JPH0379804A - シリンダ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、シリンダ装置に係り、特に、摺動抵抗を軽減
させたものに関する。

（従来の技術と本発明が解決しようとする課題）第５図
及び第６図を参照して従来例を説明する。第５図は単動
型流体圧シリンダ装置の構成を示す断面図である。

シリンダ１０１内には、ラム１０３が摺動可能に配置さ
れている。上記ラム１０３は、軸受１０５によって軸支
されている。又、図中軸受１０５の上方位置には、シー
ル１０７が装着されている。

シリンダ１０１には、ボー）１０９が形成されており、
又、図中軸受１０５の下方部分は圧力室１１１となって
いる。

上記構成において、ラム１０３が摺動する際の摺動抵抗
はできるだけ小さい方がよい。しかしながら、ラム１０
３に偏荷重が作用したような場合には、軸受１０５の部
分における摺動抵抗が増大してしまうということになる
。

それによって、圧力検知の精度が低下したり、あるいは
、摺動動作が不安定になってしまうという問題があった
。

このような問題は、別の種類のシリンダ装置にもいえる
０例えば、第６図に示すような復動型サーボシリンダ装
置の場合である。

シリンダ２０１内には、ロッド２０５を備えたピストン
２０３が摺動可能に配置されている。上記ロッド２０５
は、シリンダ２０１との間に設けられた軸受２０７．２
０９によって軸支されている。又、軸受２０７．２０９
の外側にはシール２１１．２１３が装着されている。

かかる構成をなす復動型サーボシリンダ装置の場合にも
、ロッド２０５に偏荷重が作用したような場合には、既
に述べた第５図に示した単動型流体圧シリンダ装置の場
合と同様の問題がある。

本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目
的とするところは、摺動抵抗を軽減させることが可能な
シリンダ装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するべく本願発明によるシリンダ装置は
、シリンダと、上記シリンダ内に摺動可能に収容された
摺動体と、上記シリンダの内周側に空間を存した状態で
かつ上記の空間に供給された圧力流体を摺動体との間に
導入して静圧軸受を構成するポーラス状のガイドと、を
具備したことを特徴とするものである。

（本発明の作用） シリンダ内に圧力流体を供給すると、その一部がポーラ
ス状のガイドとシリンダとの間の空間に導かれる。この
導かれた圧力流体は、ガイドを介して、ガイドと摺動体
との間に導入され、静圧軸受を構成する。

このような静圧軸受の採用により、摺動抵抗を小さくす
ることができる。

（本発明の実施例） 以下第１図を参照して本発明の第１実施例を説明する。

第１図は単動型流体圧シリンダ装置の構成を示す断面図
である。

シリンダｌ内には、ラム３が図中上下方向に摺動可能に
収容されている。ラム３の貫通部には、シール５が装着
されている。

上記シリンダ１内であって上記ラム３の外周側には、ガ
イド７が配置されている。このガイド７はポーラス状の
筒体である。ガイド７とシリンダｌとの間には空間９が
形成されており、ガイド７には、シリンダ１の圧力室１
１と上記空間９とを連絡する連通孔１３が形成されてい
る。

シリンダ１にはボー）１５が形成されているとともに、
ドレンボー）１７が形成されている。

上記構成によると、ボー）１５を介して圧力室ｌｌ内に
圧力流体を供給すると、それによって、ラム３が図中上
方に移動する。

一方、圧力流体の一部は、連通孔１３を介して空間９内
に導入され、この導入された圧力流体は、ガイド７を介
して、ガイド７とラム３の間に導かれる。この導かれた
圧力流体は、両者間を流通して、ドレンボート１７より
流出する。

つまり、ラム３は圧力流体による静圧軸受によって軸支
された構成となる。

したがって、従来の軸受に比べて、摺動抵抗が大幅に軽
減されることになり、精度の高い圧力検知、安定した摺
動動作を得ることができる。

次に５第２図を参照して第２実施例を説明する。この実
施例の場合には、ガイド７として、複数のオリフィス１
９を備えたものを使用している。その他の構成は前記第
１実施例の場合と同様であり、その説明は省略する。

この場合には、空間９内に導入された圧力流体は、上記
複数のオリフィス１９を介して、ガイド７とラム３との
間に導入されて、そこを流通した後、ドレンポート１７
を介して流出する。

したがって、この場合にも所望の静圧軸受を構成するこ
とができ、前記第１実施例の場合と同様の効果を奏する
ことができる。

次に、第３図を参照して第３実施例を説明する。この実
施例は復動型サーボシリンダ装置に本発明を適用したも
のである。

シリンダ５１内には、ロッド５５を備えたピストン５３
が図中左右方向に往復動可能に収容されている。ロッド
５５の貫通部位置には、シール５７．５９が装着されて
いる。

上記ピストン５３の外周位置には、ガイド６１．６３が
装着されている。このガイド６１．６３は、ポーラス状
の筒体である。

ガイド６１．６３とシリンダ５１との間には空間６５．
６７がそれぞれ形成されている。又、ガイド６１には、
シリンダ室６９と空間６５とを連通ずる連通路７１が形
成されている。同様に、ガイド６３には、シリンダ室７
３と空間６７とを連通ずる連通路７５が形成されている
。

上記空間６５．６７には、配管７７．７９が接続されて
いて、これら配管７７．７９は切換弁８Ｉに接続されて
いる。さらに、この切換弁８１には油圧ポンプ８３が接
続されている。

又、ガイド６１．６３間のシリンダ５１には、ドレンボ
ート８５が形成されていて、配ｖ７７を介してタンク８
７に接続されている。

上記構成によると、例えば、配管７７を介して空間６５
内に圧力流体を供給したとする。圧力流体は、連通路７
１を介してシリンダ室６９内に流通し、それによって、
ピストン５３ひいてはロッド５５が図中右方向に移動す
る。

それと同時に空間６５内に供給された圧力流体の一部は
、ガイド６１を介して、ガイド６１とピストン５３との
間に供給される。そして、両者間を流通した後、ドレン
ボート８５を介してタンク８７に排出される。

この場合にも、圧力流体による静圧軸受が構成される。

配管７９を介して空間６７内に圧力流体を供給する場合
にも同様であり、ピストン５３ひいてはロッド５５は図
中左方向に移動し、ガイド６３を介してピストン５３と
の間に圧力流体が導入されて、静圧軸受が構成される。

したがって、この実施例の場合にも、前記第１実施例及
び第２実施例の場合と同様の効果を奏することができる
。

次に第４図を参照して第４実施例を説明する。

この実施例は、復動型サーボシリンダ装置において、ピ
ストン５３は熱論のこと、ロッド５５の外周をも含んで
、ガイド９１．９３を配置し、それに伴い、ドレンボー
ト８５、タンク８７を３箇所に設けたものである。その
他の構成は前記第３実施例の場合と同様であり、その説
明は省略する。

したがって、前記各実施例の場合と同様の効果を奏する
ことができる。

尚１本発明は前記各実施例に限定されるものではない。

例えば、復動型サーボシリンダ装置について、複数のオ
リフィスを備えたガイドを使用してもよい。

又、単動型流体圧シリンダ装置、復動型サーボシリンダ
装置のいずれの場合にも、ガイドとして、ポーラス状の
筒体とオリフィスを備えた筒体とを併用するようなもの
でもよい。

さらに、本発明は、単動型流体圧シリンダ装置、復動型
サーボシリンダ装置以外のシリンダ装置にも同様に適用
可能である。

（本発明の効果） 以上詳述したように本発明によるシリンダ装置によると
、圧力流体による静圧軸受を採用したことにより、摺動
抵抗を軽減させることができ、それによって、精度の高
い各種検出、安定した動作を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例による単動型流体圧シリン
ダ装置の断面図、第２図は第２実施例による単動型流体
圧シリンダ装置の断面図、第３図は第３実施例による′
４Ｉ動型サーボシリンダ装置の断面図、第４図は第４実
施例による復動型サーボシリンダ装置の断面図、第５図
は従来の単動型流体圧シリンダ装置の断面図、第６図は
従来の復動型サーボシリンダ装置の断面図である。 ｌ・・・シリンダ、３・・・摺動体としてのラム、７．
６１．６３．９１．９３・・・摺動体としてのガイド、
９・・・空間、５３・・・ピストン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダと、上記シリンダ内に摺動可能に収容された摺
   動体と、上記シリンダの内周側に空間を存した状態でか
   つ上記の空間に供給された圧力流体を摺動体との間に導
   入して静圧軸受を構成するポーラス状のガイドと、を具
   備したことを特徴とするシリンダ装置。