JPH0394404A - 着脱式電流リード - Google Patents

着脱式電流リード

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JPH0394404A
JPH0394404A JP1231119A JP23111989A JPH0394404A JP H0394404 A JPH0394404 A JP H0394404A JP 1231119 A JP1231119 A JP 1231119A JP 23111989 A JP23111989 A JP 23111989A JP H0394404 A JPH0394404 A JP H0394404A
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JP
Japan
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lead
guide tube
electrode
current
cooling container
Prior art date
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Application number
JP1231119A
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Inventor
Mitsunari Miyazaki
宮崎 満成
Masao Takahashi
正夫 高橋
Masayoshi Hori
政義 堀
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH0394404A publication Critical patent/JPH0394404A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、液体ヘリウムなどで冷却される超電導マグ
ネットなどの超電導機器に冷却容器外部から電流を供給
するための着脱式電流リードに関し、電流供給後、引き
抜くことができるようにし冷却容器内への侵入熱を減少
するようにしたものである。
[従来の技術] 超電導についての研究開発の進展にともない、大電流を
流すことができる大型の超電導マグネットなどの超電導
機器が作られており、種々の分野に応用されつつある。
このような超電導機器の一つである超電導マグネットは
、超電導状態を保持するためクライオスタットなどの冷
却容器内に入れられ、液体ヘリウムなどによって極低温
に冷却される。この冷却容器内の超電導マグネットに電
流を供給するため電流リードが設けられ、冷却容器外部
の常温部から極低温状態の冷却容器内部に電流を供給す
るようになっている。
従来の電流リードの構造は、例えば第4図に示すように
、クライオスタット1の側壁部分に取付けたリード取付
板2を貫通させて被覆銅線で構成した電流リード3を固
定し、クライオスタット1外部の電流リード3から電流
を供給し、クライオスタット1内部の電流リード3を超
電導マグネット(図示せず)に接続するようにしている
また、別の電流リードの構造としては、第5図に示すよ
うに、タライオスタット1の側壁部分にフランジ4を設
け、このフランジ4を塞ぐ絶縁製の蓋板5に銅製の電極
棒で構成した電流リード6を貫通させて取付ける一方、
クライオスタット1内の超電導マグネットなどの固定部
分に電極受座7を設けておき、電流リード6である電極
棒を電極受座7に嵌め込んだのち、フランジ4に蓋板5
を固定するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] このような従来の電流リード3.6の構造では、被覆銅
線で構成した電流リード3の場合には、多くの本数をリ
ード取付板2部分から入れることができるが、超電導マ
グネットへの電流供給後もそのまま設置される常設式で
あるため、常温部から電流リード3である被覆銅線を介
して伝わる侵入熱が多く、液体ヘリウムなどの冷却材の
消費量が多くなってしまうという問題がある。
また、フランジ構造とした電極棒を電流リード6として
用いる場合には、電極棒の本数が多くなると、蓋板5を
大きくする必要があり、フランジ4部分の構造が複雑に
なり、コストアップになるとともに、フランジ構造であ
ってもクライオスタットlを組立てた後は、電極棒を簡
単に取り外すことが出来ず、超電導マグネットへの電流
供給後の侵入熱が多くなるという問題がある。
この発明はかかる従来技術の課題に鑑みてなされたもの
で、超電導機器への電流供給後に引き抜くことができ、
侵入熱を減少し、冷却材の消費量を減らすことができる
着脱式電流リードを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の
着脱式電流リードは、冷却容器外部に設けられる外部電
極と冷却容器内部に設けられ超電導機器に接続される内
部電極との間にシール状態で着脱可能に設けられるガイ
ド管と、このガイド管内に設けられ上部が外部電極に接
続され下部に拡縮部が形成されたリード部と、このリー
ド部の拡縮部をガイド管上部から挿脱操作して内部電極
に接続される下部電極部にリード部を接触させる締付用
ロッド部とからなり、電流供給後冷却容器から引き抜く
ことができるようにしたことを特徴とするものである。
[作 用] この着脱式電流リードによれば、タライオスタットなど
の冷却容器の内部と外部に電極部を設け、これら電極部
間にシール状態で着脱できるガイド管を着脱するように
し、このガイド管内に所定本数のリードを絶縁状態で装
着し、その下部の拡縮部をガイド管上部から入れる締付
用ロツドで拡大させて電極部と接触させて電流の供給を
可能とするようにしており、電流供給後にリード部を縮
小させてガイド管ごと冷却容器外部に引き抜くことがで
きるようにしている。
したがって、永久電流モードによる運転中は電極リード
が冷却容器内になく、侵入熱を減少できるとともに、冷
却材の消費量を減少することができる。
[実施例コ 以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図〜第3図はこの発明の着脱式電流リードの一実施
例にかかり、第1図は縦断面図、第2図は第1図の■−
■断面図、第3図は第1図の■部の詳細図である。
この着脱式電流リード10は、4電極電流リードであり
、4箇所に同一の電流の供給を行う場合だけでなく、そ
れぞれに異なる電流を供給する場合にも使用される。
この着脱式電流リード10では、冷却容器であるクライ
オスタット1の内部に4個の下部電極部11が配置され
ており、上端部がテーパ状に拡がった下部受座12の内
周部に等間隔に取付けられている。そして、これら4個
の下部電極11と超電導マグネットのリード線(図示せ
ず)が接続されている。
これら下部電極部11に電流を供給するため電源と接続
される上部電極部13は、冷却容器であるクライオスタ
ット1の外部に設けられるが、この実施例では、冷却用
パイプを兼ねるガイド管14の上端部に4個それぞれが
絶縁されて取付けられている。
これら上部電極部13と下部電極部11とを着脱可能か
つシール状態でつなぐため、ガイド管14をクライオス
タット1内に挿脱するようになっており、ガイド管14
の直径が下部電極部11の円形の隙間よりわずかに小さ
くしてある。
このガイド管14の内部には、4本のリード部15が個
々に絶縁されて挿通されており、上端部が上部電極部1
3に接続され、下端部がガイド管14の下端部側面に形
戊した4箇所の孔に位置する拡縮部16となっている。
このガイド管14の4箇所の孔部分に位置するリード部
15の拡縮部16の内周側には、外側が円弧状に膨らん
だ張出駒17がそれぞれ取付けら゛れており、ガイド管
14の上端から挿入する締付用ロッド部18の先端のテ
ーバ部分によってリード部15の拡縮部16を拡径して
外側に膨らむようにしたり、抜き出して縮径し、ガイド
管14内に収納できるようになっている。
この締付用ロッド18を挿入状態で固定できるようにガ
イド管14の上端にめねじが形成され締付ボルト1つで
締付けて固定できるようになっている。
また、このガイド管14はリード部15を流れる電流に
よる発熱を冷却する冷却用パイプを兼ねるようになって
おり、下端部から冷却材である液体ヘリウムのガスを導
き、クライオスタット1外部のガイド管14の上端部に
形成したガス排出部20から排出する間にリード部15
を冷却するようになっている。
さらに、このガイド管14を冷却容器であるクライオス
ータット1にシール状態で着脱するため、下部受座12
の上方のクライオスタット1の側壁に着脱用孔が形成さ
れ、ウィルソンシール部21が設けられてシールできる
ようになっている。
このように構成された着脱式電流リード10では、超電
導マグネットなどの超電導機器に電流を供給する場合、
電流リード10をクライオスタット1のウィルソンシー
ル部21から挿入し、ガイド管14の下端部を下部受座
12のテーパ部分を利用してリード部15の拡縮部16
,が下部電極部11の所に位置するようにする。
この後、ガイド管14の上端部の締付ボルト19を締付
けて締付用ロッド部18を突き出し、先端のテーパ部分
で張出駒17を張り出させ、リード部15の拡縮部16
をそれぞれの下部電極部11に押し付けて電気的に接触
させる。
また、上部電極部13には、図示しない電源に接続して
おく。
こうして準備ができた後、通電すると、電流は、上部電
極部13からリード部15を通り、下部電極部11から
超電導マグネットに供給される。そして、通電に伴う発
熱は、下部受座12部分から流入する冷却ガスが下部電
極部11及びリード部15を冷却してジュール熱を奪い
ながら上昇し、クライオスタット1外部のガス排出部2
0から排出される間に除去される。
こうして超電導マグネットに通電されて永久電流モード
による運転状態になると、電流の供給が必要なくなるた
め、通電を停止し、ガイド管14上部の締付ボルト19
を緩めるようにして締付用ロッド18を抜き出し、リー
ド部15の拡縮部16を縮小させてガイド管14内に収
納する。
この後、ガイド管14ごとクライオスタット1から引き
抜くようにして完全に取り外し、ウィルソンシール部2
1でシール状態を保持する。
このように、この着脱式電流リード10によれば、電流
供給後、クライオスタット1内から完全に取り出すこと
ができ、電流リードを介して侵入する熱を大幅に減少す
ることができ、冷却材としての液体ヘリウムなどの消費
量を最少にすることができる。
したがって、超電導マグネットなどの温度上昇も最少と
なり、安定した状態で長期間の運転が可能となる。
また、ガイド管14内に4本のリード部15を絶縁状態
で装着するようにしたので、1本の電流リード10で4
つの電極に通電でき、各電極に同一の電流だけでなく、
異なる電流を流すこともできる。
したがって、各リード部15に5IOA以下の電流を供
給する場合などに利用でき、補正用コイルなどの電流リ
ードとして好適である。
さらに、下部電極部11との接点となるリード部15の
拡縮部16をガイド管14ごとクライオスタット1の外
部に取り出すことができるので、接点の補修が容易とな
る。
なお、上記実施例では、ガイド管内に4本のリード部を
装着するようにしたが、これに限るものでない。
[発明の効果] 以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの発
明の着脱式電流リードによれば、タライオスタットなど
の冷却容器の内部と外部に電極部を設け、これら電極部
間にシール状態で着脱できるガイド管を着脱するように
し、このガイド管内に所定本数のリードを絶縁状態で装
着し、その下部の拡縮部をガイド管上部から入れる締付
用ロッドで拡大させて電極部と接触させて電流の供給を
可能としたので、電流供給後にリード部を縮小させてガ
イド管ごと冷却容器外部に引き抜くことができる。
したがって、永久電流モードによる運転中は電極リード
が冷却容器内になく、侵入熱を減少できるとともに、冷
却材の消費量を減少することができ、安定した状態で長
期間運転することができる。
また、電流リードを取り出すことができるので、接点部
分の補修が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明の着脱式電流リードの一実施
例にかかり、第1図は縦断面図、第2図は第1図の■−
■断面図、第3図は第1図の■部の詳細図である。 第4図及び第5図はそれぞれ従来の電流リードの概略説
明図である。 1:クライオスタット(冷却容器)、 10:着脱式電流リード、11:下部電極部、12:下
部受座、13:上部電極部、14:ガイド管、15:リ
ード部、16:拡縮部、17:張出駒、18:締付用ロ
ッド部、19:締付ボルト、20:ガス排出部、21:
ウィルソンシール部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 冷却容器外部に設けられる外部電極と冷却容器内部に設
    けられ超電導機器に接続される内部電極との間にシール
    状態で着脱可能に設けられるガイド管と、このガイド管
    内に設けられ上部が外部電極に接続され下部に拡縮部が
    形成されたリード部と、このリード部の拡縮部をガイド
    管上部から挿脱操作して内部電極に接続される下部電極
    部にリード部を接触させる締付用ロッド部とからなり、
    電流供給後冷却容器から引き抜くことができるようにし
    たことを特徴とする着脱式電流リード。
JP1231119A 1989-09-06 1989-09-06 着脱式電流リード Pending JPH0394404A (ja)

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JP1231119A Pending JPH0394404A (ja) 1989-09-06 1989-09-06 着脱式電流リード

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9284240B2 (en) 2010-10-22 2016-03-15 Arkema France Process for the manufacture of 2-chloro-3,3,3-trifluoropropene by gas phase fluorination of pentachloropropane

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9284240B2 (en) 2010-10-22 2016-03-15 Arkema France Process for the manufacture of 2-chloro-3,3,3-trifluoropropene by gas phase fluorination of pentachloropropane

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