたシステムの振動運動によって惹
起される運動エネルギーを吸収するが、比較的大きな一
過性の運動エネルギーを放散させるのには完全には満足
なものではないことが認められた。なぜなら、振動エネ
ルギーを放散させるには、ツブイル減衰器のシューのよ
うな移動部品の発熱変位によって緩やかな摩擦抵抗が惹
起されれば十分であるが、大きな一過性運動エネルギー
を放散させるときは、エネルギー減衰システムを予測し
えない、従って望ましくない態様で作動させることにな
るからである。そのような望ましくない減少の代表的な
例は、急激な弁操作によって、あるいは、減衰器に固定
されたパイプが破裂して跳ね上がること等によって惹起
される「水撃作用」 (ウォータハンマー)である。
大きな一過性運動エネルギーを放散させることに随伴す
る上記の問題点を克服するために従来からいろいろな解
決策が提案されてきたが、成功するには至っていない、
そのような解決策の1つは、上記ツブイル減衰器のシュ
ーのような抵抗部材の移動工程又は変位量を増大させる
ことである。他の1つの解決策は、上述したばねの長さ
を長くすることである。これらの解決策は、いずれも、
比較的大きな一過性運動エネルギーを放散させることが
できるが、完全には満足なものではないことが判明して
いる。なぜなら、抵抗部材の変位量を増大させること、
あるいは、ばね部材の長さを延長することは、減衰器の
全体サイズを大きくするという欠点をもたらすからであ
る。大型化した減衰器は狭い場所や、スペースの余裕の
ないところでは使用できないので、これらの解決策はあ
る種の用途にとっては満足なものではなかつた。しかも
、これらの解決策は減衰器の製造コストを相当に増大さ
せるという声、でも満足なものではなかった。
が ゛しようとする課題 従って、振動エネルギー並びに一過性エネルギーを効果
的に放散させることができる改良されたエネルギー減衰
器を求める強い要望がある。そのような減衰器は、抵抗
経路に沿っての最少限の変位量でもって比較的大きな抵
抗力を創生ずるものでなければならない。又、その減衰
器は、比較的コンパクトで、製造コストが安く、設置し
易いものでなければならない、更に、予測しつる態様で
作動し、保守サービス及び部品交換の必要性が少ないも
のでなければならない。
又、この減衰器は、広い応用範囲を有し、鉄道機関車や
、原子力発電所等の広範囲の用途に適用することができ
るものでなければならない、更に、この減衰器は、軍事
的用途及び宇宙用途に適用しつるように十分に感度が高
く、重量が比較的好く、コンパクトなものでなければな
らない。
本発明は、上記のようなエネルギー減衰器を提供するこ
とを課題どするものである。
ル1」j上 従って、本発明の目的は、抵抗経路に沿っての最小限の
変位量でもって比較的大きな抵抗力を創生することによ
って振動エネルギー並びに−2性エネルギーを効果的に
放散させることができる新規な改良されl:エネルギー
減衰器を提供i″ることであるや 本発明の他の目的は、比較的サイズが小ざくコンパクト
で、製造コスト・が安く、設置し易い新規な改良された
エネルギー減衰器を提供することであるや 匡1」J1伏j二釘り至jυL伐 本発明は、上記目的を達成するために、シリンダと、シ
リンダ内で移動自在のピストンを含むビス]・ン・シリ
ンダ組立体と、シリンダ内に完全に収容され、ピストン
に同心的に係合しt:摩擦組立体と、シリンダ内に完全
に収容され、ピストンじ同心的に係合しており、摩擦組
立体に作用して摩擦組立体を押圧しシリンダの内周面に
摩擦係合させる働きをする予備負荷ばわ(予め圧縮何重
をかけられているばわ)と、から成り、該摩擦組立体は
、シリンダの内周面に係合1−るための少なくとも1つ
のウェッジと、該ウェッジを半径方向外方へ押圧してシ
リンダの内周面にHWfi係合さ(!るために該ウェッ
ジに組み合わされた複数の隔置された圧縮リングを^み
ものであることを特徴とするエネルギー減衰器を提供す
る。
本発明の一実施形態のエネルギー減衰器は、1つの摩擦
組立体と、1つの予備負荷ばわを備スたものとする。従
って、減衰器が振動衝撃荷重又は一過性の動荷重を受け
たとき、そのエネルギーが熱エネルギーに変換され、シ
リンダの内壁即ち内周壁に沿って放散される6その際、
ばねはそれに隣接する外側圧縮リングに軸線方向の力を
及ぼして外側圧縮リングをそれに隣接するウェッジに対
して−N強く係合させる。それによって、ウェッジは半
径方向外方へ押圧され、シリンダの内壁に摩擦係合する
。同様にして、その摩擦組立体の他のウェッジも、加え
られる力の大ぎさに応じて半径方向外方へ押圧され、シ
リンダの内壁に摩擦係合する。
本発明の他の実施形態のエネルギー減衰器は、1つの予
備負荷ばねの両端に対向さ七丁配置した1対の摩擦組立
体を備えたものとする。
本発明の更に他の実施形態のエネルギー減衰器は、1つ
の予備負荷ばわの両端に対向させて配置した1対の摩擦
組立体と、シリンダ内でのピストンの自由な移動行程を
制限し、更に、シリンダ内での一方の摩擦組立体の移動
行程を制限するための1対のストッパを備えたものとす
る。一方のストッパとそれに近接した摩擦組立体との間
に、シリンダ内でのピストンの一定限度の自由な移動を
許すための間隙即ち空間を設定する。本発明の更に他の
実施形態のエネルギー減衰器は、2つの予備負荷複動ば
わの間に配置した1つの摩擦組立体を備えたものとする
【亘公カ1 本発明のエネルギー減衰器は、比較的小さく。
コンパクトであり、製造コストが安く、予測しうる態様
で作動し、抵抗移動経路が比較的短いにも拘らず、比較
的大きい抵抗力を発揮する。又、この減衰器は、重さが
比較的軽く、十分な感度をもするので、広範囲の応用例
に適用することができる。
実」〔例 第1図をリーすると、本発明に従って構成されたエネル
ギー減衰器(以下、単に「減衰器」とも称する)10が
、高圧管系統11に付設されたものとして示されている
。減衰器Noは、高圧管系統11に亀裂が生じたような
場合、以下に説明するように振動を制御し、高圧管系統
の運動を拘束する。
減衰器10は、一端を実質的に不動の剛性支持構造体1
3に係留され、他端を高圧管系統11に連結され、高圧
管系統11を支持する働きをするピストン・シリンダ組
立体12を有し、ピストン・シリンダ組立体12のシリ
ンダ20内には、摩擦組立体14に対して軸線方向に作
用する予備負荷複動ばね(以下、「予備負荷複動はね」
又は単に[ばねjとも称する)16が収容されている。
11!神組立体14は、圧縮リング30.33.36の
ような一群の圧縮リングと、それらの間に交互に配設さ
れたウェッジ25.26のような一群の実質的に同様な
ウェッジを有する0図示の実施例では、摩擦組立体14
は、2つのウェッジと、3つの圧縮リングを備えている
が、ウェッジ及び圧縮リングの個数は、必要に応じて増
減することができることは当業者には明らかであろう。
摩擦組立体14は、ピストン・シリンダ組立体12のピ
ストン22に同心的に係合し、ピストン・シリンダ組立
体12のシリンダ20の内壁即ち内周面21にぴったり
と摩擦係合する。かくして、摩擦組立体14がピストン
・シリンダ組立体12の内壁21圧接して移動すること
により、管系統11の運動エネルギーを熱エネルギーに
変換するための抵抗摩擦力を創生じ、その凱エネルギは
ピストン・シリンダ組立体12の壁を通して放散される
第6図に示されるように、ウェッジ25は、中央開口5
0を画定する環状部材40を有する。中央間口50は、
それと嵌合する形状の1対の圧縮リング30と33に同
時に係合する。第2図に示されるように、ウェッジ25
は、又、その中央開口50内へ圧縮リング30.33が
押込まれたとき半径方向外方へ拡張して(押し広げられ
て)シリンダ20の内周面21に摩擦係合することがで
きるように、該ウェッジの周壁に形成された軸線方向の
スリット状開口42を有する。かくして、ウェッジ25
は、振動エネルギー並びに一過性運動エネルギーを放散
させることができる。吸収すべきエネルギーが増大する
と、ウェッジ25は、−層拡張されて内周面21により
強く摩擦係合し、より大きい量のエネルギーを放散する
作動において、減衰器lOは、振動衝撃荷重。
並びに、起りつる一過性動荷重を受ける。その結果生じ
たエネルギーは、減衰器によって熱エネルギーに変換さ
れ、シリンダ20の内周面21に沿って放散される0例
えば、管系統11が上向きの力を受けると、ピストン・
シリンダ組立体12のピストン22はシリンダ20内で
111図でみて上昇し、予備負荷ばね16が第7図に示
される上側圧縮リング30と同様の構造の下側圧縮リン
グ36に軸線方向上向きの力を及ぼす。
ばね16は、圧縮リング36を押圧してウェッジ26に
強く係合させ、ウェッジ25を軸線方向に移動させ、か
つ、半径方向外方に拡張させてシリンダ20の内周面2
1に摩擦係合させる。ウェッジ26は、その軸線方向の
変位により次の隣接圧縮リング33の傾斜した円錐形の
環状カム表面78(第5図参照)に圧接する。圧縮リン
グ33の、円錐形の環状カム表面78に対称的に対置し
た他方の円錐形の環状カム表面76は、軸線方向の移動
して次の隣接ウェッジ25に係合し、ウェッジ25を軸
線方向と同時に半径方向外方に移動させる。
ウェッジ25は、その軸線方向の変位により圧縮リング
30に圧接係合する。又、圧縮リング33の円錐形の環
状カム表面76は、それと嵌合する形状の傾斜した円錐
形の環状カム表面65Aに係合し、カム作用によってウ
ェッジ25を半径方向外方へ押し広げる。かくして、ウ
ェッジ25の開口42が円周方向に押し広げられ、ウェ
ッジ25はシリンダ20の内周面21に圧接し摩擦係合
する。
減衰器10が下向きの力を受けると、ピストン22はシ
リンダ20内で軸線方向下向きに移動させしめられ、上
側圧縮リング30をウェッジ25に係合させてウェッジ
25を半径方向外方に押圧してシリンダ20の内周面2
1に摩擦係合させる。この下向き力がウェッジ25の軸
線方向の摩擦抵抗を上回ると、ウェッジ25は圧縮リン
グ33の傾斜した円錐形の環状カム表面即ち肩面76に
軸線方向に押圧係合せしめられ、該圧縮リング33の他
方の円錐形の環状カム表面即ち馬面78を次の隣接ウェ
ッジ26に軸線方向に押圧係合させる。
圧縮リング33のウェッジ26に対するこの軸線方向の
係合によりウェッジ26を半径方向外方へ拡張させ(押
し広げ)、シリンダ20の内周面21に摩擦係合させる
。軸線方向下向き力がウェッジ25.26による摩擦抵
抗をまだ上回っているとすると、摩擦組立体14全体が
ばわ16を下方へ圧縮する。
このように、本発明による摩擦組立体14とばね16の
組合せは、減衰器lOの荷重担持能力を増大させる。3
つのウェッジと4つの圧縮リングから成る摩擦組立体1
4は、減衰器10の荷重担持能力を、ばね16だけの場
合の荷重担持能力の約5倍増大させることが実験により
認められた。
従って、本発明の摩擦組立体は、減衰器10の全体の長
さ及び製造コストを相当に削減することを可能にし、応
用範囲を大幅に拡大する。
第1.2図及び第5〜7図を参照して、摩擦組立体14
をより詳しく説明すると、摩擦組立体14は、一連の互
いに離隔した圧縮リング30.33.36と、それらと
交互に配置された一群のウェッジ25.26を有する。
ウェッジ25と26は同様のものであるから、ここでは
ウェッジ25だけについて詳しく説明する。
ウェッジ25は、その軸線方向の全長に互って中空の環
状の割りリング部材(以下、単に「環状部材」とも称す
る)40を有する。環状部材40は、環状の外周面53
と、軸線方向に延長したほぼ鼓形の中央開口50を有す
る。開口50は、円形の中央環状開口部分即ち空間67
と、それを挟んで両側に対置する円錐形の開口部分凹ち
空間63と65を画定する。開口50の中央環状開口部
分67を画定する周壁は、中央環状部分61であり、円
錐形開口部分63と65を画定する周壁は、それぞれ内
方ヘテーバ即ち傾斜した円錐形の環状カム表面即ち肩面
63Aと、それと対置した同様の形状の環状カム表面即
ち肩面65Aである。内側環状カム表面63Aの外径は
、中央環状部分61に向って軸線方向に漸進的に減少し
、同様に、内側環状カム表面65Aの外径は、中央環状
部分61に向って軸線方向に漸進的に減少している。
第2区に示されるように、ウェッジ25の環状部材40
は、その軸線方向の全長に互って延長し、かつ、半径方
向の全厚みを貫通したスリット状の半径方向開口42を
有する。それによって圧縮リング33がウェッジ25の
円錐形の環状カム表面63Aに係合してそれを押圧した
とき環状部材40を半径方向外方へ拡張しく押し広げ)
シノンダ20の内周面21に係合させることができるよ
うになされている。環状部材40には、開口42と同様
の複数の同様なスリット状半径方向開口43.44.4
5を円周方向に間隔を置いて形成することができる。た
だし、開口43.44゜45は、環状部材40の中央環
状部分61から半径方向外方へ延長させるが、その半径
方向の全厚みを貫通させない、従うて、開口43.44
.45は、環状部材をそれらの開口のところでヒンジ状
に変形させることを可能にし、環状部材40をシリンダ
20の内周面21に係合させるべく半径方向外方へ拡張
させるのを容易にする。
次に、第1.5及び71図を参照して、′摩擦組立体1
4の圧縮リング30.33.36を詳しく説明すると、
摩擦組立体14は、1対の外側圧縮リング30.36と
、それらの間に位置する1つの内側圧縮リング33を有
する。圧縮リングの個数は、必要に応じて増減すること
ができることば当業者には明らかであろう。
内側圧縮リング33は、ほぼ円形の拡径部分70と、そ
れを挟んで対置した外端部分72.74を有する環状本
体34から成る。拡径部分70の両側に対称的に傾斜し
た円錐形の環状カム表面即ち肩面76.78を有する。
環状カム表面76は、隣接するウェッジ25の環状カム
表面65Aに係合するようにそれと嵌合する形状及び寸
法とされている。環状カム表面76は、−拡径部分70
から外方へ延長しており、外端部分72に向って軸線方
向に漸進的に減少する外径を有する。
同様に、環状カム表面78は、隣接するウェッジ26の
環状カム表面(図示せず)に係合するようにそれと嵌合
する形状及び寸法とされている6環状力ム表面78は、
拡径部分70から外方へ延長しており、外端部分74に
向って軸線方向に漸進的に減少する外径を有する。内側
圧縮リング33の軸線方向の全長を貫通する細長い円筒
状の開口81は、ピストン・シリンダ組立体12のピス
トン22に同心的に係合し、圧縮リングがピストンの軸
線方向に自由に移動することができるようにするための
開口である。
外側圧縮リング30と36は、同様の構造であるから、
第7図を参照して圧縮リング30についてのみ説明する
。圧縮リング30は、円形の拡径部分87を有する環状
本体83から成る。環状本体83は、その拡径部分87
から突出した円錐形の環状カム表面即ち肩面90を有す
る。環状カム表面90は、内側圧縮リング33の環状カ
ム表面76と同様の形状及び寸法を有し、隣接するウェ
ッジ25の環状カム表面63Aに係合するようになされ
ている。外側圧縮リング30の軸線方向の全長を貫通す
る細長い円筒状の開口91は、ピストン シリンダ組立
体12のピストン22に同心的に係合し、圧縮リング゛
がピストンの軸線方向に自由に移動することができるよ
うにするための開口である。開口91は、開口81と同
じ直径であり、開口81の軸線方向の長さのほぼ半分の
長さを有する。
第3図は、本発明の別の実施例によるエネルギ減衰器1
00を示す、エネルギー減衰器100は、第1図のエネ
ルギー減衰器10と類似しているが、ピストン・シリン
ダ組立体112のシリンダ120内に1対の摩擦組立体
114.115が配設されており、後述するように予備
負荷ばわ116及び摩擦組立体114.115の移動を
制限するための2つのストッパ117.11Bを備えて
いるという点で減衰器10と異なる。
ピストン・シリンダ組立体112は、減衰器10のピス
トン・シリンダ組立体12と同様の構造であり、シリン
ダ20と同様の、軸線方向の全長に亙って中空の細長い
シリンダ120を有する。
細長いロッド状のピストン122も、減衰器10のピス
トン22と同様であり、シリンダ120に軸線方向の係
合し、ばね116及び摩擦組立体114.115に同心
的に係合する。
ストッパ118は、軸線方向の全長に互って中空の細長
い筒状ナツト状本体165を有する。ナツト状本体16
5は、ピストン122の外端125に調節自在に螺着さ
れるようになされている。
ストッパ118は、摩擦組立体114の近接端126か
ら離隔し対置でそれとの間に間隙130を画定するよう
にピストン122に沿って軸線方向に選択された位置に
位置ぎめすることかできる1間隙130は、ストッパ1
18が摩擦組立体114に係合するまでピストン122
の一定限の自由な移動を可能にする。か(して、比較的
小さい負荷がシリンダ120内でのピストン122の振
動変位を惹起すると、ストッパ118のナツト状本体1
65の前端135が摩擦組立体114に衡接し、ピスト
ン122の前方移動を制限する。
ストッパ117は、シリンダ120内出の摩擦組立体1
15の前方移動を制限するためにシリンダ120の端部
140内に収容されており、摩擦組立体115に衝接す
るようになされている。ストッパ117は、軸線方向の
全長に互って中空の筒状部材であり、シリンダ120の
内周面121にぴったり嵌合するようになされている。
予備負荷ばね116は、減衰器10のばね16と同様の
構造であり、シリンダ120内にピストン122と同心
的に配設されている。ばね116は、ピストン122が
シリンダ12J5内を移動する際過剰エネルギーを放散
させるために摩擦組立体114と115の間に介設され
ている。かくして、ピストン122がシリンダ120内
へと前方へ押進められると、ストッパ118の前113
5が摩擦組立体114に衝接して摩擦組立体114をシ
リンダの内周面121に摩擦係合した状態で前方へ駆動
しそれによってエネルギーを放散させる。ピストン12
2のこの前方移動中摩擦組立体115の移動は、ストッ
パ117によって阻止されている。
同様にして、ピストン122がシリンダ120から外方
へと後方へ押圧されると、ピストン122の前端150
に取付けられたキャップ145が摩擦組立体115に衝
接して摩擦組立体115をシリンダの内周面121に摩
擦係合した状態で後方へ押し進めそれによってエネルギ
ーを放散させる。ピストン122のこの後方移動中摩擦
組立体114の移動は、シリンダ120の端部157に
取付けられた円形プレート即ち端板155によって阻止
されている。
円形プレート即ち端板155は、摩擦組立体114に衝
接しており、ばわ116及び摩擦組立体114.115
をシリンダ120内に収容するためのものである。端板
155は、ストッパ118の外径に見合う形状及び寸法
の円形開口160を有し、ストッパ118の本体165
が開口160を貫通してシリンダ120内へ突入するこ
とができるようにする。ストッパ118の本体165は
、その後端に開口160の直径より大きい一体の拡径環
状ヘッド170を有しているので、ストッパ118がピ
ストン122と共に前方へ移動されると、ヘッド]、 
70が端板155に衝接し、それによってピストン12
2のシリンダ120内での移動行程が制限される。
次に、摩擦組立体114.115を詳しく説明すると、
それらは、例として同様な形態のものとして示されてい
る。従って、ここでは、摩擦組立体114だけについて
説明する。ただし、摩擦組立体114と115とは、減
衰器100の応用例によっては互いに異なる形態とする
ことができることは当業者には明らかであろう。
摩擦組立体114は、減衰器10の摩擦組立体14と同
様の構成であり、摩擦組立体14の圧縮リング30.3
3.36と同様の一群の圧縮リング187.188.1
89と、それらの間に交互に配設された、摩擦組立体1
4のウェッジ25.26と同様の一群の実質的に同様な
ウェッジを有する。
第4図は、本発明の更に別の実施例によるエネルギー減
衰器200を示す、エネルギー減衰器200は、第3図
のエネルギー減衰器100と類似しており、予備負荷ば
ね216と1対の摩擦組立体214,215を収容する
ための、ピストン・シリンダ組立体112と同様のピス
トン シリンダ組立体212を備えている。
ピストン・シリンダ組立体212は、減衰器lOOのピ
ストン シリンダ組立体112と同様の構造であるが、
ストッパ117と同様なストッパを有していないという
点で異なる。又、ピストン・シリンダ組立体212は、
ストッパ118と同様なストッパ218を有しているが
、ストッパ218の前端235が常に摩擦組立体214
に衝接するようになされているという点で異なる。かく
して、ピストン・シリンダ組立体212のピストン22
2が、シリンダ220に対して内方又は外方いずれの方
向に移動せしめられても、2つの摩擦組立体214.2
15とそれらの間に介設されたばね226とから成る集
成体230全体が、及ぼされた力の方向にシリンダ22
0の内周面221に摩擦係合した状態で移動する。ばね
216の長さは変化せず(圧縮も伸長もせず)、従って
ばねに及ぼされる抵抗力は一定である。
第8図は、本発明の更に別の実施例によるエネルギー減
衰器300を示す。エネルギー減衰器300は、第4図
のエネルギー減衰器200と類似しており、ピストン・
シリンダ組立体212と同様のピストン・シリンダ組立
体312を備えている。ピストン・シリンダ組立体31
2は、1つの摩擦組立体314を収容するためのシリン
ダ320を有する。
摩擦組立体314は、減衰器200の摩擦組立体214
とほぼ同様である0図示の実施例では、摩擦組立体31
4は、減衰器10のウェッジ25.26に類似した3つ
のウェッジ322.323.326と、それらのウェッ
ジと交互に配置された4つの圧縮リング330.333
.336.337を有する。外側圧縮リング330.3
37は、減衰器10の外側圧縮リング30と同様の構造
である。内側圧縮リング333.336は、減衰器10
の圧縮リング33と同様の構造である。
シリンダ320内には、摩擦組立体314の両側に1つ
づつ1対の予備負荷複動ばわ316が配設されている6 以上、本発明を実施例に関連して説明したが本発明は、
ここに例示した実施例の構造及び形態に限定されるもの
ではなく、本発明の精神及び範囲から逸税することなく
、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更及
び改変を加えることができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成されたエネルギ減衰器の
断面図であり、減衰器が管系統を支持しているところを
示す。 第2区は、第1図のエネルギー減衰器の線H2に添って
みた拡大断面図である。 第3図は、本発明の別の実施例に従って構成されたエネ
ルギー減衰器の断面図である。 第4図は、本発明の更に他の実施例に従って構成された
エネルギー減衰器の断面図である。 第5図は、第1図の減衰器の一部を構成する内側圧縮リ
ングの拡大側面図である。 第6図は、第1図の減衰器の一部を構成するウェッジの
拡大側面口である。 第7図は、第1図の減衰器の一部を構成する外側圧縮リ
ングの拡大側面図である。 第8図は1本発明の更に他の実施例に従って構成された
エネルギー減衰器の断面図である。 図中、10はエネルギー減衰器、12はピストン シリ
ング組立体、14は摩擦組立体、16は予備負荷複動ば
わ、20はシリング、21は内壁又は内周面、22はピ
ストン、25.26はウェッジ、30.33.36は圧
縮リング、34は環状本体、40は環状部材、42はス
リット状半径方向開口、43.44.45はスリット状
半径方向の開口、50は中央開口、61は中央環状部分
、63A、65Aは円錐形の環状カム表面、70は拡径
部分、76.78は円錐形の環状カム表面、81は細長
い円筒状開口、83は環状本体、87は拡径部分、90
は円錐形の環状カム表面100はエネルギー減衰器、1
12はピストン・シリンダ組立体、114.115は摩
擦組立体、116は予備負荷ばね、117.118はス
トッパ、120はシリンダ、121は内壁又は内周面、
122はピストン、175,180はウェッジ、187
.188.189は圧縮リング、200はエネルギー減
衰器、212はピストン・シリンダ組立体、214.2
15は摩擦組立体、216は予備負荷ばね、218はス
トッパ、220はシリンダ、221は内壁又は内周面、
222はピストン、300はエネルギー減衰器、312
はピストン・シリンダ組立体、314は摩擦組立体、3
16.318は予備負荷ばね、320はシリング、32
2はピストン、322.323.326はウェッジ、3
30.333.336.337は圧縮リング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シリンダと、シリンダ内で移動自在のピストンを含
    むピストン・シリンダ組立体と、前記シリンダ内に完全
    に収容され、前記ピストンに同心的に係合した摩擦組立
    体と、前記シリンダ内に完全に収容され、前記ピストン
    に同心的に係合しており、前記摩擦組立体に作用して摩
    擦組立体を押圧し前記シリンダの内周面に摩擦係合させ
    る働きをする予備負荷ばねと、から成り、 前記摩擦組立体は、前記シリンダの内周面に係合するた
    めの少なくとも1つのウェッジと、該ウェッジを半径方
    向外方へ押圧してシリンダの内周面に摩擦係合させるた
    めに該ウェッジに組み合わされた複数の隔置された圧縮
    リングを含みものであることを特徴とするエネルギー減
    衰器。 2、前記複数の圧縮リングは、前記摩擦組立体の両端に
    1つづつ配置された1対の外側圧縮リングを含みもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のエ
    ネルギー減衰器。 3、前記複数の圧縮リングは、更に少なくとも1つの内
    側圧縮リングを含みものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項に記載のエネルギー減衰器。 4、前記ウェッジは、その軸線方向の全長に亙って中空
    の環状部材を含むものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第3項に記載のエネルギー減衰器。 5、前記環状部材は、ほぼ鼓形の中央開口を画定するも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載
    のエネルギー減衰器。 6、前記鼓形中央開口は、中央に位置する環状部分と、
    該環状部分の両側に対称的に位置し、前記圧縮リングに
    係合するための2つの円錐形の環状カム表面とによって
    画定されており、該各環状カム表面の外径は、該環状部
    分に向って漸進的に減少していることを特徴とする特許
    請求の範囲第5項に記載のエネルギー減衰器。 7、前記外側圧縮リングの1つは、一端に断面ほぼ円型
    の拡径部分を有する環状本体を含み、該環状本体は、前
    記ウェッジの前記カム表面の1つと嵌合する形状の環状
    傾斜カム表面を有し、該環状本体の環状傾斜カム表面は
    、該ウェッジのカム表面の1つに摩擦係合するように軸
    線方向に進むにつれて半径方向外方に漸進的に減少して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載のエ
    ネルギー減衰器。 8、前記内側圧縮リングは、その軸線方向の全長に亙っ
    て中空で、断面円形の拡径中央部分を有する環状本体を
    含み、該環状本体は、該拡径中央部分の両側に対称的に
    位置する2つの円錐形の環状カム表面を有し、該各環状
    カム表面の外径は、それぞれれの隣接するウェッジに係
    合するように前記脚気意中凹部分に向って軸線方向に進
    むにつれて漸進的に増大していることを特徴とする特許
    請求の範囲第7項に記載のエネルギー減衰器。 9、前記ばねの、前記摩擦組立体のある側とは反対側に
    配置された第2の摩擦組立体を有することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のエネルギー減衰器。 10、前記ピストン・シリンダ組立体は、前記シリンダ
    に同心的に係合しており、シリンダ内でのピストンの軸
    線方向の移動を制限するための第1ストッパを含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第9項に記載のエネルギー
    減衰器。 11、前記第1ストッパは、前記ピストンの一定限度の
    自由な軸線方向の移動を可能にするように該ストッパに
    近接する摩擦組立体から一定距離離隔しており、該摩擦
    組立体との間に間隙を画定するようになされていること
    を特徴とする特許請求の範囲第10項に記載のエネルギ
    ー減衰器。 12、前記第1ストッパは、それに隣接する摩擦組立体
    に接触していることを特徴とする特許請求の範囲第10
    項に記載のエネルギー減衰器。 13、前記ピストン・シリンダ組立体は、前記シリンダ
    内での第2摩擦組立体の軸線方向の移動を制限するため
    の第2ストッパを含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第10項に記載のエネルギー減衰器。 14、前記摩擦組立体の、前記ばねのある側とは反対側
    に配置された第2のばねを有することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載のエネルギー減衰器。 15、ピストン・シリンダ組立体と、該ピストン・シリ
    ンダ組立体のシリンダ内に収容され、ピストンに同心的
    に係合した予備負荷ばねを有するエネルギー減衰器に使
    用するための摩擦組立体であって、 前記シリンダの内周面に係合するための少なくとも1つ
    のウェッジと、 該ウェッジを半径方向外方へ押圧してシリンダの内周面
    に摩擦係合させるために該ウェッジに組み合わされた複
    数の隔置された圧縮リングと、なるエネルギー減衰器。 16、前記複数の圧縮リングは、前記摩擦組立体の両端
    に1つづつ配置された1対の外側圧縮リングを含みもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第15項に記載
    の摩擦組立体。 17、前記複数の圧縮リングは、更に少なくとも1つの
    内側圧縮リングを含みものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第16項に記載の摩擦組立体。 18、前記ウェッジは、少なくとも1つの軸線方向のス
    リット状開口を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第16項に記載の摩擦組立体。 19、前記ウェッジの前記軸線方向のスリット状開口は
    、該ウェッジの半径方向の全厚みに亙って延長している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第18項に記載の摩擦
    組立体。 20、前記ウェッジは、その半径方向の全厚みの一部分
    に亙って延長した複数の互いに離隔したスリット状開口
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第19項に記
    載の摩擦組立体。
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KR100405167B1 (ko) * 2001-02-13 2003-11-17 주식회사 에이브이티 마찰식 완충기
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