JPH0376477B2 - - Google Patents
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- JPH0376477B2 JPH0376477B2 JP57055349A JP5534982A JPH0376477B2 JP H0376477 B2 JPH0376477 B2 JP H0376477B2 JP 57055349 A JP57055349 A JP 57055349A JP 5534982 A JP5534982 A JP 5534982A JP H0376477 B2 JPH0376477 B2 JP H0376477B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 25
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000003749 cleanliness Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、音声指令のアクセントやイントネー
シヨンの欠落による音声認識の低下を防止するよ
うにした車両用音声認識装置に関する。
シヨンの欠落による音声認識の低下を防止するよ
うにした車両用音声認識装置に関する。
最近、音声で指令や情報を入力するとその音声
を認識しその指令や情報の内容を判別する音声認
識装置が多くの産業分野で実用化されており、車
両への応力も検討されている。第1図は従来の車
両用音声認識装置の一例のブロツク線図を示して
おり、マイクロホン1に音声指令が騒音と重量さ
れて音情報として入力されると、マイクロホン1
から出力される信号100は増幅器2で適切なレ
ベルまで増幅され、音情報信号200としてレベ
ル検出部3と音声認識部5とに入力される。レベ
ル検出部3ではこの音情報信号200のレベルが
検出され、レベル信号300として出力される
と、音声検出部4ではこのレベル信号300に基
づいてマイクロホン1に入力された音情報が音声
指令であるか否かを判断し、音声指令であると判
断したときは音声認識指令信号400が出力され
る。その結果、音声認識部5はこの音声認識指令
信号400が出力されている間音情報信号200
すなわち音声指令の認識を行なう。
を認識しその指令や情報の内容を判別する音声認
識装置が多くの産業分野で実用化されており、車
両への応力も検討されている。第1図は従来の車
両用音声認識装置の一例のブロツク線図を示して
おり、マイクロホン1に音声指令が騒音と重量さ
れて音情報として入力されると、マイクロホン1
から出力される信号100は増幅器2で適切なレ
ベルまで増幅され、音情報信号200としてレベ
ル検出部3と音声認識部5とに入力される。レベ
ル検出部3ではこの音情報信号200のレベルが
検出され、レベル信号300として出力される
と、音声検出部4ではこのレベル信号300に基
づいてマイクロホン1に入力された音情報が音声
指令であるか否かを判断し、音声指令であると判
断したときは音声認識指令信号400が出力され
る。その結果、音声認識部5はこの音声認識指令
信号400が出力されている間音情報信号200
すなわち音声指令の認識を行なう。
ところで、自動車がトンネルの中を通過すると
きのように騒音レベルが著るしく大きいときに
は、音声指令と騒音とのレベル差が小さくなり音
声指令の検出が難しくなる。そのためにマイクロ
ホン1に向つてかなり大きな声を発する必要があ
るが、音声入力レベルがこのように大きくなると
サチレーシヨンを起こしてしまいダイナミツクレ
ンジを保つことができなくなるという問題があ
る。
きのように騒音レベルが著るしく大きいときに
は、音声指令と騒音とのレベル差が小さくなり音
声指令の検出が難しくなる。そのためにマイクロ
ホン1に向つてかなり大きな声を発する必要があ
るが、音声入力レベルがこのように大きくなると
サチレーシヨンを起こしてしまいダイナミツクレ
ンジを保つことができなくなるという問題があ
る。
そこで、このような問題を解決するために第2
図に示すような車両用音声認識装置が考えられて
いる。図中第1図と同じ参照数字は同じ構成部分
を示しており、この例では第1図に示した増幅器
2とレベル検出部3との間に、レベル検出部3か
らのレベル信号300が大きいときは増幅器2か
らの音情報信号200のゲインを小さくし、それ
とは逆にレベル信号300が小さいときは音情報
信号200のゲインを大きくするゲインコントロ
ーラ6を設けてあり、その他は第1図の例と全く
同じである。この音声認識装置において、増幅器
2から出力される音情報信号200がゲインコン
トローラ6でゲイン制御されてレベル検出部3と
音声認識装置5とに入力されると、レベル検出部
3からのレベル信号300は音声検出部4に入力
されるとともにゲインコントローラ6にゲイン調
整信号として入力される。ゲインコントローラ6
はこのゲイン調整信号に基づいて増幅器2からの
出力される音情報信号200のゲインを調整す
る。音声認識部5における音声認識は第1図の場
合と同様にして行なわれる。
図に示すような車両用音声認識装置が考えられて
いる。図中第1図と同じ参照数字は同じ構成部分
を示しており、この例では第1図に示した増幅器
2とレベル検出部3との間に、レベル検出部3か
らのレベル信号300が大きいときは増幅器2か
らの音情報信号200のゲインを小さくし、それ
とは逆にレベル信号300が小さいときは音情報
信号200のゲインを大きくするゲインコントロ
ーラ6を設けてあり、その他は第1図の例と全く
同じである。この音声認識装置において、増幅器
2から出力される音情報信号200がゲインコン
トローラ6でゲイン制御されてレベル検出部3と
音声認識装置5とに入力されると、レベル検出部
3からのレベル信号300は音声検出部4に入力
されるとともにゲインコントローラ6にゲイン調
整信号として入力される。ゲインコントローラ6
はこのゲイン調整信号に基づいて増幅器2からの
出力される音情報信号200のゲインを調整す
る。音声認識部5における音声認識は第1図の場
合と同様にして行なわれる。
このようにすれば、音情報信号200のゲイン
はレベル検出部3からのレベル信号300に基づ
いて調整されるので前述したトンネルの中などの
ように騒音レベルが著るしく大きくなつても大き
な声を発する必要はなく、従つてサチレーシヨン
を起すこともないのでダイナミツクレンジは保た
れる。しかしながら音情報信号200のゲインは
音声指令が入力さている区間(以下「音声区間」
という)においても調整されるため音声指令レベ
ルと駆動レベルとのレベル差がやはり小さくなつ
てしまい、音声指令を構成する単語固有のアクセ
ント情報やイントネーシヨンが欠落し、音声指令
が適確に認識でまた、音情報の急激な立上がりが
あつた場合に音声指令であると判断されるので、
比較的ゆつくりした立上がりの音声が入力された
ときは、その音声を音声として認識できなくなる
おそれがある。
はレベル検出部3からのレベル信号300に基づ
いて調整されるので前述したトンネルの中などの
ように騒音レベルが著るしく大きくなつても大き
な声を発する必要はなく、従つてサチレーシヨン
を起すこともないのでダイナミツクレンジは保た
れる。しかしながら音情報信号200のゲインは
音声指令が入力さている区間(以下「音声区間」
という)においても調整されるため音声指令レベ
ルと駆動レベルとのレベル差がやはり小さくなつ
てしまい、音声指令を構成する単語固有のアクセ
ント情報やイントネーシヨンが欠落し、音声指令
が適確に認識でまた、音情報の急激な立上がりが
あつた場合に音声指令であると判断されるので、
比較的ゆつくりした立上がりの音声が入力された
ときは、その音声を音声として認識できなくなる
おそれがある。
本発明は上記の点にかんがみてなされたもの
で、車室内の音情報のゲインを音情報レベルに応
じて調整して音声認識を行なう音声認識装置にお
いて、音声指令のアクセントやイントネーシヨン
の欠落による音声認識の低下を防止するため、音
声指令を検出している間は音情報のゲインを一定
に保つようにしたものである。」を、「欠落を防止
するとともに、比較的ゆつくりした立上がりの音
声をも確実に認識できるようにするため、雑音だ
けが入力されている間は、音情報のゲインを1段
ずつ段階的に制御して音情報のレベルが所定範囲
に納まるようにし、音声を検出した後は、その音
声検出直前の音情報のゲインを保持するようにし
たものである。以下図面に基づいて本発明を説明
する。
で、車室内の音情報のゲインを音情報レベルに応
じて調整して音声認識を行なう音声認識装置にお
いて、音声指令のアクセントやイントネーシヨン
の欠落による音声認識の低下を防止するため、音
声指令を検出している間は音情報のゲインを一定
に保つようにしたものである。」を、「欠落を防止
するとともに、比較的ゆつくりした立上がりの音
声をも確実に認識できるようにするため、雑音だ
けが入力されている間は、音情報のゲインを1段
ずつ段階的に制御して音情報のレベルが所定範囲
に納まるようにし、音声を検出した後は、その音
声検出直前の音情報のゲインを保持するようにし
たものである。以下図面に基づいて本発明を説明
する。
第3図は本発明による車両用音声認識装置の一
実施例を示すブロツク線図であり、第2図と同じ
参照数字は同じ構成部分を示している。この実施
例は音声区間でのゲインコントローラ6のゲイン
を一定に保持するホールド回路7を設けたもの
で、この点を除けば第2図に示した従来例と全く
同じである。なおレベル検出部3には通常20ms
〜50msの時定数を有する整流平滑回路が用いら
れる。
実施例を示すブロツク線図であり、第2図と同じ
参照数字は同じ構成部分を示している。この実施
例は音声区間でのゲインコントローラ6のゲイン
を一定に保持するホールド回路7を設けたもの
で、この点を除けば第2図に示した従来例と全く
同じである。なおレベル検出部3には通常20ms
〜50msの時定数を有する整流平滑回路が用いら
れる。
次に第4図を参照しながらこの実施例の動作を
説明する。
説明する。
いま音情報がマイクロホン1に入力されると、
その出力信号100は増幅器2で増幅され音情報
信号200として第4図イに示すような波形(区
間Aが騒音のみ、区間Bが騒音と音声指令とが一
緒になつたもの)となつてゲインコントローラ6
に入力される。音情報信号200は、ゲインコン
トローラ6において、そのレベルが比較的小さい
区間(第4図イの区間A)ではレベル検出部3の
レベル信号300であるゲイン調整信号700に
より定められるゲインで制御され、第4図ロに示
すような波形の信号600として出力され、レベ
ル検出部3と音声認識部5とに入力される。こう
してゲイン制御された音情報信号はレベル検出部
3において時間的に平均化されてそのレベルを表
わすレベル信号300として出力される。このレ
ベル信号300の波形は第4図ハに示すようにな
る。レベル信号300はホールド回路7を介して
ゲイン調整信号700としてゲインコントローラ
6に入力され音情報信号200のゲインを調整す
る。
その出力信号100は増幅器2で増幅され音情報
信号200として第4図イに示すような波形(区
間Aが騒音のみ、区間Bが騒音と音声指令とが一
緒になつたもの)となつてゲインコントローラ6
に入力される。音情報信号200は、ゲインコン
トローラ6において、そのレベルが比較的小さい
区間(第4図イの区間A)ではレベル検出部3の
レベル信号300であるゲイン調整信号700に
より定められるゲインで制御され、第4図ロに示
すような波形の信号600として出力され、レベ
ル検出部3と音声認識部5とに入力される。こう
してゲイン制御された音情報信号はレベル検出部
3において時間的に平均化されてそのレベルを表
わすレベル信号300として出力される。このレ
ベル信号300の波形は第4図ハに示すようにな
る。レベル信号300はホールド回路7を介して
ゲイン調整信号700としてゲインコントローラ
6に入力され音情報信号200のゲインを調整す
る。
その後音声指令が入力されると(第4図イの区
間B)音情報信号200のレベルは増大するが、
レベル信号300はレベル検出部3の時定数のた
めに音情報信号200のレベルの急激な増大には
追従できない。従つてゲインコントローラ6のゲ
イン調整作用も追従できず、レベル信号300は
ある時間tdだけ遅れて立上がることになる。この
立上りにより音声検出部4は音声指令が入力され
たと判断し、音声認識指令信号400を出力す
る。この音声認識指令信号400は音声認識部5
に入力され音情報信号200の音声認識が行なわ
れる。一方、このとき音声検出部4からはホール
ド信号410が出力され、ホールド回路7におけ
るゲイン調整信号700は音声指令が検出された
時点のレベル検出部3からのレベル信号300の
レベルにホールドされる。なお音声検出部4から
出力されるホールド信号410の波形は第4図ホ
に示したようになる。ホールド回路7によるホー
ルド作用はホールド信号410が入力されている
間(すなわちホールド区間T)続く。このときホ
ールド回路7から出力されるゲイン調整信号70
0の波形は第4図ニに示したように一定レベルと
なる。
間B)音情報信号200のレベルは増大するが、
レベル信号300はレベル検出部3の時定数のた
めに音情報信号200のレベルの急激な増大には
追従できない。従つてゲインコントローラ6のゲ
イン調整作用も追従できず、レベル信号300は
ある時間tdだけ遅れて立上がることになる。この
立上りにより音声検出部4は音声指令が入力され
たと判断し、音声認識指令信号400を出力す
る。この音声認識指令信号400は音声認識部5
に入力され音情報信号200の音声認識が行なわ
れる。一方、このとき音声検出部4からはホール
ド信号410が出力され、ホールド回路7におけ
るゲイン調整信号700は音声指令が検出された
時点のレベル検出部3からのレベル信号300の
レベルにホールドされる。なお音声検出部4から
出力されるホールド信号410の波形は第4図ホ
に示したようになる。ホールド回路7によるホー
ルド作用はホールド信号410が入力されている
間(すなわちホールド区間T)続く。このときホ
ールド回路7から出力されるゲイン調整信号70
0の波形は第4図ニに示したように一定レベルと
なる。
このように音情報信号200はホールド区間T
の間ゲインコントローラ6で一定のゲインに調整
されるこのになるので第5図イに示すようにホー
ルド区間Tの間はレベル信号300のレベルが小
さくなることはなく、従つて音声指令レベルと騒
音レベルとの差は小さくならない。そのため音声
指令を構成する単語固有のアクセント情報や音声
指令のイントネーシヨンが欠落することはなく、
音声認識が適確にできる。それに対して従来の音
声認識装置では第5図ロに示すように音声区間T
においてレベル信号300のレベルが小さくなる
ので、音声指令レベルと騒音レベルとのレベル差
が小さくなり、その結果適確な音声認識ができな
くなる。
の間ゲインコントローラ6で一定のゲインに調整
されるこのになるので第5図イに示すようにホー
ルド区間Tの間はレベル信号300のレベルが小
さくなることはなく、従つて音声指令レベルと騒
音レベルとの差は小さくならない。そのため音声
指令を構成する単語固有のアクセント情報や音声
指令のイントネーシヨンが欠落することはなく、
音声認識が適確にできる。それに対して従来の音
声認識装置では第5図ロに示すように音声区間T
においてレベル信号300のレベルが小さくなる
ので、音声指令レベルと騒音レベルとのレベル差
が小さくなり、その結果適確な音声認識ができな
くなる。
第6図は本発明による車両用音声認識装置の他
の実施例のブロツク線図を示しており、第3図と
同じ参照数字は同じ構成部分を示している。この
実施例は、ゲインコントローラ8をいくつかの抵
抗R1,R2,……Ro(ただしR1=K・R2=K2・R3
=……K-1Ro、K:定数、n=1、2、3……)
が接続されたアナログスイツチ80で構成してゲ
インを段階的に調整するようにし、さらに第3図
に示したレベル検出部3とホールド回路7との間
に閾値TH1を有する比較器91と、閾値TH2
(TH1>TH2)を有する比較器92と、判断ロジ
ツク回路93とから成り、ゲインコントローラ8
のゲインを制御する制御部9を設けたものであ
り、その他の構成は第3図に示した実施例と全く
同じである。なおゲインコントローラ8による発
振現象を防ぐためにゲインコントローラ8による
ゲインの段階的な変化分は2つの閾値の比
(TH1/TH2)より小さく設定しておく。
の実施例のブロツク線図を示しており、第3図と
同じ参照数字は同じ構成部分を示している。この
実施例は、ゲインコントローラ8をいくつかの抵
抗R1,R2,……Ro(ただしR1=K・R2=K2・R3
=……K-1Ro、K:定数、n=1、2、3……)
が接続されたアナログスイツチ80で構成してゲ
インを段階的に調整するようにし、さらに第3図
に示したレベル検出部3とホールド回路7との間
に閾値TH1を有する比較器91と、閾値TH2
(TH1>TH2)を有する比較器92と、判断ロジ
ツク回路93とから成り、ゲインコントローラ8
のゲインを制御する制御部9を設けたものであ
り、その他の構成は第3図に示した実施例と全く
同じである。なおゲインコントローラ8による発
振現象を防ぐためにゲインコントローラ8による
ゲインの段階的な変化分は2つの閾値の比
(TH1/TH2)より小さく設定しておく。
次に第7図を参照しながらこの実施例の動作を
説明する。
説明する。
いま音情報がマイクロホン1に入力されると、
その出力信号100は増幅器2で増幅され音情報
信号200として第7図イに示すような波形(区
間Aが騒音のみ、区間Bが騒音と音声指令とが一
緒になつたもの)となつてゲインコントローラ8
に入力される。音情報信号200はゲインコント
ローラ8において音情報信号のレベルが比較的小
さい区間(第7図イの区間A)ではレベル検出部
3を介して制御部9からの制御信号900である
ゲイン調整信号700により定められるゲインで
制御され、第7図ロに示すような波形の信号80
0として出力されレベル検出部3と音声認識部5
とに入力される。こうしてゲイン制御された音情
報信号はレベル検出部3においてそのレベルが検
出され、レベル信号300として出力される。レ
ベル信号300の波形は第7図ハに示すようにな
り、音声検出部4と制御部9とに入力される。制
御部9においては、このレベル信号300が閾値
TH1を超えようとすると(a点)比較器91か
ら出力し、レベル信号300が閾値TH2より小
さくなろうとすると(b点)比較器92から出力
する。その結果、判断ロジツク回路93からは比
較器91および92の出力に応じた第7図ニに示
すような波形の制御信号900が出力される。制
御信号900はホールド回路7に入力されるとそ
のままゲイン調整信号700として出力され、ゲ
インコントローラ8のアナログスイツチ80に入
力される。アナログスイツチ80はこのゲイン調
整信号700が大きいときは音情報信号200の
ゲインを大きくするように切り換えられ、それと
は逆にゲイン調整信号700が小さいときは音情
報信号200のゲインを小さくするように切り換
えられる。従つて第7図ハおよびニからわかるよ
うに、制御信号900のレベルが高い部分ではゲ
インが大きくなるように制御されるのでレベル信
号300はa点に達するまでの間とbc間で徐々
に大きくなり、制御信号900のレベルが低い部
分ではゲインが小さくなるように制御されるので
レベル信号300はab間で徐々に小さくなる。
その出力信号100は増幅器2で増幅され音情報
信号200として第7図イに示すような波形(区
間Aが騒音のみ、区間Bが騒音と音声指令とが一
緒になつたもの)となつてゲインコントローラ8
に入力される。音情報信号200はゲインコント
ローラ8において音情報信号のレベルが比較的小
さい区間(第7図イの区間A)ではレベル検出部
3を介して制御部9からの制御信号900である
ゲイン調整信号700により定められるゲインで
制御され、第7図ロに示すような波形の信号80
0として出力されレベル検出部3と音声認識部5
とに入力される。こうしてゲイン制御された音情
報信号はレベル検出部3においてそのレベルが検
出され、レベル信号300として出力される。レ
ベル信号300の波形は第7図ハに示すようにな
り、音声検出部4と制御部9とに入力される。制
御部9においては、このレベル信号300が閾値
TH1を超えようとすると(a点)比較器91か
ら出力し、レベル信号300が閾値TH2より小
さくなろうとすると(b点)比較器92から出力
する。その結果、判断ロジツク回路93からは比
較器91および92の出力に応じた第7図ニに示
すような波形の制御信号900が出力される。制
御信号900はホールド回路7に入力されるとそ
のままゲイン調整信号700として出力され、ゲ
インコントローラ8のアナログスイツチ80に入
力される。アナログスイツチ80はこのゲイン調
整信号700が大きいときは音情報信号200の
ゲインを大きくするように切り換えられ、それと
は逆にゲイン調整信号700が小さいときは音情
報信号200のゲインを小さくするように切り換
えられる。従つて第7図ハおよびニからわかるよ
うに、制御信号900のレベルが高い部分ではゲ
インが大きくなるように制御されるのでレベル信
号300はa点に達するまでの間とbc間で徐々
に大きくなり、制御信号900のレベルが低い部
分ではゲインが小さくなるように制御されるので
レベル信号300はab間で徐々に小さくなる。
いま、ここで音声検出部4における音声指令の
検出レベルをhとすると、音声指令が入力された
結果としてレベル信号300がc点でこの音声検
出レベルhを越えると、音声検出部4は音声指令
が入力したと判断して音声認識指令信号400を
出力する。この音声認識指令信号400は音声認
識部5に入力され音情報信号200に基づく信号
800の音声認識が行なわれる。一方、このとき
音声検出部4からはホールド信号410も出力さ
れ、ホールド回路7におけるゲイン調整信号70
0は音声が検出された時点の制御部9からの制御
信号900のレベルにホールドされる。このとき
ホールド回路7から出力されるゲイン調整信号7
00の波形は第7図ホに示したようになる。従つ
て音声指令が検出されたC点を経過してもアナロ
グスイツチ80は音声指令が検出される直前のゲ
イン調整信号700により切り換えられたままに
なつており、音情報信号200はこの切り換えら
れた状態で決まる一定のゲインによりゲイン調整
される。
検出レベルをhとすると、音声指令が入力された
結果としてレベル信号300がc点でこの音声検
出レベルhを越えると、音声検出部4は音声指令
が入力したと判断して音声認識指令信号400を
出力する。この音声認識指令信号400は音声認
識部5に入力され音情報信号200に基づく信号
800の音声認識が行なわれる。一方、このとき
音声検出部4からはホールド信号410も出力さ
れ、ホールド回路7におけるゲイン調整信号70
0は音声が検出された時点の制御部9からの制御
信号900のレベルにホールドされる。このとき
ホールド回路7から出力されるゲイン調整信号7
00の波形は第7図ホに示したようになる。従つ
て音声指令が検出されたC点を経過してもアナロ
グスイツチ80は音声指令が検出される直前のゲ
イン調整信号700により切り換えられたままに
なつており、音情報信号200はこの切り換えら
れた状態で決まる一定のゲインによりゲイン調整
される。
上記音声認識装置において、いま比較的ゆつく
り立ち上がる音声指令が入力された場合について
考えると、このとき第8図イのaに示すような音
情報信号200(区間Aが騒音のみ、区間Bが騒
音と音声指令とが一緒になつたもの)が入力され
たとする。第7図ニおよびホからわかるように、
ゲイン調整信号700は音声指令が検出されたC
点以後は区間Aのゲインを大きくするようなレベ
ルにホールドされるので、ゲインコントローラ8
は音情報信号200のゲインを大きくするように
調整する。従つてゲインコントローラ8の出力信
号800の波形は第8図イのbに示したようにな
り、レベル信号300の波形は第8図イのcに示
したようになる。この図からわかるようにレベル
信号300は音声指令が検出されたC点以後は音
声検出レベルhを越えるので音声指令の検出を行
なうことができる。
り立ち上がる音声指令が入力された場合について
考えると、このとき第8図イのaに示すような音
情報信号200(区間Aが騒音のみ、区間Bが騒
音と音声指令とが一緒になつたもの)が入力され
たとする。第7図ニおよびホからわかるように、
ゲイン調整信号700は音声指令が検出されたC
点以後は区間Aのゲインを大きくするようなレベ
ルにホールドされるので、ゲインコントローラ8
は音情報信号200のゲインを大きくするように
調整する。従つてゲインコントローラ8の出力信
号800の波形は第8図イのbに示したようにな
り、レベル信号300の波形は第8図イのcに示
したようになる。この図からわかるようにレベル
信号300は音声指令が検出されたC点以後は音
声検出レベルhを越えるので音声指令の検出を行
なうことができる。
ところが、第3図に示した実施例についてこの
ような比較的ゆつくり立ち上がる音声指令が入力
された場合について考えてみると、第8図イのa
に示した音情報信号200と同じ第8図ロのaに
示すような音情報信号200が入力されたとする
と、レベル検出部3およびホールド回路7は音声
指令のゆつくりした立ち上がりに追従するので、
ゲインコントローラ6は音声指令検出後は徐々に
ゲインを小さくするように調整する。このためゲ
インコントローラ6の出力信号600は第8図ロ
のbに示すような音声指令検出後も大きくはなら
ず騒音区間Aとほぼ同じレベルとなる。その結果
レベル信号300の波形は第8図ロのcに示した
ようになり、レベル信号300は音声指令入力後
も音声検出レベルhを越えることはないので、音
声指令が入力したにもかかわらず音声指令の検出
ができないことになる。
ような比較的ゆつくり立ち上がる音声指令が入力
された場合について考えてみると、第8図イのa
に示した音情報信号200と同じ第8図ロのaに
示すような音情報信号200が入力されたとする
と、レベル検出部3およびホールド回路7は音声
指令のゆつくりした立ち上がりに追従するので、
ゲインコントローラ6は音声指令検出後は徐々に
ゲインを小さくするように調整する。このためゲ
インコントローラ6の出力信号600は第8図ロ
のbに示すような音声指令検出後も大きくはなら
ず騒音区間Aとほぼ同じレベルとなる。その結果
レベル信号300の波形は第8図ロのcに示した
ようになり、レベル信号300は音声指令入力後
も音声検出レベルhを越えることはないので、音
声指令が入力したにもかかわらず音声指令の検出
ができないことになる。
このように第6図の実施例ではゲインコントロ
ーラは音情報信号のゲインを段階的に変化させる
ように調整されるので比較的ゆつくりした立上り
の音声指令が入力された場合でも音声指令の検出
が確実にできる。
ーラは音情報信号のゲインを段階的に変化させる
ように調整されるので比較的ゆつくりした立上り
の音声指令が入力された場合でも音声指令の検出
が確実にできる。
以上説明したように本発明は、音情報のゲイン
を音情報のレベルに応じて調整して音声認識を行
なう音声認識装置において、音声指令を検出して
いる間は音情報のゲインを一定に保つようにした
ので、音声指令が入力している間は音声指令のレ
ベルと騒音レベルとのレベル差が小さくなること
はなく、従つて音声指令を構成する単語固有のア
クセント情報や音声指令のイントネーシヨンが欠
落することはないので、音声指令の認識が確実に
できる。さらに音情報のゲインを段階的に切り換
えることにより、比較的ゆつくりした立上りの音
声指令に対してもその検出が確実にできるように
なる。
を音情報のレベルに応じて調整して音声認識を行
なう音声認識装置において、音声指令を検出して
いる間は音情報のゲインを一定に保つようにした
ので、音声指令が入力している間は音声指令のレ
ベルと騒音レベルとのレベル差が小さくなること
はなく、従つて音声指令を構成する単語固有のア
クセント情報や音声指令のイントネーシヨンが欠
落することはないので、音声指令の認識が確実に
できる。さらに音情報のゲインを段階的に切り換
えることにより、比較的ゆつくりした立上りの音
声指令に対してもその検出が確実にできるように
なる。
第1図および第2図は従来の車両用音声認識装
置のブロツク線図、第3図は本発明による車両用
音声認識装置の一実施例を示すブロツク線図、第
4図は第3図に示したブロツク線図の各部におけ
る信号波形図、第5図イは本発明によるレベル信
号300の波形図、ロは第2図に示した従来例に
よるレベル信号300の波形図、第6図は本発明
による車両用音声認識装置の他の実施例のブロツ
ク線図、第7図は第6図に示したブロツク線図の
各部における信号波形図、第8図イおよびロは本
発明による車両用音声認識装置において比較的ゆ
つくりした立ち上がりの音声指令が入力した場合
のブロツク線図の各部における信号波形図であ
る。 1……マイクロホン、2……増幅器、3……レ
ベル検出部、4……音声検出部、5……音声認識
部、6,8……ゲインコントローラ、7……ホー
ルド回路、9……制御部、80……アナログスイ
ツチ。
置のブロツク線図、第3図は本発明による車両用
音声認識装置の一実施例を示すブロツク線図、第
4図は第3図に示したブロツク線図の各部におけ
る信号波形図、第5図イは本発明によるレベル信
号300の波形図、ロは第2図に示した従来例に
よるレベル信号300の波形図、第6図は本発明
による車両用音声認識装置の他の実施例のブロツ
ク線図、第7図は第6図に示したブロツク線図の
各部における信号波形図、第8図イおよびロは本
発明による車両用音声認識装置において比較的ゆ
つくりした立ち上がりの音声指令が入力した場合
のブロツク線図の各部における信号波形図であ
る。 1……マイクロホン、2……増幅器、3……レ
ベル検出部、4……音声検出部、5……音声認識
部、6,8……ゲインコントローラ、7……ホー
ルド回路、9……制御部、80……アナログスイ
ツチ。
Claims (1)
- 1 音情報を入力し音情報信号を出力する音情報
入力手段と、前記音情報信号のゲインを段階的に
切替え可能なゲインコントローラと、該ゲインコ
ントローラにより増幅された音情報信号のレベル
が基準レベルを越えている間は、音声検出信号を
出力する音声検出手段と、該音声検出手段から音
声検出信号が出力されていない間は、前記ゲイン
コントローラにより増幅された音情報信号のレベ
ルが所定範囲の上限、あるいは下限に達したとき
はゲインを1段づつ段階的にダウン、あるいはア
ツプするよう前記ゲインコントローラを制御する
制御部と、前記音声検出手段から音声検出信号が
出力されている間は、前記制御部により制御され
た最終のゲインを保持するよう前記ゲインコント
ローラを制御するゲイン保持手段とを備えたこと
を特徴とする車両用音声認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57055349A JPS58173797A (ja) | 1982-04-05 | 1982-04-05 | 車両用音声認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57055349A JPS58173797A (ja) | 1982-04-05 | 1982-04-05 | 車両用音声認識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58173797A JPS58173797A (ja) | 1983-10-12 |
JPH0376477B2 true JPH0376477B2 (ja) | 1991-12-05 |
Family
ID=12996018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57055349A Granted JPS58173797A (ja) | 1982-04-05 | 1982-04-05 | 車両用音声認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58173797A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56126896A (en) * | 1980-03-10 | 1981-10-05 | Nippon Electric Co | Voice recognizing system |
JPS57179898A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | Voice amplitude normalization system |
JPS58125099A (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-25 | パイオニア株式会社 | 音声認識装置 |
-
1982
- 1982-04-05 JP JP57055349A patent/JPS58173797A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56126896A (en) * | 1980-03-10 | 1981-10-05 | Nippon Electric Co | Voice recognizing system |
JPS57179898A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | Voice amplitude normalization system |
JPS58125099A (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-25 | パイオニア株式会社 | 音声認識装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58173797A (ja) | 1983-10-12 |
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