JPH0393522A - 射出成形機の設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、射出成形機における設定装置に関するもので
ある． （従来の技術） 従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材料
を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は硬
化させ、次いで金型を開いて戒形品を取り出すようにし
た射出戒形機においては、上記金型内に威形材料を射出
する前に、射出量を計量しておく必要がある． 上記射出成形機には、プランジ中を前後進させて射出成
形する１ランジ中型のものと、スクリュを前後進させて
射出威形するスクリュ型のもの等があるが、上記計量は
、スクリエ又は、プランジャを後方に後退させながら行
われる． 第２図〜第４図により従来の射出戒形機の計量工程につ
いて説明する． 第２図は従来の射出成形機の断面図、第３図は計量開始
状態図、第４図は計量完了直前状態図を示す． 図において、ｌは可動金型１ａと固定金型１ｂから或る
金型であり、両金型１ａ．　ｌｂ間に戒形品の形状を有
するキ中ビティ２が形成される．３は該キャビティ２が
射出される溶融樹脂であり、加熱シリンダ４の先端４ａ
に貯蔵される． ５は、該加熱シリンダ４の中で回転自在かつ前後進自在
に支持されるスクリュであり、溶融樹脂３は該スクリュ
５によって押し出され、上記金型１のキャビティ２内に
注入される． 該溶融樹脂３はキャビティ２内でそのまま冷却されて成
形品となり、その後可動金型１ａを固定金型ｔｂから離
して取り出される． 上記射出工程が完了すると、キャビティ２内の樹脂が冷
却している間にスクリュ５が回転しながら後退して計量
工程が開始される．この時、材料供給口７から落下する
粒状樹脂６はスクリュ５の螺旋状の溝５ａを通って加熱
シリンダ４により溶融され、先端４ａに貯蔵されるとと
もに、スクリュ５を後方に押圧する． この後退の際、スクリュ５の後方に配設される注入スク
リュ部のオイル８は圧力調整弁９を通りオイルタンクＩ
Ｏへ戻される．ここで、粒状樹脂６がスクリエ５の螺旋
状の溝５ａを通り液状に溶融していく段階での体積減少
分だけ進入した空気、粒状樹脂６内に既に含まれていた
水分、溶融時に発生するガス等が溶融され先端４ａに貯
蔵された溶融樹脂３に混入すると、威形品の表面に光沢
ムラが発生して美観を損ねたり、戒形品内部に気泡が発
生して強度低下、寸法精度の低下をもたらすので、これ
らを防止するため樹脂圧力を高めながら溶融が行われる
． そのために、注入スクリュ部のオイルタンク１０の途中
に圧力調整弁９が設けられ、これにより設定された油圧
力とバランスした樹脂圧力で溶融される．すなわち、ス
クリュ５に背圧がかけられるようになっている． ここで、粒状樹脂６をある一定のスクリュ回転数と樹脂
圧力で溶融して貯蔵させる場合、第３図に示すような計
量開始状態においては、粒状樹脂６がスクリュ５の溝５
ａを通って加熱シリンダ４により溶融され、先端４ａに
貯蔵されるまでの有効ストロークＡが長い． したがって、計量開始時に溶融樹脂３から発生した空気
、水分、ガス等は上記有効ストロークＡを移動する間に
十分除去される． ところが第４図に示すような計量完了直前においては、
有効ストロークＢが短くなり、発生した空気、水分、ガ
ス等を十分除去することができず、貯蔵された溶融樹脂
３が不均一となる．そこで、計量開始時すなわち溶融初
期から計量完了時までの溶融ストロークＣを３〜４のス
トロークに分割し、各ストローク位置でのスクリュ回転
数及びスクリュ５に加える背圧ををプログラム設定する
ことにより制御を行い樹脂を均一な状態としている． （発明が解決しようとする課Ｈ） しかしながら、上記構威の射出成形機の設定装置におい
ては、分割されたストローク位置に対するスクリュ回転
数及び加える背圧は、金型を，交換するたびに設置し直
す必要がある．しかも、設定する際のストローク位置は
、威形品により異なる溶融ストロークＣから演算して求
める必要がある．そして、プログラム設定機能を有する
射出成形機の場合プログラム段数は３段〜４段となるた
め、ストローク位置、スクリュ回転数及び背圧は３段の
場合に８か所、４段の場合に１１か所となり設定に手間
がかかる． 本発明は、以上述べたような問題点を解決して、金型を
交換するたび、成形品の大きさが変わるたびに溶融スト
ロークの分割されたストローク位置、スクリュ回転数及
び背圧を設定する必要のない射出成形機の設定装置を提
供することを目的とする．（課題を解決するための手段
） そのために本発明の射出成形機の設定装置は、加熱シリ
ンダ内でスクリュを回転させながら後退させ、かつスク
リュに背圧をかけて計量を行う射出戒形機の設定装置に
おいて、計量開始時から計量完了までの溶融ストローク
を複数の段に分割して各ストローク位置を演算する手段
と、一のストローク位置に対応する背圧の設定値から他
のストローク位置に対応する背圧を演算する手段と、該
一のストローク位置に対応するスクリエ回転数の設定値
から他のストローク位置に対応するスクリュ回転数を演
算する手段と、上記演算された各値をそれぞれ入力する
手段を有している．（作用） 本発明によれば、上記にように加熱シリンダ内でスクリ
エを回転させながら後退させ、かつスクリュに背圧をか
けて計量を行う射出成形機の設定装置において、計量開
始時から計量完了までの溶融ストロークを複数の段に分
割して各ストローク位置を演算する手段と、一のストロ
ーク位置に対応する背圧の設定値から他のストローク位
置に対応する背圧を演算する手段と、該一のストローク
位置に対応するスクリエ回転数の設定値から他のストロ
ーク位置に対応するスクリュ回転数を演算する手段と、
上記演算された各値をそれぞれ入力する手段を有してい
るので、溶融ストロークをＳ，として設定し、背圧Ｐよ
及びスクリエ回転数Ｎ８を設定すると、背圧ｐ＋，ｐｓ
及びＮｌ，Ｎ３が演算？よって求められ、それらの値が
自動的に入力される． （実施例） 以下、本発明の実施例について第１図に基づき詳細に説
明する． 第１図は本発明の実施例を示す射出成形機の設定装置に
より行われる３段プログラムの一例を示す図である． 図において、１ｌは加熱シリンダ４の先４４ａに形威さ
れる溶融部、ｌ２は分割されたストローク位直を設定す
るための分割位置設定部であり、この場合、溶融ストロ
ークＣが３段ストローク位置Ｓｌ，Ｓ■Ｓ，に分割され
る，　１３はスクリュ背圧を設定するための背圧プログ
ラム設定部であり、ストローク位置Ｓ，，Ｓ■Ｓ，に対
応してＰ，．Ｐ■Ｐ，が設定される，　１４はスクリュ
回転数を設定するためのスクリュ回転数プログラム設定
部であり、ストローク位置Ｓ．，Ｓ■Ｓ，に対応してＮ
，．Ｎ■Ｎ，が設定される． 上記ｔｉ或の射出戒形機の設定装置において、設定者が
ある威形品を威形するのに必要な樹脂の溶融ストローク
をＳ，に設定する．この時、射出成形機の設定位置は、
既に持っているストローク位置の計算方式によりストロ
ーク位置Ｓ，に基づいてストローク位置Ｓｌ．Ｓ！を求
める演算を行い、求められたストローク位置Ｓ．．Ｓ．
が自動的に入力される． 続いて、設定者が必要な背圧をＰ，に、必要なスクリュ
回転数をＮ！に設定すると、背圧Ｐ．，Ｐ．及びスクリ
ュ回転数Ｎ．，Ｎ３は射出戒形機が既に持っている変化
率の計算方式により背圧Ｐよ及びスクリュ回転数Ｎつか
ら計算して求められ、自動的に入力される． このようにして、溶融ストロークとスクリュ回転数及び
背圧の各１１所について設定することにより、すべての
設定が完了する． なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない． 例えば、本実施例においては、段階的なプログラム設定
機能を有する射出戒形機の設定装置について説明したが
、無段階のプログラム設定機能を有する射出戒形機の設
定装置にも採用することができる． （発明の効果） 以上説明したように、本発明の射出或形機の設定装置に
おいては、加熱シリンダ内でスクリュを回転させながら
後退させ、かつスクリュに背圧をかけて計量を行う射出
成形機の設定装置において、計量開始時から計量完了ま
での溶融ストロークを複数の段に分割して各ストローク
位置を演算する手段と、一のストローク位置に対応する
背圧の設定値から他のストローク位置に対応する背圧を
演算する手段と、該一のストローク位置に対応するスク
リュ回転数の設定値から他のストローク位置に対応する
スクリュ回転数を演算する手段と、上記演算された各値
をそれぞれ入力する手段を有しているので、溶融ストロ
ークとスクリエ回転数、背圧を各１箇所について設定す
るだけで分割されたストローク位置のすべてについて設
定が完了する． したがって、設定者による設定作業の手間を大幅に低減
させることができる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す射出戒形機の設定装置に
より行われる３段プログラムの一例を示す図、第２図は
従来の射出戒形機の断面図、第３図は計量開始状態図、
第４図は計量完了直前状態図である． １・・・金型、２・・・キャビティ、３・・・溶融樹脂
、４・・・加熱シリンダ、５・・・スクリュ、６・・・
粒状樹脂、７・・・ホッパ、８・・・オイル、９・・・
圧力調整弁、１０・・・オイルタンク、１ｌ・・・溶融
部、ｌ２・・・分割位買設定部、１３・・・背圧プログ
ラム設定部、１４・・・スクリエ回転数プログラム設定
部．

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 加熱シリンダ内でスクリュを回転させながら後退させ、
   かつスクリュに背圧をかけて計量を行う射出成形機の設
   定装置において、 （ａ）計量開始時から計量完了時までの溶融ストローク
   を複数の段に分割して各ストローク位置を演算する手段
   と、 （ｂ）一のストローク位置に対応する背圧の設定値から
   他のストローク位置に対応する背圧を演算する手段と、 （ｃ）一のストローク位置に対応するスクリュ回転数の
   設定値から他のストローク位置に対応するスクリュ回転
   数を演算する手段と、 （ｄ）上記演算された各値をそれぞれ入力する手段を有
   することを特徴とする射出成形機の設定装置。