JPH0390681A - 防炎性詰物及びその製造方法 - Google Patents
防炎性詰物及びその製造方法Info
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- JPH0390681A JPH0390681A JP22815889A JP22815889A JPH0390681A JP H0390681 A JPH0390681 A JP H0390681A JP 22815889 A JP22815889 A JP 22815889A JP 22815889 A JP22815889 A JP 22815889A JP H0390681 A JPH0390681 A JP H0390681A
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Landscapes
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は防炎規格を満足し、火災に対して安全な防炎性
詰物及び製造方法に関する。
詰物及び製造方法に関する。
布団の中綿、或いは防寒具、クツション等の詰物として
従来から羽毛又は羽根が広く用いられている。
従来から羽毛又は羽根が広く用いられている。
詰物において羽毛とは所謂ダウン率５５％から９５％ま
でのものを称し、又、羽根とはダウン率５４％から０％
のものを称する。
でのものを称し、又、羽根とはダウン率５４％から０％
のものを称する。
羽毛或いは羽根は保温性に極めて優れ、軽量で吸湿性が
あり、クツション性にも優れている。
あり、クツション性にも優れている。
ところが最近、ホテル、旅館、病院等において使用する
寝具類は防災面から詰物に耐炎性が要求されるようにな
ってきた。羽毛或いは羽根は天然の動物性詰物であるた
め大には弱く、そのままでは防炎性基準に達しない。
寝具類は防災面から詰物に耐炎性が要求されるようにな
ってきた。羽毛或いは羽根は天然の動物性詰物であるた
め大には弱く、そのままでは防炎性基準に達しない。
一方、詰物の防炎加工は素材によって手段が異なり１合
成繊維の中綿等は製造工程中で防炎剤を付着させること
により、比較的容易に防炎性を付与することが出来るが
、羽毛や羽根の場合は素材が完全な形態を有する製品で
あるため、防炎加工が極めて困難である不都合が有った
。
成繊維の中綿等は製造工程中で防炎剤を付着させること
により、比較的容易に防炎性を付与することが出来るが
、羽毛や羽根の場合は素材が完全な形態を有する製品で
あるため、防炎加工が極めて困難である不都合が有った
。
本発明はかかる羽毛又は羽根に防炎性を付与することを
特徴とするものである。
特徴とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は次の様な手段をとる
ものである。
ものである。
即ち、本発明の防炎性詰物は羽毛又は羽根にリン系化合
物を付着させることを特徴とするものである。
物を付着させることを特徴とするものである。
又、本発明の防炎性詰物の製造方法はリン系化合物の水
、又は付着溶媒溶液に羽毛又は羽根を含浸した後、付着
水又は付着溶媒を乾燥除去することを特徴とするもので
ある。
、又は付着溶媒溶液に羽毛又は羽根を含浸した後、付着
水又は付着溶媒を乾燥除去することを特徴とするもので
ある。
以下、本発明の構成を更に具体的に述べる。
本発明において使用する羽毛とは水鳥の胸に生える小さ
な綿屑のような毛であり、ダウンと称して取り引きされ
るものである。一方、羽根とは水鳥の体に生える小さな
羽根であり、スモールフェザ−と称して取り引きされる
ものである。
な綿屑のような毛であり、ダウンと称して取り引きされ
るものである。一方、羽根とは水鳥の体に生える小さな
羽根であり、スモールフェザ−と称して取り引きされる
ものである。
そして寝具等の詰物の業界においては１羽毛といえばダ
ウンにスモールフェザ−及びその他が４５％の範囲内で
混合されたもの全てを含み、又、羽根といえばスモール
フェザ−及びその他を５４％の範囲内で混合したもの全
てを含む。
ウンにスモールフェザ−及びその他が４５％の範囲内で
混合されたもの全てを含み、又、羽根といえばスモール
フェザ−及びその他を５４％の範囲内で混合したもの全
てを含む。
従って、本発明における羽毛又は羽根とはこれらの単独
品及びこれらの混合物を含めた総称である。
品及びこれらの混合物を含めた総称である。
本発明においてはこの羽毛又は羽根にリン系化合物を付
着させる。
着させる。
リン系化合物としては無機系リン化合物と有機系リン化
合物があり、無機系リン化合物としてはリン酸類、亜リ
ン酸類等が好ましく、有機系リン化合物としてはホスホ
ン酸類、ホスフィン酸類等が好ましい。無機系リン化合
物の場合には水容液として用いることが出来るので好ま
しく、特にリン酸アンモニュウム塩が好ましいが、その
他すン酸ナトリュウム、リン酸力すュウム、亜すン酸ア
ンモニュウム塩、亜すン酸ナトリュウム、リン酸力すュ
ウム等も使用出来る。又、有機系リン化合物としては例
えばジメチル、メチルホスホネート等が好ましい。尚、
有機系リン化合物の場合水に溶けない場合があるので、
その様な時はメタノール、エタノール、アセトン等の有
機溶媒を用いる必要がある。
合物があり、無機系リン化合物としてはリン酸類、亜リ
ン酸類等が好ましく、有機系リン化合物としてはホスホ
ン酸類、ホスフィン酸類等が好ましい。無機系リン化合
物の場合には水容液として用いることが出来るので好ま
しく、特にリン酸アンモニュウム塩が好ましいが、その
他すン酸ナトリュウム、リン酸力すュウム、亜すン酸ア
ンモニュウム塩、亜すン酸ナトリュウム、リン酸力すュ
ウム等も使用出来る。又、有機系リン化合物としては例
えばジメチル、メチルホスホネート等が好ましい。尚、
有機系リン化合物の場合水に溶けない場合があるので、
その様な時はメタノール、エタノール、アセトン等の有
機溶媒を用いる必要がある。
羽毛又は羽根の表面にこれらリン系化合物を付着させる
方法は含浸法、噴霧法、トライブレンド法等があるが付
着が確実なのは含浸法である。
方法は含浸法、噴霧法、トライブレンド法等があるが付
着が確実なのは含浸法である。
含浸法は例えばリン化合物水溶液（防炎剤）に精製水鳥
羽毛又は羽根を含浸し、遠心分離機によって脱水後、熱
風を吹き付けて乾燥する事によって行なわれる。熱風の
温度は１００〜１５０℃、好ましくは１０５〜１２０℃
である。本方法の場合遠心分離機の絞り率を加減するこ
とによって羽毛又は羽根に付着する防炎剤の量を加減す
ることが出来る。
羽毛又は羽根を含浸し、遠心分離機によって脱水後、熱
風を吹き付けて乾燥する事によって行なわれる。熱風の
温度は１００〜１５０℃、好ましくは１０５〜１２０℃
である。本方法の場合遠心分離機の絞り率を加減するこ
とによって羽毛又は羽根に付着する防炎剤の量を加減す
ることが出来る。
又、噴霧法は精製水鳥羽毛又は羽根を乾燥機に入れ、此
れにリン系化合物水溶液（防炎剤）を噴霧させ、且つ乾
燥することによって行なわれる。
れにリン系化合物水溶液（防炎剤）を噴霧させ、且つ乾
燥することによって行なわれる。
尚、この方法には噴霧させ乍ら同時に乾燥させる方法と
、噴霧後一定の時間をおいてから乾燥を行なう方法があ
る。本方法の場合噴霧量を調節することによって防炎剤
の付着量を加減することが出来る。
、噴霧後一定の時間をおいてから乾燥を行なう方法があ
る。本方法の場合噴霧量を調節することによって防炎剤
の付着量を加減することが出来る。
本発明の防炎性詰物はその表面にリン系化合物が付着し
ているため、火炎を近ずけても炭化するだけであり、炎
を出して燃えることがない。
ているため、火炎を近ずけても炭化するだけであり、炎
を出して燃えることがない。
羽毛５０重量％と羽根５０重量％の混合物からなる掛は
布団用詰物を試料とした。試料は洗剤を用いて汚れ、脂
肪等を除去した精製水鳥羽根及び羽毛を使用した。
布団用詰物を試料とした。試料は洗剤を用いて汚れ、脂
肪等を除去した精製水鳥羽根及び羽毛を使用した。
一方、防炎剤としてはジメチル、メチルホスホネート（
商品名「フランＴＦ−２０００Ｊ ）を水に希釈し、少
量の浸透剤をいれたものを使用し、同水溶液をバットに
入れ、ここに上記試料を含浸させ、その後遠心分離機で
脱水し、これをほぐして１２０℃の熱風で乾燥した。得
られた防炎性詰物の防炎性をテストした。
商品名「フランＴＦ−２０００Ｊ ）を水に希釈し、少
量の浸透剤をいれたものを使用し、同水溶液をバットに
入れ、ここに上記試料を含浸させ、その後遠心分離機で
脱水し、これをほぐして１２０℃の熱風で乾燥した。得
られた防炎性詰物の防炎性をテストした。
試験は日本防炎協会の防炎性能試験（寝具類）の内、４
５°メセナミンバスケツト法に基ずいた。
５°メセナミンバスケツト法に基ずいた。
この試験は試験体を規定のバスケットに詰め、バスケッ
トを４５″に傾斜し、下方にメセナミンを置いて、点火
燃焼し、炭化部分の炭化長を規定に従って求めるもので
ある。
トを４５″に傾斜し、下方にメセナミンを置いて、点火
燃焼し、炭化部分の炭化長を規定に従って求めるもので
ある。
３水準について試験した結果、炭化長は夫々７６ｍ、１
０５ｍｍ、１０８＋ｍであった。この結果は防炎製品の
性能試験基準（最大炭化長１２０ｍ以下、平均炭化長１
００＋ｗ＋＋以下）を満足するものである。
０５ｍｍ、１０８＋ｍであった。この結果は防炎製品の
性能試験基準（最大炭化長１２０ｍ以下、平均炭化長１
００＋ｗ＋＋以下）を満足するものである。
本発明は羽毛又は羽根にリン系化合物を付着させるもの
であり、本来の羽毛又は羽根が有する優れた性質に加え
、防炎性能が付加されるのでホテル、旅館等で用いる寝
具類等の詰物として極めて利用価値が高い。
であり、本来の羽毛又は羽根が有する優れた性質に加え
、防炎性能が付加されるのでホテル、旅館等で用いる寝
具類等の詰物として極めて利用価値が高い。
特
許
庁
長
官
殿
１、事件の表示
平成 １年 特
許
願
第
２２８゜
１５８号
２、発明の名称
防炎性詰物及びその製造方法
３、補正をする者
事件との関係
Claims (2)
- （１）羽毛又は羽根にリン系化合物を付着させたことを
特徴とする防炎性詰物。 - （２）リン系化合物の水又は有機溶媒溶液に羽毛又は羽
根を含浸した後、付着水又は付着溶媒溶液を乾燥除去す
ることを特徴とする防炎性詰物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22815889A JPH0390681A (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 防炎性詰物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22815889A JPH0390681A (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 防炎性詰物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0390681A true JPH0390681A (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=16872140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22815889A Pending JPH0390681A (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 防炎性詰物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0390681A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002242897A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-28 | Clean Life:Kk | ファン洗浄方法及びファン洗浄装置並びにファン洗浄車 |
| JP2009526897A (ja) * | 2006-02-16 | 2009-07-23 | ジョン グリエム、 | 難燃性化学組成物 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6090588A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-21 | 東レ株式会社 | 詰物材料およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-09-01 JP JP22815889A patent/JPH0390681A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6090588A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-21 | 東レ株式会社 | 詰物材料およびその製造方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002242897A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-28 | Clean Life:Kk | ファン洗浄方法及びファン洗浄装置並びにファン洗浄車 |
| JP2009526897A (ja) * | 2006-02-16 | 2009-07-23 | ジョン グリエム、 | 難燃性化学組成物 |
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