JPH03740A - 置換フェニルポリベンズイミダゾールポリマー - Google Patents

置換フェニルポリベンズイミダゾールポリマー

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Publication number
JPH03740A
JPH03740A JP2045349A JP4534990A JPH03740A JP H03740 A JPH03740 A JP H03740A JP 2045349 A JP2045349 A JP 2045349A JP 4534990 A JP4534990 A JP 4534990A JP H03740 A JPH03740 A JP H03740A
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JP
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polybenzimidazole
polymer
substituted
polybenzimidazole polymer
substituted phenyl
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Application number
JP2045349A
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English (en)
Inventor
Michael J Sansone
マイケル・ジェイ・サンソーン
Mark S Kwiatek
マーク・エス・クウィアテク
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CNA Holdings LLC
Original Assignee
Hoechst Celanese Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/18Polybenzimidazoles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 この発明は置換ポリペンズイミダゾールポy−w−と置
換ポリベンズイミダゾールポリマーの製造方法に関する
ものである。特に、この発明は、N−置換フェニルボ・
リベンズイミダゾールボリマーとその製造方法に関する
ものである0 従来技術 ポリベンズイミダゾールは熱的にも化学的にもかなり安
定な複素環式ポリマーの既知の種類である。ポリベンズ
イミダゾールの製造方法は、例えば米国再発行特許第2
6,065、米国特許第3.313,783.3,50
9,108.3,555,389.3.433,772
.3,408,336.3,549,603.3.70
8,439.4,154,919.4,312,976
号において記載されている。(ここに列挙したすべての
特許は参考文献として取り入れられている。)ポリベン
ズイミダゾールポリマーは、他のタイプのポリマー、例
えばセルロースアセテートポリマーなどよりも一般的に
化学反応に対して抵抗性があるが、ポリベンズイミダゾ
ールポリマー上のインダゾールN −H結合における反
応は、ある条件の下にシいては起こる。その結果、ポリ
ベンズイミダゾールポリマーの性能に不利な影響を及ば
ず。
この反応性を減少させる一つの方法は、より反応性の少
ない置換基でイミダゾールの水素を置き換えることによ
って、置換ポリベンズイミダゾールポリマーを製造する
ことである。例えば、米国特許第4,579,915に
は、イミダゾール水素を以下の式で示す様な芳香族置換
基によって置き換えている置換ポリベンズイミダゾール
ポリマーが記載されている。
式中Rはニトロ、シアノあるいはトリフルオロメチルで
あり、R′は水素、アルキル、ニトロ、シアノあるいは
トリフルオロメチルである。この特許は本発明の方法に
よって製造されるものと似ているニトロフェニルボリベ
ンズイきダゾールの製造方法を記載してはいるが、本発
明の方法は記載していない。
米国特許44,377.546はフェニル置換ポリベン
ズイミダゾールポリマーを記載している。しかしながら
、この特許もまたN−置換フェニルポリベンズイミダゾ
ールポリマーの本裏造方法を記載してはいない。
米国特許!3,943,125は、置換ポリベンズイミ
ダゾールポリマーの調製において有益な置換テトラアミ
ノ複素環式化合物の膨大な配列を記載している。しかし
ながら、この特許に訃いて記載されている置換ポリベン
ズイミダゾールポリマーの製造方法は、本発明にシいて
記載される製造方法とかなり違う。
米国特許43,518,234はアリール置換ポリベン
ズイミダゾールポリマーを記載している。しかし、それ
もまた、N−置換フェニルポリベンズイミダゾールポリ
マーの本発明の製造方法を記載してはいない。
米国特許43,578,644と4,549,388は
、ヒドロキシル化されたポリベンズイミダゾールの製造
方法を記載してはいるが、N−置換フェニルポリベンズ
イミダゾールポリマーやそれらの製造方法についての記
載はない。
従って、N−置換フェニルポリベンズイミダゾールポリ
マーを調製することは本発明の目的である。
そして、熱的にも化学的にも高い安定性を発揮するN−
置換フェニルボリベンズイミダゾールボリマーを調製す
ることが本発明の更なる目的である。
さらに1置換されていないポリベンズイミダゾールポリ
マーから直接N−置置換フェニルソリベンズイミダゾー
ルポリマー調製することが、本発明の更に他の目的であ
る。
そして、ポリベンズイミダゾールアニオン(このアニオ
ンは置換フエニルフルオリドと続いて反応し、N−置換
フェニルポリベンズイミダゾールポリマーを生成させる
)を生成させるためにアルカリ水素化物を用いて、N−
置換フェニルポリベンズイミダゾールポリマーを調製す
ることも本発明の目的である。
本発明方法の範囲、性質、利用のみならず、すでに述べ
た目的や他の目的については以下の記述や添付の特許請
求の範囲をみれば明らかとなるだろう。
発明の概要 本発明は、以下の様な置換ポリベンズイミダゾールポリ
マーの製造方法を含む。即ち、a、ポリベンズイミダゾ
ールポリマー溶媒溶液を調製し; b、ポリベンズイミダゾールポリマーをアルカリ水素化
物と反応させて、ポリベンズイミダゾールアニオンを生
成させ; c、ポリベンズイミダゾールアニオンを、一般式: C式中、Rはフッ素基に対してパラ位に位置する強電子
吸引基であり、好ましくはニトロ、シアノ又はトリフル
オロメチル、最も好ましくはニトロであり、そして、R
′はフッ素基に対してメタ位に位置し、水素、アルキル
、ピリジル、ハロ、シアノ、及びニトロ基から成る群よ
り選択される)を有する置換または置換されていないフ
エニルフルオリドと反応させて、N−置換フェニルポリ
ベンズイミダゾールポリマーを製造する。
この方法によって製造されたN−置換フェニルポリベン
ズイミダゾールポリマーは、膜、フィルム、樹脂及び繊
維などのような広範囲の生成物に成形することができる
。これらの生成物はN−置換フェニルポリベンズイミダ
ゾールポリマーから作られるので、化学反応に対して非
常に耐性があり、そして、高い強度と熱的安定性を示す
発明の詳述 A、出発JllK料 ポリベンズイミダゾールの出発原料は、以下に示す式I
と1の反復単位によって特徴づけられる複素環式ポリマ
ーの既知の種類である。
式中Rは四価の芳香核であり、窒素原子(芳香核の隣接
した炭素原子、すなわちオルト位の炭素原子上で組み合
わせられている2つのベンズイミダゾール環を形成して
いる)によって好ましく対称的KW換されており、そし
て、R′は、(1)芳香環 (2)アルギレングループ
(なるべく4から8個の炭素原子を持っているもの)そ
して、(3) (a)ピリジン、(b)ピラジン、(C
)フラン、(d)キノリン、(e)チオフェンそして(
f)ピランより成る組からの複素環から成る群のいずれ
かである。
式I 式中2は窒素原子(芳香核の隣接した炭素原子上で組み
合わせられ工いるベンズイミダゾール環を形成している
)を有する芳香核である。
好ましくは、芳香族ポリベンズイミダゾールは、式Iや
I(IのR′は芳香環及び複素環である。)の反復単位
から本質的に成るポリマーより選択される。
式1の反復単位を有するポリベンズイミダゾールは、−
組のオルト位に配置されたジアミノ置換基しか含まない
三官能性の芳香族化合物を自己縮合することによって調
製することができる。このタイプのポリマーの例は、フ
ェニル−3,4−シアきノベンゾエートの自動縮合によ
って調製されるポリ−2,5(6)−ベンズイミダゾー
ルである。
式Iの反復単位を有する芳香族ポリベンズイミダゾール
は、芳香核に一組のオルト−ジアミノ置換基を含む芳香
族テトラアミン化合物を、(a)芳香族ジカルボン酸の
ジフェニルエステル (b)複素環式ジカルボン酸のジ
フェニルエステル(ことで、カルボキシル基は、ピリジ
ン、ピラジン、7ラン、キノリン、チオフェン及びビラ
ンから成る群より選択される環状化合物中の炭素上の置
換基である)及び(e)芳香族ジカルボン酸の無水物か
らなる組から選択されるジカルボキシル化合物と共に縮
合することによって調製することができる。
式Iの反復構造を有するポリベンズイミダゾールの例は
以下の通りである。
ポリ−2,2’−(m−フェニレン)−5,5’−ビベ
ンズイミダゾール; ポリ−2,2’−(ビリジレン−3’、5’)−5,5
’−ビペンズイミダゾール: ポリ−2,2’−(フリレン−2“、5’) −5,5
’−ビベンズイミダゾール; ポリ−2,2’−(ナフタレン−1’、6“)−5,5
’−ビペンズイミダゾール; ポリ−2,2’−(ビフェニレン−4’、4’)−5,
5′−ビベンズイミダゾール; ポリ−2,2′−アミシン−5,5/−ビベンズイミダ
ゾール; ポリ−2,21−オクタメチレン−5,5′−ビペンズ
イオダゾール; ポリ−2*2’−(m−フェニレン)−ジイムダゾベン
ゼン; ポリ−2,2′−シクロヘキセニル−5,5′−ビベン
ズイミダゾール; ポリ−L2’  (m−フェニレン)−5,5’−ジ(
ベンズイミダゾール)エーテル; ポリ−L2’  (m−フェニレン)−5,5’ジ(ベ
ンズイミダゾール)スルフィド;ポリ−2,2′−cm
−フェニレン)−5,5’−ジー〔ベンズイミダゾール
)メタン; ポリ−2,2’−(m−フェニレン)−5,5’−ジ〔
ベンズ4 ミタy−h ) フoヘン−2,2t ;及
び、 ポリ−2,2’−(m−フェニレン) ++ S /、
S#−ジ(ベンズイミダゾール)エチレン−1,2、(
ここで、エチレン基の二重結合は、最終的なポリマーに
ンいては元のまま残存する) 本方法において用いるのに好ましいポリベンズイミダゾ
ールは以下に示す反復単位を有するポリ−2,2’ −
(m−)ユニしン)−5,5’−ビベンズイミダゾール
から調製されるものである。
当業者に公知の任意の重合方法を用いて、本発明の出発
原料として使われるポリベンズイミダゾールポリマーを
調製することができる。芳香族ポリベンズイミダゾール
に関しては、好ましくは、等モル量のモノマーのテトラ
アミンとジカルボキシル化合物とを、第1段階の溶融重
合反応域に導入し、そこで、約200℃以上、好ましく
は少なくとも250℃、もつと好ましくは約270℃〜
300℃の温度で加熱することができる。その反応は、
実質的に酸素のない雰囲気、すなわち、酸素濃度約20
ppm以下、好ましくは酸素濃度約8ppm以下Kt/
いて、発泡プレポリマーが生成されるまで行なわれる。
通常、第1段階の反応は、19あたりのデシリットル数
で表わされる内部粘度が、少な(とも0.1、好ましく
は約0.13〜0.3(25℃において97%H2SO
4100−の中に0.49のポリマーが溶けている溶液
から測定される)を有するプレポリマーが生成されるま
で続けられる。
第1段階の反応の後(第1段階反応は通常少なくとも0
.5時間、好ましくは1〜3時間を要する)、生成した
プレポリマーは冷やされ、任意の蘭便な方法で粉砕また
は微粉砕される。できたプレポリマー粉末は第二段階の
重合反応域に導入される。
第2段階重合反応域では、望ましくは少なくとも0.4
、(例えば0.8〜1゜1又はこれ以上)の内部粘度を
有するポリベンズイミダゾール生成物を生じさせるため
に、実質的に無酸素状態の下でプレホIJマー粉末は熱
せられる。
第2段階において用いられる温度は、少なくとも250
℃、好ましくは少なくとも325℃、さらに好ましくは
約350℃〜425℃である。第二段階反応は一般的に
、少な(とも0.5時間、好ましくは約1〜4時間又は
これ以上かかる。もちろん、−段階反応によって本ポリ
マーを調製することもまた可能である。しかしながら、
今までに述ぺて来た二段階方法の方が好ましい。
B、ポリマー溶液 ポリベンズイミダゾールポリマー溶液を作るのに利用さ
れろ溶媒としては、特にこのポリベンズイミダゾールポ
リマーを溶かすことができると一般に認められている溶
媒が挙げられる。例えば、溶媒は、N−N−ジメチルア
セトアミド、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、及びN−メチル−2−ピロリドンをはじ
めとする、ポリベンズイミダゾールの乾式紡糸液の生成
において一般に利用される溶媒から選択することができ
る。特に好ましい溶媒は、N、N−ジメチルアセトアミ
ド及びN−メチル−2−ピロリドンである。
溶媒の更なる例としては蟻酸及び硫酸が挙げられる。
ポリ1−溶液は、例えば、溶液の総重量に対する重量パ
ーセントでポリマーを約1〜約35c4含む最終溶液を
得るために、溶媒中に十分なポリベンズイミダゾールを
溶かすことによって調製することができる。溶液中のポ
リベンズイミダゾールポリマーの濃度が約5%未満の時
、得られる置換は決して最適ではない。ポリベンズイミ
ダゾールポリマー濃度が約25−以上の時、溶液は粘稠
すぎる傾向がある。この高粘度はポリマー溶液を熱する
ことKよって克服することができるが、好ましい態様に
訃いては、ポリベンズイミダゾールポリマーの濃度は、
重量で約5〜約25−の範囲が良い。溶媒に溶かすポリ
ベンズイミダゾールの量は、できた溶液が、30℃にお
いて、粘度約50ポアズから約4000ポアズ、好まし
くは約400〜約600ポアズの粘度を持つよ5にすべ
きである。
溶媒にポリマーを溶かす一つの適当な方法は、溶媒の通
常の沸点より上の温度、例えばかかる沸点より上の約2
5〜約120℃に訃いて、約2−約15気圧の圧力下で
、約1〜約5時間、連続的にかく拌しながら混合すると
とKよるものである。
できた溶液は、好ましくは溶けないで残っているポリマ
ーを除去するために濾過する。少量の塩化リチウム(溶
液中のポリベンズイミダゾールの重量に対する重量パー
セントで約0.5〜約5%)を、長時間静置している時
に溶液からポリベンズイミダゾールポリマーが相分離し
てくるのを防ぐために、任意に浴液に加えても良い。
c、ポリベンズイミダゾールアニオンの生成ポリベンズ
イミダゾールポリマー溶液に、アルカリ水素化物を加え
、式1に記載されているポリベンズイミダゾールポリマ
ーを用いて、下記の反応式に示すようにポリベンズイミ
ダゾールアニオンを生成させる。
式中、ポリベンズイミダゾールポリマーは前に記載した
ものと同じであり、Aはリチウム、ナトリウム及びカリ
ウムから成る群より選択されるアルカリカチオンである
リチウム、ナトリウム及びカリウムの水素化物のどのア
ルカリ水素化物でも反応に使っても良いが、リチウム水
素化物がいくつかの理由で好まれる。引続く置換反応に
おいて生成するリチウム塩は、生成するN−蓋換フェニ
ルボリベンズイミダゾールボリマーと反応しない。さら
に、リチウムカチオンのイオン半径が小さいので良く溶
媒和すると推定される。そして、それはリチウムカチオ
ンとポリベンズイミダゾールアニオンがイオン対化(t
on paring )する仁とを防ぐ。そして、イオ
ン対化を防ぐことは、す・チウム塩の溶解度を増加させ
るし、それと同時に、さらに求核性のポリベンズイミダ
ゾールアニオン(これはさらに反応性に富む)を生成さ
せる。
低濃度のアルカリ水素化物を使うことができるが、好ま
しい態様に訃いては、アルカリ水素化物群対ポリベンズ
イミダゾールポリマー上の有効なイミダゾール窒素−水
素部位の割合は、約0,01:1〜約2=11もつと好
ましくは、約0.25:1〜約1:lである。ポリベン
ズイミダゾールポリマー上の有効なイミダゾール窒素−
水素部位に比例してアルカリ水素化物の理論量が、ポリ
ベンズイミダゾールポリマーと反応する時、有効なイミ
ダゾール窒素−水素部位の少なくとも601がイオン化
されている。アルカリ水素化物がもつと高濃度の時は、
もつと高いパーセンテージでポリベンズイミダゾールの
イオン化が起ζる。そし又、その結果、続いて起こる置
換反応では、ポリベンズイミダゾールポリマー上でさら
に多くの置換が起こる。しかしながら、アルカリ水素化
物対有効なイミダゾール窒素−水素部位の割合が、約2
:1を超える時は、置換の有意な増加は達成されない。
ポリベンズイミダゾールポリマー溶液にアルカリ水素化
物を加えたら、溶液を約70℃〜約120℃の温度まで
熱する。そして、約5〜約48時間絶えずかく拌しなが
ら反応させる。ポリベンズイミダゾールポリマーのイオ
ン化反応の間、水素ガスが発生し、放出される。水素ガ
スの発生が止まったら、反応が完了したと考えて良い。
D、置換反応 いったんアルカリ水素化物が、イミダゾール水素を除去
し、ポリベンズイミダゾールアニオンを生成させると、
ポリベンズイミダゾールアニオン上で多様なN−置換フ
ェニルの置換が可能となることが見い出された。これら
の選択されたN−[換フェニルポリベンズイミダゾール
ポリマーを製造するために、置換及び不置換のフエニル
フルオリド化合物をポリベンズイミダゾールアニオンと
反応させる。フルオリドアニオンを使うことは、フルオ
リドアニオンが他のハ四ゲン化物アニオンよりも求核試
薬によってさらに容易に置換されるので、この反応にと
って重要であることが分かった。
置換クエニルフルオリドは、次式: (式中Rはフッ素基に対してバラ位に位置する強電子吸
引基、好ましくは、ニトロ、シアノ、及びトリフルオロ
メチル、最も好ましくはニトロであり、R′はフッ素基
に対してメタ位に位置し、水素、アルキル、ピリジル、
ハロ、シアノ及びニトロ基から成る群から選択されるも
のである)を有するものである。
また、フルオリドに隣接した炭素は置換されないという
ことが好ましい。なぜなら、この炭素原子上での置換は
フルオリド化合物の反応性を減少させるか、または除去
してしまうかもしれないからである。置換フエニルフル
オリドの濃度は重要ではないが、置換される有効なイミ
ダゾールアニオン部位を少なくとも約20%有するN−
置換フェニルポリベンズイξダゾールボリマーを製造す
るためには、少なくともほぼ化学量論濃度の置換フエニ
ルフルオリド反応体(有効なイミダゾールアニオン部位
と比較して)が、ポリベンズイミダゾールアニオン溶液
に加見られるべきである。置換フエニルフルオリド反応
体の濃度を濃くすることによって、高い置換率が達成さ
れる。好ましい態様に訃いては、置換フエニルフルオリ
ド反応体対有効ポリベンズイミダゾールアニオン部位の
割合は、約0.25:1〜約1=1である。濃度をこれ
よりも高くしても有意に高い置換は達成されない。
ポリベンズイミダゾールポリマー出発原料の置換率は、
生成するポリベンズイミダゾールアニオンのパーセンテ
ージに部分的に左右されるので、さらに高い置換率は、
水素化物の反応が、高いパーセンテージのポリベンズイ
ミダゾールアニオンを生成させる時にのみ可能である。
従って、好ましい態様においては、アルカリ水素化物対
イミダゾール窒素−水素部位の割合も、不置換フエニル
フルオリド反応体対有効ポリベンズイミダゾールアニオ
ン部位の割合も、両方とも約0.25:1〜約l:lで
ある。
反応を完了させるために、室温でポリベンズイミダゾー
ルアニオンポリマー溶液に置換フェニルハライド反応体
を単に加えてもよい。しかしながら、局部沈澱を防ぐた
めに、反応体を加える前に、ポリベンズイミダゾール溶
液に対して同量か、あるいは、これより少量の溶媒に置
換フエニルフルオリド反応体を混ぜることが好ましい。
置換フエニルフルオリドを加えたら、その混合物を約7
0℃〜約200℃の間の温度で熱し、約10〜約48時
間絶えずかく拌しながら反応させる。分子量の大きい置
換フエニルフルオリド反応体はど、高い反応温度と長い
反応時間を必要とする可能性がある。好ましい態様にシ
いては、反応は約り20℃〜約175℃の温度で、15
へ36時間行う。
本方法の実施例にシいては、パラニトロフルオロベンゼ
ンとポリベンズイミダゾールアニオンとの反応は、既に
記載したポリベンズイミダゾールアニオンを用いて、以
下に示す反応式によって完了まで進む: 千A”F” N−fl換7エエルポリペンズイミダゾールポリマーを
溶液から沈澱させるために、N−置換フェニルポリベン
ズイミダゾールに対する非溶剤を反応器に加える。好ま
しくは、水溶液を沈澱剤として使う。非溶剤はいろいろ
あるが、例えばアセトンカ良い。次に、N−置換フェニ
ルポリベンズイミダゾールポリマーを一過し、そして、
過剰の溶媒を除去するために、N−置換フェニルポリベ
ンズイミダゾールポリマーに対する非溶媒でこれを洗う
。好ましくは非溶媒洗浄溶液は水またはアセトンを含む
ものが良い。
本方法によって展進されるN−置換フェニルポリベンズ
イミダゾールポリマーは、特に分離の分野において、広
範囲な有用性を示す製品に転化させることができる。N
−置換フェニルポリベンズイミダゾールから作られる膜
、繊維、ビーズ、フィルムは、広範囲な物理的、形態学
的特性を示す。
そして、その特性により、逆浸透、限外−過、精密−過
、電気透析、イオン交換、アフイニイテークay)グラ
フィーなどを含む様々な用途に利用される。ポリマーは
、置換1を賢明に選択することによって、特定の用途に
合5ように展進することができる。加えて、例えば、イ
ミダゾール窒素による有害反応を防止する置換によって
、いくつかの環境KGいて安定性を増すこともできる。
次の実施例は、本発明の詳細な説明である。すべての割
合とパーセンテージは、特に断わりがなければ、「重量
基準」である。しかしながら、本発明は、実施例の中で
述べる明細な叙述に限定されないと理解される。
丸底反応器に、N、N−ジメチルアセドアきド中に溶か
された15重量%のボ17−2−2’(m−ベンジレン
)−5,5’−ビベンズイミダゾールポリマー溶液12
92.79を入れた。その溶液を80℃まで熱し、そし
て3時間にわたって水素化リチウム7.6gを加えた。
溶液は17時間、絶えずかく拌し、温度は80℃に保っ
た。N、N−ジメチルアセトアミド609にパラニトロ
ベンゼン89gを混ぜ、添加漏斗に入れて反応溶液に加
えた。溶液の温度を3時間で150℃まで上げ、その温
度で24時間保った。反応生成物は核磁気共鳴スペクト
ルで調べた。その結果、ポリマー上のイミダゾール窒素
部位は、 これらのポリベンズイミダゾールポリマーは、置換され
ているので、より反応性が低く、より安定な製品を生成
する。
で50%置換されていることが分かった。
この実施例から明らかなように、様々なN−置換フェニ
ルポリベンズイミダゾールポリマーを、高い置換率で製
造することができる。これらのN−置換フェニルポリベ
ンズイミダゾールポリマーは、広範囲の分離用製品(例
えば、膜、繊維、フィルムなど)の製造のために使うこ
とができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a、ポリベンズイミダゾールポリマー溶媒溶液を調
    製し; b、ポリベンズイミダゾールポリマーをアルカリ水素化
    物と反応させて、ポリベンズイミダゾールアニオンを生
    成させ; c、ポリベンズイミダゾールアニオンを、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはフッ素基に対してパラ位に位置する強電子
    吸引基であり、R′はフッ素基に対してメタ位に位置し
    、水素、アルキル、ピリジル、ハロ、シアノ及びニトロ
    から成る群より選択される) を有する置換フエニルフルオリドと反応させて、N−置
    換フェニルポリベンズイミダゾールポリマーを製造する
    工程を含むN−置換フェニルポリベンズイミダゾールポ
    リマーの製造方法。 2、a、ポリベンズイミダゾールポリマー溶媒溶液を調
    製し; b、溶液中のポリベンズイミダゾールポリマーと水素化
    リチウムを反応させて、ポリベンズイミダゾールアニオ
    ンを生成させ; c、ポリベンズイミダゾールアニオンを、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rはフッ素基に対してパラ位に位置し、ニトロ、
    シアノ及びトリフルオロメチルから成る群より選択され
    、R′はフッ素基に対してメタ位に位置し、水素、アル
    キル、ピリジル、ハロ、シアノ及びニトロから成る群よ
    り選択される) を有する置換フエニルフルオリドと反応させて、N−置
    換フエニルポリベンズイミダゾールポリマーを製造する
    工程を含むN−置換フェニルポリベンズイミダゾールポ
    リマーの製造方法。 3、a、ポリベンズイミダゾールポリマー溶媒溶液を調
    製し、(ここで、ポリベンズイミダゾールポリマーは、
    次に示す式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは隣接炭素原子上で組み合わさつているベンズ
    イミダゾール環を形成する窒素原子によつて好ましく対
    称的に置換されている4価の芳香核であり、R′は(1
    )芳香環(2)アルキレン基(3)(a)ピリジン(b
    )ピラジン(c)フラン(b)キノリン(e)チオフェ
    ン(f)ピランからなる組から選択される複素環である
    )の反復単位から本質的に成る) b、ポリベンズイミダゾールポリマーを水素化リチウム
    と反応させ(ここで、水素化リチウム対ポリベンズイミ
    ダゾールポリマー上の有効イミダゾール窒素−水素部位
    の割合は約0.01:1〜約5:1である)ポリベンズ
    イミダゾールアニオンを生成し; c、ポリベンズイミダゾールアニオンをパラニトロベン
    ゼンと反応させて、パラニトロフェニルポリベンズイミ
    ダゾールを製造する工程を含むN−置換フェニルポリベ
    ンズイミダゾールポリマーの製造方法。 4、アルカリ水素化物が、水素化リチウム、水素化カリ
    ウム及び水素化ナトリウムから成る群より選択されるも
    のである請求項1記載の方法。 5、アルカリ水素化物は水素化リチウムである請求項1
    記載の方法。 6、ポリベンズイミダゾールポリマー出発原料は、反復
    モノマー単位: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Zは、芳香核の隣接炭素原子上で組み合わされて
    、ベンズイミダゾール環を形成している窒素原子を有す
    る芳香核である)から成る請求項1又は2記載の方法。 7、ポリベンズイミダゾールポリマーを溶かす溶媒は、
    N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
    ムアミド、ジメチルスルホキシド及びN−メチル−2−
    ピロリドンから成る群より選択されるものである請求項
    1、2又は3記載の方法。 8、溶媒溶液中のポリベンズイミダゾールポリマーの濃
    度は、総溶液重量に対する重量パーセントで、約5〜約
    25%である請求項1、2又は3記載の方法。 9、アルカリ水素化物群対ポリベンズイミダゾールポリ
    マー上の有効イミダゾール窒素水素部位の割合は、約0
    .01:1〜約2:1である請求項1、2又は3記載の
    方法。 10、アルカリ水素化物群対ポリベンズイミダゾールポ
    リマー上の有効イミダゾール窒素水素部位の割合は、約
    0.25:1〜約1:1である請求項1、2又は3記載
    の方法。 11、生成されるポリベンズイミダゾールアニオンのパ
    ーセンテージは、少なくとも約20%である請求項1、
    2又は3記載の方法。 12、アルカリ水素化物は、温度約50℃〜約120℃
    で、約5〜48時間反応させる請求項1、2又は3記載
    の方法。 13、置換フエニルフルオリド上のフルオリドに隣接す
    る炭素は置換されない請求項1又は2記載の方法。 14、置換フエニルフルオリド対有効ポリベンズイミダ
    ゾールアニオン部位の割合は、約0.25:1〜約1:
    1である請求項1、2又は3記載の方法。 15、置換フエニルフルオリドは、ポリベンズイミダゾ
    ールポリアニオンと、温度約70℃〜約200℃で、約
    10〜約48時間反応させる請求項1、2又は3記載の
    方法。 16、請求項1記載の方法により製造されるN−置換フ
    エニルポリベンズイミダゾールポリマー。 17、請求項2記載の方法により製造されるN−置換フ
    ェニルポリベンズイミダゾールポリマー。
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