JPH0384877A

JPH0384877A - アースとアースの埋設工法

Info

Publication number: JPH0384877A
Application number: JP22227689A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Moriya; 森谷　昌弘
Original assignee: KANAE SANGYO KK
Current assignee: KANAE SANGYO KK
Priority date: 1989-08-28
Filing date: 1989-08-28
Publication date: 1991-04-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本願は、送電鉄塔、電柱、発変電所や無線中継所におけ
る鉄塔などにおけるアース抜きに好適なアースとこのア
ースの埋設工法に関するもので、もって電磁誘導、電波
遮蔽、電蝕防止などの効果を発揮しようとするものであ
る。

［従来の技術］従来、この種のものにあっては、下記のようなものにな
っている。

送ｉｔ鉄塔ならびに配電柱より、接地リード線をとり、
接地棒を地中に打ち込んでいるか、金属板を地中に埋設
している。

そして、この接地棒を地中に打ち込む工事に当たっては
、丸穴式接地１浅打ち別接地理設地線接地、深打ち、ポ
ーリング接地などの工法が採用され、かつ、低減剤を使
用している。

Ｅ発明が解決しようとする課題］従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題
点を有していた。

１、地盤が悪く、岩盤の場合はポーリングに費用がかか
りすぎる。

２、接地棒と低減剤だけではアースは抜けない。

３、埋設地線の場合でも、！ｌｉ！線を１本延ばすだけ
では何ｍも延ばさなければならず、専用地内だけでは納
まらない。

ここで、アース（接地）の概要について説明する。

近代産業の発展に伴い、電力あるいは通信の需要は飛躍
的に増大の一途にある。

このような状態で最も重要視されるのが諸種保安施設に
対するアースである。

しかるに、実際問題として、このアース工事の現状は地
層など諸般の事情により充分解決されていない。

そのｌは、対象地層が千差万別である。

岩盤層、転石層、砂礫層、粘土層、火山灰層、普通土層
、軟弱層などのため、従来の画一的工法では処理できな
い。

その２は、アース抵抗はあくまで大地が固有する比抵抗
値によって決定されるため、地層によって種々異なり、
異なった工法がとられているが、従来の接地棒と最近の
低減側使用の打込工法が主流をなしている。

そのため、製品も種々開発されている。

その３は、−数的に比抵抗値はアース極が打ち込みにく
い地層はど高く、逆に打ち込みやすい地層は比抵抗値も
低く、アース処理がしやすい。

特に、岩盤、転石などの地層は比抵抗値が高いので、在
来工法では解決できず、できてち多額の費用を要するこ
とになる。

特殊なアース工法でなければ到底アース工事の完全施工
を期すことはできない。

本願は、従来の技術の有するこのような問題１点にｊ濫
みなされたものであり、その目的とするところは、上述
の問題を解決できるものを提供しようとするものである
。

このような理由により、各種地盤に適合した地層によっ
てはメツシュの数を増やすなどのオールマイティーの画
期的なアース工法を開発したものである。

〔課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明のものは下記のよう
になるものである。

すなわち本願のものは、数本の銅線およびその他の導電
性の金属綿を一本のロープ状に撚った線状体１Ａを素材
として、所定寸法のメッシュ１Ｂを有する面状体１Ｃに
構成されているアースである。

この場合、メツシュの形状は、平面円形あるいは方形、
三角形その他の模様状に構成することができる。

また、面状体１Ｃの一辺の長さは５ｍ以内、メッシュ１
Ｂの寸法は５０ｃｍ以内が好適である。

さらに、面状体１Ｃをもって円筒状あるいは多角筒状に
構成することができる。

アースの埋設工法は下記のとおりである。

アースの埋設所望箇所である送電鉄塔、その他の鉄塔あ
るいは配電柱２の近傍位置における地面Ｇ、Ｌを掘削し
、低減剤３でそれをサンドイッチ状の状態にてアース１
を土の中に埋設するよう構成されている。

また、アースの埋設工法について、アースの埋設所望箇
所が岩盤５である場合、この岩盤の上面に盛土６を設け
、この盛土内に低減剤３でそれをサンドイッチ状の状態
にてアース１を土の中に埋設するものとするよう構成す
ることができる。

さらに、これらのアースの埋設工法についてアース１の
上面に、黒鉛繊維カーボンの層を設けた構成にすること
ができる。

［作用］効果と共に説明する。

［発明の実施例］実施例について図面な魯魚して説明する。

１は本発明のアースである。

数本の銅線およびその他の導電性の金属綿を一本のロー
プ状に撚った線状体１Ａを素材として、所定寸法のメッ
シュ１Ｂを有する面状体１Ｃに構成されている。

また、このメツシュの形状については、図示では平面方
形のものとなっているが、平面円形でも、方形でも、三
角形でも、さらには他の模様状に構成してもよいことは
当然である。

この場合、寸法的には、面状体１Ｃの一辺の長さは５１
１以内、メッシュ１Ｂの寸法は５０ｃｎ＋以内が好適で
ある。

１１は篭状に構成されたアースで、その構成は、面状体
１Ｃをもって円筒状あるいは三角形、四角形、六角形、
六角形などの角筒状に構成したものである。

この篭状に構成されたアース１１は、高抵抗値で接地場
所が制限される場合に好適である。

このアース１１は、立体状に構成されているから、アー
スの長さが一枚もののアース１に比較して数倍の距離に
なるため、抵抗値もそれに応じて落ちることになるので
、広範囲の土地を必要としないから、土地の広さが特に
限定される場合に好都合である。

第２発明としてのアースの埋設工法の構成は下記のとお
りである。

具体的には掘削面に下方に位置すべき低減剤３Ａを敷設
した後、アース１を布設し、さらに、この上面に上方に
位置すべき低減剤３Ｂを敷設して、この上面を埋め戻す
ことになる。

そして、鉄塔ならびに配電柱よりリード線４を所定寸法
延ばしてアース１と結合する。

この場合、接地抵抗＃１１組（面状体１Ｃの一辺の長さ
は５１１以内、メッシュ１Ｂの寸法は５０ｃｍ以内）で
、指定抵抗値まで落ちない場合、第５図の如く、適数枚
のアースｌを連結することになる。

この場合、各アース１の間隔は、当該アース１の一辺の
約２倍以上（−辺の長さが０．６ａ＋の場合、１．２ｍ
となる）程度にし、リード線４Ａで連結する。

ｉた、比抵抗値が高い場合は、アース１を何枚も結束し
てゆくことになる。

第３発明としてのアースの埋設工法の構成は下記のとお
りである。

アースの埋設所望箇所が岩盤５である場合、この岩盤の
上面に盛土６を設け、この盛土内に低減剤３でそれをサ
ンドイッチ状の状態にてアースｌを土の中に埋設するも
のとするよう構成されている。

上述の第２発明と第３発明において、下方に位置すべき
低減剤３を敷設した後、アース１を布設し、このアース
１の上面に黒鉛繊維カーボンの層７を設けたのち、さら
に、この上面に上方に位置すべき低減剤３を敷設して、
この上面を埋め戻すこともできる。

［発明の効果］４　。

本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する
効果を奏する。

■、数本の銅線およびその他の導電性の金属綿を一本の
ローブ状に撚った線状体１Ａを素材としてメツシュ状に
するため、施工面積が小さくてすむ。

２、施工費が安くできる。

３、施工が容易である。

すなわち、岩盤掘削を必要とせず、アース１上に盛上げ
しても効果は同じである。

４．１−スｌを中心に上、下に低減剤をサンドイッチに
入れるため、アース効果は高い。

５、低減剤は少量でアース効果を上げられる。

６、特に、岩盤層、火山層については在来工法では基準
抵抗値に落とすために、広範囲の土地が必要であるが、
本願ではこのような問題を解決できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はアースの斜視図、第２図は線状体の拡大斜視図、第３図はアースの他の実施例の斜視図、第４図はアース
の埋設工法の縦断面図、第５図はアースの他の布設例の
斜視図、第６図はアースの埋設工法の他の実施例の縦断
面図、第７図はアースの埋設工法の他の実施例の縦断面図であ
る。１．１１．、、アース、２００．鉄塔あるいは配電柱、３０１．低減剤。

Claims

【特許請求の範囲】１、数本の銅線およびその他の導電性の金属綿を一本の
ロープ状に撚った線状体１Ａを素材として、所定寸法のメッシュ１Ｂを有する面状体１Ｃに構成されていることを特徴とするアース。２、メッシュの形状は、平面円形あるいは方形、三角形
その他の模様状に構成されている請求項１記載のアース。３、面状体１Ｃの一辺の長さは５ｍ以内、メッシュ１Ｂ
の寸法は５０ｃｍ以内である請求項１あるいは請求項２
記載のアース。４、面状体１Ｃをもって円筒状あるいは多角筒状に構成
された請求項１ないし請求項３のいずれかに記載のアース。５、アースの埋設所望箇所である送電鉄塔、その他の鉄
塔あるいは配電柱２の近傍位置における地面Ｇ、Ｌを掘削し、低減剤３でそれをサンド
イッチ状の状態にてアース１を土の中に埋設するよう構成されていることを特徴とするアースの埋設工法。６、アースの埋設所望箇所が岩盤５である場合、この岩
盤の上面に盛土６を設け、この盛土内に低減剤３でそれをサンドイッチ状の状態にてアース１を土の中に埋設するものとするよう構成されていることを特徴とするアースの埋設工法。７、アース１の上面に、黒鉛繊維カーボンの層を設けた
請求項５あるいは請求項６に記載のアースの埋設工法。