JPH0392618A - 転がり軸受 - Google Patents

転がり軸受

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Publication number
JPH0392618A
JPH0392618A JP22811689A JP22811689A JPH0392618A JP H0392618 A JPH0392618 A JP H0392618A JP 22811689 A JP22811689 A JP 22811689A JP 22811689 A JP22811689 A JP 22811689A JP H0392618 A JPH0392618 A JP H0392618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
porosity
coating layer
ceramic coating
rolling bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22811689A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamauchi
浩一 山内
Hiroaki Takebayashi
竹林 博明
Kazuhisa Kitamura
和久 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP22811689A priority Critical patent/JPH0392618A/ja
Publication of JPH0392618A publication Critical patent/JPH0392618A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、断熱効果のある転がり軸受に関する。
従来の技術および発明の課題 断熱転がり軸受として、軸受の外輪外面および内輪内面
に熱伝導率の小さなセラミックスがコーティングされ、
このセラミックスコーティング層により、軸受外部から
伝わる熱を防ぎ、外部熱による軸受グリースへの影響を
小さくして、グリース寿命および軸受寿命の向上を図る
ものが知られている。
ところで、従来の断熱転がり軸受のセラミックスコーテ
ィング層は全体が均一な1層よりなり、母材である軌道
輪との密着性を高めるため、セラミックスコーティング
層の空孔率は比較的小さくなっている。セラミックスコ
ーティング層の断熱効果は空孔率が大きいほど大きくな
るが、上記の理由で空孔率を大きくすることができない
ため、膜厚をたとえば150μm以上にしなければほと
んど断熱効果が認められなかった。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、セラミックス
コーティング層の膜厚が薄くても断熱効果の高い転がり
軸受を提供することにある。
課題を解決するための手段 この発明による転がり軸受は、 軌道輪の回転部材または固定部材との嵌合而の少なくと
もいずれか一方にセラミックスコーティングが施されて
いる転がり軸受において、前記セラミックスコーティン
グ層が上下2層に形成され、上層の空孔率が下層の空孔
率より大きいことを特徴とするものである。
なお、この明細書において、セラミックスコーティング
層について、これが形成される母材の面の側を下、この
面から遠い側を上とする。
下層の空孔率は、母材との十分な密着性か得られるよう
に決められる。
作   用 セラミックスコーティング層が上下2層に形成され、上
層の空孔率が下層の空孔率より大きいので、下層の空孔
率を小さくして母材との密着性を高めるとともに、上層
の空孔率を大きくして断熱効果を高めることができる。
実  施  例 以下、図面を参照して、この発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明による転がり軸受の1例を示す。
転がり軸受(1)の外輪(2)はハウジング(固定部材
)(3)の内面に固定され、内輪(4)は軸(回転部材
)(5)の外面に固定されている。ハウジング(3)と
嵌合する外輪(2)の外面および軸(5〉と嵌合する内
輪(4)の内面に、セラミックスコーティング層(B)
(7)がそれぞれ形成されている。
第2図に詳細に示すように、外輪(2)のコティング層
(6)は上下2層すなわち母拐(外輪(2))側の下層
(6b)と反対側の上層(6a)より措戊されている。
上層(6a)と下層(6b)は同じ素材で形威されてお
り、たとえば、下層(6b)の厚さは50μm1上層(
6a)の厚さは150μmである。
また、下層(6b)の空孔率は従来のセラミックスコー
ティング層と同程度であり、上層(6a)の空孔率は下
層(6b)のそれより大きい。
このコーティング層(6)は、たとえば次のようにして
形成される。
まず、溶媒とセラミックス粉末を混合した液を母材の表
面に塗布する。そして、セラミックス粉末が十分体積収
縮するよう、低温(約60〜80℃)で長時間かけて溶
媒を飛ばし硬化さ3 せる。このようにして下層(6b)が形成され、硬化に
長時間かけることにより、下層(6b)の内部空孔は小
さく、少なくなる。次に、溶媒とセラミックス粉末を混
合した液を下層(13b)の表面に塗布する。そして、
セラミックス粉末が体積収縮しないうちに、高7jiL
(1oo゜C以上)、短時間で溶媒を飛ばし硬化させる
。このようにして上層(6a)が形威され、短時間で硬
化させるため、上層(6a)の内部空孔は大きく、多く
なる。
下層(6b)の空孔率が小さいので、母材との密着性が
高く、上層(6a)の空孔率が大きいので、断熱効果が
高い。したがって、コーティング層(6)が功くても断
熱効果は高い。また、上層(6a)の空孔率が大きくて
も、下層(6b)とは同素利であるため、密着性か損な
われることはなく、結果としてコーティング層(6)の
密着性は保たれている。上層(6a)と下層(6b)は
同じ素材にするのが好ましいが、必要な密着性が得られ
るならば、異なる素材であってもよい。
内輪(4)のコーティング層(7)も同様に形成4 され、母材(内輪(4))側の下層より反対側の上層の
空孔率が大きくなっている。
この発明の効果を確認するため、第3図および第4図に
示すように、円筒状のテストピース(10)を準備し、
これらについて断熱効果の比較試験を行った。その結果
を第5図に示す。
試験に使用したテストピースは、次の4種類である。
比較例1(第5図に○印で示す) 内面、外面のいずれにもセラミックスコーティングが施
されていないもの。
比較例2(第5図に口印で示す) 外面に従来と同様の空孔率の小さい均一な1層のセラミ
ックスコーティング層が形戊され、その膜厚が150μ
mのもの。
比較例3(第5図にΔ印で示す) 外面に従来と同様の空孔串の小さい均一な1層のセラミ
ックスコーティング層が形戊され、その膜厚が200μ
mのもの。
尖施例(第5図に◎印で示す) 外面に従来と同様の空孔率の小さい下層とこれより空孔
率の大きい上層からなる上下2層のセラミックスコーテ
ィング層が形戒され、下層の膜厚が50μm1上層の膜
厚が1 5 0μmで、合計膜厚が200μmのもの。
試験は、次のようにして行った。
ヒータ(11)の上に鉄板(12)を置き、鉄板(12
)の上に各テストピース(10)を置いて、外面(比較
例1の場合は外面、比較例2および3ならびに実施例の
場合はセラミックスコーティング層(13)の外面)を
鉄板(12)に接触させ、ヒータ(I1)で加熱した。
テス1・ビース(10)の外面および内面にそれぞれ熱
電対(+4)(1.5>を当てて、一定時間置きに各面
の温度を測定し、これらの温度差を求めた。
第5図において、横軸は測定時間、縦軸は温度差を表わ
しており、温度差の大きいことが断熱効果の高いことを
示している。
第5図より、比較N2および3のようにセラミックスコ
ーティング層を設けることによって7 断熱効果が高くなることがわかる。また、実施例の方が
比較例2および3よりもさらに断熱効果が^いこともわ
かる。
上記丈施例では、外輪が園定部Hに、内輪が回転部利に
取付けられているが、これは逆でもよい。内輪と外輪が
両方とも回転部材に取付けられることもある。また、内
輪内面と外輪外面のいずれか一方にのみセラミックスコ
ーティング層が形成されてもよい。軌道輪の一方にセラ
ミックスコーティング層が形成されていない場合、この
軌道輪と嵌合する固定部材または回転部材の嵌合面に上
記実施例と同様の上下2層のセラミックスコーティング
層が形威されることもある。さらに、いずれの軌道輪に
もセラミックスコーティング層を形成せずに、これらと
嵌合する固定部材または回転部材の嵌合面に上記実施例
と同様の上下2層のセラミックスコーティング層を形或
することもできる。
発明の効果 この発明の転がり軸受によれば、上述のように、セラミ
ックスコーティング層の膜厚をとくに厚くしなくても断
熱効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す転がり軸受の要部縦断
面図、第2図は第1図のセラミックスコーティング層の
部分の拡大断面図、第3図は比較試験の概要を示す縦断
面図、第4図は同正面図、第5図は比較試験結果を示す
グラフである。 (1)・・・転がり軸受、(2)・・・外輪、(3)・
・・ハウジング(固定部材) 、(4)・・・内輪、(
5)・・・軸(回転部材) 、(6)(7)・・・セラ
ミックスコーティング層、(6a)・・・上層、(6b
)・・・下層。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 軌道輪の回転部材または固定部材との嵌合面の少なくと
    もいずれか一方にセラミックスコーティングが施されて
    いる転がり軸受において、前記セラミックスコーティン
    グ層が上下2層に形成され、上層の空孔率が下層の空孔
    率より大きいことを特徴とする転がり軸受。
JP22811689A 1989-09-01 1989-09-01 転がり軸受 Pending JPH0392618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22811689A JPH0392618A (ja) 1989-09-01 1989-09-01 転がり軸受

Applications Claiming Priority (1)

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JP22811689A JPH0392618A (ja) 1989-09-01 1989-09-01 転がり軸受

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Publication Number Publication Date
JPH0392618A true JPH0392618A (ja) 1991-04-17

Family

ID=16871456

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22811689A Pending JPH0392618A (ja) 1989-09-01 1989-09-01 転がり軸受

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JP (1) JPH0392618A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013234758A (ja) * 2001-10-26 2013-11-21 Seagate Technology Llc 流体力学的軸受の熱補償
US8783279B2 (en) 2009-07-24 2014-07-22 Mogas Industries, Inc. Tubular member with thermal sleeve liner
DE102013001117B4 (de) * 2013-01-23 2015-09-03 Audi Ag Radlager für die rotatorische Lagerung einer Radnabe eines Fahrzeugs

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013234758A (ja) * 2001-10-26 2013-11-21 Seagate Technology Llc 流体力学的軸受の熱補償
US8783279B2 (en) 2009-07-24 2014-07-22 Mogas Industries, Inc. Tubular member with thermal sleeve liner
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