JPH039002A - 一軸型コンバインドサイクルにおける蒸気タービン - Google Patents

一軸型コンバインドサイクルにおける蒸気タービン

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JPH039002A
JPH039002A JP14107189A JP14107189A JPH039002A JP H039002 A JPH039002 A JP H039002A JP 14107189 A JP14107189 A JP 14107189A JP 14107189 A JP14107189 A JP 14107189A JP H039002 A JPH039002 A JP H039002A
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thrust bearing
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Toru Shibagaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ガスタービン、蒸気タービンおよび発電機を
同軸に接続した大容量の一輔型コンバインドサイクルに
おける蒸気タービンに関する。
(従来の技術) 近年、火力発電所としては化石燃料の節約および経済性
の向上を目的として、ガスタービン、排熱回収ボイラ、
蒸気タービンおよび発電機を組合わせたコンバインドサ
イクルの需要か高まってきている。
中でも、ガスタービン、蒸気タービンおよび発電機を同
軸に接続したー軸型コンバインドサイクルは発電機が1
台で済み、しかも軸系の起動、監視が簡素化されるとい
うメリットを有しているところから多用される傾向にあ
る。
第2図は従来のコンバインドサイクルプラントの一例を
示すもので、コンプレッサ1およびガスタービン2と、
発電機3と、蒸気タービン4とは各ロータが共通の一軸
上に位置するように配置され、ガスタービン2と発電機
3の間はりジッドカップリング5で連結され、また発電
機3と蒸気タービン4との間はダイアフラムカップリン
グ6で連結されている。ガスタービンの軸はガスタービ
ン用スラスト軸受7で支持され、蒸気タービンの軸は蒸
気タービン用スラスト軸受8で支持されている。また、
蒸気タービン4は固定用基礎9上に固定されている。
上記コンバインドサイクルにおける蒸気タービン3は非
再熱シングルフロータイブであり、出力は500MW程
度であるため、他の軸系との接続にダイアフラムカップ
リングを使用することが可能である。
そこで、第2図に示したように、発電機3をガスタービ
ン2と蒸気タービン4との間に置き、それらの軸の間を
リジッドカップリング5およびダイアフラムカップソン
グ6で接続することが可能であった。
また、蒸気タービン3は一車室であり、その低圧側で固
定用基礎9に固定されているため、蒸気タービン用のス
ラスト軸受8はケーシングの基礎固定点からの熱膨張に
よる伸び量分たけ発電機3側に移動し、ロータは蒸気タ
ービン用スラスト軸受8を起点として伸びるため、第3
図(a)に示すように、高圧部でのケーシングとロータ
の伸び差が小さく、良好な性能を発揮させることができ
る。
(発明が解決しようとする課題) 以上説明したように、従来のコンバインドサイクルは蒸
気タービンの出力が500MW程度と比較的小さいため
、ダイアフラムカップリング6を使用することができ、
ガスタービンと軸系を切離す(ロータの伸びをダイアフ
ラムカップリング6で吸収)することによってスラスト
軸受7,8を2個設置することができた。
しかしながら、ガスタービン、蒸気タービンの出力を大
容量化すると、それらの出力を伝達するためのダイアフ
ラムカップリングは非常に大きなものとなってしまい、
実用に供し得ない。
このため、各軸系をリジッドカップリングで接続せざる
を得ないが、その場合には、スラスト軸受は軸系全体で
一個所にしが設置することができない。そこで、第2図
のようにコンプレッサ1、ガスタービン2、発電機3、
蒸気タービン4の配置にすると、スラスト輔受がら遠く
なるほど間隙を広くする必要があるため、コンプレッサ
・ガスタービンまたは蒸気タービンのどちらか、アクシ
ャル間隙を広くした方の性能が著しく低下するという欠
点がある。
また、蒸気タービン出力の大容量化に伴い、蒸気タービ
ンサイクルとしては、再熱サイクル、主蒸気および再熱
蒸気温度を高温にした方が熱効率をより上昇させること
ができるが、その場合にはロータが2本以上(高温部お
よび低温部)必要となり、車室も2室以上の構成となる
このような−軸型コンバインドサイクルにおける蒸気タ
ービンのアクシャル方向の間隙は、スラスト軸受の位置
、蒸気タービンの基礎との固定方法によって変化するが
、従来は、最適方法が確立されているとは言えなかった
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、構
造強度に優れ、アクシャル間隙を最適に保つことができ
る大容量−軸型コンバインドサイクルにおける蒸気ター
ビンを提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、ガスタービン、蒸気タービンおよび発電機を
リジッドカップリングにて連結し、ロタを1個のスラス
ト軸受にて支持した大容量の一輔型コンバインドサイク
ルにおいて、高圧または中高圧蒸気タービンのケーシン
グを前記スラスト軸受の近傍端で基礎台に固定し、低圧
蒸気タービンのケーシングを前記高圧または中高圧蒸気
タービンのケーシングとは独立に基礎に固定したことを
特徴とするものである。
(作用) 上述のような構成のコンバインドサイクルにおいては、
アクシャル間隙が性能を大きく左右するHIP蒸気ター
ビンをスラスト軸受になるべく近い位置に配置している
ので、それらのケーシングとロータの熱膨張差を小さく
抑えることができ、アクシャル間隙を小さくすることが
できる。
また、LP蒸気タービンのケーシングに無理な力が加わ
ることを防止できる。
(実施例) 次に、第1図を参照しながら本発明の詳細な説明する。
なお、第1図において、第2図におけると同一部分には
同一符号を付し、重複する部分の説明は省略する。
第1図は本発明にかかる一輔型コンハインドサイクルの
機器構成を例示するもので、蒸気タービンとしては、高
圧または中高圧(以下、HIPという)蒸気タービン1
1と低圧(以下、LPという)蒸気タービン12の2車
室構成のものか使用されており、これらの蒸気タービン
はカスタービン2、コンプレッサ1、および発電機3と
一軸型に配列、連結されている。
HIP蒸気タービン11のロータR2の一端近傍はスラ
スト軸受13によって支持されている。
HIP蒸気タービン11のケーシングは、スラスト軸受
13側の一端近傍を、スラスト軸受13とともに、コン
プレッサ2とHI P蒸気タービン11との間に配置し
た基礎台14に固定されている。
LP蒸気タービン12のケーシングは前記HIP蒸気タ
ービン11のケーシングとは独立して、固定用基礎]5
に固定されている。また、HIP蒸気タービン1]とL
P蒸気タービン12との間には、それらのケーシングの
非固定端側をスライドさせるための基礎台]6が設置さ
れている。
ガスタービン2およびコンプレッサ]のロータR]とH
IP蒸気タービン11のロータR2との間は大容量の出
力を伝達できるリジッドカップリング5aで連結されて
いる。また、HIP蒸気タービン1]のロータR2とL
P蒸気タービン12のロータR3との間、およびLP蒸
気タービン12のロータR3と発電機3のロータR4と
の間もそれぞれ同様にリジッドカップリング5bs 5
cで連結されている。
上述のような構成のコンバインドサイクルにおいては、
アクシャル間隙か性能を大きく左右するコンプレッサ1
とHIP蒸気タービン11とをスラスト軸受13になる
べく近い位置に配置しているので、それらのケーシング
とロータの熱膨張差を小さく抑えることができ、アクシ
ャル間隙を小さくすることかできる。
第1図の場合、スラスト軸受13は軸系として一箇所に
しか設置されていないため、ツノスタービン2とコンブ
レッザコのケーシングの伸びや、HIP蒸気タービン1
]あるいはLP蒸気タービン]2のケーシングの伸びに
よって軸方向に移動すると、アクシャル方向の間隙が大
きくなってしまい、性能低−ドの原因となるので、本発
明においてはガスタービン2・コンプレッサーのケーシ
ングと、蒸気タービンのケーシングとの縁を切り、■■
IP蒸気タービン1]のケーシングの一端を基礎台14
に固定している。
従来、2車室以上を有する蒸気タービンにおいでは、溶
接構造のLP蒸気タービンのケーシングを基礎に固定し
、鋳鋼時で剛性の高いHIP蒸気タービンのケーシング
を熱膨脹に応して基礎台上をスライドさせる構成が採用
されているか、これを第1図のような軸系のコンバイン
ドサイクルに適用すると、第3図(b)に示すような伸
び差か生じることになる。この場合の伸び差はかなり大
きく、それに応じてアクシャル間隙を大きくする必要が
あるため、蒸気タービンの性能低下の要因となる。
また、スラスト軸受13に近い点てHIP蒸気タービン
12のケーシングを固定し、LP蒸気タービン12のケ
ーシングを押す構造にすると、伸び差は第3図(C)の
ようになり、蒸気タービン全体の伸び差は小さくなるが
、溶接+1′li造のLP蒸気タービンケーシングかH
IP蒸気タービンケーシングの伸び量分たけ移動するた
め、変形が起きやすくなり、構造強度上の問題を招来す
ることになる。
一方、蒸気タービンの低圧部は各段落における前後の圧
力差が高圧部に比べて小さいので、アクシャル間隙の大
小による性能の影響は少ない。
そこで、本発明においては、スラスト軸受13とHIP
蒸気タービン1]のケーシングを共通の基礎台14に固
定し、LP蒸気タービン12のケシングはHIP蒸気タ
ービンとは独立に基礎に0 固定し、HIP蒸気タービンおよびLP蒸気タービンの
熱膨脹によるケーシングの伸び量をそれらの間の基礎台
16上を滑らせることによって吸収し、各ケーシングに
熱膨脹による荷重が掛からない構造とした。
その結果、本発明の蒸気タービン内の伸び差は第3図(
d)のようになり、HIP部での伸び差が小さいので、
アクシャル間隙を狭くでき、HIP部で良好な特性が得
られる。なお、この場合、LP部の伸び差は第3図(d
)のように大きくなり、アクシャル間隙も広がるが、前
述のようにLP部の各段落における圧力差は小さいので
、アクシャル間隙が広くなっても性能にはさほど大きく
は影響しない。
[発明の効果] 上述したごとく、本発明によれば、ダイアフラムカップ
リングが使用できないような大容量の−軸型コンバイン
ドサイクルの蒸気タービンにおいて、再熱サイクル、高
温主蒸気/再熱蒸気の蒸気条件をカバーするために2車
室以上の構成とした1 場合、熱膨脹による伸び差をHIP部側で小さく押える
ことができるので、アクシャル間隙を狭くすることによ
ってHIP蒸気タービンの効率を高く保つことができ、
またLP部側の強度低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる大容量コンバインドサイクルの
機器構成と蒸気タービンの固定方法を示す概略図、第2
図は従来のコンバインドサイクルの機器構成と蒸気ター
ビンの固定方法を示す概略図、第3図は蒸気タービンに
おける熱膨脹によるロータとケーシングの伸びおよびそ
れらの伸び差を示すもので、同図(a)はダイアフラム
カップリングが使用可能な出力容量の蒸気タービンの場
合、同図(b)は大容量コンバインドサイクルの蒸気タ
ービンにおいてLP蒸気タービンのケーシングのみを基
礎に固定した場合、同図(C)はHIP蒸気タービンの
ケーシングのスラスト軸受のみを固定した場合、同図(
d)は本発明による場合をそれぞれ示している。 2 1・・・・・・コンプレッサ 2・・・・・・ガスタービン 3・・・・・・発電機 4・・・・・・蒸気タービン 5・・・・・・リジッドカップリング 6・・・・・・ダイアフラムカップリング7.8.13
・・・スラスト軸受 9.15・・・固定用基礎 11・・・・・・HIP蒸気タービン 12・・・・・・LP蒸気タービン 14.16・・・・・・基礎台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガスタービン、蒸気タービンおよび発電機をリジッドカ
    ップリングにて連結し、ロータを1個のスラスト軸受に
    て支持した大容量の一軸型コンバインドサイクルにおい
    て、高圧または中高圧蒸気タービンのケーシングを前記
    スラスト軸受の近傍端で基礎台に固定し、低圧蒸気ター
    ビンのケーシングを前記高圧または中高圧蒸気タービン
    のケーシングとは独立に基礎に固定したことを特徴とす
    る一軸型コンバインドサイクルにおける蒸気タービン。
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