JPH038598B2 - - Google Patents
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- JPH038598B2 JPH038598B2 JP14467482A JP14467482A JPH038598B2 JP H038598 B2 JPH038598 B2 JP H038598B2 JP 14467482 A JP14467482 A JP 14467482A JP 14467482 A JP14467482 A JP 14467482A JP H038598 B2 JPH038598 B2 JP H038598B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q17/00—Devices for absorbing waves radiated from an antenna; Combinations of such devices with active antenna elements or systems
- H01Q17/005—Devices for absorbing waves radiated from an antenna; Combinations of such devices with active antenna elements or systems using woven or wound filaments; impregnated nets or clothes
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
この発明は電波吸収体に関する。
(背景技術)
従来から船舶、航空機あるいは鉄塔のような電
波反射体の反射電波を抑制するために、このよう
な反射体上に磁性体あるいは抵抗体等の電波吸収
体を装着する場合が多い。
波反射体の反射電波を抑制するために、このよう
な反射体上に磁性体あるいは抵抗体等の電波吸収
体を装着する場合が多い。
電波吸収体の設計法としては、次の条件を満す
ことが要求される。
ことが要求される。
Z〓0Z〓A ……(1)
e-〓d∞ ……(2)
ここで、
Z〓0:自由空間の特性インピーダンス(377Ω)
Z〓A:損失材料の特性インピーダンス
d:損失材料の厚さ
α:損失材料の損失量
である。
式(1)は、損失材料が電波吸収体として動作する
ために、損失材料の前面において電波が反射しな
いための条件、即ち自由空間の特性インピーダン
スと損失材料の特性インピーダンスが等しい整合
条件である。式(2)は、損失材料の厚さdと損失材
料の損失量αとをパラメータとする吸収体の電波
吸収特性を決定するための条件である。
ために、損失材料の前面において電波が反射しな
いための条件、即ち自由空間の特性インピーダン
スと損失材料の特性インピーダンスが等しい整合
条件である。式(2)は、損失材料の厚さdと損失材
料の損失量αとをパラメータとする吸収体の電波
吸収特性を決定するための条件である。
式(1)の条件を満す手段として、損失材料のイン
ピーダンスを順次変化させる方法があり、多層型
電波吸収体として実用化されている。しかしなが
ら、損失材料として炭素繊維を用いた場合、抵抗
値のコントロールがむずかしくしかも製造上の厳
しい管理が必要であるという問題点がある。
ピーダンスを順次変化させる方法があり、多層型
電波吸収体として実用化されている。しかしなが
ら、損失材料として炭素繊維を用いた場合、抵抗
値のコントロールがむずかしくしかも製造上の厳
しい管理が必要であるという問題点がある。
(発明の目的)
この発明は、このような従来の技術の問題点に
着目してなされたもので、抵抗値のコントロール
を抵抗膜を形成する導電性繊維の織り方で行なう
ことにより上記問題点を解決することを目的と
し、その特徴は、炭素繊維、炭化珪素系繊維、有
機あるいは無機繊維の表面に導電材をコーテイン
グした導電性繊維を格子状に織つた抵抗膜を複数
個平行に配列するとともに抵抗膜の一端に1つの
導体反射体を設け各抵抗膜間及び抵抗膜と反射層
との間を誘電率が10以下の樹脂で固め、前記各抵
抗膜のインピーダンスは自由空間に面する抵抗膜
から前記反射体に面する抵抗膜に従つて順次小さ
くなるように構成された電波吸収体にある。
着目してなされたもので、抵抗値のコントロール
を抵抗膜を形成する導電性繊維の織り方で行なう
ことにより上記問題点を解決することを目的と
し、その特徴は、炭素繊維、炭化珪素系繊維、有
機あるいは無機繊維の表面に導電材をコーテイン
グした導電性繊維を格子状に織つた抵抗膜を複数
個平行に配列するとともに抵抗膜の一端に1つの
導体反射体を設け各抵抗膜間及び抵抗膜と反射層
との間を誘電率が10以下の樹脂で固め、前記各抵
抗膜のインピーダンスは自由空間に面する抵抗膜
から前記反射体に面する抵抗膜に従つて順次小さ
くなるように構成された電波吸収体にある。
(発明の構成及び作用)
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例である電波吸収体
の断面図である。同図において、1〜7はこの発
明の特徴の1つである抵抗膜、8は導体による反
射体、9は誘電体である。
の断面図である。同図において、1〜7はこの発
明の特徴の1つである抵抗膜、8は導体による反
射体、9は誘電体である。
はじめに抵抗膜について説明する。第2図は抵
抗膜の構成を示す図である。10〜23は炭素繊
維、炭化珪素系繊維、有機あるいは無機繊維(例
えばナイロン繊維)の表面に黄銅等の導電材をコ
ーテイングした金属繊維等の導電性繊維で、縦方
向の繊維10〜16と横方向の繊維17〜23は
空隙24を有するように格子状に形成される。抵
抗膜の単位面積当りのインピーダンスは導電性繊
維の織り方、すなわち抵抗膜の本数(言い換えれ
ば縦方向の繊維と横方向の繊維とで形成される空
隙24の面積)を変化させることで、簡単にコン
トロールすることができる。
抗膜の構成を示す図である。10〜23は炭素繊
維、炭化珪素系繊維、有機あるいは無機繊維(例
えばナイロン繊維)の表面に黄銅等の導電材をコ
ーテイングした金属繊維等の導電性繊維で、縦方
向の繊維10〜16と横方向の繊維17〜23は
空隙24を有するように格子状に形成される。抵
抗膜の単位面積当りのインピーダンスは導電性繊
維の織り方、すなわち抵抗膜の本数(言い換えれ
ば縦方向の繊維と横方向の繊維とで形成される空
隙24の面積)を変化させることで、簡単にコン
トロールすることができる。
また第3図に別の構成例を示す。導電性繊維2
5,26とこの導電性繊維を支持するための繊維
(例えばナイロン、アクリル)との組合わせによ
り格子状の抵抗膜を形成することも可能である。
5,26とこの導電性繊維を支持するための繊維
(例えばナイロン、アクリル)との組合わせによ
り格子状の抵抗膜を形成することも可能である。
このようにして形成された抵抗膜を、第1図に
示すように一定の間隔tを設けて複数個平行に配
列するとともに抵抗膜の一端の抵抗膜7に1つの
導体反射体を設けて多層型に組み合わす。間隔t
の値としては、各抵抗膜間をすべて同一にするこ
とが製造上等の観点からは望ましいが、動作原理
から言えばこの限りでない。tがすべて同一の値
を採るときの好ましい値としては、9mm程度であ
る。
示すように一定の間隔tを設けて複数個平行に配
列するとともに抵抗膜の一端の抵抗膜7に1つの
導体反射体を設けて多層型に組み合わす。間隔t
の値としては、各抵抗膜間をすべて同一にするこ
とが製造上等の観点からは望ましいが、動作原理
から言えばこの限りでない。tがすべて同一の値
を採るときの好ましい値としては、9mm程度であ
る。
ここで、各抵抗膜のインピーダンスは前述した
式(1)を満足するために、表面から反射体方向へ順
次抵抗値を下げる必要がある。このための制御
は、前述したように導電性繊維の数で行なう。第
4図に導電性繊維の数の変化に対する抵抗膜の抵
抗値の変化の様子を示す。同図から明らかなよう
に、導電性繊維の数の増加に従つて抵抗膜の抵抗
値は減少する。好ましい導電性繊維の単位長さ当
りの本数は、 抵抗膜1……20本/10cm 抵抗膜2……35本/10cm 抵抗膜3……50本/10cm 抵抗膜4……60本/10cm 抵抗膜5……75本/10cm 抵抗膜6……90本/10cm 抵抗膜7……95本/10cm である。
式(1)を満足するために、表面から反射体方向へ順
次抵抗値を下げる必要がある。このための制御
は、前述したように導電性繊維の数で行なう。第
4図に導電性繊維の数の変化に対する抵抗膜の抵
抗値の変化の様子を示す。同図から明らかなよう
に、導電性繊維の数の増加に従つて抵抗膜の抵抗
値は減少する。好ましい導電性繊維の単位長さ当
りの本数は、 抵抗膜1……20本/10cm 抵抗膜2……35本/10cm 抵抗膜3……50本/10cm 抵抗膜4……60本/10cm 抵抗膜5……75本/10cm 抵抗膜6……90本/10cm 抵抗膜7……95本/10cm である。
このような抵抗膜を、第1図に示すように誘電
率が10以下の樹脂で固める。誘電率を10以下とし
たのは、この樹脂が単に各抵抗膜の支持体であ
り、従つて電波の反射をできるだけ小さくするた
めである。
率が10以下の樹脂で固める。誘電率を10以下とし
たのは、この樹脂が単に各抵抗膜の支持体であ
り、従つて電波の反射をできるだけ小さくするた
めである。
第5図は第1図に示す電波吸収体の特性例で、
4GHz〜10GHzで反射量は−15dB以下、10GHz以
上では−20dB以下となつている。
4GHz〜10GHzで反射量は−15dB以下、10GHz以
上では−20dB以下となつている。
(発明の効果)
以上説明したように、この発明によれば抵抗膜
の抵抗値を導電性繊維の織り方によつて簡単にコ
ントロールすることができ、極めて優れた電波吸
収特性を得ることができる。
の抵抗値を導電性繊維の織り方によつて簡単にコ
ントロールすることができ、極めて優れた電波吸
収特性を得ることができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す構造図、第
2図は抵抗膜の構造図、第3図は抵抗膜の別の構
造図、第4図は繊維の数と抵抗値との関係を示す
グラフ、第5図は第1図の電波吸収体の特性図で
ある。 1,2,3,4,5,6,7……抵抗膜、8…
…導体反射体、9……樹脂、10〜23,25,
26……導電性繊維、24……空隙、27,28
……繊維(ナイロン・アクリル)。
2図は抵抗膜の構造図、第3図は抵抗膜の別の構
造図、第4図は繊維の数と抵抗値との関係を示す
グラフ、第5図は第1図の電波吸収体の特性図で
ある。 1,2,3,4,5,6,7……抵抗膜、8…
…導体反射体、9……樹脂、10〜23,25,
26……導電性繊維、24……空隙、27,28
……繊維(ナイロン・アクリル)。
Claims (1)
- 1 炭素繊維、炭化珪素系繊維、有機あるいは無
機繊維の表面に導電材をコーテイングした導電性
繊維を格子状に織つた抵抗膜を複数個平行に配列
するとともに抵抗膜の一端に1つの導体反射体を
設け各抵抗膜間及び抵抗膜と反射層との間を誘電
率が10以下の樹脂で固め、前記各抵抗膜のインピ
ーダンスは自由空間に面する抵抗膜から前記反射
体に面する抵抗膜に従つて順次小さくなるように
構成されたことを特徴とする電波吸収体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14467482A JPS5934701A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 電波吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14467482A JPS5934701A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 電波吸収体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5934701A JPS5934701A (ja) | 1984-02-25 |
JPH038598B2 true JPH038598B2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=15367601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14467482A Granted JPS5934701A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 電波吸収体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5934701A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750177B2 (ja) * | 1985-07-31 | 1995-05-31 | 株式会社日立製作所 | 核融合装置 |
JPH071836B2 (ja) * | 1987-09-24 | 1995-01-11 | 三菱電機株式会社 | 電子情報処理装置 |
JP2917271B2 (ja) * | 1987-09-25 | 1999-07-12 | 日本電気株式会社 | 電波吸収体 |
-
1982
- 1982-08-23 JP JP14467482A patent/JPS5934701A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5934701A (ja) | 1984-02-25 |
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