JPH0378807B2 - - Google Patents

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JPH0378807B2
JPH0378807B2 JP9368584A JP9368584A JPH0378807B2 JP H0378807 B2 JPH0378807 B2 JP H0378807B2 JP 9368584 A JP9368584 A JP 9368584A JP 9368584 A JP9368584 A JP 9368584A JP H0378807 B2 JPH0378807 B2 JP H0378807B2
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burst
synchronization
frame
station
tdma
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Akio Saburi
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Nippon Electric Co Ltd
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Priority to US06/732,420 priority patent/US4688216A/en
Priority to DE8585105789T priority patent/DE3583628D1/de
Priority to EP85105789A priority patent/EP0161649B1/en
Priority to AU42266/85A priority patent/AU577739B2/en
Publication of JPS60236527A publication Critical patent/JPS60236527A/ja
Publication of JPH0378807B2 publication Critical patent/JPH0378807B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/212Time-division multiple access [TDMA]
    • H04B7/2125Synchronisation
    • H04B7/2126Synchronisation using a reference station
    • H04B7/2128Changing of the reference station

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) この発明は、複数の搬送波を用いる大型のネツ
トワークへの拡張を考慮した時分割多元接続
(Time Division Multiple Access:以下TDMA
という)衛星通信システムの基準局交代方式に関
するものである。
(技術の背景) TDMA衛星通信システムは複数の地球局が同
一の周波数の搬送波を使用し、衛星中継器(トラ
ンスポンダ)の対応する周波数帯域を時分割的に
共同利用することにより相互に通信するシステム
である。
第1図はこの様なTDMAシステムの説明図で
ある。このシステムにはA、B、CおよびDの4
つの地球局が参加していると仮定している。それ
ぞれの局は、送信すべきトラヒツクデータを1,
2,3および4で示した様に時間的に圧縮された
バースト(Burst)の形状で送信しTDMAフレー
ムと呼ばれる1つのフレーム構成を作り、これを
周期的に繰り返す。これらのバーストはトランス
ポンダ上で相互に重なり合わぬ様に制御されねば
ならない。このため各バーストには10,20,
30および40で示された同期信号を含み、各バ
ーストの位置を識別するために用いられ、また、
各バーストに含まれるデータの始点を示すために
も用いられる。
これらの同期信号の1つ、例えば同期信号10
は、他のバーストの同期信号とは異なるものとし
て識別され、フレーム同期信号として用いられ
る。
フレーム同期信号を含むバーストを送信してい
る局、すなわちA局、は基準局と呼ばれる。各局
から送信されたバーストはトランスポンダーを経
由して各局で受信される。各局は先ず受信された
フレーム同期信号を用いてフレーム同期を確立す
る。すなわち、TDMAフレーム内の各バースト
を受信するための時間基準を確立する。更に自局
が送信したバーストを受信し、その同期信号を検
出し、これを上述の受信のための時間基準上で、
前もつて定められた位置と比較して、差異を測定
し、この結果を用いて自局のバーストの送信タイ
ミングを修正し、TDMAフレーム内で自局のバ
ーストを前もつて定められた位置に保持するバー
スト同期を行なう。
この様なTDMAシステムにおいて、各局は1
つの受信機でTDMAフレーム内のすべての信号
を受信出来るため、各局の通信容量は対応するバ
ーストの幅を変えることにより容易に変更出来
る。従つてTDMAシステムは非常にフレキシブ
ルなネツトワークを構築出来ると云う利点があ
り、最近、国際通信分野のみならず、国内通信あ
るいは所謂ビジネス通信の分野でも広く用いられ
ようとしている。
(従来技術と問題点) さて、TDMAシステムを維持する最も重要な
機能の1つは「同期」である。この同期には、先
に述べたフレーム同期とバースト同期が含まれ
る。
第1図に戻つて、この同期の問題について述べ
る。
図においてはA局が基準局となりフレーム同期
信号10を含むバーストを送信し、各局はこれを
受信してフレーム同期を確立する。従つてもしA
局に障害が発生し、バーストを送信出来なくなる
とシステム全体が崩壊してしまう。これを救う1
つの方法はA局に障害が発生した場合、B局が代
りに基準局の役割を行なうことが考えられる。こ
れを基準局交代と呼ぶ。たとえばA局が障害の場
合B局は自局の送信するバースト2に含まれる同
期信号20をフレーム同期信号に変更し、各局は
この新らしいフレーム同期信号に対して同期をと
り直す。この様な技術の1例は1975年4月15日に
公告された米国特許第3878339号(W.G.Maillet
“Reference Station Failure in a TDMA
System”)に述べられている。
しかし、この方法では基準局交代の度にフレー
ム同期信号の位置が変つてしまう欠点がある。こ
の欠点を改善するには、基準局が、フレーム同期
信号を含み、ただしトラヒツクデータを含まぬ特
別なバーストを第1図に破線11で示した様に
TDMAフレームの先頭に送出すれば良い。この
場合、この特別なバーストを基準バーストと呼
び、他のトラヒツクデータを含むバーストをデー
タバーストと呼ぶ。これは1974年9月24日に公告
された米国特許第3838211号(W.G.Schmidt et
al “TDMA Satellite Communication
System having Special Reference Burst”)に
述べられており、INTELSATがTDMA方式の
国際通信への適応の可能性を調べるために計画し
たプロトタイプTDMAシステムの仕様書BG−1
−18E(Rev.2)20March 1974“SYSTEM
SPECIFICATION OF THE INTELSAT
PROTOTYPE TDMA SYSTEM”にも採用さ
れた。この方式で基準局交代を行なう場合には、
あらかじめ決められている予備基準局が、先に基
準局が基準バーストを送出していたと同一の
TDMAフレーム上の位置に、新らたに基準バー
ストを送出することになる。
次にバースト同期について述べる。バースト同
期は前述の様に自局から送信したバーストをトラ
ンスポンダに経由受信し、これをフレーム同期に
より確立された時間基準を用いて、その位置の誤
差を計測し、その結果を用いて自局バーストの送
信タイミングを修正する機能である。
自局バーストの位置は、第1図で20,30,
40として示した同期信号を検出することにより
識別出来るが、データバーストの幅を時々変更す
るようなシステムでは、変更の度にTDMAフレ
ーム上のバーストの位置、即ち、前記同期信号の
位置が変わつてしまうため、不都合である。
この問題を解決するためには、バースト同期を
維持することを1つの目的とした専用の同期バー
ストを各局がTDMAフレーム上のそれぞれ定ま
つた位置に送信すれば良い。
第2図は前述の基準バースト11と同期バース
ト21,31および41を含むTDMAフレーム
の構成を示す。この方法により同期に関係する部
分とトラヒツクデータの伝送に関する部分とを分
離することが出来、TDMAシステムのフレキシ
ブルな性質を十分に生かすことが出来る。この方
法は昭和55年(1980)12月2日公告の特公昭55−
47781(渡辺、他「時分割多元接続通信方式」特開
昭51−5914)に述べられている。
また、この場合、予備基準局(例えばB局)の
同期バースト21も送信されているから、基準バ
ースト11が障害により喪失した場合に他の局は
直ちに予備基準局のバースト内の同期信号をフレ
ーム同期信号として利用し、同期を維持すること
が出来る。この方法が前述の基準局交代方法によ
り優れている点は、先ず予備基準局の同期バース
ト(あるいは予備基準バースト)のフレーム上の
位置があらかじめ決められており、各局は、その
受信装置においてフレーム同期の回路をこのフレ
ーム構成に合わせて設計しておくことが可能であ
ること、すなわち基準バースト、予備基準バース
トのいずれかを用いてもフレーム同期を確立維持
出来る様に構成することが可能であることであ
り、次の利点は、前述の基準バースト11がフレ
ームの先頭に1つだけ在る方式では正規の基準バ
ーストの喪失後、予備基準局が代りの基準バース
トを送出するのに数秒程度の時間がかかり、その
間他の局は基準バースト無しで動作せねばならぬ
のに対し、この方式はその様な問題が全く存在し
ないことである。
この方式は1975年11月11〜13日に京都で行なわ
れた3rd International Conference on Digital
Satellite Communicationsに渡辺、他により
“A New TDMA System for Domestic
Service and its High Speed PSK Modem”と
して報告されており、現在日本の実用通信衛星
「さくら2号」(CS−2)を用いたTDMAシステ
ムとして、日本電信電話公社の回線に実用されて
いる。
なお、基準バーストと予備基準バーストを同一
フレーム上に並べる方法は1977年10月18日公告さ
れた米国特許第4054753号(P.Kaul et.al“Double
Syne Burst TDMA System)にも述べられて
いる。
しかし、第2図の様に関係する地球局の全てが
毎フレーム同期バーストを送信する方式は局の数
が増えた時にフレーム効率、すなわち、TDMA
フレーム内でトラヒツクデータの伝送に使用出来
る部分の割合が減つてしまう点で難点がある。ま
た最近の傾向として、通信システムの中での基準
局の役割は重要になりつつあり、単にフレーム同
期のための時間基準を与えるにとどまらず各地球
局を遠隔制御するための制御コマンドの伝送や、
各地球局内で用いられる制御用コンピユータのた
めのダウンローデイング用データの伝送なども行
なうため、基準バーストの長さも長くなつて来て
おり、この様な基準バースト及びそれと同形の予
備の基準バーストを同一フレーム上に並べておく
のは不経済である。
(発明の目的) 本発明の目的は、以上の諸問題を解決し、効率
の良いTDMAシステムと信頼性の高い基準局交
代方法を提供しようとするものである。
(発明の構成及び作用) 本発明は上記の目的を達成するために次のよう
な構成を有する。即ち本発明の基準局交代方法
は、 1つの衛星と複数の地球局とを含み、特定の1
つの周波数の搬送波を用いるTDMA通信システ
ムにおいて、基準局として選ばれた地球局は、前
記搬送波を用いて、TDMAフレームの始点と周
期を定め且つ毎nフレーム周期(但しn≧2)の
マルチフレームを区別できる信号によつて定める
フレーム同期信号を含む基準バーストを送信する
とともに、TDMAフレーム内で基準バーストと
は異なる時間位置を占める同期バースト領域内で
最大n局で共用すべく割り当てられたタイムスロ
ツトにマルチフレーム周期で他の地球局の同期バ
ーストと重ならないように同期バーストを送信
し、更に、TDMAフレーム内で前記基準バース
ト及び同期バースト領域とは異なる時間位置を占
めるデータバースト領域内の割り当てられたタイ
ムスロツトにTDMAフレーム周期でデータバー
ストを送信し、予備基準局として選ばれた地球局
は、前記基準バーストが送信されていない時に、
前記フレーム同期信号を含み且つ前記基準バース
トの機能を代行できる予備基準バーストを
TDMAフレーム内で基準バーストと同じ時間位
置で送信するとともに、前記同期バースト用領域
内に割り当てられたタイムスロツトにマルチフレ
ーム周期で他の地球局の同期バーストと重ならな
いように他の地球局のものと区別できる同期バー
ストを送信し、更に前記データバースト領域内の
割り当てられたタイムスロツトにTDMAフレー
ム周期でデータバーストを送信し、他の地球局
は、基準バーストが送信されている場合には基準
バーストを受信してそれによりフレーム同期およ
びマルチフレーム同期を確立並びに維持し、基準
バーストの送信が停止した場合、予備基準バース
トが送信されるまでの期間は前記予備基準局の同
期バーストを受信してそれによりフレーム同期並
びにマルチフレーム同期を維持し、予備基準バー
ストが送信開始されたならばこれを受信してフレ
ーム同期およびマルチフレーム同期を維持し、前
記同期バースト領域内の割り当てられたタイムス
ロツトにマルチフレーム周期で他の地球局と重な
らないように同期バーストを送信し、更に前記デ
ータバースト領域内の割り当てられたタイムスロ
ツトにTDMAフレーム周期でデータバーストを
送信することを特徴とするTDMA衛星通信シス
テムの基準局交代方式である。
本発明は、一見、先に述べたINTELSATのプ
ロトタイプTDMA方式に採用された方式と似て
いるが、基準バーストが喪失してから予備基準バ
ーストが送信するまでの期間、各地球局は予備基
準局同期バーストに従つて時間基準を維持できる
点で大きく異なる。この結果、各地球局は、高安
定な発振器を内蔵して同期を維持する必要もな
く、一方、システムの運用面でも基準バースト喪
失が基準局の障害による長期的なものか、それと
も何等かの原因による一時的なものか、などの診
断の時間的な余裕が生じ、不要の混乱を避けるこ
とが出来るなど、大きな利点が生じる。以下、詳
細に説明する。
本発明において基準局は周期的に基準バースト
を送信することによりシステムのTDMAフレー
ムを定義し、またn(n2)フレーム周期で他
と区別出来る基準バーストを送信することによ
り、システムのマルチフレームを定義する。
システムに参加している地球局は、それぞれ
TDMAフレーム周期でデータバーストを送信し、
更にマルチフレーム周期で同期バーストを送信す
る。
本発明の第1の特徴は予備基準局が他の局のも
のと容易に区別出来る同期バーストを送信するこ
とである。もち論、予備基準局は他の地球局と同
様、通常は基準局に従属してフレーム同期を行な
い、自局の同期バーストを用いてバースト同期を
行なう。
本発明の第2の特徴は基準バーストを送信して
いる基準局も他の局と同様に同期バーストを送信
することである。この同期バーストの目的はあと
で述べる。
本発明の第3の特徴は、予備基準局が、
TDMAフレーム上で基準バーストと同一の時間
位置に基準バーストと同形の予備基準バーストを
送信する機能を有することである。もち論、この
機能は、基準バーストが正常にフレーム上に存在
する間は使用されない。
本発明の第4の特徴は、各地球局が予備基準局
の同期バーストを用いてフレーム同期を維持する
機能を有することである。
以上の特徴により本発明の基準局交代は次の様
にして行なわれる。
先ず基準バーストが正常に受信または利用出来
ぬ事態において、各局は予備基準局の同期バース
トの受信によりフレーム同期を維持し、受信にお
ける時間基準を維持する。
予備基準局は、自局の制御を基準局から独立さ
せ、基準バーストが喪失していることを確認した
後、基準バーストと同一のフレーム上の位置に基
準バーストと同形の予備基準バーストを送信し、
基準局に代つてネツトワークの制御の役割を代行
する。
各地球局は予備基準バーストが受信されれば、
これに従属する。
基準局が障害より回復し、ネツトワークに参加
する場合は他の一般局と同様先ず同期バーストを
用いてバースト同期を確立する。
予備基準局は基準局の同期バーストが正常に送
信されていることを確認すると予備基準バースト
の送信を停止し、基準局は予備基準バーストの送
信停止と共に自局の制御を予備基準局から独立さ
せ、基準バーストの送信を開始する。
(発明の実施例) 第3図は本発明が想定しているネツトワークの
構成図である。図の様に本システムは1つの衛星
100と、多数の地球局102,104,10
6,108,…とから成る。それぞれの地球局は
地上回線152,154,156,158,…と
インターフエースし、衛星100を介して相互に
トラヒツクデータを交信している。
各局は基本的には無人局であり、各局の動作状
態、アラーム信号等はあらかじめ定められたチヤ
ネルを用いて衛星経由基準局に送られる。
地球局102は基準局、地球局104は予備基
準局であり他の局と類似の局構成を有するが、有
人でありネツトワーク制御装置112及び114
を有し、各局から送られた動作状態やアラーム信
号を監視し表示すると共に必要に応じて各局を遠
隔制御するためのコマンド信号を送る。
大きなシステムに於いては、基準局または、基
準局に近い都市に中央ネツトワーク制御設備12
0を置き、ネツトワーク制御装置112や同11
4に代つて、またはこれらと並行してネツトワー
クを統合的に監視制御する。
中央ネツトワーク制御設備120は基準局、予
備基準局と地上回線162,164で結ばれてお
り、両局の状態を直接監視することが出来、また
必要に応じてどちらの局を通じてでもネツトワー
ク内の局にコマンドを送ることが出来る。また衛
星回線の立り上りの時期や、障害時には地上の公
衆通信網170を用いて任意の局の動作状態を監
視することや制御することも可能である。
第4図は本発明を用いる地球局の構成の一例で
ある。
地上回線からのトラヒツク入力150は多重制
御回路202により時分割多重の形にまとめられ
送信タイミング制御回路204から送られるタイ
ミング信号254に応じてバーストの形で出力さ
れた変調器206に加えられる。TDMA方式で
は変調は通常4相PSK(Quadruture Phase Shift
Keying:QPSK)が用いられる。変調器206
の出力は70MHzまたは140MHzの中間周波(IF)
帯の信号であり、アツプコンバータ212に供給
される。アツプコンバータ212のRF出力は大
電力増幅器216に供給される。大電力増幅器2
16の出力はアンテナ242から衛星に向けて周
波数fのRF信号として送信される。
衛星から受信される信号は、衛星上で周波数変
換を受けているため周波数FのRF信号となつて
いる。
この信号は低雑音増幅器236を経てダウンコ
ンバータ232に供給され、IF帯の信号に変換
された後復調器226に供給される。
復調器226の出力は分離制御回路222に於
いて受信タイミング制御回路224からのタイミ
ング信号264の制御により必要な出力信号15
1を分離し、地上回線へ出力する。
前述の受信タイミング制御回路224は通常は
基準局から送られる基準バーストを受信してフレ
ーム同期を行なうことによりTDMAフレームお
よびマルチフレームの時間基準を確立している。
すなわち、TDMAフレーム上に配列された形で
受信される各種信号を識別するためのタイミング
信号を発生することが出来る。
同期制御回路240は受信タイミング制御回路
224から自局の送信した同期バーストの受信位
置を識別する信号を供給され、これと実際に受信
されたバーストの位置を比較してその差、すなわ
ち送信タイミングの誤差を検出して送信タイミン
グ制御回路204の動作を制御し、バースト同期
を確立し維持する。
フレーム同期とバースト同期は公知の技術であ
り、例えば前述の米国特許第3838221号等に詳し
く述べられている。
第5図はTDMAシステムに使用される各種バ
ーストのフレーム上の位置と構成を示す。図のa
は本発明で使用するフレーム構成の一例を示し、
フレームの先頭に基準局が送出する基準バースト
11があり、フレーム同期信号10を含む。
次に、この搬送波を用いて信号を送信している
m個の局が順次送信する同期バーストm1があ
る。同期バーストはnフレームの周期を持つマル
チフレームの周期で送信されるので、もしm>n
ならば、同期バーストは同一フレームに対し2ケ
又はそれ以上送出されることになり第2図の様に
並列に配列される。
次に各局がフレーム毎に送出するデータバース
ト1,2,3…があらかじめ割り当てられたタイ
ムスロツトに配列される。
第5図のbは基準バースト11の構成の一例を
拡大して示す図であり、図cは同期バーストm1
の構成の一例を拡大して示す図であり、図のdは
データバースト1,2,3…の構成の一例を拡大
して示す図である。
基準バースト11は先頭に受信復調器の搬送波
とビツトタイミングの再生を容易にするための
C/BTR(Carrier and Bit Timing Recovery)
パターンを有し、次いでフレーム同期信号があ
る。この同期信号はランダムな符号列の中に在つ
てもユニークに見つけられると云う意味でユニー
クワード(UW)と呼ばれる。
次いで送信局や運用の状況の識別符号(ID)
があり、 次いで基準局から各局を制御するために使用す
る制御データチヤネル(CDC)がある。そのあ
とに場合によつてはオーダーワイヤーチヤネルや
各種のネツトワーク制御用データチヤネルが配置
される。
バーストをTDMAフレーム上に配列する時、
相互の重畳を避けるためバースト間にスペースを
明けておくことが必要であるが、図では各バース
トの前方にガードタイムGTとして確保してあ
る。
同期バーストm1は基準バースト11に類似し
ているが、CDCの代りに局の状態の報告や、基
準局からのコマンドの応答に使用するサービスチ
ヤネル(SC)がある。同期バーストはコマンド
は送らないがID等を用いて自局の状態を表示す
ることにより相手局に期待する動作を行なわせる
ことが出来る。
データバースト1,2,3,…は、前部は他の
バーストと同じだが(これをプレアンブル部と呼
ぶ)そのあとにトラヒツクデータを伝送するため
のサブバーストが必要な長さだけつけ加えられ
る。
図においてフレーム同期信号も、その他の同期
信号もすべてUWとして示してあるが、実際には
幾つかのUWを作り、これを目的に応じて割り振
ることになる。例えば4種類のUWを作り、これ
を、(1)基準バーストの内、nフレームに一度送信
されてマルチフレームを定義するUW1(基準局
マルチフレームマーカー)、(2)予備基準局が送信
する同期バーストに用いるUW2、(3)その他のバ
ーストがマルチフレームに同期していることを示
すUW3(一般局マルチフレームマーカー)、(4)
その他の同期信号を示すUW0、と云う様に割り
振ることが出来る。
従つて、予備基準局の同期バーストを各局がマ
ルチフレームマーカーを送信するフレームすなわ
ちマルチフレームの最初のTDMAフレームに送
信したとすると、この第1フレーム上にはUW
1,UW2,UW3の同期信号が並び、それ以外
のフレームはフレーム同期信号も含めて全てUW
0が用いられることになる。
なおUWの発生をも含め、第5図に示した各種
バーストは第4図の多重制御回路202で公知の
方法により発生または形成される。
第6図は本発明を適用したシステムのフレーム
構成より見た基準局交代の過程を示す。
図のaはTDMAフレームとマルチフレームの
構成を示す。
フレーム1はマルチフレームの最初のTDMA
フレームを示し、基準局から送信された基準バー
スト11がフレームの先初にありマルチフレーム
マーカーUW1を含んでいる。次いで各局の同期
バーストが配置される領域があり、次にデータバ
ースト1,2,3…が配列される。今、マルチフ
レームの周期をnフレームとし、参加局の数mは
2nm>nとする。従つて同期バーストは
1TDMAに2ケづつ送信される。
第6図aでは12を基準局の同期バースト、2
1を予備基準局の同期バーストと想定する。フレ
ーム1ではすべてのバーストはマルチフレームマ
ーカを含むので基準局同期バーストとデータバー
ストはUW3、予備基準局同期バーストはUW2
を含む。
フレーム2、フレーム3、…はフレーム1と類
似のフオーマツトであるが、同期バースト31,
41,51,61,…はそれぞれ異つた地球局か
ら送信されたものであり、各バーストに含まれる
同期信号はすべてUW0である。
フレーム(n+1)はフレーム1と全く同じフ
レーム構成となり、次のマルチフレームの第1フ
レームに相当する。
この様な状況において、全ての局は基準バース
ト11,11′…を受信してフレーム同期を行な
い、受信の時間基準を確立している。
図のbは基準局に障害が発生した場合のフレー
ム1の構成を示し、基準局から送出されていた基
準バースト11、同期バースト12、及びデータ
バースト1が消失している。この段階で各局は予
備基準局同期バースト21を受信してフレーム同
期を維持する。
図のcは予備基準局が予備基準バースト22を
送信した状態を示す。予備基準バーストは基準バ
ーストと同様TDMAフレーム毎に送信され、フ
レーム1にはマルチフレームマーカーUW1を含
むから、全ての局は、基準バースト11の場合と
同様、この予備基準バースト22に従属してフレ
ーム同期を維持し、また予備基準バースト22に
含まれる制御コマンドの指示に従う。
第7図は本発明の特徴の1つである予備基準局
同期バースト21によりフレーム同期を維持する
回路、すなわち第4図の受信タイミング制御回路
224の主要部を示す。
TDMAフレーム上に2つの基準バーストが在
る場合の回路は前述の米国特許第4054753号に述
べられている。本発明に使用する回路が公知の方
式と異なる点は、予備基準局同期バーストによる
フレーム同期維持がマルチフレーム毎の制御によ
り行なわれることである。
図に於いて二進K段カウンタ302はシンボル
クロツク350を計数し、一方カウンタのKビツ
トの内容はデコーダ304によつて監視され、
或る内容に一致した時リセツト信号352が発生
し、カウンタ302の内容を“000…000”にリセ
ツトする。この結果、カウンタ302はデコーダ
304で定まる周期を持つ。この周期は
TDMAフレームの周期に選ばれる。
一方基準バーストが受信されると、その中に含
まれるフレーム同期信号が検出され、検出パルス
354としてカウンタ302のプリセツト端子に
加えられ、レジスタまたは手動デジタルスイツチ
306にあらかじめセツトされているKビツトの
データ(DATA1)をカウンタ302にロード
する。このデータは基準バーストのフレーム上に
位置に対応するものである。フレーム同期信号に
はマルチフレームの第1フレームで表われるUW
1と、それ以外のフレームで表われるUW0とが
あるが、いずれの検出パルスもカウンタ302を
プリセツト出来る。すなわち、カウンタ302は
TDMAフレーム周期で、且つ受信されたフレー
ム同期信号に同期して動くことになる。これがフ
レーム同期が確立している状態であり、カウンタ
302の内容はTDMAフレーム内の位相と1対
1に対比させることが出来る。ここで位相とは、
各TDMAフレームにおける時間軸上の相対的位
置を意味する。すなわちカウンタ302は受信の
TDMAフレームに対する時間基準を与えること
が出来る。
受信される各種の記号をTDMAフレーム上で
の位相に応じて処理するために、多数のイベント
に関する情報がランダムアクセスメモリ回路(以
下RAMという)308に記録されている。
これらのイベント情報は制御の内容を示す制御
情報と制御すべきフレーム上の位相を示すタイミ
ング情報との2つの要素から成るワードの集りで
あり、タイミングの順に配列され、アドレスカウ
ンタ310からの制御により順操りに出力に現わ
れる。
タイミング情報はやはりKビツトであり、比較
器312に於いてカウンタ302の内容と比較さ
れる。また同じワードの制御情報はデコーダ3
14に加えられ制御の内容が出力される。
RAM308の出力のタイミング情報とカウン
タ302の内容が一致した時比較器312は一致
パルス356を生じアンドゲート316,31
6′…に加えられ、デコーダ314の出力と一
致が得られたゲートよりタイミング信号358ま
たは358′…として必要な回路に供給される。
一致パルス356はまたアドレスカウンタ31
0のクロツク信号としても用いられ、アドレスカ
ウンタ310の内容を1つ進めるので、この結果
RAM308の出力には次のワードが表われる。
アドレスカウンタ310はデコーダ304のリ
セツト信号出力352により“0”にリセツトさ
れるのでカウンタ302の内容が進むにつれて、
アンドゲート316,316′…の出力には
TDMAフレーム上の受信信号の処理に必要なタ
イミング信号が次々と得られることになる。
基準バーストが受信されなくなつた場合カウン
タ302のプリセツト信号が無くなるが、しばら
くの間はリセツト信号352によりTDMAフレ
ーム周期で動き続けることが出来、タイミング信
号358,358′…も正常に出力出来る。しか
し、シンボルクロツク350で自走しているだけ
では、位相の誤差が累積し、特にこの回路で作ら
れている時間基準の上で動作しているバースト同
期の誤差のために各局が送信している各種バース
トがTDMAフレーム上で正規位置からずれ始め、
相互に重畳する様になると、もはやTDMAシス
テムとしては成り立たなくなつてしまう。従つて
通常は基準バーストが或る期間受信されない時は
フレーム同期外れと判定し、その局の送信を停止
する必要がある。
すなわち、本発明の目的である基準局交代は、
このフレーム同期外れと判定されぬ内に予備基準
局が基準バーストの代りとなるものを提供するこ
とである。
本発明では、この基準局交代に2つのフエーズ
を置いている。すなわち、第1のフエーズはフレ
ーム同期信号の検出パルス354に代つて予備基
準局の同期バーストの同期信号UW2の検出パル
ス360を用いるフエーズである。第2のフエー
ズは予備基準局が予備基準バーストを送信し、再
び検出出来る様になつたフレーム同期信号の検出
パルス354を用いるフエーズである。
この内、第1のフエーズはフレーム同期信号喪
失表示信号362により制御される。すなわち、
フレーム同期信号が喪失し、あらかじめ決められ
た条件、例えば「フレーム同期信号がPフレーム
以上にわたつて連続して検出出来なかつた」、を
満たした場合フレーム同期信号喪失表示信号36
2が作られ、切換論理スイツチ318とデーター
セレクター320を制御し予備基準局同期バース
トの同期信号UW2の検出パルス信号360をプ
リセツト信号としてカウンタ302に導くと同時
に予備基準局同期バーストの位置に対応するデー
タをセツトしたレジスタまたは手動デジタルスイ
ツチ322のKビツトの内容(DATA2)をカ
ウンタ302にロードする。
基準バーストが再現するか、予備基準バースト
の出現により再びフレーム同期信号検出パルス3
54が得られる様になつた場合、他の条件、例え
ば「フレーム同期信号がQフレームにわたつて連
続的に検出された」、を満たした場合、フレーム
同期信号喪失表示信号362は消滅し、切換論理
スイツチ318とデータセレクター320は正規
の状態に復帰し、正規の状態またはフエーズ2と
なる。
基準局が障害から回復したため、予備基準局が
予備基準バーストの送信を停止し、基準局が基準
バーストを送出した場合も全く同様に、フエーズ
2から先ずフエーズ1の状態となり、次いで正規
の状態に復帰する。
フレーム同期信号検出パルス354を用いる正
常時またはフエーズ2の状態と、予備基準局同期
バーストの同期信号検出パルス360を用いるフ
エーズ1の状態との違いは、前者がTDMAフレ
ーム周期の信号であるのに対し、後者がマルチフ
レーム、すなわちnフレーム周期の信号であるこ
とである。
今、仮にシンボルクロツク350の周波数を
30MHz、基準局から衛星経由受信される基準バー
ストから得られる時間基準に対する周波数誤差を
1×10-7と仮定する。この場合もし、カウンタ3
02がプリセツト信号なしに自走すると1秒間に
3シンボル分の誤差となる。
プリセツト信号は、この誤差を補正しているこ
とになるが1シンボル以下の誤差は補正出来ない
ためタイミング出力358,358′には各フレ
ーム間で一種のジツターを生じる。今TDMAフ
レーム周期を2msecから30msecの範囲で考える
と、フレーム同期信号検出パルス354を用いた
プリセツト信号の頻度は十分に高く、上述のジツ
ターは最大1シンボルと考えて良い。
一方予備基準局同期バーストの同期信号検出パ
ルス360を用いるとプリセツトの頻度はn分の
一に落ちるが仮りにマルチフレーム周期を
300msecとすればこの間の誤差の累積は約1シン
ボルであるので、上述ジツターは1シンボルをわ
ずかに越えることはあつても2シンボルを越える
ことはない。
このジツターの増加は、バースト同期にも同程
度の影響を与えるが、実際にはバースト間のガー
ドタイムの存在により吸収され、伝送品質に影響
を与えることはない。
本発明を適用する場合、もし第3図に示したネ
ツトワークが中央ネツトワーク制御設備120に
より統一的に制御されている場合、中央ネツトワ
ーク制御設備120は当然基準局、予備基準局の
状態を直接監視し、制御出来る立場にあるので基
準局障害時の予備基準局からの予備基準バースト
の送出や、基準局回復時の処理等は矛盾なく制御
出来る。
しかし中央ネツトワーク制御設備120が無
く、基準局及び予備基準局が独立して機能してい
る場合、基準局交代は慎重に行なう必要がある。
たとえば基準局が正常であるにも拘らず、予備基
準局が間違つて予備基準バーストを送信すると、
かえつてシステムを崩壊させてしまう。
従来の方法では、この基準局交代を慎重に行な
おうとするとシステム全体が基準バースト無しで
動作する時間が長くなり各局装置に、それだけ余
分な機能が要求される等の矛盾があつたが、本発
明では、この制限が取り除かれた。従つて予備基
準局が基準バーストを送出する際には、基準バー
ストの喪失を確認するのに十分時間をかけること
が出来る。以下はその一具体例である。
基準バーストが喪失すると各局は予備基準局の
同期バーストに従属してフレーム同期すなわち受
信の時間基準を維持する。これは予備基準局に於
いても同様である。従つて予備基準局は、基準バ
ーストが喪失してあらかじめ決められた条件、例
えば「基準バーストのUWがPフレーム以上にわ
たつて検出出来なかつた」、を満たした場合今迄
基準バーストに従属するために行なつていたバー
スト同期を止め、自局のバーストの送信を自局独
自のタイミングで行なう様にする。これは第4図
において送信タイミング制御回路204を同期制
御回路240からの制御から独立させ、自走させ
ることに相当する。この段階では基準バーストも
ち論、基準局の同期バーストも受信出来ない筈だ
が、もしその他の局の同期バーストも受信出来な
いとすると、これは既にシステムが崩壊してしま
つて自局以外の全局の送信が止つているか、また
は自局がフレーム上の全く異なる位相に誤つて同
期してしまつている可能性がある。従つてこの様
な異常な事態には自動的に予備基準バーストを送
出することは禁止されなければならない。
一方基準局と自局以外の局の同期バーストが1
つでも受信されたとすれば、それは、自局が他局
によつて従属されていると云う客観的な証拠とな
る。
すなわち基準バーストが喪失し、これがあらか
じめ決められた条件を満たしていること、自局の
同期バーストが衛星経由受信されていること、基
準局の同期バーストが喪失していること、基準局
及び自局以外の局の同期バーストが少なくとも1
つは正常に受信されていること、の条件が確認さ
れて始めて予備基準バーストが送信出来る。
予備基準局が予備基準バーストを送信し、「基
準局モード」で動作していることは予備基準局同
期バーストの例えばIDによつて表示することが
出来る。
基準局の障害が回復した場合、基準局は一般局
と同様に同期バーストを用いてバースト同期を確
立する。この過程が完了すれば基準局は自局のト
ラヒツクデータを伝送するデータバーストを送信
すると共に自局が「正常」に動作出来ることにな
つたことを例えば同期バーストのIDによつて表
示することが出来る。
予備基準局は、基準局の同期バーストにより基
準局が「正常」に復したことを知ると予備基準バ
ーストの送信を止め、同期バーストのIDの表示
を「基準局モード」から「予備基準局モード」に
変える。
基準局は予備基準局の同期バーストにより予備
基準局が「予備基準局モード」に戻り、且つ予備
基準バーストが消失したことを確認した上で基準
バーストを送出する。
以上の様な過程により本発明を適用した基準局
の交代は矛盾なく行なうことが出来る。
(発明の効果) 本発明の第1の効果は各局が各種バーストをそ
の目的に応じた頻度で送出し、特に予備基準バー
ストや同期バーストをフレーム上に余分に送出し
ないためフレーム効率が改善されることである。
第2の効果は基準バーストと予備基準バースト
がフレーム上の同一位置で受信されるため、これ
らのバーストにより運ばれる制御データの取扱い
が容易となり装置が簡単化されることである。
第3の効果は基準局以外のシステムが正常であ
る限り、すなわち基準局からの制御を必要としな
い場合、システムは基準バーストなしでも維持出
来るため基準局交代は十分時間をかけて慎重に行
なうことが出来るため基準局交代に関係する誤操
作が防止出来、また各局装置に対する要求も軽減
される。
本発明の第4の効果は、本発明により構築され
たシステムが別途出願されている複数搬送波を用
いた大型のネツトワークへ漸近的に拡張出来るこ
とである。
以上詳述した様に本発明は単一の搬送波を用い
るTDMA衛星システムにおいて、基準局交代に
関連する従来の問題点を全て解決し、信頼性の高
いネツトワークを提供するものであり、国内通信
網あるいはビジネス通信網に適用して効果が大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は単一搬送波を用いたTDMAシステム
の説明図、第2図は基準バーストと同期バースト
を有するTDMAフレームの構成を示す図、第3
図は本発明が想定しているネツトワークの構成を
示す図、第4図は地球局構成の一例を示す図、第
5図はTDMAシステムに使用する各種バースト
のフレーム上の位置と構成を示す図、第6図は本
発明を適用したシステムのフレーム構成より見た
基準局交代の過程を示す図、第7図は予備基準局
同期バーストによりフレーム同期を維持する回路
の要部を示す図である。 1……A局からのデータバースト、2……B局
からのデータバースト、3……C局からのデータ
バースト、4……D局からのデータバースト、1
0……A局の同期信号(フレーム同期信号)、1
1,11′……基準バースト、12……基準局の
同期バースト、20……B局の同期信号、21…
…B局の同期バースト、22……予備基準バース
ト、30……C局の同期信号、31……C局の同
期バースト、40……D局の同期信号、41……
D局の同期バースト、51,61……他の地球局
の同期バースト、100……衛星、102,10
4,106,108……地球局、112,114
……ネツトワーク制御装置、120……中央ネツ
トワーク制御設備、150……トラヒツク入力、
151……出力信号、152,154,156,
158,162,164……地上回線、202…
…多重制御回路、204……送信タイミング制御
回路、206……変調器、212……アツプコン
バータ、216……大電力増幅器、222……分
離制御回路、224……受信タイミング制御回
路、226……復調器、232……ダウンコンバ
ータ、236……低雑音増幅器、240……同期
制御回路、242……アンテナ、254,264
……タイミング信号、302……カウンタ、30
4……デコーダ、306……レジスタ又は手動
デジタルスイツチ、308……RAM、310…
…アドレスカウンタ、312……比較器、314
……デコーダ、316,316′……アンドゲ
ート、318……切換論理スイツチ、320……
データセレクタ、322……レジスタ又は手動デ
ジタルスイツチ、350……シンボルクロツク、
352……リセツト信号、354……フレーム同
期信号検出パルス、356……一致パルス、35
8,358′……タイミング信号、360……予
備基準局同期バーストの同期信号検出パルス、3
62……フレーム同期信号喪失表示信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1つの衛星と複数の地球局とを含み、特定の
    1つの周波数の搬送波を用いるTDMA通信シス
    テムにおいて、基準局として選ばれた地球局は、
    前期搬送波を用いて、TDMAフレームの始点と
    周期を定め且つ毎nフレーム周期(但しn≧2)
    のマルチフレームを区別できる信号によつて定め
    るフレーム同期信号を含む基準バーストを送信す
    るとともに、TDMAフレーム内で基準バースト
    とは異なる時間位置を占める同期バースト領域内
    で最大n局で共用すべく割り当てられたタイムス
    ロツトにマルチフレーム周期で他の地球局の同期
    バーストと重ならないように同期バーストを送信
    し、更に、TDMAフレーム内で前記基準バース
    ト及び同期バースト領域とは異なる時間位置を占
    めるデータバースト領域内の割り当てられたタイ
    ムスロツトにTDMAフレーム周期でデータバー
    ストを送信し、予備基準局として選ばれた地球局
    は、前記基準バーストが送信されていない時に、
    前記フレーム同期信号を含み且つ前記基準バース
    トの機能を代行できる予備基準バーストを
    TDMAフレーム内で基準バーストと同じ時間位
    置で送信するとともに、前記同期バースト用領域
    内に割り当てられたタイムスロツトにマルチフレ
    ーム周期で他の地球局の同期バーストと重ならな
    いように他の地球局のものと区別できる同期バー
    ストを送信し、更に前記データバースト領域内の
    割り当てられたタイムスロツトにTDMAフレー
    ム周期でデータバーストを送信し、他の地球局
    は、基準バーストが送信されている場合には基準
    バーストを受信してそれによりフレーム同期およ
    びマルチフレーム同期を確立並びに維持し、基準
    バーストの送信が停止した場合、予備基準バース
    トが送信されるまでの期間は前記予備基準局の同
    期バーストを受信してそれによりフレーム同期並
    びにマルチフレーム同期を維持し、予備基準バー
    ストが送信開始されたならばこれを受信してフレ
    ーム同期およびマルチフレーム同期を維持し、前
    記同期バースト領域内の割り当てられたタイムス
    ロツトにマルチフレーム周期で他の地球局と重な
    らないように同期バーストを送信し、更に前記デ
    ータバースト領域内の割り当てられたタイムスロ
    ツトにTDMAフレーム周期でデータバーストを
    送信することを特徴とするTDMA衛星通信シス
    テムの基準局交代方式。
JP9368584A 1984-01-21 1984-05-10 Tdma衛星通信システムの基準局交代方式 Granted JPS60236527A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9368584A JPS60236527A (ja) 1984-05-10 1984-05-10 Tdma衛星通信システムの基準局交代方式
CA000481124A CA1262382A (en) 1984-05-10 1985-05-09 Station relief arrangement for use in relieving operation of a reference station in a tdma network without reduction of frame availability
US06/732,420 US4688216A (en) 1984-05-10 1985-05-09 Station relief arrangement for use in relieving operation of a reference station in a TDMA network without reduction of frame availability
DE8585105789T DE3583628D1 (de) 1984-05-10 1985-05-10 Anordnung zur referenzstationsuebernahme in einem tdma-netzwerk ohne verminderung der rahmenverfuegbarkeit.
EP85105789A EP0161649B1 (en) 1984-05-10 1985-05-10 Station relief arrangement for use in relieving operation of a reference station in a tdma network without reduction of frame availability
AU42266/85A AU577739B2 (en) 1984-01-21 1985-05-10 Tdma station relief system

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Publication Number Publication Date
JPS60236527A JPS60236527A (ja) 1985-11-25
JPH0378807B2 true JPH0378807B2 (ja) 1991-12-16

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