JPH0390241A - 頭部成形機のパンチ異常検出装置 - Google Patents

頭部成形機のパンチ異常検出装置

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JPH0390241A
JPH0390241A JP22644089A JP22644089A JPH0390241A JP H0390241 A JPH0390241 A JP H0390241A JP 22644089 A JP22644089 A JP 22644089A JP 22644089 A JP22644089 A JP 22644089A JP H0390241 A JPH0390241 A JP H0390241A
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JP
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JP22644089A
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Inventor
Isao Makino
牧野 勲
Nobuhiko Tanaka
田中 暢彦
Hiroshi Maebayashi
前林 宏
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Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定寸法に切断されたブランクの一端を予備
成形バンチにより予備成形して後、頭部成形パンチによ
り、ねじ、リベット等頭付き棒材の頭部を所望形状に成
形する頭部成形機のパンチ異常検出#装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ねじ、リベット等の頭部を成形する頭部成形機は
、線材から所定長さのブランクを切断し、このブランク
を固定位置にある受駒の前方に移送するとともに、予備
成形バンチと頭部成形バンチとを有するラムを前進後退
させ、その一方で前記予備成形バンチと頭部成形パンチ
とを交互に受駒に対して前進させて、前記ブランクを受
駒に押込むとともにその一端に頭部を成形するように構
成されている。
この頭部成形機では、予備成形パンチおよび頭部成形パ
ンチの摩耗あるいは破損が生じたり、前回のブランクが
残っているところに新たなブランクが供給されて各パン
チが作動したりすることがあると頭部成形異常が発生す
るが、この異常発生を最小限に押えるため、異常が検出
されるとただちに頭部成形機を停止させるようにしたパ
ンチ異常検出装置が各種開発されている。このパンチ異
常検出装置の一例として、予備成形パンチと頭部成形パ
ンチと一体に前進後退するラムの最前連成が発振回路を
構成する渦電流式のセンサの発振出力の振幅の変化量と
して検出され、この検出値が基準値から所定偏差内の値
であれば、各パンチの最前連成が正常と判断され、各パ
ンチの正常確認を行う装置が創案されている。
〔発明が解決しようとする課題) この装置では、頭部成形機のラムの最前連成を検出する
ため発振回路の一部を構成する渦電流式の検出センサが
使用されているが、この検出センサの検出値はその時の
温度により大きく変化し、頭部成形機が作動を開始した
時点と、その後長時間経過した時点とでは、ラムの前進
位置が同一であっても、長時間経過した時点でのセンサ
の検出値の方が大きくなっている。この検出値が判定基
準値から所定偏差内にあるか否かを判定する場合、検出
値が周囲温度の変化に応じて変化するのに対して、偏差
が周囲温度の変化にかかわりなく一定であれば、相対的
に偏差が周囲温度の変化にともなって変化することとな
り、頭部成形機の作動開始時点と長時間経過後での判定
基準が異なり、−定基準で良否の判別を行うことができ
ない等の欠点が生じている。
本発明は、上記欠点の除去を目的とするもので、パンチ
異常検出装置の検出センサの周囲温度の影響を受けずに
、一定基準でパンチの異常判定を行い、パンチの破損等
による急激な検出値の変化のみを検出するように構成し
たパンチ異常検出装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、頭部成形機には所望ブランク
が押込まれる受駒に対して、予備成形パンチと頭部成形
パンチとの少なくとも一つを有するラムが前進後退する
ように配置されている。
また、前記ラムの前進後退にともなってこれと一体に直
線往復移動するドグが配置されており、しかもこのドグ
の移動路に接近してドグの最前連成を検出するセンサが
取付けられている。
一方、前記センサの検出値を所定個読込んでその検出値
の平均値を判定基準値として算出してこれを記憶する手
段が設けられており、さらにその後の検出値を読込んで
これを前記判定基準値と比較して検出値が前記判定基準
値から所定偏差内の値をとらない時異常を表示する手段
が設けられている。
さらに、前記検出値が前記判定基準値に近い値をとる時
には、この検出値を記憶部に記憶して新たに所定個の検
出値を得て、これらから新たな判定基準値と偏差を算出
してこれらを記憶する手段が設けられている。
〔作用) この頭部成形機では、所望寸法に切断されたブランクの
一端に予備成形パンチと頭部成形パンチとの少なくとも
一つで所望頭部が成形される。この時、前記パンチを一
体に移動させるラムが所定ストローク前進する。この時
のラムの最前連成がセンサにより検出され、これが所定
個記憶部に記憶され、さらにその平均値が算出されてこ
れが判定基準値として記憶される。同時に、所定個記憶
された検出値の各値と前記判定基準(直との差の絶対値
の最大値が算出され、この最大値から偏差が算出される
その後、センサの検出値が読込まれると、この検出値と
前記判定基準値とが比較され、検出値が前記判定基準値
から所定Ila差内の値であるか否かが判定される。前
記検出値と判定基準値との判定の際、検出値が判定基準
値から前記偏差内の値をとらない時には、ただちにそれ
に対応するパンチの最前進限の異常と判断され、これが
表示されるとともに、頭部成形機の以後の作動が停止さ
れる1一方、前記検出値が判定基準値から所定i差内の
値である時にパンチの最前進限が正常と判断される。同
時に、この検出値が所定個記憶された記憶部に記憶され
、新たに所定個の検出値が1qられる。その後、各検出
値と判定基準値との差の絶対値の最大値が算出され、ざ
らにこの最大値から新たな偏差が算出され、記憶部に記
憶される。そのため、頭部成形機を連続して使用するこ
とにより前記センサの周囲温度が変化し、その温度変化
の影響でセンサの検出値が徐々に変化しても、判定基準
値およびB差は常にその時点の所定個の検出値から算出
され、周囲温度の変化にともなって偏差を変化させるこ
とができる。これにより、センサの周囲温度の変化があ
っても、常に一定の基準でパンチの前進量の異常判定を
して、センサの周囲温度の変化による検出値の変化を無
視してパンチの異常による検出値の極端な上昇のみを検
出することができる。
〔実施例〕
以下、実施例を図面に基づいて1ダイ2ブロ一方式の頭
部成形機について説明する。第1図および第2図におい
て、1は頭付き棒材の一例のねじの頭部を成形する頭部
成形機であり、所望線材を所定長さのブランク2に切断
してこれを固定側に取付けられた受駒3の前方に移送す
る移送手段(図示せず)を有している。前記受駒3は前
記ブランク2を収納可能な水平に延びる成形穴3aを有
し、その一端にはこのブランク2を受駒3から押出すノ
ックアウトビン4が前進可能に配置されている。また、
前記頭部成形@1はねじ5の頭部を予備成形する予備成
形パンチ6と頭部を所望形状に仕上げる頭部成形パンチ
7とが一体に移動するように固定されたラム8を有し、
回転駆動源(図示せず)の回転が直線往復移動に変換さ
れて前記ラム8に伝達され、これが前記受駒3に対して
前進後退するように構成されている。前記ラム8は前進
後退を1サイクル行う毎に前記受駒3に対して上下する
ように構成されており、前記予備成形パンチ6、頭部成
形パンチ7が交互に受#i13の前方に位置するように
構成されている。(第1図中作業順序番@参照) さらに、前記頭部成形機1には前記ラム8の前進後退に
ともなって一直線上を前進後退するドグ9が配置されて
おり、このドグ9の移動路に接近してドグ9との距離を
検出する非接触型の検出センサの一例をなす渦電流式の
センサ10が配置されている。このセンサ10は所定振
幅の発振出力を発振する後記発振回路11の一部を構成
しており、前記ドグ9がセンサ10に接近すると、その
発振出力の振幅が小さくなり、ドグ9がセンサ10から
遠ざかると、その振幅が大きくなって所定振幅に復帰す
るように構成されている。また、この発振回路11の発
振出力は後記する電圧変換部12、その出力信号を保持
するサンプルホールド部14およびA/D変換部13を
介してディジタル値に変換され、これがデータとして後
記するパンチ異常検出装置15の制御部16に送られる
ように構成されている。
前記パンチ異常検出装置15は、前記センサ10の検出
値を所定個読込んでその平均値を判定基準値として算出
するとともに、判定基準値と各検出値との差の絶対値の
最大値を算出してこの最大値から偏差を算出してこれら
を記憶部17に記憶する手段、検出値が読込まれるとこ
れを前記判定基準値と比較して、検出値が前記判定基準
値から所定偏差内の値をとらない時異常を表示する手段
および前記検出値を前記判定基準値と比較して、検出値
が前記判定基準値から所定偏差内の値をとる時この検出
値を記憶して新たな判定基準値を算出し、続いて、記憶
部17に記憶された所定個の検出値の各位と判定基準値
との差の絶対値の最大値を算出するとともに、この最大
値から新たな偏差を算出して、これらを記憶部17で記
憶する手段を備えている。
前記各手段は具体的には後記する制御部16の制御プロ
グラム上で実現されている。すなわち、前記パンチ異常
検出装置15はマイクロコンピュータでなる制御部16
、後記する所定個(32個)の検出値およびその他の情
報を記憶する記憶部17を有している。この記憶部17
は次々と検出値が記憶される時、検出回数が奇数か、偶
数かに応じてこれら検出値を別々にかつファーストイン
ファーストアウトで記憶するように構成されている。前
記制御部16には電圧変換部12、サンプルホールド部
14およびA/D変換部13を経てディジタル値のデー
タに変換されたセンサ10の検出出力がI10インタフ
ェース18を介して印加されるように構成されている。
前記A/D変換部13はセンサ10の検出出力の変換を
終了するとただちに次の変換を行うように構成されてい
る。
前記制御部16にはI10インタフェース18を介して
検出スタート指令部19、異常リセット部20゜検出モ
ードと調整モードとを順次切換えるモード切換部21、
後記する判定結果を表示する表示部22ならびに頭部成
形機停止指令部23が接続されている。前記検出スター
ト指令部19は検出スタート指令信号を発信し、異常リ
セット部20は異常リセット指令信号を発信するよう構
成されている。また、前記モード切換部21は、検出モ
ード時自動運転指令信号を発信して制御部16を後記す
るプログラムに沿って作動させ、調整モード時調整運転
指令信号を発信して異常検出をしても頭部成形1iを停
止させないように制御部16を作動させるように構成さ
れている。
前記制御部16は、データ読込み指令信号を受けるとセ
ンサ10から送られるデータを読込んでドグ9の最前進
限を検出するデータ読込みプログラムと、後記する異常
判定プログラムとを有している。
前記データ読込みプログラムは、第3図に示すように、 1)データ読込み指令信号を待つ。
2〉センサ10からのデータを読込む。
3〉データが所定値よりも小さいかを判定し、検出値が
所定値よりも小さくない時、2)に戻る。
4〉センサ10からのデータを読込み、これを記憶部1
Tに記I!する。
5〉データが所定値よりも大きいかを判定し、データが
所定値よりも大きくない時、4〉に戻る。
6〉記憶されたデータの最小値を検出値として記憶部1
7で記憶する(アドレスをインクリメント)。
7〉データ読込み完了信号を発信する。
8〉エンド。
また、前記異常判定プログラムは、第4図a1b、cに
示すように、 1〉表示部22を初期リセットする。
2)検出スタート信号を待つ。
3〉データ読込み指令信号を発信する。
4)データ読込み完了信号を待つ。
5)基準値用データ検出カウンタをインクリメントする
6〉基準値用データ検出カウンタのカウント値が所定値
(32)かを判定し、これが所定値でない時、3)に戻
る。
7〉奇数回目の検出値と偶数回目の検出値とを分離して
記憶する。
8〉奇数回目、偶数回目それぞれの検出値の平均値を求
め、これらをそれぞれ判定基準@Xa 1Xbとして記
憶する(値の小さい順)。
9〉奇数回目の検出値の最小値、最大値をそれぞれ求め
る。
10)最小値、最大値それぞれと判定基準値><aとの
差の絶対値を算出し、大きい方の絶対値に一定値mを加
算して偏差αを算出する。
11〉偶数回目の検出値の最小値、最大値をそれぞれ求
める。
12)最小値、最大値それぞれと判定基準値xbとの差
の絶対値を算出し、大きい方の絶対値に一定値nを加算
して偏差βを算出する。
13)データ読込み指令信号を発信する。
14)データ読込み完了信号を待つ。
15)パンチ判別用データ検出カウンタをインクリメン
トする。
16)パンチ判別用データ検出カウンタのカウント値が
2か否かを判定し、カウント値が2でない時、13〉に
戻る。
17〉前記2回の検出値のうち、最新の検出値と前回の
検出値との大小を比較し、最新の検出値が小さい時(移
動量が大きいので、予備成形パンチ6の最前進限と判断
)、34)にジレンプする。
18)データ読込み指令信号を発信する。
19〉データ読込み完了信号を待つ。
20)奇数偶数判別カウンタ(2値カウンタ、初期値−
(O))をインクリメントする。
21)奇数偶数判別カウンタのカウント値が奇数(1)
か偶数(0)かを判別し、偶数(頭部成形パンチ7の最
前進銀と判断)の時、28〉にジャンプする。
22)奇数偶数判別カウンタのカウント値(奇数表示〉
に応じた判定基準値XaおよびfliA差αを呼出す。
23)前記判定基準値と前記検出値とを比較し、これが
判定基準値Xaから偏差α内の埴をとらない時、36〉
にジャンプする。
24〉判定基準値Xa綽出出用記憶部17内の所定個(
16個〉の検出値をシフトしてその空きアドレスに前記
検出値を記憶する。
25〉記憶部17内の所定個の検出値の平均値を算出し
て、これを新たな判定基準値Xaとして記憶部17に記
憶する。
26)奇数回目の検出値の最小値、最大値をそれぞれ求
める。
27〉最小値、最大値それぞれと判定基準値Xaとの差
の絶対値を算出し、大きい方の絶対値に一定値mを加算
して(!i差αを算出して、これを記憶し、18)に戻
る。
28〉奇数偶数判別カウンタのカウント(a (偶数表
示〉に応じた判定基準mxbおよび偏差βを呼出す。
29)前記判定基準値xbと前記検出値とを比較し、こ
れが判定基準値xbからi差β以内の値をとらない時、
36)ジャンプする。
30)判定基準値xb算出用の記憶部17内の所定個(
18個〉の検出値をシフトしてその空きアドレスに前記
検出値を記憶する。
3.1)記憶部17内の所定個の検出値の平均値を算出
して、これを新たな判定基準値xbとして記憶部17に
記憶する。
32〉偶数回目の検出値の最小値、最大値をそれぞれ求
める。
33)最小値、最大値それぞれと判定基準mxbとの差
の絶対値を算出し、大きい方の絶対値に一定値nを加算
して偏差βを算出して、これを記憶して、18〉に戻る
34)データ読込み指令信号を発信する。
35〉データ読込み完了信号を待ち、18〉に戻る。
36〉異常表示指令信号を表示部22に送るとともに、
頭部成形機停止指令信号を発信する。
37〉異常リセット指令信号を待つ。
38〉エンド。
のように構成されている。
上記頭部成形機のパンチ異常検出装置において、検出ス
タート信号が発信されると、発振回路11の発振出力の
振幅を電圧値として読込み、これが所定値以下に下降す
ると、データの読込みおよびそのデータの記憶が開始さ
れる。さらに、前記データが所定値以上に増加したか否
かが検出され、これが所定値以上になると、記憶部17
に記憶されたデータの最小値が検出値として記憶部17
の所定アドレスに記憶される。これが記憶部17に設け
られた32個のアドレスに順に記憶される。この場合、
所望寸法に切断されたブランク2が予備成形パンチ6に
より受駒3に押込まれて後、その一端が予備成形されて
膨径部が形成される時、予備成形パンチ6および頭部成
形パンチ7を一体に移動させるラム8が所定ストローク
前進するが、ブランク2の一端は比較的柔かいので、予
備成形バンチ6すなわちラム8の最前進銀は頭部成形パ
ンチ7の前進時と比べて前方に位置してほぼラム8の所
定ストロークとなり、発振回路11の発振出力の振幅は
小さくなり、その検出値は比較的小さな値を持って記憶
される。
また、前記ブランク2の予備成形後、頭部成形パンチ7
がブランク2の前方に位置し、再度ラム8が所定ストロ
ーク前進して前記膨径部を所望形状の頭部に成形する時
には、膨径部は予備成形の場合と比べて硬化しているの
で、頭部成形パンチ7の最前進銀は前記予備成形パンチ
6の前進時よりもわずかに後方となり、発振回路11の
発振出力の振幅は大きく、その検出値は比較的大きな値
を持って記憶される。
前記記憶部17の所定アドレス全部の検出値が検出され
ると、記憶部17内の検出値が奇数回数、偶数回数それ
ぞれの検出値に分離される。さらに、それぞれの検出値
の平均値が算出され、これら平均値の大小が比較され、
判定基準値Xa 、Xbとして値の小さい順に記憶部1
7で記憶される。さらに、奇数回目の検出値からその最
小値、最大値がそれぞれ求められ、そのそれぞれと判定
基準値Xaとの差の絶対値が算出される。これら絶対値
のうち大きい方の絶対値に一定(li[mが加算されて
偏差αが算出される。
同様に、偶数回目の検出値からその最小値、最大値が求
められ、そのそれぞれと判定基準値xbとの差の絶対値
が算出され、ざらに大きい方の絶対値に一定値nが加算
されて偏差βが算出される。
その後、検出値が2個読込まれ、この2個の検出値が比
較される。この2個の検出値のうち、最新の検出値が小
さい場合、この時の検出値が予備成形パンチ6の最前進
限と判定され、次回の検出値が頭部成形パンチ7の最前
進限と予測される。
この時には、異常判定を予備成形パンチ6から行う関係
で、データ読込み指令信号が発信されて検出値が読込ま
れ、奇数偶数判別カウンタは偶数表示(0)にセットさ
れる。この時、この検出値は無視され、続いて後記する
異常判定が開始される。
また、前記2個の検出値のうち、最新の検出値が前回の
検出値よりも大きい場合、この時の検出値が頭部成形パ
ンチ7の最前進限と判断され、次回検出値が予備成形パ
ンチ6の最前進限と予測され、異常判定が開始される。
すなわち、データ読込み指令信号が発信されてデータ読
込みプログラムが実行されて検出値が読込まれる。検出
値が読込まれると、奇数偶数判別カウンタがインクリメ
ントされて奇数表示(1)され、検出回数が奇数回であ
ることが記憶される。
検出回数が奇数回である時、予備成形パンチ6の判定基
準(mXaおよび偏差αが呼出され、前記検出値が予備
成形パンチ6の判定基準値Xaと比較され、この判定基
準値><aに近い値か、すなわち偏差α以内の値か否か
が判定される。これが判定基準値Xaに近い値(判定基
準値Xa±α)である時には、予備成形パンチ6の最前
進限が適性と判断され、これが前記検出値とともに表示
部22で表示される。 前記判定で良と判断されると、
判定基準exaを算出する所定個の検出値が記憶部17
から呼出され、これらがシフトされてその空きアドレス
に前記検出値が記憶される。同時に、新たな所定個の検
出値からその平均値が算出され、これが新たな判定基準
値Xaとして記憶部17に記憶される。ざらに、新たに
記憶された所定個の検出値それぞれと判定基準値><a
との差の絶対値が算出され、その大きい方の絶対値に一
定値mが加算されて新たにB差αが算出され、これが記
憶部17に記憶される。
その後、続いてデータ読込み信号が発信されてデータ読
込みプログラムが実行されて検出値が読込まれる。検出
値が読込まれると、奇数偶数判別カウンタがインクリメ
ントされて偶数表示(0)され、検出回数が偶数回であ
ることが記憶される。
検出回数が偶数回である時、頭部成形パンチ7の判定基
準mxbおよび偏差βが呼出され、前記検出値が頭部成
形パンチ7の判定基準値xbと比較され、この判定基準
値>(bに近い値か、すなわち偏差β以内の値か否かが
判定される。これが判定基準値xbに近い値(判定基準
値Xb±β)である時には、頭部成形パンチ7の最前進
限が適性と判断され、これが前記検出値とともに表示部
22で表示される。前記判定で良と判断されると、判定
基準値xbを算出する所定個の検出値が記憶部17から
呼出され、これらがシフトされてその空きアドレスに前
記検出値が記憶される。同時に、新たな所定個の検出値
からその平均値が算出され、これが新たな判定基準値x
bとして記憶部17に記憶される。ざらに、新たに記憶
された所定個の検出値それぞれと判定基準値xbとの差
の絶対値が算出され、その大きい方の絶対値に一定値n
が加算されて新たに偏差βが算出され、これが記憶部1
7に記憶される。続いて、データ読込み指令信号が発信
され、前記動作が繰返される。
前記動作の繰返しにより、判定基準値Xa、 Xbおよ
び偏差α、βは、検出値が読込まれてその良否判定がな
される度に更新される。
一方、前記検出値と判定基準値XaあるいはXbとを比
較する際に、検出値が判定基準値xaあるいはxbから
偏差αあるいはβ以内の値をとらないことがあると、た
だちに表示部22に異常表示がなされるとともに、頭部
成形機停止指令部23に停止指令信号が送られ、頭部成
形機1の作動が停止する。
その後、異常リセット信号を待って異常検出を終了し、
異常が発生したパンチ交換後に備えることができる。
なお、実施例では新たな偏差を求める方法として、各検
出値と判定基準値との差の絶対値の最大値を算出し、こ
の最大値にその最大値から許容される幅を決める値を加
算して求めているが、この最大値に係数を乗算した値を
偏差とすることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は予備成形バンチと頭部成
形パンチとの少なくともいずれか一つをを持つラムをブ
ランクが押込まれる受駒に対して前進後退させるととも
に、前記パンチの最前進限を検出するセンサを設け、こ
のセンサの検出値をあらかじめ所定個読込んでこれら検
出値から判定基準値および許容される範囲を示す偏差を
算出しておき、その後前記センサからの検出値を読込ん
でその検出値が判定基準値から偏差内の値をとるか否か
により各パンチの異常を判定するように構成する一方、
良判定の際に新たな検出値を前記判定基準値および偏差
を算出するために記憶する検出値と順次入替えて、新た
に判定基準値および偏差を算出するように構成している
ため、頭部成形機が連続作動して前記パンチの最前進限
を検出するセンサの周囲温度が上下に変動し、その検出
値が温度変化により大きく影響を受けても、良否判定の
基準となる判定基準値はもとより偏差も温度変化にとも
なって自動的に変化し、温度変化に拘らず一定の判定基
準で最前進限の良否判定が可能となり、より厳格な良否
判定を行うことができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパンチ異常判定装置の構成を示す
ブロック図、第2図は本発明に係る頭部成形機の要部説
明図、第3図は本発明に係るデータ読込みプログラムを
示すフローチャート、第4図a、b、cは本発明に係る
異常判定プログラムを示すフローチャートである。 1 頭部成形機、     2 ブランク、3 受駒、
       3a  成形穴、4 ノックアウトビン
、  5 ねじ、6 予備成形バンチ、   7 頭部
成形バンチ、8 ラム、        9 ドグ、1
0  センサ、      11  発振回路、12 
 ii圧変換部、    13  A/D変換部、14
  サンプルホールド部、 15  バンチ異常検出装置、16  制御部、17 
 記憶部、    18  I10インタフェース、9 検出スタート指令部、20 異常リセット部、 1 モード切換部、 2 表示部、 3 頭部成形機停止指令部、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 予備成形パンチと頭部成形パンチとの少なくとも一つを
    有するラムを所望ブランクが押込まれる受駒に対して前
    進後退するように配置するとともに、 前記ラムの前進後退にともなつて直線往復移動するドグ
    を配置し、このドグの移動路に接近してドグの最前進限
    を検出するセンサを取付ける一方、前記センサの検出値
    を所定個読込んでその検出値の平均値を判定基準値とし
    て算出するとともに判定基準値と各検出値との差の絶対
    値の最大値を算出してこの最大値から偏差を算出してこ
    れらを記憶する手段、その後の検出値を読込んでこれを
    前記判定基準値と比較して検出値が前記判定基準値から
    所定偏差内の値をとらない時異常を表示する手段を備え
    た頭部成形機のパンチ異常検出装置において、 検出値を読込んでその良判定の時、この検出値を記憶し
    て新たな所定個の検出値を得て、これから新たに判定基
    準値と偏差とを算出して記憶する手段を設けたことを特
    徴とするパンチ異常検出装置。
JP22644089A 1989-08-31 1989-08-31 頭部成形機のパンチ異常検出装置 Pending JPH0390241A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213231A (ja) * 1985-07-11 1987-01-22 Asahi Okuma Ind Co Ltd ヘツダ−の前死点位置異常検知方法及び装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213231A (ja) * 1985-07-11 1987-01-22 Asahi Okuma Ind Co Ltd ヘツダ−の前死点位置異常検知方法及び装置

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