JPH04102034U - 管内温度測定装置 - Google Patents

管内温度測定装置

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JPH04102034U
JPH04102034U JP516091U JP516091U JPH04102034U JP H04102034 U JPH04102034 U JP H04102034U JP 516091 U JP516091 U JP 516091U JP 516091 U JP516091 U JP 516091U JP H04102034 U JPH04102034 U JP H04102034U
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JP
Japan
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probe
thermometer
fluid
tube
pipe
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Pending
Application number
JP516091U
Other languages
English (en)
Inventor
順三 林
正明 野村
Original Assignee
愛知時計電機株式会社
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Publication date
Application filed by 愛知時計電機株式会社 filed Critical 愛知時計電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内に温度計又はプローブを挿入して管内の
流体の温度を検出する温度センサの応答性、計測精度の
向上を図ると共に、温度計又はプローブを外したときの
流体の噴出を防止する。 【構成】 プローブ5の周りを囲む筒形で外周に多数の
小穴3aを明けた保護管3を流体を流す管1に取付け
る。浮子8は、プローブ5を上方へ抜くと、弁座10に
流体圧で押圧されて挿入穴4aを閉塞し、流体の噴出を
防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管内を流れる水、温水、気体、蒸気などの流体の温度を検出するセン サに関する。
【0002】
【従来の技術】
流管内を流れる温水などの流体の温度を検出するには、管壁に穴を明け、この 穴に有底円筒形の保護管を挿入して、管壁に水密的に固定し、この保護管内にダ イオード、サーミスタ又は白金抵抗体などの温度によって特性が変化するトラン スデューサを内蔵したパイプ状のプローブ、又は温度計を入れて流体の温度を検 出しているが、この方法では、保護管の熱容量が大きい事と、保護管とプローブ 又は温度計との熱的接触の不確実さによる熱抵抗とから、温度センサとしての熱 時定数が大きくなって、流体の温度変化に対する追従が悪く、結果的に温度の検 出精度が悪くなる。
【0003】 これを改善するため、一般的には保護管を使用せず、プローブ又は温度計の外 径を太く(例えば外径を8〜12mmと)して強度を高め、管の管壁に明けた穴に 直接、挿入長さを短くして挿入する方法が広く行なわれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のようにトランスデューサを内蔵した太いプローブ又は温度計を、短かい 挿入長さで管に装着した方法は、保護管を使用しないということで、一部の欠点 は改善されるものの、プローブや温度計の外径が太いためプローブや温度計自体 の熱時定数が大きくなり、かつ管への挿入長が短く、プローブや温度計の先端が 流管の内壁に近いため、管の軸線(中央)部に比較して流速が小さい部分の温度 を検出することになる。特に流体の流速が小さいときには、管の内壁近くの流体 が働かないため、実際とはかけ離れた温度を検出してしまうという問題点があっ た。
【0005】 又、温度計やプローブを管から取外すときには、流体の圧力を下げてからでな いと、それらを外した穴から流体が噴出するという問題点が残されていた。
【0006】 そこで、本考案はこのような問題点を解消できる管内温度測定装置を提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の管内温度測定装置は、管(1)内を流れ る流体の温度を検出する温度計又はプローブ(5)を管(1)の壁面を貫通して 管(1)内に挿入するものにおいて、管(1)に装着され温度計又はプローブ( 5)の周りを囲む筒形であってその外周に多数の小穴(3a)を明けた保護管( 3)と、温度計又はプローブ(5)の挿入穴(4a)を閉塞する浮子(8)とを 具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
保護管(3)は底がなく、外周に多数の小穴を明けてあるので、流体が小穴を 通過して温度計又はプローブ(5)に直接接触して流れる。又、保護管自体の熱 容量は小さくできる。又、流体と共に流れてくるスラグ等の異物が温度計やプロ ーブ自体に直接当たらないように保護管で保護されるため、管(1)内に突出さ せた温度計又はプローブの機械的強度を大きくしなくても良いため、これらの管 径を細くでき、その分熱容量を小さくできる。
【0009】 又、温度計又はプローブ(5)を抜き取るときは、浮子(8)が浮上して穴を 閉塞し、流体の噴出を防止する。
【0010】
【実施例】
図1の実施例で、1は流体が矢印Aのように流れる管で、この管1と一体的に 形成された第1の支元管2に、全体がほぼ円筒形の保護管3の上端が圧入固定さ れている。保護管3は外周に多数の小穴3aが明けられ、流体がこれらの小穴か ら保護管3内に入って通過して流れる。なお、保護管3は従来技術のものと異な り底がない。
【0011】 4は第2の支之管で、その下端基部が前記第1の支之管2の上端部に固定され ていて、その中央を上下に貫通する挿入穴4aを備えている。5は温度計又はプ ローブで、挿入穴4aを貫通してその下端が保護管3の下端近くまで挿入され、 第2の支之管4の上部に嵌合するグランドパッキン6を締め付ける締め付けねじ である。
【0012】 2aは前記第1の支之管2の上端中央に、明けられた穴で、前記第2の支え管 4の挿入穴4aと同心に設けられ、温度計又はプローブ5は、この穴2aの中央 を貫通して取付けられている。
【0013】 8は球形の浮子で、管1を流れる流体の比重より小さい比重の樹脂又はゴムな どの耐熱水性の材料で作られているが、流体が水や温水でない薬品の場合はそれ に耐える材料の浮子を用いる。9は挿入穴4aの下部を拡大形成した浮子室で、 図1のように温度計又はプローブ5を装着した状態で、温度計又はプローブ5に より図示のように浮子室9の片側に寄せられ、浮子室9の天井円錐面9aと温度 計又はプローブ5とに当接した状態で静止している。なお、前記第1の支之管2 の穴2aは、浮子8の直径により小さい直径に定められていて、温度計又はプロ ーブ5を挿入する以前に浮子8が管1内に落下してしまうことがないようになっ ている。
【0014】 10は第2の支之管4の挿入穴4aの壁面に形成した弁座で、温度計又はプロ ーブ5を図2に示すように上方に引き上げ、温度計又はプローブ5の下端が弁座 10よりわずか上方まで移動すると、浮子8が浮上して弁座10に当接し挿入穴 4aを閉塞する。
【0015】 11は温度計又はプローブ5の途中に嵌合固着した環状の抜け止めリングで、 図2の位置よりわずか上方まで温度計又はプローブ5を引き上げると、抜け止め リング11がグランドパッキン6の下面に当るため、作業者はその感触から、温 度計又はプローブ5がその位置まで上昇したことを確認できる。従ってこの状態 では浮子8が弁座10に当接して挿入穴4aを閉塞するので、作業者は安心して 締め付けねじ7を外し、グランドパッキン6と共に温度計又はプローブ5を取外 すことができる。そして、管1内の流体圧が高くてもその流体圧で図2の矢印B のように浮子8が弁座10に押圧されて、流体の噴出を防止する。
【0016】 図3は浮子8の異なる形のもので、こま形をしているため、その下部に重り8 aを一体に形成して、上部円錐面が弁座11に当接するように、姿勢が定まるよ うに工夫してある点が上記実施例の浮子8と異なる。
【0017】 なお上記実施例では、温度計又はプローブ5は保護管3に囲まれているので、 機械的強度を要しない。従って、熱容量を小さくするように小径にでき、直径3 .2mmのものを使用している。
【0018】
【考案の効果】
本考案の管内温度測定装置は上述のように構成されているので、温度計又はプ ローブに直接流体が接触するため、温度計測の精度が向上し、又、温度計又はプ ローブに機械的強度を要しなく、しかも管(1)の中央近くまで温度計又はプロ ーブを挿入できるので、この面からも、時定数を小さくして応答を速くし、かつ 計測精度の向上ができる。
【0019】 更に又、グランドパッキンの交換とか、温度計又はプローブの交換に当り、流 体がその圧力で噴出するのを防止できるため、温水等の流体の供給を止めないま まで、保守作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】本考案の実施例の異なる態様における要部縦断
面図である。
【図3】本考案の実施例に用いる浮子の異なる形のもの
の斜視図である。
【符号の説明】
1 管 3 保護管 3a 小穴 4a 挿入穴 5 プローブ 8 浮子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管(1)内を流れる流体の温度を検出す
    る温度計又はプローブ(5)を管(1)の壁面を貫通し
    て管(1)内に挿入するものにおいて、管(1)に装着
    され温度計又はプローブ(5)の周りを囲む筒形であっ
    てその外周に多数の小穴(3a)を明けた保護管(3)
    と、温度計又はプローブ(5)の挿入穴(4a)を閉塞
    する浮子(8)とを具備したことを特徴とする管内温度
    測定装置。
JP516091U 1991-02-12 1991-02-12 管内温度測定装置 Pending JPH04102034U (ja)

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JP516091U JPH04102034U (ja) 1991-02-12 1991-02-12 管内温度測定装置

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JP516091U JPH04102034U (ja) 1991-02-12 1991-02-12 管内温度測定装置

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ID=31735492

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JP516091U Pending JPH04102034U (ja) 1991-02-12 1991-02-12 管内温度測定装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4235123A1 (en) * 2022-02-24 2023-08-30 Endress+Hauser Wetzer GmbH+CO. KG Protective tube with reduced sensitivity to vortex induced vibrations

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823338A (ja) * 1981-08-03 1983-02-12 Hitachi Denshi Ltd ヘリカルスキヤン形テ−プレコ−ダ
JPS5972606A (ja) * 1982-10-19 1984-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd テ−プレコ−ダ

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