JPH0378767A - Ｏｈｐ画像作成法、これに用いる液体現像剤及びｏｈｐ画像記録体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明静電記録体に電界を作用させて直接静電
荷像を形成し、これを現像して画像を形成する静電記録
法と液体現像剤の高解像力や透明性という良い点を組み
合わせた新規なＯＨＰ画像作成法、これに用いる液体現
像剤及びＯＨＰ画像記録体に関する。

１従来の技術〕 従来、ＯＨＰ　　（オーバーヘッドプロジェクタ−）シ
ートに図柄を形成する方法として、原稿から乾式複写機
等の電子写真法を用いて図柄をＯＨＰシート上に作成す
る方法がある。

上記図柄作成法は、原稿を手書きで行うか、ワープロ等
を用いて作成する工程、この原稿を複写機等にセットし
て露光し感光ドラムに静電潜像を形成する工程、感光ド
ラムから表面処理された透明フィルム（従来のＯＨＰシ
ート）に転写する工程、図柄を定着する工程等の多くの
工程が必要であり、好みの図柄を速やかに得たいという
ようなユーザーの要望には十分に応えることができなか
った。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のように、従来の電子写真法によりＯＨＰ画像作成
は、多くの工程を必要とするため迅速に所望のＯＨＰ画
像を得られないという課題があった。

本発明の目的は、転写工程を設けずに直接静電荷像を透
明静電記録体に形成して現像、定着できるＯＨ２画像作
成法を提供するものである。

本発明の他の目的は、原稿を使用する場合のみならず、
コンピューター操作によっても画像を形成できるＯＨ２
画像作成法を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記課題を解決するために、透明静電記録体
に電界を作用させて直接静電荷像を形成する工程と、該
静電荷像を顔料及び／又は染料を含有する液体現像剤に
よって現像する工程を有することを特徴とするＯＨ２画
像作成法を提供するものである。また、これに用いる液
体現像剤及び静電潜像を現像定着した図柄を有する透明
静電記録体を提供するものである。

次に本発明の詳細な説明する。

本発明において、透明静電記録体に電界を作用させて直
接静電荷像を形成するには、湿式静電記録方式のモノク
ロ及びカラーの静電プロ・ツタ−やファクシミリ等が好
適に用いられる。特に静電プロッターを用いた場合、コ
ンピュータにデータとして記憶されている図柄に応じた
静電潜像を直接透明静電記録体上に記録し、画像出力す
ることができる。

このため、従来の電子写真法を用いた乾式複写機のよう
に原稿や感光ドラムを必要とせず、短い時間に静電潜像
を形成しこれを現像した静電画像を得ることができると
ともに、幅広の図柄を得ることができ、しかもこれを連
続的に得ることができる。勿論原稿を使用することもで
きる。

本発明において使用される透明静電記録体としては、市
販の静電記録合成紙、静電記録フィルムなどが挙げられ
る。

透明静電記録体上に形成された静電潜像は現像されるが
、この現像法としては静電潜像を形成した透明静電記録
体の表面を液体現像剤に接触させる方法が挙げられる。

この液体現像剤は、従来、静電記録用液体現像剤の成分
に用いられている着色剤、定着剤及び電気絶縁性担体液
に更に必要に応じて電荷制御剤、分散安定剤等の助剤か
らなる混合物により構成される。

前記着色剤としは特に制限がなく、従来公知の各種染料
及び／又は顔料を使用することかでき、例えばカーボン
ブランク、スピリットブラック、アニリンブランク、オ
イルブランク、ニグロシン、ウールブラック、ブルーブ
ランク、ブルーブラックＥ１アルカリブルー、フタロシ
アニンブルーオイ′ルプルー、アシッドブルー、シアニ
ジンブルービクトリアブルー、メチンブルー、クリソイ
ジン、スータンバイオレフト、クリスタルバイオレット
、オイルバイオレット、メチルバイオレット、フタロシ
アニングリーン、アシドナラツクグリーン、マラカイト
グリーン、サフラニン、ブリリアントカーミノ６Ｂ、ロ
ーダミン６Ｇ、ファーストレッド、オイルレッド、コン
ゴーレッド、オーラミン、ローダミンＢ１バリウムレツ
ド２Ｂ、カルシウムレッド２Ｂ、ストロンチウムレッド
、マンガンレッド２Ｂ、バリウムソールレッド、カルシ
ウムレッド５２、レーキレッドＣ１ホルマルーンＬ−５
８、ブリリアントカーミノ３Ｂ、ブリリアントスカーレ
フトＧ、キナクリドンマゼンタ、ビスマルクブラウン、
ベンジジンイエロー、ハンザイエロー、フェーストイエ
ローＧ１ファーストイエロー１０Ｇ、ジアゾイエローＡ
ＡＡ　、ジスアゾイエローＡＡＭＸ、ジスアゾイエロー
ＡＡＯＴ、ジスアゾイエローＡＡＯＡが挙げられる。ま
た、カヤセットイエローＡ−Ｇ　、カヤセントレッドＢ
１カヤセットブルーＦＲ，カヤセットイエローＥ−５Ｇ
、　Ｅ−３ＧＬ　５Ｅ−ＨＧＬ　、カヤロンレッドＥ−
ＧＬ、　Ｅ−ＢＦＳＥ−２ＢＬ　、カヤロンイエーＥ−
２ＢＬ　。

Ｅ−ＢＲ，Ｅ−ＢＧ、　Ｅ−５Ｇ、カヤロントリキーズ
ブルーＥ−ＧＬ、カヤセロンネイビーブルーＥ−ＥＸ、
カヤセロンブラックＥ−ｆ！Ｘ、カヤロンブリリアント
フラビンＧＬ−５Ｆ　５ＦＧ−５、カヤロンライトイエ
ロー５ＧＳ　、カヤロンイエローＨＧＬ−ＳＦＳＹＬ−
３Ｅ　、　４Ｒ−ＥＳＰＡＬ−Ｅ　。

カヤロンレッドＢＲ−３ＳＡＤ−Ｓ、　ＴＬ−ＳＦ　、
　ＢＬ−Ｅ、　４Ｌ−３ＦＰＡＬ−Ｅ　、カヤロンフ゛
ル−３Ｒ−ＳＦ　５ＣＲ−Ｅ２００．２Ｒ−５ＦＧＲ−
Ｅ、　ＩＩ！ＢＬ−Ｅ　、　ＰＡＬ−Ｅ、カヤロンブリ
リアントブルーＦＲ−３，Ｆ２Ｂ−３、カヤロントリキ
ーズブルーＧＬＳ２００、力＋ロンネイビーブルーＧＸ
−５Ｆ２００、カヤロンブラック５２００、ＢＲ−５Ｆ
　、　ＥＸ−３Ｆ２００（以上日本化薬社製）、スミカ
ロンブリリアントフラビン５１０Ｇ　、スミカロンイエ
ロー５Ｅ−５Ｇ　、、５Ｅ−３ＧＬｃｏｎｃ、、５Ｅ−
１？ＰＤ、　Ｅ−ＲＰＤ　、　Ｓ−Ｒ、５−ＲＰＤ　、
スミカロンオレンジ５Ｒ−ＲＰＤ、Ｓ−Ｒ、スミカロン
レッドＥ−３ＢＲ、５ＢＤＦ　、　Ｅ−ＲＰＤ　、　Ｅ
−ＦＢＬ　、　５−ＢＬＰ　、　５−ＲＰＤ　、　５−
ＢＰ。

スミカロンブルーＳ−３ＲＦ　、　Ｅ−ＧＲＬ　、　５
Ｅ−ＩＩＦ　、　Ｅ−Ｒ。

Ｅ−ＢＬ、　Ｅ−ＦＢＬ　５Ｅ−ＲＰＤ　、　５−ＢＧ
、　５Ｅ−ＲＰＤ、スミカロンブランク５−ＢＬ、　Ｅ
−Ｂ（Ｎ）　（以上住人化学社製）なとが挙げられる。

本発明に用いられる液体現像剤の定着剤としては、公知
のものが特に制限なく用いられる。特に好適な定着剤と
しては以下のものが挙げられる。

■　特公昭４９−２０９９６号公報に記載されたメタク
リル酸メチルとアクリル酸又はメタクリル酸の長鎖アル
キルエステルとからなる電気絶縁性担体液に可溶性のア
クリル系共重合体。

■　特開昭５８−１２２５５７号公報に記載された電気
絶縁性担体液に可溶性のビニル重合体よりなる第１の高
分子鎖と前記担体液に不溶性のビニル重合体よりなる第
２の高分子鎖とがウレタン結合を介して相互に結合した
分子構造を有し、分子全体として上記担体液に不溶性の
非ゲル状のグラフト重合体。

■　特開昭５９−３４５４０号公報に記載されたイソシ
アネート基と反応し得る活性水素原子を有するビニル重
合体をポリイソシアネート化合物で架橋して成る電気絶
縁性担体に可溶性の架橋重合体と、分子鎖相互の纏れに
よって上記架橋重合体に捕捉された上記担体液に不溶性
のビニル重合体からなる緬鎖状重合体。

■　特開昭６３−２０８８６６号公報に記載された架橋
反応性官能基を分子側鎖中に有するビニル重合体を架橋
してなる電気絶縁性担体液に可溶性の架橋重合体（以下
架橋重合体という）と、分子中に塩基性窒素原子又はア
ミド基を有するビニルモノマーと酢酸ビニルモノマーを
共重合してなる前記担体液に不溶性のビニル共重合体か
らなり、前記担体液に不溶性のビニル共重合体は、分子
鎮相互の漣れによって前記架橋重合体に捕捉されてなる
緬鎖重合体等を挙げることができる。

電気絶縁性担体液としては、例えばヘキサン、ペンタン
、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカンの
ほかエッソスタンダード石油社製のアイソパーＧ、Ｈ，
に、ＬＳＭ等の商品名の下に販売されている有機溶剤の
如き１００〜２５０℃の温度範囲に沸点を有し、かつ１
０９Ω・印以上の体積比抵抗と３未満の誘電率を有する
各種の脂肪族炭化水素系溶剤を使用することができる。

本発明において前記着色剤と前記定着剤の混合割合は定
着剤１００重量部に対し、着色剤の使用量が５〜５００
重量部の範囲にあることが好ましい。

定着剤１００重量部に対し、着色剤が５００重量部より
多い場合には、均一に分散して液体現像剤を調製する際
にトナー粒子が凝集し易く、その結実現像剤の分散安定
性が悪くなる。また定着剤１００重量部に対し着色剤が
５重量部より少ない場合は十分な染色濃度が得られない
。

本発明に係わる液体現像剤は着色剤、定着剤及び電気絶
縁性担体液に更に必要に応じて電荷制御剤、分散安定剤
等の助剤からなる混合物をボールミル、サンドミル、ア
トライター等で均一に分散して１０％程度の不揮発分を
有する濃縮トナーを調製し、この濃縮トナーを前記担体
液で不揮発分が０．１〜２％程度となるように希釈する
ことによって調製することができる。

電荷制御剤、分散安定剤等の助剤としては、通常静電潜
像現像用液体現像剤に用いられるものをいず五も使用す
ることができ、例えばナフテン酸コバルト、ナフテン酸
銅、オレイン酸銅、オレイン酸コバルト、オクチル酸ジ
ルコニウム、オクチル酸コバルト等が挙げられる。

本発明において、前記液体現像剤を用いると透明静電記
録体上に得られた静電潜像を前記静電潜像現像装置を用
いて容易に図柄を作成することができる。

ｒ実施例〕 以下本発明を実施例に従って更に詳細に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものでない。

（定着剤の製造） ■　定着剤−４ ケロシン１５０重量部を還流冷却器付の硝子容器に仕込
んで攪拌しながら、９０℃に加熱してメタクリル酸メチ
ル１５重量部とメタクリル酸−２−エチルヘキシル８５
重量部との混合物に過酸化ベンゾイル０．５重量部を熔
解せしめた単量体溶液を４時間を要して滴下した。その
後、１℃７３分の昇温速度で以って１００℃に加熱し、
さらにこの温度に４時間′保持した。冷−１後内容物を
取り出して粘度が２０乃至１００ストークスである粘稠
な樹脂溶液を得た。このようにして得られた樹脂溶液を
「定着剤ＡＪとする。

■　定着剤−Ｂ メタクリル酸ラウリル３０．０重量部、メタクリル酸ブ
チル２２．０重量部、アクリル酸ブチル４６．６重量部
、メタクリル酸ヒドロキシプロピル０．４　ｉ量部、メ
タクリル酸１．０重量部、「バーブチルＤＪ（日本油脂
社製重合触媒）１．０重量部及び［アイソパーＧ　Ｊ　
１００重量部を窒素ガス導入管、攪拌機及び冷却管のつ
いた反応容器に仕込んで１２０℃に昇温し、１２０℃で
８時間反応させて不揮発分４８．８％、平均分子量的２
２００００の重合物を得た。

次に温度を７０℃に下げ、イソホロンジイソシアネー）
０．６２重量部、オクチル酸第−錫０．０５重量部及び
［アイソパーＧ４０．６重量部を加え、７０℃で４時間
ウレタン化反応を行ない、その後冷却し、不揮発分４８
．６％、ＮＧＯ分０．６％のイソシアネート基を含有す
る中間体の溶液を得た。

前記中間体の溶液１０６重量部を前記と同様の反応容器
に仕込み、更に「アイソパーＧ　Ｊ　１８０重量部、メ
タクル酸ヒドロキシプロピル０．４　重１？’Ｂ、メタ
クリル酸メチル４６．１重ｉｔ部及びアゾビスイソブチ
ロニトリル０．２５重量部を加え、８０℃に昇温し、８
０℃で５時間反応奎せて不揮発分２９．２％、ＮＣ０分
０％のグラフト重合体の溶液を得た。このグラフト重合
体は第１の高分子鎖と第２の高分子鎖とが１分子当たり
約６個のウレタン結合により結合した白色のラテックス
である。このようにして得られた重合体の溶液を「定着
剤Ｂ」とする。

■　定着剤Ｃ メタクリル酸ラウリル８０重量部、メタクリル酸−２−
ヒドロキシエチル１０重量部、Ｎ−ビニルピロリドン１
０重量部、ジーｔｅｒ　ｔ−ブチルパーオキサイド１重
量部及び「アイソパーＧ　Ｊ　１４８重量部を窒素ガス
導入管、攪拌機及び冷却管のついた反応容器に仕込み、
１３０℃に昇温し、１３０℃にて６時間反応させて第一
重合体の溶液を得た。次に温度を８０℃に下げ、イソホ
ロンジイソシアネート１．５重量部、ジラウリル酸ジｎ
−ブチル錫０．０３重量部及び［アイソパーＧＪ２重量
部を加え、８０℃で２時間ウレタン化反応を行い、冷却
し、不揮発分３８．２％の架橋重合体の溶液を得た。

前記架橋重合体１３１重量部を前記と同様の反応容器に
仕込み、更に［アイソパーＧ　Ｊ　１５２重量部、メタ
クリル酸２−ヒドロキシプロピル５重量部、メタクリル
酸メチル４０重量部、フタル酸β−メタクリロキシエチ
ル５Ｍ量部及びアゾビスイソブチロニトリル０．２５重
量部を加え、８０℃に昇温し、８０℃で６時間反応させ
て不揮発分３０％の緬鎮状重合体の溶液を得た。このよ
うにして得られたｍ鎖状重合体の溶液を「定着剤Ｃ」と
する。

実施例１ 分散染料　　　　　　　　　　１００重量部（日本化薬
社製、商品名カヤセラ トレッドＢ） 前記定着剤Ａ　　　　　　　　　　５００重量部ナフテ
ン酸コバルト　　　　　　１６重量部（大日本インキ化
学工業■製、 商品名コバルトナフチネート６％） イソパラフィン系炭化水素　　９００重量部（エクソン
化学社製、商品名アイソパーＧ）上記の染料、定着剤、
電荷制御剤及び担体液をボールミルで均一に混合練肉し
て濃縮トナーを調製した。

この濃縮トナーを上記イソパラフィン系炭化水素（商品
名アイソパーＧ、エクソン化学社製）で不揮発分１２重
量％に希釈したペースドナー８０ＭＭ部をさらに上記イ
ソパラフィン系炭化水素２０００重量部で希釈して液体
現像剤を製造した。

次に松下電送社製静電ブロック−ｒＥＰ−１０１Ｊを用
いて静電記録フィルム（商品名キモグラフＥＰＦきもと
社製）上に静電潜像を形成し、上記液体現像剤で現像し
た。得られたＯＨＰシートはプロジェクタ−により鮮明
な赤色の図柄を透映した。

実施例２ 着色剤　　　　　　　　　　　１００重量部（米国キャ
ポット社製、商品名モーガルし）前記定着剤８４００重
量部 ′ナフテン酸ジルコニウム　　　　１６重量部（日本化
学産業社製、商品名 ニノカオクチフクスジルコニウム） イソパラフィン系炭化水素　　６００重量部（エクソン
化学社製、商品名アイソパーＧ）上記の着色剤、定着剤
、電荷制御剤及び担体液を用いて実施例１と全く同様に
して液体現像剤を製造し、これを用いて実施例１と同様
に静電記録フィルムに形成した静電潜像の現像を行った
。

得られた画像は実施例１と同様に鮮明な黒色の図柄であ
った。

実施例３ 実施例２において、着色剤をフタロシアニンブルー（大
日本インキ化学工業■製商品名ファストゲンブルーＴＧ
Ｒ）に代え、定着剤として前記定着剤Ｃに代えた以外は
全く同様にして液体現像剤を製造し、これを用いて実施
例１と同様に静電記録フィルムに形成した静電潜像の現
像を行ない、青色の図柄が得られた。

実施例４ 実施例３において、着色剤をシムラフアーストイエロー
４１９３Ｇ（大日本インキ化学工業社製）に代えた以外
は全く同様にして液体現像剤を製造し、これを用いて実
施例１と同様に静電記録フィルムに形成した静電潜像の
現像を行ない、黄色の図柄が得られた。

〔発明の効果〕

本発明によれば、透明静電記録体上に静電潜像を形成し
、これを液体現像剤により現像した図柄を定着させるこ
とができ、従来のように転写工程を必要としない。しか
も例えばコンピュータ操作により図柄を描かれるので、
最近のＯＨＰユーザーの多様な要求に臨機かつ迅速に応
えることができるとともに、低コストでこれを供給でき
る。

平成１ 年８月２３日

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）透明静電記録体に電界を作用させて直接静電荷像
   を形成する工程と、該静電荷像を顔料及び／又は染料を
   含有する液体現像剤によって現像する工程を有すること
   を特徴とするＯＨＰ画像作成法。
2. （２）請求項１の静電画像作成法に用いる液体現像剤。
3. （３）請求項１記載の静電荷像を現像し定着した図柄を
   有するＯＨＰ画像記録体。