JPH0386515A - 易裂性フィルム及びその製造方法 - Google Patents
易裂性フィルム及びその製造方法Info
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- JPH0386515A JPH0386515A JP1225001A JP22500189A JPH0386515A JP H0386515 A JPH0386515 A JP H0386515A JP 1225001 A JP1225001 A JP 1225001A JP 22500189 A JP22500189 A JP 22500189A JP H0386515 A JPH0386515 A JP H0386515A
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Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は、引裂きが容易な易裂性フィルム及びその製造
方法に関し、例えば食品、薬品等の包装袋のシール基材
フィルムとして使用することができる。
方法に関し、例えば食品、薬品等の包装袋のシール基材
フィルムとして使用することができる。
[背景技術1
近年、食品、薬品等の包装袋のラミネート用シール基材
(シーラント)フィルムとして、直鎖状低密度ポリエチ
レン(L−LDPE)フィルムが多用されている。この
L−LDPEフィルムは、機械的強度、シール強度及び
シール性能に優れているため、包装内容物の保護が充分
図られる。また、このL−LDPEフィルムとしては、
1−ブテンをコモノマーとして含むL−LDPEフィル
ム、1−ブテン以外のモノマー(例えば、炭素数6の4
−メチル−1−ペンテン、炭素数8のi−オクテン)を
コモノマーとして含むL−LDPRフィルム等もシール
基材フィルムとして使用されている。
(シーラント)フィルムとして、直鎖状低密度ポリエチ
レン(L−LDPE)フィルムが多用されている。この
L−LDPEフィルムは、機械的強度、シール強度及び
シール性能に優れているため、包装内容物の保護が充分
図られる。また、このL−LDPEフィルムとしては、
1−ブテンをコモノマーとして含むL−LDPEフィル
ム、1−ブテン以外のモノマー(例えば、炭素数6の4
−メチル−1−ペンテン、炭素数8のi−オクテン)を
コモノマーとして含むL−LDPRフィルム等もシール
基材フィルムとして使用されている。
一方、近年の包装袋には、鋏や包丁などの開封手段を用
いないでも、手で容易に開封できる易裂性を有すること
が要求されるようになってきている。包装袋にこの易裂
性を付与するには、袋の開封部分にVカットのような切
込みを設けることのほか、シール基材フィルム自体に易
裂性を持たせることが必要になる。
いないでも、手で容易に開封できる易裂性を有すること
が要求されるようになってきている。包装袋にこの易裂
性を付与するには、袋の開封部分にVカットのような切
込みを設けることのほか、シール基材フィルム自体に易
裂性を持たせることが必要になる。
[発明が解決しようとする謀B]
上述したL−LDPEフィルムによれば、袋に切込みが
設けられていても、手による引裂きが困難であり、無理
して引裂こうとすると引裂きラインが直線状にならず、
見栄えが悪・かった、従って、きれいに開封するには、
鋏や包丁を使用せざるを得ない。
設けられていても、手による引裂きが困難であり、無理
して引裂こうとすると引裂きラインが直線状にならず、
見栄えが悪・かった、従って、きれいに開封するには、
鋏や包丁を使用せざるを得ない。
また、1−ブテンをコモノマーとして含むL−LDPE
フィルムによれば、引裂き性は多少有しているが、依然
として満足すべきものではない。
フィルムによれば、引裂き性は多少有しているが、依然
として満足すべきものではない。
具体的には、引裂き抵抗が大きいため、手による袋の開
封が容易ではない。また、引裂きラインがぎざぎざとな
るため、開封後の見栄えが悪い。
封が容易ではない。また、引裂きラインがぎざぎざとな
るため、開封後の見栄えが悪い。
1−ブテン以外のモノマーをコモノマーとして含むL−
LDPEフィルムによれば、押出し時の引落とし比を大
きくしても、良好な引裂き性が得られない。具体的には
、うξネート用のシール基材フィルムとして使用した場
合、袋に切込みが設けられていても、手で引裂き開封す
ることが困難である。無理に引き裂こうとすると、内容
物が破損したり、外に飛散したりすることがある。
LDPEフィルムによれば、押出し時の引落とし比を大
きくしても、良好な引裂き性が得られない。具体的には
、うξネート用のシール基材フィルムとして使用した場
合、袋に切込みが設けられていても、手で引裂き開封す
ることが困難である。無理に引き裂こうとすると、内容
物が破損したり、外に飛散したりすることがある。
本発明は、易裂性に優れ、かつヒートシール性にも優れ
た易裂性フィルム及びその製造方法を提供することを目
的とする。
た易裂性フィルム及びその製造方法を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明に係る易
裂性フィルムは、1−ブテン含有量1〜10モル%の直
鎖状低密度ポリエチレン70〜98wt%とα−オレフ
ィン含有量1〜10モル%のプロピレン−α−オレフィ
ンランダム共重合体2〜30−t%より成るフィルムで
あって、このフィルムの赤外2色比Dtz。cl−1(
A工/ A//)が1.07以上であることを特徴とす
る易裂性フィルム。
裂性フィルムは、1−ブテン含有量1〜10モル%の直
鎖状低密度ポリエチレン70〜98wt%とα−オレフ
ィン含有量1〜10モル%のプロピレン−α−オレフィ
ンランダム共重合体2〜30−t%より成るフィルムで
あって、このフィルムの赤外2色比Dtz。cl−1(
A工/ A//)が1.07以上であることを特徴とす
る易裂性フィルム。
但し、A↓は、フィルムの引取り方向又は延伸方向と赤
外偏向方向とが垂直のときの吸光度、A〃は、フィルム
の引取り方向又は延伸方向と赤外偏向方向とが平行のと
きの吸光度である。なお、この吸光度測定の際、延伸フ
ィルムの場合には延伸方向とするが、延伸フィルム以外
の場合には引取り方向とする。
外偏向方向とが垂直のときの吸光度、A〃は、フィルム
の引取り方向又は延伸方向と赤外偏向方向とが平行のと
きの吸光度である。なお、この吸光度測定の際、延伸フ
ィルムの場合には延伸方向とするが、延伸フィルム以外
の場合には引取り方向とする。
直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)中の1−ブ
テンの含有率が1モル%未満のときには高密度ポリエチ
レン(HDPE)に近くなり、L−LDPEの持つシー
ル性能とフィルム物性が損なわれる。また、10モル%
を越える場合には結晶化度が低くなりすぎて、フィルム
として実用上使用できない。
テンの含有率が1モル%未満のときには高密度ポリエチ
レン(HDPE)に近くなり、L−LDPEの持つシー
ル性能とフィルム物性が損なわれる。また、10モル%
を越える場合には結晶化度が低くなりすぎて、フィルム
として実用上使用できない。
コモノマーとしてL−LDPEに含有されるものは、炭
素数4の1−ブテンであり、1−ブテン以外の炭素数6
又は8のモノマーが含有されている場合には、良好な引
裂き性が得られなくなる。
素数4の1−ブテンであり、1−ブテン以外の炭素数6
又は8のモノマーが含有されている場合には、良好な引
裂き性が得られなくなる。
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(ランダ
ムPPと略す)の混合比が2wt%未溝のときは、直線
状のカットラインが得られなくなる。
ムPPと略す)の混合比が2wt%未溝のときは、直線
状のカットラインが得られなくなる。
また、30wt%を越えるときは、フィルムの耐衝撃強
度(フィルムインパクト強度)が損なわれる。
度(フィルムインパクト強度)が損なわれる。
l−ブテンを含有するL−LDPE (C4系L−LD
PEと略す)にランダムPP以外の樹脂を混合した場合
には、次のような不都合が生じる。
PEと略す)にランダムPP以外の樹脂を混合した場合
には、次のような不都合が生じる。
即ち、C4系L−LDPEと完全に非相溶性の樹脂(ホ
モプロピレン、ナイロン、ポリエステル等)を混合した
場合、製膜時に溶融むら、すしが発生して、得られたフ
ィルムの強度的物性が低下する。また、C4系L−LD
PEと完全に相溶性の樹脂(高密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル等)を混合した
場合、直線状のカットラインが得られない。
モプロピレン、ナイロン、ポリエステル等)を混合した
場合、製膜時に溶融むら、すしが発生して、得られたフ
ィルムの強度的物性が低下する。また、C4系L−LD
PEと完全に相溶性の樹脂(高密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル等)を混合した
場合、直線状のカットラインが得られない。
波数720cm−’での赤外2色比りを1.07以上と
するのは、1.07未満とすると多少引裂き性が発現す
るが、充分ではないからである。
するのは、1.07未満とすると多少引裂き性が発現す
るが、充分ではないからである。
この易裂性フィルムの製造方法は、1−ブテン含有量1
〜10モル%の直鎖状低密度ポリエチレン(Ml0.1
〜30g/10分、密度0.900〜0. 950 g
/cd) 70〜98wt%とα−オレフィン含有量1
〜10モル%のプロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体2〜30−t%との混合樹脂を加熱して200〜
280″Cの溶融樹脂とし、この溶融樹脂を0.4〜2
.O+mのリップ開度を有するTダイより、引落とし比
20〜200、好ましくは25〜80で押出してフィル
ムを成形した後、このフィルムを30〜100 ℃のロ
ールに接触させて冷却することを特徴とする。
〜10モル%の直鎖状低密度ポリエチレン(Ml0.1
〜30g/10分、密度0.900〜0. 950 g
/cd) 70〜98wt%とα−オレフィン含有量1
〜10モル%のプロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体2〜30−t%との混合樹脂を加熱して200〜
280″Cの溶融樹脂とし、この溶融樹脂を0.4〜2
.O+mのリップ開度を有するTダイより、引落とし比
20〜200、好ましくは25〜80で押出してフィル
ムを成形した後、このフィルムを30〜100 ℃のロ
ールに接触させて冷却することを特徴とする。
直鎖状低密度ポリエチレンのMlが0.1より小さいと
きは、溶融粘度が高くなりすぎるため、溶融押出しが困
難になる。また、Mlが30より小さいときは、分子量
が低いため、成形されたフィルムの物性が劣る。
きは、溶融粘度が高くなりすぎるため、溶融押出しが困
難になる。また、Mlが30より小さいときは、分子量
が低いため、成形されたフィルムの物性が劣る。
直鎖状低密度ポリエチレンの密度が0.900より小さ
いときは、結晶化度が低くなりすぎるため、一般に製造
されていない、また、密度が0゜950より大きいとき
は、結晶化度が高くなりすぎ、直鎖状低密度ポリエチレ
ンとしての特性が得られなくなる。
いときは、結晶化度が低くなりすぎるため、一般に製造
されていない、また、密度が0゜950より大きいとき
は、結晶化度が高くなりすぎ、直鎖状低密度ポリエチレ
ンとしての特性が得られなくなる。
Tダイのリップ開度が0.4−未満のときは、グイ出口
での剪断速度が大きくなりすぎるため、押出された溶融
樹脂の表面に肌荒れが生じる。また、2.0+maを越
えるときは、フィルムの厚さ調整が困難になる。
での剪断速度が大きくなりすぎるため、押出された溶融
樹脂の表面に肌荒れが生じる。また、2.0+maを越
えるときは、フィルムの厚さ調整が困難になる。
溶融樹脂の温度が200 ’Cより低い場合には、ラン
ダムPPの溶融が不充分となり、フィルムにむらが生じ
る。また、280℃を越える場合には、押出された溶融
樹脂の表面が酸化して、フィルムのヒートシール性能が
低下する。
ダムPPの溶融が不充分となり、フィルムにむらが生じ
る。また、280℃を越える場合には、押出された溶融
樹脂の表面が酸化して、フィルムのヒートシール性能が
低下する。
引落とし比(ドローダウン比)が20未満の場合には、
充分な易裂性が得られない、また、200を越える場合
には、成膜性が悪くなり、押出し成形特にフィルムが切
れ易くなる。この引落とし比は、フィルムの引取速度を
調整することにより変えることができる。
充分な易裂性が得られない、また、200を越える場合
には、成膜性が悪くなり、押出し成形特にフィルムが切
れ易くなる。この引落とし比は、フィルムの引取速度を
調整することにより変えることができる。
また、この易裂性フィルムの他の製造方法は、1−ブテ
ン含有量1〜10モル%の直鎖状低密度ポリエチレン(
MI0.1〜30g/10分、密度0、 9 0 0〜
.0. 9 5 0 8/ai) 7 0〜9 8w
t%とα−オレフィン含有量1〜10モル%のプロピレ
ン−α−オレフィンランダムl1体2〜30wt%との
混合樹脂を溶融樹脂とし、この溶融樹脂をTダイより押
出してフィルムを酸酢した後、このフィルムを1軸延伸
することを特徴とする。
ン含有量1〜10モル%の直鎖状低密度ポリエチレン(
MI0.1〜30g/10分、密度0、 9 0 0〜
.0. 9 5 0 8/ai) 7 0〜9 8w
t%とα−オレフィン含有量1〜10モル%のプロピレ
ン−α−オレフィンランダムl1体2〜30wt%との
混合樹脂を溶融樹脂とし、この溶融樹脂をTダイより押
出してフィルムを酸酢した後、このフィルムを1軸延伸
することを特徴とする。
フィルムをl軸延伸する際の条件として、予熱ロール温
度は70〜100’C,加熱ロール温度は70〜100
℃、延伸ロール温度は70〜100℃、アニーリングロ
ール温度は70〜100 ℃とするのが好ましい。
度は70〜100’C,加熱ロール温度は70〜100
℃、延伸ロール温度は70〜100℃、アニーリングロ
ール温度は70〜100 ℃とするのが好ましい。
延伸温度が70℃未満の場合には加熱不足で延伸が不均
一となり、また100°Cを越える場合にはフィルムが
ロールにくっついて、延伸が不可能になる。
一となり、また100°Cを越える場合にはフィルムが
ロールにくっついて、延伸が不可能になる。
[実施例]
1息且上二1
ベース樹脂として、1−ブテン含有量3,5モル%の直
鎖状低密度ポリエチレン(C4系L−LDPE)である
出光モアチック0234CL(商品名、M+2.0g/
10分、密度0.920g/cd)、混合樹脂として、
エチレン含有量3モル%のプロピレン−エチレンランダ
ム共重合体(ランダムPP)である出光ポリプロF−7
3ON(商品名、MT7.Og/10分、密度0.90
0g/cd)を使用した。下記の表−1に示すように、
これらのC4系L−LDPEを70〜97wt%、ラン
ダムPPを3〜30wt%の割合で混合した。
鎖状低密度ポリエチレン(C4系L−LDPE)である
出光モアチック0234CL(商品名、M+2.0g/
10分、密度0.920g/cd)、混合樹脂として、
エチレン含有量3モル%のプロピレン−エチレンランダ
ム共重合体(ランダムPP)である出光ポリプロF−7
3ON(商品名、MT7.Og/10分、密度0.90
0g/cd)を使用した。下記の表−1に示すように、
これらのC4系L−LDPEを70〜97wt%、ラン
ダムPPを3〜30wt%の割合で混合した。
次に、この混合樹脂を押出機中で加熱して220′Cの
溶融樹脂とし、この溶融樹脂を1.5aのリップ開度を
有するTダイより、引落とし比20゜0〜49.3で押
出してフィルムを成形した。引き続き、このフィルムを
60゛Cのロールに接触させて冷却することにより実施
例1〜8に係るフィルムを製造した。
溶融樹脂とし、この溶融樹脂を1.5aのリップ開度を
有するTダイより、引落とし比20゜0〜49.3で押
出してフィルムを成形した。引き続き、このフィルムを
60゛Cのロールに接触させて冷却することにより実施
例1〜8に係るフィルムを製造した。
製造された各実施例のフィルムについて、赤外2色比、
フィルムの引取り方向の引裂き強度、手による引裂き易
さ、引裂き部の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度(
フィルムインパクト強度)及びシール強度を測定、評価
した結果を下記の表−1に示す、なお、表中、MD方向
は、引取り方向又は延伸方向を意味する。
フィルムの引取り方向の引裂き強度、手による引裂き易
さ、引裂き部の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度(
フィルムインパクト強度)及びシール強度を測定、評価
した結果を下記の表−1に示す、なお、表中、MD方向
は、引取り方向又は延伸方向を意味する。
赤外2色比は、日本分光工業■製のFT I R−70
00型を使用して、720age−’での赤外2色比を
測定した。
00型を使用して、720age−’での赤外2色比を
測定した。
フィルムの引取り方向(及び延伸方向)の引裂き強度は
、JIS Z1702に準じてエレメンドルフ引裂き
強度を測定した。
、JIS Z1702に準じてエレメンドルフ引裂き
強度を測定した。
フィルムの外観については、透明性のむら、すじ状のむ
ら等を目視により評価した。
ら等を目視により評価した。
耐衝撃強度(フィルムインパクト強度)は、東洋精機製
作新製のフィルムインパクトテスター(MODEL
IP−1)により測定した。
作新製のフィルムインパクトテスター(MODEL
IP−1)により測定した。
シール強度は、ONyフィルム(厚さ15μm)と各実
施例のL−LDPRフィルム(厚さ40μm)とを接着
剤によりドライラミネートしたフィルムを、シール圧力
2 kg / cd 、シール時間1秒の条件で製袋し
た袋について引っ張り強度を測定した。なお、このON
、フィルムは、2軸延伸ナイロンフイルムである出光ユ
ニロンG−100(商品名)である。また、接着剤は、
東洋モートン−製の2液型接着剤CAD−308A、A
D−308B (商品名)〕を使用した。
施例のL−LDPRフィルム(厚さ40μm)とを接着
剤によりドライラミネートしたフィルムを、シール圧力
2 kg / cd 、シール時間1秒の条件で製袋し
た袋について引っ張り強度を測定した。なお、このON
、フィルムは、2軸延伸ナイロンフイルムである出光ユ
ニロンG−100(商品名)である。また、接着剤は、
東洋モートン−製の2液型接着剤CAD−308A、A
D−308B (商品名)〕を使用した。
手による引裂き易さ、引裂き部の直線性及びフィルムの
外観の評価で、Oは良好、Δはやや良好、×は不良をそ
れぞれ示す。
外観の評価で、Oは良好、Δはやや良好、×は不良をそ
れぞれ示す。
′ 1〜16
ベース樹脂として、下記の3種を使用した。
i、C4系L−LDPE・・・・・・上記出光モアチッ
ク0234CL (商品名) ii、C6系L−LDPE・・・・・・三井石化つルト
ゼックス2020L (商品名)、コモノマーは4−メ
チル−1−ペンテン、M!2.1.密度0.92iii
、C8系L−LDPE・・・・・・出光モアチック02
38CL(商品名)、コモノマーは1−オクテン、M+
2.0.密度0.920 混合樹脂として、下記の5種を使用した。
ク0234CL (商品名) ii、C6系L−LDPE・・・・・・三井石化つルト
ゼックス2020L (商品名)、コモノマーは4−メ
チル−1−ペンテン、M!2.1.密度0.92iii
、C8系L−LDPE・・・・・・出光モアチック02
38CL(商品名)、コモノマーは1−オクテン、M+
2.0.密度0.920 混合樹脂として、下記の5種を使用した。
i、ランダムPP・・・・・・上記出光ポリプロF−7
3ON(商品名) ii、ホモポリプロピレン(PP)・・・・・・出光ポ
リプロF−70ON(商品名、M!8.O,密度0゜9
10) iii 、ナイロン6・・・・・・宇部興産1022B
(商品名、密度1.14) iv、高密度ポリエチレン(HDPE)・・・・・・出
光ポリエチレン440M(商品名、Mrl、0、密度0
.954) ■、低密度ポリエチレン(LDPE)・・・・・・東口
ペトロセン186(商品名、MI3.0、密度0゜92
4) 下記の表−1に示すように、これらのベース樹脂を65
〜99−t%、ランダムPPを1〜35wt%の割合で
混合した。
3ON(商品名) ii、ホモポリプロピレン(PP)・・・・・・出光ポ
リプロF−70ON(商品名、M!8.O,密度0゜9
10) iii 、ナイロン6・・・・・・宇部興産1022B
(商品名、密度1.14) iv、高密度ポリエチレン(HDPE)・・・・・・出
光ポリエチレン440M(商品名、Mrl、0、密度0
.954) ■、低密度ポリエチレン(LDPE)・・・・・・東口
ペトロセン186(商品名、MI3.0、密度0゜92
4) 下記の表−1に示すように、これらのベース樹脂を65
〜99−t%、ランダムPPを1〜35wt%の割合で
混合した。
次に、この混合樹脂を上記実施例と同様にして比較例1
〜16に係るフィルムを製造した。
〜16に係るフィルムを製造した。
これらの各比較例のフィルムについても、赤外2色比、
フィルムの引取り方向の引裂き強度、手による引裂き易
さ、引裂き部の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度(
フィルムインパクト強度)及びシール強度を測定、評価
した。その結果を下記の表−2に示す。
フィルムの引取り方向の引裂き強度、手による引裂き易
さ、引裂き部の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度(
フィルムインパクト強度)及びシール強度を測定、評価
した。その結果を下記の表−2に示す。
表−1,2より、実施例1〜8に係る各フィルムは、1
−ブテン含有量3.5モル%の直鎖状低密度ポリエチレ
ン70〜97wt%とエチレン含有量3モル%のプロピ
レン−エチレンランダム共重合体3〜30wt%より成
るフィルムであり、かつ720c+w−’での赤外2色
比が1.07以上であるため、次のような特徴を有して
いる。即ち、フィルムの引取り方向の引裂き強度が小さ
く、これにより手で容易に引裂くことができ、しかもそ
の引裂き部が直線状となっている。また、フィルムの外
観が良く、耐衝撃強度及びシール強度も充分であること
がわかる。
−ブテン含有量3.5モル%の直鎖状低密度ポリエチレ
ン70〜97wt%とエチレン含有量3モル%のプロピ
レン−エチレンランダム共重合体3〜30wt%より成
るフィルムであり、かつ720c+w−’での赤外2色
比が1.07以上であるため、次のような特徴を有して
いる。即ち、フィルムの引取り方向の引裂き強度が小さ
く、これにより手で容易に引裂くことができ、しかもそ
の引裂き部が直線状となっている。また、フィルムの外
観が良く、耐衝撃強度及びシール強度も充分であること
がわかる。
従って、易裂性が優れているため、ラミネート用シール
基材フィルムとして袋を製造した場合には、手による袋
の引裂き開封が容易であり、かつその引裂きラインが直
線状となって開封後の見栄えがよい。また、ヒートシー
ル性が優れているため、包装内容物の保護機能が良好で
ある。
基材フィルムとして袋を製造した場合には、手による袋
の引裂き開封が容易であり、かつその引裂きラインが直
線状となって開封後の見栄えがよい。また、ヒートシー
ル性が優れているため、包装内容物の保護機能が良好で
ある。
これに対して、比較例1〜4に係る各フィルムは、C4
系L−LDPEとランダムPPより成るフィルムを使用
しているが、ランダムPPの含量が本発明の所定範囲外
であるから、引裂き部の直線性、耐衝撃強度及びシール
強度のいずれかについて良好な結果が得られないことが
わかる。
系L−LDPEとランダムPPより成るフィルムを使用
しているが、ランダムPPの含量が本発明の所定範囲外
であるから、引裂き部の直線性、耐衝撃強度及びシール
強度のいずれかについて良好な結果が得られないことが
わかる。
また、比較例5〜12によれば、ベース樹脂としてC4
系L−LDPEを使用しているが、混合樹脂としてラン
ダムPP以外の樹脂を使用しているため、フィルムの引
取り方向の引裂き強度、手による引裂き易さ、引裂き部
の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度(フィルムイン
パクト強度)及ヒヒートシール強度のいずれか1つ以上
について不良であることがわかる。
系L−LDPEを使用しているが、混合樹脂としてラン
ダムPP以外の樹脂を使用しているため、フィルムの引
取り方向の引裂き強度、手による引裂き易さ、引裂き部
の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度(フィルムイン
パクト強度)及ヒヒートシール強度のいずれか1つ以上
について不良であることがわかる。
また、比較例13〜16によれば、混合樹脂としてラン
ダムPPを使用しているが、ベース樹脂としてC4系L
−LDPE以外の樹脂を使用しているため、フィルムの
引取り方向の引裂き強度、手による引裂き易さ及び引裂
き部の直線性に関して良好な結果が得られないことがわ
かる。
ダムPPを使用しているが、ベース樹脂としてC4系L
−LDPE以外の樹脂を使用しているため、フィルムの
引取り方向の引裂き強度、手による引裂き易さ及び引裂
き部の直線性に関して良好な結果が得られないことがわ
かる。
−犬1目東1:=1」−
C4系L−LDPEである上記出光モアテック0234
CL (商品名)70〜97wt%とランダムPPであ
る上記出光ポリプロF−73ON(商品名)3〜30w
t%との混合樹脂(下記表−2参照)を押出機中で22
0℃の溶融樹脂とし、この溶融樹脂を1.5−のリップ
開度を有するTダイより、ドラフト比15で押出してフ
ィルムを成形した後、このフィルムを60℃のロールに
接触させて冷却した。
CL (商品名)70〜97wt%とランダムPPであ
る上記出光ポリプロF−73ON(商品名)3〜30w
t%との混合樹脂(下記表−2参照)を押出機中で22
0℃の溶融樹脂とし、この溶融樹脂を1.5−のリップ
開度を有するTダイより、ドラフト比15で押出してフ
ィルムを成形した後、このフィルムを60℃のロールに
接触させて冷却した。
次に、このフィルムを■日本製鋼新製の熱ロール式延伸
機を使用して1軸延伸を行った。この延伸の際の条件は
次の通りである。
機を使用して1軸延伸を行った。この延伸の際の条件は
次の通りである。
予熱ロール温度・・・・・・75°C
加熱ロール温度・・・・・・80℃
延伸ロール温度・・・・・・80″C
アニ一リングロール温度・・・80℃
入ロライン速度・・・・・・10m/分出ロライン速度
・・・・・・10〜40m/分延伸倍率・・・・・・1
.2〜2.0 製造された各実施例のフィルムについて、赤外2色比、
フィルムの延伸方向の引裂き強度、手による引裂き易さ
、引裂き部の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度及び
シール強度を上記実施例1〜8と同様に測定、評価した
。その結果を下記の表−3に示す。
・・・・・・10〜40m/分延伸倍率・・・・・・1
.2〜2.0 製造された各実施例のフィルムについて、赤外2色比、
フィルムの延伸方向の引裂き強度、手による引裂き易さ
、引裂き部の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度及び
シール強度を上記実施例1〜8と同様に測定、評価した
。その結果を下記の表−3に示す。
″ 17〜33
ベース樹脂として、上記比較例1〜16で使用したもの
と同じ3種のL−LDPEを使用した。
と同じ3種のL−LDPEを使用した。
また、混合樹脂として、上記比較例1〜16で使用した
ものと同じ5種の樹脂を使用した。
ものと同じ5種の樹脂を使用した。
下記の表−2に示すように、これらのベース樹脂を65
〜99wt%、ランダムPPを1〜35wt%の割合で
混合した。
〜99wt%、ランダムPPを1〜35wt%の割合で
混合した。
次に、この混合樹脂を上記実施例9〜16と同様にして
比較例17〜33に係るフィルムを製造した。
比較例17〜33に係るフィルムを製造した。
これらの各比較例のフィルムについても、赤外2色比、
フィルムの延伸方向の引裂き強度、手による引裂き易さ
、引裂き部の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度及び
シール強度を測定、評価した。その結果を下記の表−4
に示す。
フィルムの延伸方向の引裂き強度、手による引裂き易さ
、引裂き部の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度及び
シール強度を測定、評価した。その結果を下記の表−4
に示す。
表−3,4より、実施例9〜16に係る各フィルムは、
l−ブテン含有量3.5モル%の直鎖状低密度ポリエチ
レン70〜97−t%とエチレン含有量3モル%のプロ
ピレン−エチレンランダム共重合体3〜30−t%より
成るフィルムであり、かつ720cm−’での赤外2色
比が1.07以上であるため、次のような特徴を有して
いる。即ち、フィルムの延伸方向の引裂き強度が小さく
、これにより手で容易に引裂くことができ、しかもその
引裂き部が直線状となっている。また、フィルムの外観
が良く、耐衝撃強度及びシール強度も充分であることが
わかる。
l−ブテン含有量3.5モル%の直鎖状低密度ポリエチ
レン70〜97−t%とエチレン含有量3モル%のプロ
ピレン−エチレンランダム共重合体3〜30−t%より
成るフィルムであり、かつ720cm−’での赤外2色
比が1.07以上であるため、次のような特徴を有して
いる。即ち、フィルムの延伸方向の引裂き強度が小さく
、これにより手で容易に引裂くことができ、しかもその
引裂き部が直線状となっている。また、フィルムの外観
が良く、耐衝撃強度及びシール強度も充分であることが
わかる。
従って、易裂性が優れているため、うξネート用シール
基材フィルムとして袋を製造した場合には、手による袋
の引裂き開封が容易であり、かつその引裂きラインが直
線状となって開封後の見栄えがよい、また、ヒートシー
ル性が優れているため、包装内容物の保護機能が良好で
ある。
基材フィルムとして袋を製造した場合には、手による袋
の引裂き開封が容易であり、かつその引裂きラインが直
線状となって開封後の見栄えがよい、また、ヒートシー
ル性が優れているため、包装内容物の保護機能が良好で
ある。
これに対して、比較例17.1B、20.21に係る各
フィルムは、C4系L−LDPEとランダムPPより成
るフィルムを使用しているが、ランダムPPの含量が本
発明の所定範囲外であるから、引裂き部の直線性、耐衝
撃強度及びシール強度のいずれかについて良好な結果が
得られないことがわかる。
フィルムは、C4系L−LDPEとランダムPPより成
るフィルムを使用しているが、ランダムPPの含量が本
発明の所定範囲外であるから、引裂き部の直線性、耐衝
撃強度及びシール強度のいずれかについて良好な結果が
得られないことがわかる。
また、比較例19によれば、C4系L−LDPEとラン
ダムPPより成るフィルムを使用しているが、赤外2色
比が1.07より下であるから、引裂き部が直線状とな
らないことがわかる。
ダムPPより成るフィルムを使用しているが、赤外2色
比が1.07より下であるから、引裂き部が直線状とな
らないことがわかる。
また、比較例22〜29によれば、ベース樹脂としてC
4系L−LDPEを使用しているが、混合樹脂としてラ
ンダムPP以外の樹脂を使用しているため、フィルムの
延伸方向の引裂き強度、手による引裂き易さ、引裂き部
の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度及びシール強度
のいずれか1つ以上について不良であることがわかる。
4系L−LDPEを使用しているが、混合樹脂としてラ
ンダムPP以外の樹脂を使用しているため、フィルムの
延伸方向の引裂き強度、手による引裂き易さ、引裂き部
の直線性、フィルムの外観、耐衝撃強度及びシール強度
のいずれか1つ以上について不良であることがわかる。
また、比較例30〜33によれば、混合樹脂としてラン
ダムPPを使用しているが、ベース樹脂としてC4系L
−LDPE以外の樹脂を使用しているため、フィルムの
延伸方向の引裂き強度、手による引裂き易さ及び引裂き
部の直線性に関して良好な結果が得られないことがわか
る。
ダムPPを使用しているが、ベース樹脂としてC4系L
−LDPE以外の樹脂を使用しているため、フィルムの
延伸方向の引裂き強度、手による引裂き易さ及び引裂き
部の直線性に関して良好な結果が得られないことがわか
る。
[発明の効果]
本発明によれば、易裂性に優れ、かつヒートシール性に
も優れた易裂性フィルムが得られる。
も優れた易裂性フィルムが得られる。
Claims (3)
- (1)1−ブテン含有量1〜10モル%の直鎮状低密度
ポリエチレン70〜98wt%とα−オレフィン含有量
1〜10モル%のプロピレン−α−オレフィンランダム
共重合体2〜30wt%より成るフィルムであって、こ
のフィルムの赤外2色比D_7_2_0_c_m^−^
1(A_⊥/A_〃)が1.07以上であることを特徴
とする易裂性フィルム(但し、A_⊥は、フィルムの引
取り方向又は延伸方向と赤外偏向方向とが垂直のときの
吸光度、A_〃は、フィルムの引取り方向又は延伸方向
と赤外偏向方向とが平行のときの吸光度である)。 - (2)1−ブテン含有量1〜10モル%の直鎖状低密度
ポリエチレン(MI0.1〜30g/10分、密度0.
900〜0.950g/cm^2)70〜98wt%と
α−オレフィン含有量1〜10モル%のプロピレン−α
−オレフィンランダム共重合体2〜30wt%との混合
樹脂を加熱して200〜280℃の溶融樹脂とし、この
溶融樹脂を0.4〜2.0mmのリップ開度を有するT
ダイより、引落とし比20〜200で押出してフィルム
を成形した後、このフィルムを30〜100℃のロール
に接触させて冷却することを特徴とする第1請求項記載
の易裂性フィルムの製造方法。 - (3)1−ブテン含有量1〜10モル%の直鎖状低密度
ポリエチレン(MI0.1〜30g/10分、密度0.
900〜0.950g/cm^2)70〜98wt%と
α−オレフィン含有量1〜10モル%のプロピレン−α
−オレフィンランダム共重合体2〜30wt%との混合
樹脂を溶融樹脂とし、この溶融樹脂をTダイより押出し
てフィルムを成形した後、このフィルムを1軸延伸する
ことを特徴とする第1請求項記載の易裂性フィルムの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225001A JPH0386515A (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 易裂性フィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225001A JPH0386515A (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 易裂性フィルム及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0386515A true JPH0386515A (ja) | 1991-04-11 |
JPH0581424B2 JPH0581424B2 (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=16822528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1225001A Granted JPH0386515A (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 易裂性フィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0386515A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0651010A1 (en) * | 1993-10-13 | 1995-05-03 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Polyolefin composition, molded article thereof and multilayered laminate |
JP2002069214A (ja) * | 2000-06-14 | 2002-03-08 | Sumitomo Chem Co Ltd | Tダイキャストフィルムおよび自己粘着性包装用フィルム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5787924A (en) * | 1980-10-01 | 1982-06-01 | Union Carbide Corp | Method of decreasing breaking due to melting in extrusion of melted linear ethylene copolymer having narrow molecular weight distribution |
JPS63152560A (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-25 | バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト | 開封ストリツプ |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP1225001A patent/JPH0386515A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5787924A (en) * | 1980-10-01 | 1982-06-01 | Union Carbide Corp | Method of decreasing breaking due to melting in extrusion of melted linear ethylene copolymer having narrow molecular weight distribution |
JPS63152560A (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-25 | バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト | 開封ストリツプ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0651010A1 (en) * | 1993-10-13 | 1995-05-03 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Polyolefin composition, molded article thereof and multilayered laminate |
JP2002069214A (ja) * | 2000-06-14 | 2002-03-08 | Sumitomo Chem Co Ltd | Tダイキャストフィルムおよび自己粘着性包装用フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581424B2 (ja) | 1993-11-12 |
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