JPH0391305A - 周波数変換器及びそれを用いたチューナ回路 - Google Patents

周波数変換器及びそれを用いたチューナ回路

Info

Publication number
JPH0391305A
JPH0391305A JP22733889A JP22733889A JPH0391305A JP H0391305 A JPH0391305 A JP H0391305A JP 22733889 A JP22733889 A JP 22733889A JP 22733889 A JP22733889 A JP 22733889A JP H0391305 A JPH0391305 A JP H0391305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
balance
circuit
mixer
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22733889A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nagashima
敏夫 長嶋
Kaoru Iteno
馨 井手野
Tomozo Matsumoto
松本 智三
Yoshinori Kayagaki
萱垣 義徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22733889A priority Critical patent/JPH0391305A/ja
Publication of JPH0391305A publication Critical patent/JPH0391305A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、RF(高周波)信号を発振信号によってIF
(中間周波)信号に変換する周波数変換器に関する。
〔従来の技術〕
テレビジョン受信機などの周波数変換器では、回路の集
積化と性能向上のため、IC化に好適なダブルバランス
構成のミクサを用いている。
従来、この種の周波数変換器については、アイ・イー・
イー・イー トランザクション オンコンスーマ エレ
クトロニクス、シー イー翼。
3 (1988年) g 649 頁カら@ 658頁
(IEEE。
Trana、 Cosumer Electronic
s、 CE 34 s 3(1988)pp 649〜
658)において述べられている。即ち、周波数変換器
は、GaAs  MESFETを用いたもので、ダブル
バランス構成のミクサ(以下ダブルバランスミクサ)と
RF差動増幅回路から構成されており、RF差動増幅回
路の一方の入力端子を高周波的に接地するとともに、他
方の端子よりRF傷信号入力して、RF差動増幅回路で
、不平衡に入力されたRF傷信号平衡変換して増幅した
後、ダブルバランスミクサで発振信号により周波数変換
してIF傷信号して出力するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
この周波数変換器では、受信チャネルのRF信号以外の
妨害信号が入力された時の歪妨害が問題となる。これに
対しては、3次歪妨害除去特性の良好なFETを素子を
用いる他、RF差動増幅回路を構成するFETのソース
接子間に抵抗を接続するなどして直線増幅性を高め対処
している。
しかし、2波以上のRF傷信号ミクサ入力した時の3次
歪妨害、例えばRF信号2波の和あるいは差周波数成分
と発振周波数の差成分が、正規のIP周波数帯付近にビ
ート妨害となる場合(RF傷信号ら見て2次歪成分)が
問題となる。
コノ妨害はダブルバランスミクサとすることにより、原
理的には除去できる。しかし、ダブルバランスミクサに
逆相で等振幅で加えられる発振信号のノ、fランス、R
F差動増幅回路から逆相等振幅で入力されるRF傷信号
バランス、ダブルバランスミクサを構成するFETの動
体特性のペア性などの条件がすべて満足した場合のみ得
られるものである。
RF差動増幅回路で不平衡でRF傷信号入力した場合、
RF差動増幅回路の片側を接地しRF傷信号不平衡・平
衡変換するが、3次歪改善用抵抗があると、わずかなが
ら平衡増幅されたRF傷信号バランスがくずれる。また
、発振信号を不平衡・平衡変換した場合も発振信号のバ
ランスがくずれる。さらに、3次歪妨害の除去に関して
は、ダブルバランスミクサにFETを用いることにより
、バイポーラトランジスタを用いる場合に比べ良好な特
性が得られるが、素子特性、とくにしきい値電圧バラツ
キが太き(、FETのバランス動作が完全ではなく、良
好な3次歪妨害除去特性が得られない場合がある。
このため、テレビ信号用受信装置のチューナ回路の周波
数変換器として用いた場合に、3次歪妨害除去特性が十
分ではない。特に、米国第6チヤネル信号(映像搬送波
周波数f p : 83.25MHz 、音声搬送周波
数f 8: 87.75MHz 、発振周波数f。、c
:129MHz)を受信した時、f 、+t’ 、−f
 o、c  の3次歪生成により、42皿2のビート成
分をIF周波数帯(41,25〜45.75MHz ’
)に生じ、復調された画面にビート妨害を生じることが
あった。また、第6チヤネル近傍にFM教育放送(周波
数f 、 : 88.1〜91.9MHz )があり、
これが同様にf、+f、−fo、cの関係でIF帝にビ
ート成分を生成し、画質を劣化させるという問題があっ
た。これらの妨害は、自己チャネルの信号成分により、
また受信チャネルの近傍に存在するため、フィルタでの
除去が困難である。
本発明の目的は上記した2波以上のRF倍信号発振信号
による3次歪妨害の除去特性を向上した周波数変換器を
提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、ビート妨害が少なく簡単
な構成のチューナ回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記、目的を達成するために、本発明では、周波数変換
器のRF差動増幅回路を構成する2つの増幅部、即ち、
RF倍信号入力される増幅部と高周波的に接地される増
幅部との、高周波動作点を異ならせる制御手段を付加す
るようにした。
また、簡略な回路構成でビート妨害の少ないチューナ回
路を得るために、上記制御手段を付加したRF差動増幅
回路とダブルバランスミクサからなる周波数変換器をチ
ューナ回路のミクサとして用いるようにした。
〔作用〕
RF差動増幅回路からダブルバランスミクサに出力され
るRF倍信号、RF差動増幅回路の3次歪改善抵抗や素
子の寄生抵抗などのインピーダンスなどに起因にして、
はぼ逆相でアンバランスとなっている。そこで、前記制
御手段によって、前記高周波動作点を異ならせ、前記R
F倍信号振幅や位相を変化(補正)させる。それにより
、ダブルバランスミクサにおける、発振信号が逆相で印
加されるバランス構成のそれぞれのミクサ素子において
、逆相で発生する3次歪成分の振幅をほぼ等しくして、
歪成分を打ち消すように動作させることが可能である。
こうして、発振信号と2波以上のRF倍信号よって発生
する3次歪妨害の除去特性を向上させることができる。
なお、前記制御手段としては、RF差動増幅回路を構成
するそれぞれの増幅部の動作バイアス点を微小にオフセ
ットさせる手段などが考えられる。
また、逆位相等振幅で印加される発振信号やダブルバラ
ンスミクサを構成する素子のペア性にバラツキがあって
も、付加された前記制御手段によりRF差動増幅回路の
平衡増幅されたRF倍信号振幅、位相を異ならせること
で、ダブルバランスミクサでの歪成分の発生をほぼ等し
くすることが可能であり、2波以上のRF倍信号発振信
号による3次歪妨害の除去特性の向上を図ることができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の内容を実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図である。
第1図に示す部分は、テレビ信号を受信するチューナお
よび復調部を含むフロントエンドであって、1がUHF
信号入力端子、2がVHF信号入力端子、3がUHFの
、4がVHFの、それぞれ入力可変同調回路、また、5
はUHFの、6はVHFの、それぞれRF増幅器、さら
に、7がUKFの、8はVHFの、それぞれ段間可変複
同調回路であって、9.10は結合コンデンサである。
また、20がダブルパランススミクサ、30がRF差動
増幅回路で、この20 、30で周波数変換器を構成し
ている。40が発振増幅器、42はUj、HF発振回路
、槌がUHF発振可変共振回路、必はVI(F発振回路
、45がVHF発振可変共振回路、41が発振信号結合
回路、60がIFフィルタ、65がIF増幅回路、66
がIF出力フィルタ、67がIF狭帝域フィルタ特性を
持つ5AW(弾性表面波)フィルタ、70がIFF号復
調回路、80が選局制御回路、(社)がバイアスオフセ
ット回路である。
ダブルバランスミクサ20はF E T 21〜24で
、RFF動増幅回路30は差動増幅用F E T 31
 、32で構成されている。直線性改善抵抗おがF E
 T 31 、32のFETのソース間に接続されてい
るとともに、ゲートが接地され、抵抗36 、37によ
って電流値が決定される定電流源用F E T 34 
、35が接続されて動体電流が決定されている。51は
バイアス発生回路で、抵抗52 、53を経て、F E
 T 31 、32のゲートバイアスを決めている。刺
はスイッチ回路兼用のバッファアンプ、55は切換用の
バイアス抵抗、56は接地用コンデンサであり、これら
は、UHF受信時、UHFの股間可変複同調回路7から
の信号を増幅してRFF動増幅回路30に伝達し、VH
F受信時にはF E T 32のゲートを高周波的に接
地する機能を持っている。また、57は発振信号不平衡
・平衡変換用の高周波接地コンデンサ、である。
VHF可変共振回路45は、可変容量ダイオード50、
VHFハイバンド用コイル4B、 VI(Fローバンド
用コイル49からなり、選局制御回路(資)からのバン
ド電圧VH(ハイバンド)、VL(ローバンド)によっ
てコイルを切換えて、発振周波数帯を変えるとともに、
選局電圧v7により可変容量ダイオードの容量を変化さ
せ、受信周波数帯に応じて共振周波数を変え、発振周波
数を可変している。また、UHF共振回路6は可変容量
ダイオード46、共線インダクタ47からなり、可変容
量ダイオード46の容量を選局電圧vTによって変化さ
せ、発振周波数を可変している。こうして、VHF 、
UHFの発振周波数切換はバンド電圧V、、 V、、 
V、(U HFバンド)によって動作切換を行なってい
る。
81 、82はダイオードで、バンド電圧VL、V、 
のアンドをとり、VE(Fバンド電圧を作成して、RF
F幅器6を動作させている。
匍のバイアスオフセット回路は、トランジスタ91、バ
イアス抵抗92、可変抵抗93、ダイオード94からな
り、VHFローバンド受信時にトランジスタ91のコレ
クタに動作電圧が印加され、可変抵抗93の調節値によ
って決まる電圧がトランジスタ91aエミツタよりバイ
アス抵抗92を経て、RFF動増幅器30のFET31
のゲートに印加され、それ以外のバンド受信時ではトラ
ンジスタ91を動作させず、抵抗92から見たエミッタ
側インピーダンスをほぼオープンとする。
なお、第1図で一点鎖線で示した部分は、FETで集積
されたIC部分を示している。
第1図で選局制御回路(資)は、入力される選局信号(
図示せず)に応じて、受信バンドと受信チャネルに応じ
たバンド電圧(オン時はVcc、オフ時は0V)VL、
V□、■、と選局電圧v2を発生する。
VHFあるいはUHF信号入力端子1.2いずれかより
の信号は、それぞれのバンドの入力可変同調回路3.4
、RFF幅器5,6、段間可変複同調回路7,8で帯域
選択増幅されて、周波数変換器のRFF動増幅器30に
入力(UHFバンドはバッファアンプ54を介して)し
て増幅される。そして、発振増幅器40で増幅されたそ
れぞれのバンドにおりる発振信号とともに、ダブルバラ
ンスミクサ加に入力後、周波数変換され、IFフィルタ
(イ)で帯域選択される。その後、IFF幅回路65で
増幅され、IP出カフイルタロ6、SAWフィルタ67
でさらに狭帯域選択されて、IFF調回路70で、映像
信号および音声信号が復調されて出力する。
さらに、本実施例における周波数変換器の動作について
詳細に説明する。
VHF受信時に結合コンデンサ10からのVHF信号が
、RFF動増幅回路30を構成するFET31のゲート
に入力されると、ペアであるF E T 32のゲート
がスイッチ回路兼用のバッファアンプ針により高周波的
に接地されているので、F′ET31゜32のドレイン
からは増幅され、はぼ逆相で等振幅の平衡変換されたR
F傷信号出力される。ダブルバランスミクサ20におい
ては、発振増幅器40からのほぼ逆相で等振幅のVHF
発振信号が入力される。そして、RF信信号9振振信共
に逆相で印加されたペアF E T 21と詔、22と
狐のドレイン同士をそれぞれ接続して出力端子としてい
る。ペアFET21.23について注目すると、RF差
動増幅回路加からの逆相のRF傷信号それぞれのFET
のソースより入力され、ゲートには逆相の発振信号が印
刀口されるので、FETのドレインには同相の変換され
たIF傷信号発振信号周波数とRF信号周波数の和ある
いは差の成分)が出力される。他方のダブルバランスミ
クサ20のペアFET22,24においても同様に周波
数変換され、ペアFET21゜詔と逆相のIF傷信号出
力される。このダブルバランスミクサ加からの互いに逆
相のIF傷信号平衡・不平衡変換を兼ねるIFフィルタ
60により合成されてIF増幅器65に出力される。
この周波数変換動作時、2波のRF傷信号発振信号によ
る3次歪妨害の除去特性について詳細に検討する。
ダブルバランスミクサ20のF E T 21 * 2
3では、2波の逆相の妨害信号と、逆相の発振信号とか
ら、それぞれのFETの3次歪係数によりf1+”08
0の成分等の3次歪が発生する。また、この時、FET
21.23ではそれぞれ逆相の発振信号とRF傷信号掛
は算により3次歪成分が発生するので、FET21.2
3のドレインにはほぼ等振幅、逆相の3次歪成分が発生
し、FETのドレイン同士が接続されているので、ダブ
ルバランスミクサ20では原理的には3次歪成分は発生
しないことになる。
このようにして、特にF’ E Tの3次歪妨害の除去
特性自体は良好なので、FET素子を用いることにより
性能向上はある程度図れるし、ダブルバランスミクサ加
構成にすることにより一層の3次歪妨害の除去轡性の向
上が期待できる。しかし、これは、FETの電圧−電流
変換特性、高周波g□のペア性、発振振幅の逆相で等振
幅、またR F差動増幅回路からのRF傷信号逆相で等
振幅であることが条件である。
RF差動増幅回路30で、チューナ回路におけるような
不平衛信号処理されだRF傷信号平衡に変換する場合、
RF信号同士の3次歪改善用抵抗33や、定電流源用F
ET34.35の出力インピーダンスがある程度のイン
ピーダンスを有することなどから、RF差動増幅回路3
0のli’ E T 31 、32力)ら出力される平
衡なRF傷信号はわずかながら振幅、位相などに差を生
じる。さらに発振信号においても、同様な回路的な差を
生じるし、またFETのペア性が完全には得られないの
で、ダブルバランスミクサ20での3次歪妨害の除去特
性にはバラツキを生じてしまう。
第2図はRF差動増幅回路30のFET31.32のう
ち、一方のFETのゲート電圧を固定し、他方のFET
のゲート電圧を変化させた時の3次歪成分を示したもの
で、縦軸が歪成分、横軸が電圧差であり、(a) 、 
(b) 、 (e)は集積(IC)化した第1図の周波
数数変換器のバラツキを示したものである。
この第2図から、RF増幅回路30のバイアスを正負に
オフセットすることにより、ダブルバランスミクサ20
における3次歪成分を最小にできることがわかる。これ
は3次歪が前述した複合した要因で発生しても、RF差
動増幅回路3oからの平衡なRF傷信号振幅バランスを
変化させることにより、ダブルバランスミクサ加のそれ
ぞれで生じる3次歪成分を等振幅逆位相として除去でき
ることを意味している。
本実施例においては、バイアスオフセット回路匍を、V
HFローバンド受信時のみ動作させるようにしており、
受信チャンネルがVHFローバンドの、米国、第6ch
である時、3次歪が最小になるように、可変抵抗器93
を調整することにより、ICのバラツキや不平衡・平衡
変換動作によるアンバランスによって生じるダブルバラ
ンスミクサ加における3次歪バラツキを小さくして、良
好な妨害除去特性を得ることができる。
従って、本実施例においては、チューナ回路の同調回路
などのフィルタ系を変更せずに、単に直流バイアスを変
更するだけの簡単な構成で、米国第6ch受信のビート
妨害やFM教育放送によるビート妨害をバラツキなく改
善したチューナ回路が得られる。
なお、本実施例ではRF差動増幅回路30のFETのゲ
ートバイアスをオフセットしてバラツキを吸収したが、
発振増幅回路40の差動アンプのオフセットを行なって
の3次歪のバラツキ吸収も可能である。
第3図は本発明の第2の実施例を示すブロック図である
第3図において、230はFET構成のダブルバランス
ミクサ、200 、201は定電流源用FET。
207は定電流源用バイアス回路、202 、205.
206 。
208 、209はバイアス抵抗、203 、204は
結合コンデンサ、270は不平衡・平衡変換バルン、2
10は発振信号フィルタ、220はオフセット制御回路
、260はIFフィルタ、240は発振信号増幅用のバ
ッファ増幅回路、250は選局制御回路である。
不平衡伝送されたRF倍信号バルン270で平衡に変換
して、結合コンデンサ203 、204を経てダブルバ
ランスミクサ230に供給する。ダブルバランスミクサ
230の電流は、定電流源用バイアス回路207からの
ゲートバイアスと定電流源用FET200 、201 
、バイアス抵抗202によって決定される。ダブルバラ
ンスミクサ230では、バッファ増幅回路240からの
発振信号とRF倍信号により周波数変換を行い、その後
、IFフィルタ260で帯域選択してIF傷信号出力す
る。発振信号フィルタ210はダブルバランスミクサ2
30の出力から発振信号成分(基本波)を抜き出すフィ
ルタで、オフセット制御回路220では発振信号振幅を
検波増幅して、制御電圧を発生し、抵抗208を介して
定電流源用F E T 201の電流値を制御して、ダ
ブルバランスミクサ230での3次歪成分のバランスを
確保して歪成分をキャンセルして良好な3次歪妨害の除
去特性を得る。
第4図は第3図に示す定電流用F E T 200,2
01のゲートバイアスの一方を固定して他方を変化させ
た時の3次歪成分の変化とダブルバランスミクサ230
からの発振信号の漏洩特性を見たもので、はぼ同様の変
化特性を有している。これはダブルバランスミクサ23
0における3次歪妨害の除去特性の悪化は、発振信号の
アンバランスか、ダブルバランスミクサ230を構成す
るFETのペア性不良が主要因であり、3次歪の発生量
と発振信号漏洩のオフセット電圧差特性に相関がある。
そこで、オフセット制御回路220では定電流源用バイ
アス回路207からのバイアス電圧を抵抗209を介し
て参照し、発振信号レベルが最低になるように制御する
。発振信号の抑圧度は受信チャネルによって異なるので
、選局制御回路250からチャネル切替や電源オン時に
リセット信号を受けて再制御するようにしている。これ
により第3−に示す周波数変換器は、どの受信チャネル
においても、バラツキなく2波信号以上の信号による3
次歪(RF倍信号ら見て2次歪)妨害を安定に除去でき
る効果がある。
なお、本実施例ではダブルバランスミクサ230の電流
バランスを定電流源用FE T 200 、201のゲ
ートバイアスオフセット制御により実施したが、ダブル
バランスミクサ230のゲーttit圧のバイアス電圧
をオフセットしてもよい。
さらに、前述の第1図0)実施例に、発振信号フィルタ
210とオフセット制御回路220を付加して用いても
、はぼ同様な効果が得られる。
以上、周波数変換能1tlJ素子とFETについて述べ
たが、バイポーラトランジスタ等の増幅素子を用いた周
波数変換器についても同様の効果がある。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、ダブルバランスミ
クサにより構成される周波数変換器の、発振信号と2波
以上のRF倍信号よる3次歪妨害を、ダブルバランスミ
クサに供給する平衡のRF倍信号振幅バランスを変化さ
せるか、ダブルバランスミクサ内を流れる電流のバラン
スを変化させるバランス可変手段によって最適に調整す
ることにより、バラツキなく安定に良好な3次歪妨害特
性を得ることができ、さらにチューナ回路に用いた場合
、可変フィルタなどを調節することなく直流的な制御に
より、特に米国第6ch信号受信時のヒート妨害やFM
教育放送妨害の少ない簡単な構成のチューナ回路を得る
ことができるという効果を有する。
また、ダブルバランスミクサからの発振信号の漏洩レベ
ルに応じて前記バランス可変手段を制御する手段を付加
することにより、・どの受信チャネルにおいてもほぼ良
好な3次歪妨害除去特性が得賢ことも可能であり、バラ
ツキがなく広範囲な受信チャネルにおいても良好な妨害
除去特性が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図、第2図は
第1図のRF差動増幅回路におけるFET 31 、3
2のゲートを圧の差と歪成分との関係を示す特性図、第
3図は本発明の第2の実施例を示すブロック図、第4図
は第3図のFET 200 、201のゲート電圧の差
と歪成分及び発振信号の漏洩レベルとの関係を示す特性
図、である。 符号の説明 20.230・・・ダブルバランスミクサ加・・・RF
差動増幅回路 匍・・・バイアスオフセット回路 220・・・オフセット制御回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不平衡信号として入力されたRF信号に、不平衡・
    平衡変換を施して増幅し、平衡信号として出力するRF
    差増幅回路と、該RF差増幅回路からのRF信号を入力
    し、平衛信号として入力された発振信号によってIF周
    波数に周波数変換して出力するダブルバランスミクサと
    、から成り、該ダブルバランスミクサからの出力信号よ
    りIF信号を得る周波数変換器において、前記RF差増
    幅回路より平衡信号として出力されるRF信号の振幅バ
    ランスを変化させるバランス可変手段を設け、該バラン
    ス可変手段によって前記RF信号の振幅バランスを変化
    させることにより、前記ダブルバランスミクサにおける
    周波数変換の際に、前記発振信号と2波以上のRF信号
    によって生じる3次歪妨害を除去するようにしたことを
    特徴とする周波数変換器。 2、請求項1に記載の周波数変換器において、前記RF
    差増幅回路及びダブルバランスミクサは、それぞれ、F
    ETにて構成されると共に、前記バランス可変手段は、
    前記RF差増幅回路を構成するFETのゲートに印加さ
    れる直流バイアスを変化させる手段から成ることを特徴
    とする周波数変換器。 3、請求項1または2に記載の周波数変換回路を用い、
    テレビジョン信号を受信するチューナ回路において、V
    HFローバンドの特定チャンネルのテレビジョン信号を
    受信している時に、前記3次歪妨害が最小となるように
    、前記バランス可変手段によって前記RF信号の振幅バ
    ランスを変化させたことを特徴とするチューナ回路。 4、不平衡信号として入力されたRF信号に、不平衡・
    平衡変換を施し、平衡信号として出力するバルン回路と
    、該バルン回路からのRF信号を入力し、平衡信号とし
    て入力された発振信号によってIF周波数に周波数変換
    して出力するダブルバランスミクサと、から成り、該ダ
    ブルバランスミクサからの出力信号よりIF信号を得る
    周波数変換器において、 前記ダブルバランスミクサ内を流れる電流のバランスを
    変化させるバランス可変手段を設け、該バランス可変手
    段によって前記電流のバランスを変化させることにより
    、前記ダブルバランスミクサにおける周波数変換の際に
    、前記発振信号と2波以上のRF信号によって生じる3
    次歪妨害を除去するようにしたことを特徴とする周波数
    変換器。 5、請求項4に記載の周波数変換器において、前記ダブ
    ルバランスミクサは、その内部を流れる電流が2個の定
    電流源の電流によって規定されると共に、前記バランス
    可変手段は、2個の前記定電流源の電流を変化させる手
    段から成ることを特徴とする周波数変換器。 6、請求項1、2、4または5に記載の周波数変換器に
    おいて、前記ダブルバランスミクサからの出力信号より
    該出力信号に含まれる前記発振信号を抽出する抽出手段
    と、抽出した該発振信号のレベルを検出するレベル検出
    手段と、検出された前記レベルが最小となるように、前
    記バランス可変手段を制御する制御手段と、を設けたこ
    とを特徴とする周波数変換器。
JP22733889A 1989-09-04 1989-09-04 周波数変換器及びそれを用いたチューナ回路 Pending JPH0391305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22733889A JPH0391305A (ja) 1989-09-04 1989-09-04 周波数変換器及びそれを用いたチューナ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22733889A JPH0391305A (ja) 1989-09-04 1989-09-04 周波数変換器及びそれを用いたチューナ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0391305A true JPH0391305A (ja) 1991-04-16

Family

ID=16859244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22733889A Pending JPH0391305A (ja) 1989-09-04 1989-09-04 周波数変換器及びそれを用いたチューナ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0391305A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07122939A (ja) * 1993-10-27 1995-05-12 Nec Corp 周波数逓倍・ミキサ回路
JPH08154019A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Nec Corp ミキサ回路
US7197351B2 (en) 2003-07-30 2007-03-27 Omron Healthcare Co., Ltd. Portable electrocardiograph

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194810A (ja) * 1984-03-16 1985-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 周波数混合回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194810A (ja) * 1984-03-16 1985-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 周波数混合回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07122939A (ja) * 1993-10-27 1995-05-12 Nec Corp 周波数逓倍・ミキサ回路
JPH08154019A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Nec Corp ミキサ回路
US7197351B2 (en) 2003-07-30 2007-03-27 Omron Healthcare Co., Ltd. Portable electrocardiograph

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7120414B2 (en) Circuit and method for receiving and mixing radio frequencies in a direct conversion receiver
US5634207A (en) Frequency converter capable of reducing noise components in local oscillation signals
JPH09232872A (ja) 歪みのない、チョッパを用いた信号ミクサ
EP0166626B1 (en) Frequency conversion apparatus
JPH04263503A (ja) ミクサー
EP1698048B1 (en) Mixer with feedback
US6054899A (en) Automatic gain control circuit with low distortion
US20070087721A1 (en) Subharmonic mixer capable of reducing noise and enhancing gain and linearlty
US9444410B1 (en) Wide-band single-ended-to-differential low-noise amplifier using complementary push-pull structure
JPH0391305A (ja) 周波数変換器及びそれを用いたチューナ回路
US20020146998A1 (en) Single-to-differential conversion circuit outputting DC-balanced differential signal
JPH0669829A (ja) Ic化受信装置
US5003620A (en) Tuner circuit and receiving band change-over circuit with a push-pull amplifier
JP3332108B2 (ja) 周波数変換回路
JP2005072735A (ja) 受信装置
US20030064698A1 (en) Linearization apparatus for mixer
KR20080075522A (ko) 인핸스드 믹서 디바이스
US7146149B1 (en) High isolation switch buffer for frequency hopping radios
JP2581733B2 (ja) モノリシック集積化回路、チュ−ナ回路装置及び受像機
JP2861393B2 (ja) 受信装置
KR101043416B1 (ko) 주파수 혼합기 및 그 구동 방법
JP2009218637A (ja) ミキサ
JP2000059146A (ja) ミクサ回路及び受信回路
KR100380723B1 (ko) 약전계 수신감도를 개선한 디지탈 위성수신기
KR870004018Y1 (ko) 위성수신기의 음성간섭 보상회로