JPH0385392A - 深井戸ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で使用される深井戸ポンプに関する
ものである。

従来の技術 従来、家庭用の深井戸ポンプでは、ポンプの送水側の圧
力を圧力スイッチによって検出し、自動的に起動停止を
行う構造としていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような構成では、ポンプの揚水能力
よりも少ない水量を蛇口から供給している場合、ポンプ
の送水側の圧力が圧力スイッチの開路圧力まで上昇し、
蛇口から供給中にもかかわらずポンプが停止し、水の供
給に伴って送水側の圧力が低下し圧力スイッチの閉路圧
力に達すると再びポンプが起動するという動作を繰り返
す。っまり、供給水の圧力が変動することになり、たと
えば、給湯器を使用する場合、給湯器から供給される湯
温か変動するというような問題゛があった。

このような問題を解決するために、第６図に示すように
、ポンプの送水側の圧力を検出する圧力スイッチ９と、
送水側の供給水量を検出するフロースイッチ１０を設け
、送水側の圧力が所定値以下になるとポンプが起動し、
送水流量が所定値以下になるまでポンプが運転を維持す
るものが開発された。しかしながら、この構造において
は、ポンプの運転圧は締切圧近くまで上昇する。ポンプ
の締切全揚程は、吸上高さに関係なくほぼ一定であるた
め、ポンプ送水側の圧力は、井戸の水位が浅くなれば、
高くなる。一般に深井戸では水位の変動は大きく、ポン
プの選定は、水位が一番下がる位置に合わせてなされる
ため、水位が浅くなったときに、ポンプの運転圧が高く
なりすぎることがある。これは、ポンプから給水を受け
る他の機器の水漏れの原因となったり、寿命を早めると
いう問題があった。

本発明はこのような従来の欠点を除去するものであり、
井戸の水位が変動してもポンプからの送水圧が異常に高
くなることはなく、安定した圧力の水が供給できる深井
戸ポンプを提供するものである。

課題を解決するための手段 本発明の深井戸ポンプは、ヒユーガルポンプの吸込側に
ヒユーガルポンプの吐出側の圧力を受けるダイアフラム
と、スプリング、ダイアプラムに応じて動作する開閉弁
を備え、ヒユーガルポンプの圧力が高くなった時、開閉
弁を閉じるようにしたものである。

作用 上記構成により送水側の圧力が異常に高くなるのを防ぐ
ことができる。

実施例 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。本発
明の実施例における深井戸ポンプは、第１図に示すよう
に、地上に設置されるヒユーガルポンプ１と井戸内に設
置されるジェットポンプ２よりなり、ヒユーガルポンプ
１とジェットポンプ２は、ヒユーガルポンプ１からジェ
ットポンプ２へ圧力水を送るための圧力管３と、ジェッ
トポンプ２からヒユーガルポンプ１へ送水するための吸
水管４の２本の配管で接続されている。５は、ポンプで
汲み上げた水を給水するための送水管である。第２図で
６はヒユーガルポンプ１の吸込口で、吸水管４が接続さ
れる。７と８はそれぞれ圧力管３と送水管５が接続され
る接続口である。９は、圧力スイッチ、１０は流量スイ
ッチで、それぞれモータ１２の制御部１１に接続されて
おり、送水側の圧力が所定値以下になった時ヒユーガル
ポンプ１を起動させ、流量が所定値以下になったとき停
止させるようになっている。１３は吸水圧力制御部で、
第３図に詳細断面図を示す。第３図で１４は本体ケース
、１５は蓋で、内部にダイアフラム１６、スプリング１
７が収納されている。

１８はダイアフラム１６の受板で、弁棒１９を介して開
閉弁２０と接続されている。開閉弁２０は、ダイアフラ
ム１６に応じて上下自在に動作し、ヒユーガルポンプ１
の吸水路２１を開閉する。２２は弁棒１９のシールを行
うＯリングである。２３は、ヒユーガルポンプ１の吐出
側に接続されており、吐出側の圧力をダイアフラム１６
の上部に伝える。以上のように構成された深井戸ポンプ
について、以下その動作を説明する。ヒユーガルポンプ
１の吐出側の圧力が所定値よりも低い場合は、ダイアフ
ラム１６は、スプリング１７の付勢力によって上部に押
し付けられており、開閉弁２０は開いたままの状態とな
っている。ところが、ポンプの締切全揚程は、ポンプの
吸込揚程つまり井戸の深さに関係なく一定であるので、
井戸の深さが浅くなるとその分、ポンプの押上揚程は高
くなる。

つまり、ヒユーガルポンプ１の吐出側の圧力が所定値よ
りも高くなろうとする。そうすると、ダイアフラム１６
の受ける力が大きくなり、ダイアフラム１６は、スプリ
ング１７の付勢力に抗して下に移動し、開閉弁２０を閉
じる。吐出側の圧力が高くなればなるほど開閉弁２０の
閉じる度合は大きくなるが、閉じることにより、ヒュー
ガルボンブ１の吸込通路の抵抗が大きくなるため、吐出
側圧力の上昇を押えることができるＪ第６図に、深井戸
ポンプの性能曲線を示す様に、従来のポンプ〈実線で示
す〉に比べ、本実施例のポンプ（破線で示す）は、締切
全揚程を低く押えることができる。

発明の効果 以上のように本発明は、井戸の水位の変動に応じて自動
的に圧力を制御するもので、水位が浅くなっても、ポン
プの送水圧が異常に上昇することはなく、安全で安定し
た水を供給する深井戸ポンプを提供するもので実用上き
わめて有利なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における深井戸ポンプの配管
状態図、第２図は同実施例の深井戸ポンプのヒユーガル
ポンプ部の正面図、第３図は同実施例の深井戸ポンプの
吸水圧力制御部の詳細断面図、第４図は同実施例の深井
戸ポンプの回路図、第５図は深井戸ポンプの性能曲線図
、第６図は従来の深井戸ポンプのヒユーガルポンプ部の
正面図である。 １・・・・・・ヒユーガルポンプ、２・・・・・・ジェ
ットポンプ、３・・・・・・圧力管、４・・・・・・吸
水管、５・・・・・・送水管、６・・・・・・吸込口、
７．８・・・・・・接続口、９・・・・・・圧力スイッ
チ、１０・・・・・・流量スイッチ、１１・・・・・・
制御部、１２・・・・・・モータ、１３・・・・・・吸
水圧力制御部、１４・・・・・・本体ケース、１５・・
・・・・蓋、１６・・・・・・ダイアフラム、１７・・
・・・・スプリング、２ｏ・・・・・・開閉弁。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータを動力とするヒューガルポンプとジェット
   ポンプの組合わせで揚水する深井戸ポンプで、ホンプ内
   部が規定圧よりも下がったときポンプを起動させる圧力
   スイッチと、ポンプの揚水量が規定水量より減少したと
   きにポンプを停止させる流量スイッチとを備えた深井戸
   ポンプ。
2. （２）ヒューガルポンプとジェットポンプは、ジェット
   ポンプで揚水された水をヒューガルポンプへ導く吸込管
   と、ヒューガルポンプで加圧された水をジェットポンプ
   へ導く圧力管との２本の配管で接続され、ヒューガルポ
   ンプの吸込口に、ダイアフラム，スプリング，開閉弁を
   備えた請求項１記載の深井戸ポンプ。
3. （３）ダイアフラムは、ヒューガルポンプの吐出圧を受
   圧し、スプリングのバネ力との相互作用により、ヒュー
   ガルポンプからの吐出圧が高くなるにしたがって、開閉
   弁を閉じて、吸込管を流れる水圧を低下させるようにし
   たことを特徴とする請求項２記載の深井戸ポンプ。