JPH04102229U - アプリケーター用硝子瓶 - Google Patents
アプリケーター用硝子瓶Info
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- JPH04102229U JPH04102229U JP1264391U JP1264391U JPH04102229U JP H04102229 U JPH04102229 U JP H04102229U JP 1264391 U JP1264391 U JP 1264391U JP 1264391 U JP1264391 U JP 1264391U JP H04102229 U JPH04102229 U JP H04102229U
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Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、内容物の充填量や残量を観察する
ことが可能であって、容易に製造することのできるアプ
リケーター用硝子瓶の提供を目的とする。 【構成】 瓶本体(2)の表面を腐食処理してなる腐食
層(6)及びこの腐食層(6)の表面を不透明に塗装処
理してなる塗装膜層(7)で構成された塗装部(4)
と、瓶本体(2)の胴部に、上記塗装膜層(7)を剥離
して形成される縦帯状窓部(5)とを有している。
ことが可能であって、容易に製造することのできるアプ
リケーター用硝子瓶の提供を目的とする。 【構成】 瓶本体(2)の表面を腐食処理してなる腐食
層(6)及びこの腐食層(6)の表面を不透明に塗装処
理してなる塗装膜層(7)で構成された塗装部(4)
と、瓶本体(2)の胴部に、上記塗装膜層(7)を剥離
して形成される縦帯状窓部(5)とを有している。
Description
【0001】
本考案は、液体,粉体等の内容物の量を外から観察することができるアプリケ
ーター用硝子瓶に関するものである。
【0002】
従来より、理髪店や美容院等では、ヘアートニック,ヘアーリクイド等の内容
物を適宜補充して使用するアプリケーターに硝子瓶を広く用いている。また、硝
子瓶表面の傷防止を目的とし強度を高めるため、また外観を美しく見せるために
表面塗装を施すことも広く行われている。
【0003】
しかしながら、アプリケーター用硝子瓶の表面に塗装処理を施すと、瓶表面が
不透明になるため、利用者が内容物を補充する際の入れ目位置が不明確となり、
内容物を溢れさせたり、内容物の過充填が原因で内容物が膨張して硝子瓶が破裂
する等の問題があった。また、内容物の残量が把握できず適切な補充時期がわか
らないということも問題であった。
【0004】
そこで、これらの問題を解決するために、硝子瓶に塗装を施す際に予めその一
部分をワックス,テープ等でマスキングしておき、塗装後にこのマスキング材を
剥すことにより透明な部分を形成し、ここから内容物を観察することができるよ
うにしたものが作られ使用されている。
【0005】
しかしながら、上記のものは、その製造過程におけるマスキング材の着脱に煩
雑な手間がかかり、また塗装後マスキング材を剥した際の出来上がりも美しくな
らないという欠点を有していた。
【0006】
本考案は上述のような実情に鑑みなされたものであって、外から内容物の量を
観察することができ、且つ美しい外観を呈するように仕上げられるアプリケータ
ー用硝子瓶の提供を目的とするものである。
【0007】
上記の目的を達成するために、本考案のアプリケーター用硝子瓶は次のような
構成を備えている。即ち、液体,粉体等の内容物を充填する硝子瓶において、瓶
本体の表面を腐食処理してなる腐食層と、この腐食層の表面を不透明に塗装処理
してなる塗装膜層とを備え、且つ前記瓶本体の胴部に、前記塗装膜層を剥離して
形成される縦帯状窓部が設けられていることを要旨とするものである。
【0008】
また、上記の縦帯状窓部を、塗装膜層とともに腐食層を剥離することにより形
成することもできる。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、本考案に係るアプリケーター用硝子瓶の一実施例を示しており、この
硝子瓶(1)は、内容物を出し入れする開口を上部に有する硝子製の瓶本体(2
)と、前記開口を蓋する合成樹脂製の蓋体(3)とから構成されている。
【0010】
瓶本体(2)は、その表面の大部分を占める不透明な塗装部(4)の中に、縦
方向に延びる帯状の半透明な窓部(5)を備えており、この窓部(5)を通して
瓶本体(2)の中の内容物の量が観察できるようになっている。
【0011】
図2は、瓶本体(2)において上記窓部(5)を設けた部分の拡大断面図であ
る。この図のように、瓶本体(2)の硝子(2a)の表面は、腐食処理により形
成された腐食層(6)により覆われており、更にこの腐食層(6)の上には塗料
の塗装された塗装膜層(7)が形成されている。そして、これら二層のうち、表
面側に位置する塗装膜層(7)のみが剥離されて半透明な腐食層(6)の表面が
現れ、ここが窓部(5)となり内容物が見えるようになっているのである。
【0012】
このような構成をなす硝子瓶は、例えば次のようにして製造することができる
。即ち、まず化学的腐食、例えばふっ化水素液による腐食方法により瓶本体(2
)の全表面に腐食処理して腐食層(6)を形成する。そして、この腐食層(6)
の上に、硝子と親和性を有する熱硬化性樹脂塗料(例えばエポキシ,メラミン,
アルキッドアクリル等と無機顔料や有機顔料を含む)により不透明塗装を施し、
常温で放置するか80℃〜100℃にて強制乾燥させるかにより硬化した状態に
し、塗装膜層(7)を形成する。
【0013】
以上のようにして表面処理の完了した硝子瓶本体(2)は、表面が不透明であ
って内容物の量が外から観察できない状態になっているが、表面の塗装膜層(7
)をダイヤ,サファイア等の研磨材を用いて機械ないしは手作業で剥離すること
により、腐食層(6)が露出して半透明な窓部(5)を形成することができるの
である。
【0014】
図3は、他の実施例の図2と同様の部分拡大断面図を示している。この実施例
のものは、塗装膜層(7)とともにその下の腐食層(6)も剥離して硝子(2a
)をそのまま露出せしめて窓部(5)を形成したものである。
【0015】
このように、窓部(5)を形成するにあたって、塗装膜層(7)のみを剥離す
るか腐食層(6)をも剥離するかは、瓶や内容物の種類によって任意に選択する
ことができる。そして、剥離された部分、即ち窓部(5)を設けた部分(5a)
,(5a)を軽く研磨処理することにより、見た目をより一層美しく仕上げるこ
とができる。
【0016】
また、窓部(5)を設ける位置や長さについても適宜設定することができるが
、内容物の補充時の充填量が見え易いように、また残量がある程度連続的に観察
できるように、瓶本体(2)の胴部の上方から下方に渡ってスリット状に設ける
ことが好適である。
【0017】
図4は、他の実施例を示しており、特に角型の瓶の場合には、このように瓶の
かどに沿って窓部(5)を形成することが、加工するにも容易で見た目も良好な
ものが得られる。
【0018】
図5は、更に他の実施例を示しており、内容物の充填量を観察するための上部
窓部(5a)と、残量が少なくなって補充を必要とすることを知らせるための下
部窓部(5b)とを別々に設けたものである。
【0019】
尚、これらの実施例のものの窓部(5)を、前述した図2の構成をとるものと
しても図3の構成をとるものとしてもよいことはいうまでもない。
【0020】
以上述べた通り、本考案に係るアプリケーター用硝子瓶においては、瓶本体に
不透明な塗装が施されているにもかかわらず液体,粉体等の内容物を補充する際
の充填量や内容量の変化,残量を外から観察することができ、製造が容易であっ
て、且つ外観を美しく仕上げることが可能となる。
【図1】本考案のアプリケーター用硝子瓶の一実施例を
示す外観斜視図である。
示す外観斜視図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】他の実施態様の要部拡大断面図である。
【図4】他の実施例の外観斜視図である。
【図5】更に他の実施例の外観斜視図である。
1 硝子瓶
2 瓶本体
3 蓋体
4 塗装部
5 窓部
6 腐食層
7 塗装膜層
Claims (2)
- 【請求項1】 液体,粉体等の内容物を充填する硝子瓶
において、瓶本体(2)の表面を腐食処理してなる腐食
層(6)と、この腐食層(6)の表面を不透明に塗装処
理してなる塗装膜層(7)とを備え、且つ前記瓶本体
(2)の胴部に、前記塗装膜層(7)を剥離して形成さ
れる縦帯状窓部(5)が設けられていることを特徴とす
るアプリケーター用硝子瓶。 - 【請求項2】 請求項1記載の縦帯状窓部(5)が、塗
装膜層(7)とともに腐食層(6)を剥離して形成され
ているアプリケーター用硝子瓶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264391U JPH04102229U (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | アプリケーター用硝子瓶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264391U JPH04102229U (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | アプリケーター用硝子瓶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04102229U true JPH04102229U (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=31746724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1264391U Pending JPH04102229U (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | アプリケーター用硝子瓶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04102229U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011111231A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製の積層容器 |
JP2012153397A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Key Tranding Co Ltd | 容器および容器の製造方法 |
JP2016074445A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | ライオン株式会社 | 容器 |
JP2017114553A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製窓付き容器 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP1264391U patent/JPH04102229U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011111231A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製の積層容器 |
JP2012153397A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Key Tranding Co Ltd | 容器および容器の製造方法 |
JP2016074445A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | ライオン株式会社 | 容器 |
JP2017114553A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製窓付き容器 |
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