JPH0376862A - 無機繊維織布の開繊処理方法及びその装置 - Google Patents

無機繊維織布の開繊処理方法及びその装置

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JPH0376862A
JPH0376862A JP21175489A JP21175489A JPH0376862A JP H0376862 A JPH0376862 A JP H0376862A JP 21175489 A JP21175489 A JP 21175489A JP 21175489 A JP21175489 A JP 21175489A JP H0376862 A JPH0376862 A JP H0376862A
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JP
Japan
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woven fabric
inorganic fiber
fiber woven
cloth
pressure fluid
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Pending
Application number
JP21175489A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kawaguchi
裕 川口
Arata Kasai
新 河西
Mieko Suzuki
鈴木 美恵子
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Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高圧流体を利用した織物の処理に関し、特に
薄物の無機Mll繊織布開繊処理に適した方法及び装置
に関するものである。
[従来の技術] 高圧流体を利用する装置は各種分野で使用されている。
例えば、石材やコンクリートの切断、穿孔あるいはプラ
スチック成形品のバリ取り加工等である。これらの装置
は直径0.11以下の細孔から数千kg/cm2に加圧
された高圧水を被処理物に噴射し、高圧水の衝撃エネル
ギーによって石材等を切断したり又は穿孔するものであ
る。
他方、本出願人は、さきに高圧流体を利用して無機繊維
織布を加工するための高圧流体加工装置を提案した(特
開昭61−230900号公報)、@述の提案に係る発
明は、被処理物の種類、物性に応じてノズルへラダーの
平行回転運動の回転数、回転半径、ノズルピッチ及び被
処理物の移動速度等をコントロールして高圧流体を被処
理物表面に均一に噴射することができる。
[本発明が解決しようとする課8] しかし、無機Iil維織布織布薄物クロス又は経糸、緯
糸の密度の粗いもの等組織が多岐にわたり前記の如きノ
ズルヘッダーの回転数、回転半径、ノズルピッチ及び被
処理物の移動速度では解決できない問題点がある。
例えば、薄織物、特に100μm以下の薄物の無機繊維
織布では、高圧流体の衝撃エネルギーが大き過ぎると、
経糸、緯糸の部分的な目間がりによる目あき、目ずれが
発生するという問題を抱えていた。
前記問題を解決するために処理エネルギーを小さくする
ことは、高圧流体による均一処理、例えば巾方向の均一
性が低下する1別の問題が発生する恐れがあり、薄物の
無機繊維織布に対する均一な開繊処理の方法並びにこれ
に使用する装置の開発が待たれている。
本発明は、前記のような薄物の無機繊維織布に高圧流体
を噴射する際の織布の目あき、目ずれ等の生ずることが
ない無機繊維織布の開繊処理方法及びその装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本出願の第1の発明は、無機繊維織布の表面に高圧流体
を噴射することにより該無機繊維織布を構成する経糸及
び緯糸を開繊する方法において、該無機繊維織布と高圧
流体噴射ノズルとの間に、緩衝体を介在させて高圧流体
を噴射する開繊処理方法である。
また、第2の発明は、被処理物の移送路を横切って跨架
されたフレームに、被処理物の巾方向に間隙(P)を存
して複数のノズルが形成されているノズルヘッダーが取
付けられ、該ヘラグーの両端支着部が(e)の軌跡に沿
って円運動する駆動装置に結合され、該円運動に伴って
ノズルへりグーに形成されている複数のノズルが夫々半
径(e)の軌跡に沿って円運動するよう組み付けられて
おり、他方、該ノズルヘッダーの下部に緩衝体としての
液体が収容されている液槽が設置されており、該ノズル
ヘッダーの液面下に処理ロールが埋没して取付けられて
おり、該処理ロールに無機繊維織布を掛渡して導通せし
めると共に、該処理ロールの液面上部のノズルから高圧
流体を噴射するという構成からなる開繊処理装置である
本発明の対象とする無機繊維織布は、ガラス繊維織布の
他に石英繊維織布、アルミナ繊維織布、炭素繊維織布等
の各種無機ta維織布に通用可能である。
本発明は、無機&l維織布の開繊処理に当たり、高圧流
体を噴射する複数のノズルと該無機繊維織布との間に緩
衝体を介在させたものである。蕊に使用する緩衝体は液
体であって一般的には水が使用できるが、これに限られ
るものではなく適宜有機溶媒又は有機溶媒性水溶液が使
用できる。
即ち、本発明は、無機M1141g布が緩衝体としての
液体を介して高圧流体を噴射される。
この場合緩衝体としての液体の厚みは被処理物の種類に
よって適宜変更すればよく、無機繊維織布の厚みが10
0μm以下の場合で0.5〜2m限、好ましくは1〜1
.5mmが適する。
前記のように緩衝体として液体を介在させるには緩衝体
としての液体が収容されている液槽中に無機繊維織布を
浸漬させれば良い。
第2の発明は、高圧流体を噴射するノズルの下に緩衝体
を介在させる手段として、緩衝体たる液を収容した液槽
を設置し、前記fi、槽中で、かつ前記高圧流体を噴射
するノズルの下の液面下に処理ロールを埋没させ、該処
理ロールに無機繊維織布を掛渡して導通するものである
。この場合該処理ロールの位置は被処理物の種類に応じ
て液槽中の液面下、換言すれば緩衝体の厚みに必要な深
さに処理ロールの位置を設定すれば良い。
[作  用コ フレキシブルホースが連結しているヘッダーの両端は、
被処理物の移送路を横切って跨架されているフレームの
夫々対応する位置に取付けられている回転駆動軸に一端
が連結駆動され、回転軸を中心として半径(e)で偏芯
回転する。一方、ヘッダーの他端は同様に回転軸を中心
として半径(e)で偏芯回転するように、夫々回動自在
に取付けられており、前記回転軸の回転によってヘッダ
ーが半径(f3)の軌跡で平行円運動するようになって
いる。
また、前記平行円運動によってヘッダーに形成されてい
る複数のノズルが夫々同一半径(e)の軌跡に沿って夫
々円運動をするようになっている。
他方、被処理物の移送方向に緩衝体としての液体が収容
されている液槽が設置され、該液槽中の液体中に被処理
物の移送方向に直角な軸を有する処理ロールが取付けら
れている。
尚、該処理ロールは1本に限られるちのではなく2以上
の複数本を上下にジグザグ状に取付け、かつ液上部に位
置する処理ロールは、液面下に該ロール表面と液面との
間に間隙(H)を存して僅かに埋没した状態で取付けら
れており、該上部に位置する処理ロールの液面上に、夫
々該ロールに対応してノズルヘッダーを取付け、被処理
物を複数の処理ロールに順次掛渡し、複数本のロールを
導通させながら高圧流体処理を2段以上施すこともでき
る。
本発明は高圧流体を緩衝体である液体を介して無機繊維
織布に施すために、高圧流体の衝撃エネルギーが緩衝体
たる液体に衝突し、衝撃エネルギーがノズル噴射時より
拡散されて緩和され、そのエネルギーが繊維織布の経糸
及び緯糸に伝達されるから目あき、目ずれ等の急激な変
化がなく、織布を構成する経糸及び緯糸の均一な開繊な
達成することができる。
[実 施 例] 第1図及び第2図は第2の発明の一実施例であるが、つ
ぎにこれら図面を参照して本発明を具体的に説明する。
本発明の装置lは被処理物の移送路を横切って跨架され
ているフレーム2、ノズルヘッダー3及び緩衝体である
液を収容している液[4とから構成されている。
前記フレーム2の上部両側に回転駆動軸5a及び5bが
取付けられており、一方の軸5aは駆動側とし、該駆動
軸5a及び5bにクランク6の一端が取付けられており
、該クランク6にノズルヘッダー3の両端が夫々回転自
在に支着されている。
また、前記ヘッダー3には間隔(P)を存して複数のノ
ズル7が取付けられていると共に、該ヘッダー3にフレ
キシブルホース8が取付けられており、該フレキシブル
ホース8によってノズルヘッダー3に高圧流体が供給さ
れるようになっている。
他方、前記ノズルヘッダー3の下に位置して、かつ被処
理物の移送方向に向かって液槽4が設置されている。該
液槽4は、第2図に示すように、ノズルヘッダー3の2
つが並列して取付けられている両側方へ夫々突出すよう
に設置されており、さらに、該液槽4の内部に被処理物
の移送方向に直角な軸を有する複数の処理ロール9a、
9bが液槽4の液中に埋没し、かつ上下にジグザグ状に
取付けられている。尚、図示例ではノズルヘッダー3が
2つであるが、本発明は必ずしもこれに限定されるもの
ではない。
前記複数の処理ロールのうち、本発明の装置llのノズ
ルヘッダー3の下に位置する処理ロール9aは、該ロー
ル表面が液面りと間隙(H)を存し、埋没して取付けら
れている。
尚、第2図中符号IOは案内ロール、また第1図中符号
IIは駆動用モーター、12はベルトである。
前記装置で無機繊維織布の高圧流体処理するには、モー
ター11を作動させて駆動軸5aを回転させると、クラ
ンク6が回転軸5aを中心として回転し、他端に同様に
支着されている回転軸5bに取付けられているクランク
66回転しクランク6の長さ(e)に相当する半径(e
)の軌跡に沿って円運動をする。その結果、ノズルヘッ
ダー3に形成されている複数のノズル7が夫々半径(e
)の軌跡に沿って円運動を行う。
前記の如き円運動をしているノズルヘッダー3に、フレ
キシブルホース8から高圧流体を供給すれば、高圧流体
は複数のノズル7カ)ら円の軌跡を形成しつつ噴射され
る。
他方、高圧流体を噴射される無機繊維織布Sは液槽4の
一方から液中に浸漬され、ガイトロール10から順次処
理ロール9a、9b、9a及びガイドロールlOへ掛渡
されて導通される。
前記複数のノズル7の下に位置する処理ロール9aは、
液面り下に間隙(H)を存して僅かに埋没されているた
め、該処理ロール9aに掛は渡されている無機繊維織布
Sはその上部の液を介してノズル7の高圧流体を受ける
従って、ノズル7から噴射される高圧流体は緩衝体たる
液によって強い衝撃エネルギーが緩和されて分散される
ため、薄織物であっても目あき、目ずれ等は発生せず経
糸、緯糸の良好な開繊が達成できる。
つぎに、ガラス繊維織布WEA l16E (日東紡績
株式会社製)を用いた実施例を比較例と対比して以下に
説明する。尚、前記ガラス繊維織布の仕様は第1表の通
りである。
実施例 l 前記ガラス繊維織布を第1図及び第2図に示す装置で、
高圧水の噴射圧力50Kg/cm” (ポンプゲージ圧
)、水膜の厚さ(H)2mm、織布処理速度20n/s
in 、ノズルヘッダーの回転数55Orpmの条件で
開繊処理を行なった。
その結果、ガラス繊維織布の目ずれの数は10cmXl
0cn+につき2〜3箇所であり、開繊も良好であった
実施例 2 実施例1の噴射圧力を60Kg/cn+”、水膜の厚さ
(H)3mmとした以外は実施例1と同じ条件で処理し
た。処理後、目ずれの数を目視で観察したが見当たらな
かった。
比較例 実施例1の条件において、水膜を設けずに開繊処理を行
ない、目ずれの数を観察したところ、IOcmXIOc
mについて25〜30箇所で前記実施例に比較して多い
ことが認められた。
[発明の効果] 本発明の方法及び装置は、無機#a維繊織布開繊処理、
特に薄物の無機繊維織布に高圧流体処理する場合の目ず
れ、目あき等を防止することができる。
また、本発明は高圧流体の噴射圧力及び緩衝体の厚さを
適宜変更することにより各種無機繊維織布の開繊処理を
コントロールすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例の正面図第2図は第1
図中II −TI線矢視図である。 l:本発明の装置、2:フレーム、3:ノズルヘッダ−
4:液槽、5a、5b=回転軸、6:クランク、7:ノ
ズル、8:フレキシブルホース、9a、9b=処理ロー
ル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機繊維織布の表面に高圧流体を噴射することに
    より該無機繊維織布を構成する経糸及び緯糸を開繊する
    方法に於て、該無機繊維織布と高圧流体噴射ノズルとの
    間に緩衝体を介在させることを特徴とする無機繊維織布
    の開繊方法。
  2. (2)被処理物の移送路を横切って跨架されたフレーム
    に、被処理物の巾方向に間隔(P)を存して複数のノズ
    ルが形成されているノズルヘッダーが取付けられ、該ヘ
    ッダーの両端支着部が半径(e)の軌跡に沿って円運動
    する駆動装置に結合され、該円運動に伴ってノズルヘッ
    ダーに形成されている複数のノズルが夫々半径(e)の
    軌跡に沿って円運動するよう組み付けられており、他方
    、該ノズルヘッダーの下部に緩衝体としての液体が収容
    されている液槽が設置されており、該液槽の液面下に埋
    没されている処理ロールに無機繊維織布を掛渡して導通
    せしめると共に、該処理ロールの液面上部から前記ノズ
    ルヘッダーのノズルから高圧流体を噴射するように構成
    されていることを特徴とする無機繊維織布開繊処理装置
JP21175489A 1989-08-17 1989-08-17 無機繊維織布の開繊処理方法及びその装置 Pending JPH0376862A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102877241A (zh) * 2012-09-21 2013-01-16 建滔(清远)玻璃纤维有限公司 一种超高性能的后处理表面开纤机

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