JPH039273Y2 - - Google Patents

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JPH039273Y2
JPH039273Y2 JP16965085U JP16965085U JPH039273Y2 JP H039273 Y2 JPH039273 Y2 JP H039273Y2 JP 16965085 U JP16965085 U JP 16965085U JP 16965085 U JP16965085 U JP 16965085U JP H039273 Y2 JPH039273 Y2 JP H039273Y2
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metal brush
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、回転部と静止部との間で電流を導
通させるための集電子装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図に、従来の集電子装置の一例の断面図を
示す。第5図において、内側の環状電極1aおよ
び外側の環状電極1bは、環状電極ホルダ3に取
付けられている。該環状電極ホルダ3の中心部に
は軸棒部3aが形成されている。内側の環状電極
1aには金属製ブラツシユ2aが接しており、外
側の環状電極1bには金属製ブラツシユ2bが接
している。該金属製ブラツシユ2a,2bは、金
属製ブラツシユホルダ4に取付けられている。該
金属製ブラツシユホルダの中央部には、円筒部4
aが形成されており、該円筒部4aは環状電極ホ
ルダ3の軸棒部3aに回転可能となるように嵌め
合わされている。環状電極ホルダ3の周縁部に
は、穴3bが4個所穿設されている。
金属製ブラツシユホルダ4の上にはカバー5が
取付けられており、該カバー5によつて、金属製
ブラツシユ2a,2bはそれぞれ対応する環状電
極1a,1bに押し付けられている。該カバー5
の中央部には、開口部が形成されている。該カバ
ー5の外側部周縁には、環状電極ホルダ3の穴3
bに対応する位置に穴5aが穿設されている。穴
3bと穴5aには、固定具6が通されており、該
固定具6によつてカバー5と環状電極ホルダ3と
が固定されている。
第6図は、第5図の従来の集電子装置を構成す
る環状電極ホルダ3および金属製ブラツシユホル
ダ4を、それぞれ重ね合わされる内側から外側に
向つて見た正面図である。第6図において、金属
製ブラツシユホルダ4に取付けられているそれぞ
れの金属製ブラツシユ2a,2bは、2つの先端
部を有しており、該先端部は半球状に突出してい
る。該先端部は、それぞれ環状電極ホルダ3の対
応する環状電極1a,1bの上に重ね合わされた
際に位置するように配置されている。金属製ブラ
ツシユ2a,2bは、ともに弾性を有する金属か
らなつており、環状電極1a,1bと重ね合わさ
れた際、その弾性によつて対応する環状電極と接
触している。
第5図に戻り、従来の集電子装置が回転する際
の作用について説明する。金属製ブラツシユホル
ダ4は、環状電極ホルダ3の軸棒部3a上を回転
する。この回転に際し、金属製ブラツシユ2a,
2bは、それぞれ対応する環状電極1a,1bの
上を接しながら摺動し回転する。環状電極1a,
1bと金属製ブラツシユ2a,2bとの接触は、
金属製ブラツシユ2a,2b自身の有する弾性に
よつてもたらされている。この接触によつて、回
転部である金属製ブラツシユと静止部である環状
電極との間に電流を導通させることができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、以上説明したように従来の集電
子装置で、金属製ブラツシユは、それ自身の有す
る弾性によつて環状電極に押し付けられている。
したがつて、金属製ブラツシュ自身の弾性が弱ま
ると、環状電極との接触が不良になるという問題
点があつた。また、金属製ブラツシュの弾性が弱
まると、金属製ブラツシュを取付けた金属製ブラ
ツシユホルダの回転がふらつくようになり、さら
に接触状態の悪化を招いた。
さらに、従来の集電子装置は金属製ブラツシュ
の弾性が弱まると接触状態が不良となり使用不可
能となるため、長期間使用できないという問題点
もあつた。
それゆえに、この考案の目的は、常に環状電極
と金属製ブラツシュとの接触状態が良好で、長期
間使用可能な安全性の高い集電子装置を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の集電子装置は、金属製板材からなら
る環状電極と、環状電極を保持する環状電極ホル
ダと、金属製板材からなり、該金属製板材を部分
的に折曲げることによつて形成した凸部を環状電
極の面に接するように設けられる金属製ブラツシ
ュと、金属製ブラツシュを保持するブラツシユホ
ルダと、環状電極の面と金属製ブラツシュの凸部
との接触を保持するように環状電極ホルダおよび
ブラツシユホルダの一方を他方側に押付けるため
の付勢手段とを備え、環状電極ホルダおよびブラ
ツシユホルダのいずれか一方のホルダの中心部に
は、ホルダの保持面に対し略垂直方向に延びる円
筒状突出部が形成され、他方のホルダの中心部に
は円筒状突出部を嵌め入れる嵌入部が形成されて
おり、環状電極ホルダとブラツシユホルダは、嵌
入部に円筒状突出部を嵌め入れることにより組合
わされ、この組合わせ状態で付勢手段が環状電極
ホルダおよびブラツシユホルダの一方を他方側に
押付けていることを特徴としている。
〔作用〕
この考案の集電子装置では、環状電極と金属製
ブラツシュとの接触を保持するように付勢手段が
設けられている。したがつて、環状電極と金属製
ブラツシュとの接触は、従来のような金属製ブラ
ツシュの弾性によつてではなく、別に設けられる
付勢手段によつて保持される。
〔実施例〕
第1図は、この考案の一実施例を示す分解正面
図である。第1図において、環状電極ホルダ3お
よび金属製ブラツシユホルダ4の重ね合わされる
内側をそれぞれ正面としている。第2図は、第1
図の実施例の−線に沿う断面図である。環状
電極ホルダ3の中央部分には円筒状の突出部13
が設けられており、該突出部の端部分には溝15
が形成されている。該突出部13の周囲には内側
の環状電極1aが取付けられており、さらにその
外側には外側の環状電極1bが取付けられてい
る。環状電極ホルダ3の環状電極1a,1bを取
付ける部分の一部には、それぞれの環状電極1
a,1bに接続コードを接続するための穴10,
11が穿設されている。
金属製ブラツシユホルダ4の中央部分には、環
状電極ホルダ3の突出部13を嵌め合わすことの
できる大きさの嵌入穴12が形成されている。該
嵌入穴12の周囲には内側の金属製ブラツシュ2
aが取付けられており、さらにその外側には外側
の金属製ブラツシュ2bが取付けられている。そ
れぞれの金属製ブラツシュ2a,2bには、その
回転軸を中心として四方に分散した位置に凸部7
が形成されている。金属製ブラツシユホルダ4の
それぞれの金属製ブラツシュ2a,2bを取付け
ている部分の一部には、接続コードをそれぞれの
金属製ブラツシュ2a,2bに接続するための穴
8,9が穿設されている。金属製ブラツシユホル
ダ4の嵌入穴12の重ね合わされる側と反対側の
面には、該嵌入穴12の周囲にコイルばねを受け
るためのコイルばね受部14が形成されている。
環状電極ホルダ3と金属製ブラツシユホルダ4と
を組合わせるには、金属製ブラツシユホルダ4の
嵌入穴12に、環状電極ホルダ3の突出部13を
嵌め合わせて組立てる。組立てた状態を断面図で
第3図に示す。
第3図において、付勢手段としてのコイルばね
16は、環状電極ホルダ3の突出部13に通さ
れ、一方側を金属製ブラツシユホルダ4のコイル
ばね受部14に受止められている。コイルばね1
6の他方側は、コイルばね押え17を介して溝1
5に嵌め合わされた止め輪18によつて受止めら
れている。付勢手段としての該コイルばね16に
よつて、金属製ブラツシユホルダ4は環状電極ホ
ルダ3に押し付けられている。この実施例では、
金属製ブラツシュ2a,2bにそれぞれ形成され
ている凸部7の高さを高くしてあるため、金属製
ブラツシユホルダ4と環状電極ホルダ3との間に
は、すき間19が形成されている。このようなす
き間19があつても、コイルばね16によつて金
属製ブラツシユホルダ4が環状電極ホルダ3に押
し付けられているため、環状電極1a,1bと金
属製ブラツシュ2a,2bは常に良好な接触状態
を保持している。また、金属製ブラツシユホルダ
4は、コイルばね16によつて常に押し付けられ
ているため、回転の際ふらついて回転することが
ない。
さらに、長期間の使用により金属製ブラツシュ
2a,2bの弾性が弱くなつても、付勢手段とし
てのコイルばね16により常に押し付けられてい
るため、環状電極ホルダ3と金属製ブラツシユホ
ルダ4との間のすき間19が狭くなることによつ
て、常に接触状態を良好にすることができる。
この実施例では、金属製ブラツシュ2a,2b
の凸部7が、回転軸を中心として四方に分散した
位置に形成されているため、環状電極1a,1b
との接触が4方に分散した箇所でなされている。
したがつて、金属製ブラツシユホルダの回転の
際、該金属製ホルダ4が傾斜しても常にどこかの
位置で接触している状態となる。
また、この実施例のように、金属製ブラツシユ
ホルダ4と環状電極ホルダ3とを、すき間19を
形成するように組合わせると、環状電極1a,1
bと金属製ブラツシュ2a,2bとの摩擦により
生じた摩擦による金属粉などは、このすき間19
から外部に排出させることができる。
さらにこの実施例の集電子装置は、第4図に示
すように複数組合わせて用いることができる。第
4図において、2つの集電子装置の金属製ブラツ
シユホルダの穴4bには連結棒20が通されてい
る。第4図のように、2個の集電子装置を組合わ
せると、3相交流などに用いることが可能とな
る。この際、回転部にふらつきがなく従来よりも
安定した接触状態とすることができる。また、そ
れぞれの集電子装置が接触状態においては独立し
ているため、外から力が加わり2つの集電子装置
の回転軸が変動しても、電極の接触状態は常に良
好に保持される。
この考案に用いられる環状電極の材質として
は、一般の電気機器に電極として用いられる金属
であれば、特に限定されないが、加工性および価
格の面から黄銅などが推奨される。
また、金属製ブラツシュの材質としては、環状
電極に良好に接触することができる程度に弾性を
有する金属であれば特に限定されないが、加工性
および価格の面から燐青銅が推奨される。また、
この実施例では環状に連続した金属製ブラツシュ
を用いているが、適当な数に分割されたものであ
つてもよい。また、環状電極と有効に接する凸部
の形成されたものであれば、特にその形状を限定
されることはない。さらに、金属製ブラツシュと
環状電極との接触は、付勢手段によつて保持され
るため、金属製ブラツシュの材質としては、従来
よりも弾性の小さな金属でも用いることができ
る。
〔考案の効果〕
この考案の集電子装置では、環状電極と金属製
ブラツシュとの接触を保持するように付勢手段が
設けられている。したがつて、金属製ブラツシュ
自体の弾性が弱まつても、環状電極と金属製ブラ
ツシュとが良好に接触している。ゆえに、長期間
使用しても接触状態が悪くならないため、従来の
集電子装置よりもライフサイクルが長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す分解正面
図である。第2図は、第1図の実施例の−線
に沿う断面図である。第3図は、第1図の実施例
を組立てた状態を示す断面図である。第4図は、
第1図の実施例を2個組合わせ連結した状態を示
す断面図である。第5図は、従来の集電子装置の
一例の断面図である。第6図は、第5図の従来の
集電子装置の一例を分解した状態を示す正面図で
ある。 図において、1a,1bは環状電極、2a,2
bは金属製ブラツシュ、3は環状電極ホルダ、4
は金属製ブラツシユホルダ、7は凸部、16はコ
イルばねをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転部と静止部との間で電流を導通させるため
    の集電子装置であつて、 金属製板材からなる環状電極と、 前記環状電極を保持する環状電極ホルダと、 金属製板材からなり、該金属製板材を部分的に
    折曲げることによつて形成した凸部を前記環状電
    極の面に接するように設けられる金属製ブラツシ
    ユと、 前記金属製ブラツシユを保持するブラツシユホ
    ルダと、 前記環状電極の面と金属製ブラツシユの凸部と
    の接触を保持するように前記環状電極ホルダおよ
    び前記ブラツシユホルダの一方を他方側に押付け
    るための付勢手段とを備え、 前記環状電極ホルダおよびブラツシユホルダの
    いずれか一方のホルダの中心部には、ホルダの保
    持面に対し略垂直方向に延びる円筒状突出部が形
    成され、他方のホルダの中心部には前記円筒状突
    出部を嵌め入れる嵌入部が形成されており、 前記環状電極ホルダと前記ブラツシユホルダ
    は、前記嵌入部に前記円筒状突出部を嵌め入れる
    ことにより組合わされ、 この組合わせ状態で前記付勢手段が前記環状電
    極ホルダおよび前記ブラツシユホルダの一方を他
    方側に押付けている、集電子装置。
JP16965085U 1985-09-26 1985-11-02 Expired JPH039273Y2 (ja)

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