JPH0374064A - 導電用結合剤および導電接続構造 - Google Patents

導電用結合剤および導電接続構造

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JPH0374064A
JPH0374064A JP20963989A JP20963989A JPH0374064A JP H0374064 A JPH0374064 A JP H0374064A JP 20963989 A JP20963989 A JP 20963989A JP 20963989 A JP20963989 A JP 20963989A JP H0374064 A JPH0374064 A JP H0374064A
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connection
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particles
insulating
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Kazuhiro Sugiyama
和弘 杉山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は導電用結合剤および導電接続構造に関する。 [従来の技術] 相互に離間して配置された接続端子を電気的に接続する
方法として各種の方式が知られている。 最も一般的な手法としては半田付けによる方法がある。 近年の接続端子のピッチ微細化の要求に即応して、半田
付は手法も腑分と進歩している。最新の設備と細心の注
意力をもってすれば、半田付けは、2004m程度のピ
ッチの接続端子の接続に適用することが可能である。し
かし、この手法における欠点は、接続端子が半田濡れ性
を有していなければならず、従って、少なくとも、導電
性金属箔で形成されていなければならないことと。 高温接合のため、耐熱性絶縁基板が用いられる必要があ
ることである。これらの条件は、材料の優格を上昇させ
る。 安価な樹脂基板に形成された接続端子を電子部品に接続
する方法として、導電性接着剤による方法が知られてい
る。しかし、この方法は、接続端子上に導電性接着剤を
正確に位置決めして被着しなければならず、極めて非能
率的である。また、導電性接着剤が被着されていない部
分すなわち、接続端子間は全く接着されない為、接合力
が極度に不足し、接合強度の補強手段を必要とされる。 このため、接合部分が広い容積を占めることになる。し
かも、このような欠点に加えて、接続作業に伴なう位置
合わせの精度不良のため、接続端子のピッチが200〜
300 JLm以下の場合には、短絡や導通不良が極度
に増大する。 他の従来技術として、−この方法は、上述した手法と比
較すると本発明の概念に割と近いが一興方導電性接着剤
を用いる方法がある。異方導電性接着剤とは、絶縁性接
着剤中に導電性微粒子を分散混合したものである。この
異方導電性接着剤を用いて基板の接続端子を電子部品の
接続端子に接続する場合、異方導電性接着剤は基板に設
けられた接続端子上のみでなく接続端子間の基板上にも
被着される。基板の接続端子と電子部品の接続端子を異
方導電性ti着剤を介在して熱圧着すると、各導電性微
粒子と基板もしくは電子部品の接続端子間に介在される
絶縁性接着剤は接続端子間に流動し、基板および電子部
品の接続端子は導電性微細子に直接接触する。この際、
各導電性微粒子が、互いに導通しないように十分に離間
して分散されていれば、基板または電子部品に設けられ
た接続端子は短絡することはない、すなわち、異方導電
性接着剤とは接合された状態において、厚み方向には導
電性を有するが面方向には絶縁性を呈するものであり、
導電性に方向性を有する接着剤ということである。 この異方導電性接着剤は、絶縁性接着剤として100〜
300℃の比較的低温で溶融する材料が用いられている
ため樹脂基板にも適用できる。また、基板の接続端子上
に被着する際1位置合せが必要でないので能率的である
。さらに、接続端子間にも接着剤が介在されているため
、接合強度を大きくできる。という特徴を有する。 [発明が解決しようとする課題] 上述した如く、異方導電性接着剤は、厚さ方向には導電
性を、面方向には絶縁性を呈することが絶対的条件であ
る。厚さ方向に導電性を呈するためには、基板の接続端
子と電子部品の接続端子間には、最低(単に理論的には
)、−傭の導電性微粒子が介在される必要がある0面方
向に絶縁性を呈するためには、どの導電性微粒子も隣接
する導電性微粒子とは絶縁性接着剤により電気的に不導
通となる間隔に隔てられていることが理想である。瞬接
する導電性微粒子が、たまたま隣の接続端子と絶縁され
ていることを仮定すれば、そのような条件においてのみ
導電性微粒子同志が導通することが許容される。しかし
、そのような導電性微粒子が隣の接続端子から絶縁され
ているという保証はない、それ故、どの導電性微粒子も
隣接の導電性微粒子とは導通することがないような構造
にする必要がある。 しかしながら、異方導電性接着剤において、絶縁性接着
剤中に分散される導電性微粒子の配置は単に攪拌によっ
てのみ決定される。このため、導電微粒子の分布は、当
然のことながら、−様ではなく密の部分と疎の部分を有
している。従って、密の部分においても導電性微粒子が
相互に導通しないこと、および疎の部分においても必ず
1つの接続端子に対して、1以上の導電性微粒子が位置
付けられなければならない、という条件が生じる。 接続端子のピッチが小さくなり、従って、接続端子の巾
が狭くなるに比例して、上記の条件を満足することは困
離になる。1つの接続端子上に位置する導電性微粒子は
、接続端子が巾狭になるにつれ小数となる。しかしなが
ら、接続端子上ニ位置する導電性微粒子の数の増大を図
って、絶縁性接着剤中に混合する導電性微粒子の割合を
増やせば、密の部分の導電性微粒子の密度がさらに増大
される。言う迄もなく、この導電性微粒子の密の部分は
巾狭の接続端子間を満たし回路を短絡させる。 このような構造および作用のため、異方導電性接着剤に
よる接続は、接続端子のピッチが導電性微粒子の直径の
数倍程度の場合にまで適用可能であるとみちれるにも拘
わらず、現実的には、これには程遠いものであった。−
例として直径lO〜20μm程度の導電性微粒子を用い
た場合、接続端子のピッチは200〜300 pmとす
ることが限界であった。この方法による限り、理論的に
も、接続端子のピッチが導電性微粒子の直径よりも小さ
い場合には適用は不可能である。 この発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは、配線材料および基板材料と
して如何なるものにも対応できるよう低温接合が可能で
あり、且つ接続端子のピッチが従来よりも遥かに微小の
場合にも適用することのできる、全く新規な構造を有す
る導電性結合剤およびこの導電性結合剤を用いた導電接
続構造を提供することにある。
【H題を解決するための手段】
この発明の導電用結合剤は、絶縁性微粒子の表面に導電
膜を設け、この導電膜の外周面を全体的または部分的に
外部から電気的に隔絶する低融点の樹脂層で覆って接続
用微粒子を形成し、この接続用微粒子を絶縁性接着剤中
に混合してなり、前記樹脂層が熱圧着力により厚み方向
の部分が破壊され、かつ面方向の部分が残存するように
したものである。 また、この発明の導電接続構造は、互いに対向するMl
、第2の接続端子間に、絶縁性微粒子の表面に設けられ
た導電膜の外表面を全体的または部分的に電気的に隔絶
する樹脂層で覆った複数の接続用微粒子を介在するとと
もに、前記第1.第2の接続端子間の空隙に絶縁性接着
剤を充填し。 前記接続用微粒子の樹脂層が厚み方向の部分が破壊され
、かつ面方向の部分が残存することにより、*記絶縁性
微粒子の導電膜で第1.第2の接続端子を接続したもの
である。 [作用J 異方導電性接着剤における問題点は、導電性微粒子を相
互に電気的に絶縁するために、絶縁性接着剤中に混入で
きる導電性微粒子の割合を所定値以上にすることができ
ない点にあった。従って、もし仮に導電性微粒子が相互
に電気的に導通しないことが保証されれば、上記の問題
点は解消される。すなわち、導電性微粒子の割合が十分
に密になれば、接続端子の巾が如何に小さくなろうとも
、導通に必要な十分な数の導電性微粒子を、各接続端子
上に位置付けすることができる。しかも、この場合、接
続端子間に導電性微粒子がどのように密に分布しようと
も、導電性微粒子相互が導通しない限り、接続端子が短
絡されることはない。 この発明の導電用結合剤は、絶縁性接着剤中に混合する
接続用微粒子として、絶縁性微粒子の表面に導電膜を設
け、この導電膜の外周面を全体的または部分的に外部か
ら電気的に隔絶する樹脂層で覆ったものを用いている。 この場合、外周面を全体的または部分的に外部から電気
的に隔絶することは、絶縁性微粒子の導電膜相互の導通
を防止することを意味する。従って、この発明の接続用
微粒子は上記した作用を呈する。 このような導電用結合剤において、結合鋼の厚さ方向に
対して電気的な導通を達成できるならば、この結合剤は
、如何に小さなピッチで配列された接続端子に対しても
適用できるものであることは明らかである。この目的の
ため、この発明の接続用微粒子め樹脂層は低融点のもの
で形成され且つ結合剤に加えらる熱圧着力により厚み方
向の部分は破壊されかつ面方向の部分が残存するもので
ある。 従−って、この導電用結合鋼を用いて接続された導電接
続構造は、熱圧着治具等により接続された後、導電用結
合剤に含まれた接続用微粒子によって、結合剤の厚み方
向には導電性を呈するが、接続用微粒子が配列された方
向、すなわち面方向には絶縁性を呈する。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の詳細な説明する。 第1図はこの発明の導電用結合剤を用いて液晶表示パネ
ルとフィルム基板との接続に適用した導電接続構造を示
す、液晶表示パネル1は上下一対のガラス基板2.3の
対向面にI T O(IndiumTin 0xide
)等よりなる透明電極4,5が形成され、その間の周囲
に封止材6が設けられ、その内部に液晶7が封入されて
いる。この場合、上下の透明電極4.5は上側のガラス
基板2から側方へ突出した下憚のガラス基板3上に設け
られた接続端子8にamされている。なお、接続端子8
は上下の透明電縫と同じ数だけ等間隔に配列されている
。フィルム基板9はT A B (Tape Auto
matedBond ing)方式によりキャリアテー
プ10の下面にフィンガリード11・・・を形成し、こ
のフィンガリード11・・・にICチップ12を接続し
たものである。すなわち、キャリアテープ10の開口部
13内に突出したフィンガリード11・・・の内端部に
ICチップ12のバンプ14・・・をボンディングする
。この場合、図示しないヒータチップを400〜500
℃程度の高い温度に発熱させてフィンガリード11をバ
ンプ14に熱圧着する。このあと、ICチップ12のボ
ンディング面を樹脂15で封止する。なお、フィンガリ
ード11はキャリアテープ10にテミネートされた銅等
の金属箔をエツチングすることにより形成され、その外
端部が接続端子16をなす、この接続端子16は液晶表
示パネル14の接続端子8と同じ数だけ等間隔に配列さ
れている。 そして、液晶表示パネルlとフィルム基板9は、導電用
結合剤17により液晶表示パネルlの接続端子8とフィ
ルム基板9の接続端子16が接続されている。すなわち
、導電用結合剤17は。 第1図および第2図に示すように、絶縁性微粒子18の
表面に導電膜19を形成し、この導電膜19の外周面を
電気的に隔絶する樹脂層20で覆って接続用微粒子21
を形成し、この接続用微粒子21・・・を相互に接触さ
せて平面的に配列した状態で絶縁性1!12.W剤22
中に混合したものである。この場合、絶縁性微粒子18
は酸化シリコン(Si(h)、酸化チタン(TiOz)
等の無機材料よりなる硬質の粒子である。導電膜19は
金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム等の金属をメツキ
や蒸着等で被覆したものである。樹脂層20は導電膜1
9の外周面を電気的に隔絶するためのもので。 絶縁性を有する低融点(100〜300℃程度)の微粉
末を導電膜19の外周面に静電気で吸着させた構成とな
っている。なお、微粉末は絶縁性微粒子18よりも遥か
に小さなものである。このような絶縁性微粒子18の導
電膜19を樹脂層20で覆った接続用微粒子21はその
径を約1101L程度の大きさに形成することが可能で
ある。また、絶縁性接着剤22は熱可塑樹脂よりなる熱
溶融型に属するホットメルト型のものが望ましいが、こ
れに限らず、熱硬化樹脂よりなるものでもよい。 第2図は導電用結合剤17による接続端子8.16の接
合状態を示す、導電用結合剤17は、液晶表示パネルl
のガラス基板3の接続端子8とフィルム基板9の接続端
子16の間に配置されて1図示しないヒータチップによ
り熱圧着される。すると、絶縁性接着剤22によりガラ
ス基板3とフィルム基板9が相互に接着されるのと同時
に、対向する接続端子8,16が接続用微粒子21によ
り接続される。すなわち、接続端子8.16間に位置す
る接続用微粒子21は接続端子8.16で上下に加圧さ
れ、かつ加熱されるので、接続端子8,16が接触する
部分(厚さ方向の部分)の樹脂層20が溶融して押し流
され、絶縁性微粒子18の表面に設けられた導電!11
9が露出して接続端子8,16に接触して導通する。 この場合には、絶縁性微粒子1Bが無機材料よりなる硬
質の粒子であり、加圧されても変形し憩し)ので、樹脂
層20は接続端子8,16の接触部分が押し流されやく
、導電!119が導通しやすい。 しかし、接続端子8,16が接触しない部分(面方向の
部分)の樹脂層20は厚さ方向の部分に較べ加圧力が小
さいため、そのまま残存する。なお、対向する接続端子
8,8または16.16間に配置された接続用微粒子2
1は接続端子8゜16によって加圧されないので、樹脂
層20はそのまま残存する。したがって、絶縁性微粒子
18の表面に設けられた導電膜19は接続端子8.16
の配列方向に導通することはなく、対向する接続端子8
.16のみに接触して導通する。この結果、隣接する接
続端子8.16は相互に導通することがなく、対向する
接続端子8.16のみが確実に接続される。この場合、
仮に、対向する接続端子8.16のピッチが接続用微粒
子21の大きさよりも小さくても、隣接する接続端子8
゜16が導通することなく、対向する接続端子8.16
のみを接続することが可能である。以下、このことにつ
いて説明する。 第3図は接続端子23のピッチを接続用微粒子21より
も小さくした場合の接続端子23と接続用微粒子21と
の導通関係を示す、この図において、各接続用微粒子2
1の中央部に示された点線の円24a〜24dは熱圧着
時に溶融される樹脂層2Gの部分であり、従って、この
領域が接続端子23に接触する。また、二点鎖線で示さ
れた接続端子23は、第2図の接続端子8および16に
対応する。ここでは、接続端子23の幅を絶縁性微粒子
18の表面に設けられた導電膜19の外径の約1/2程
度の大きさとし、そのピッチを導電膜19の外径とほぼ
同じ長さとし、かつ接続端子23の長さを接続用微粒子
21のほぼ2倍程度とする。また、接続用微粒子21・
・・は隣接のものと相互に接触するよう隙間なく配列さ
れている。このことは接続端子23のピッチ方向だけで
なく長さ方向においても同様である。左下鍔の絶縁性微
粒子18の導電11119と接続端子23とは接触領域
24a内に示されたハツチング部分内で接触している。 その右隣りの導電l119の接触領域24bは右隣りの
接続端子23を飛び越してしまうため、この右隣りの接
続端子23と接触することがない、しかし、左下側の接
続用微粒子21とその右隣りの接続用微粒子21の前後
に位置する絶縁性微粒子18.18の導電[119,1
9の接触領域24c、24dは斜線で示すように一部が
右隣りの接続端子23の前後部において接触する。これ
は、接続用微粒子21・・・が相互に接触して配置され
るため1前後の絶縁性微粒子18.18の導電l119
.19が左下側の絶縁性微粒子18の導電[119と右
隣りの絶縁性微粒子18の導電膜19との中間に位置し
ているからである。 このように、接続端子23の輻およびピッチを接続用微
粒子21よりも小さく形成しても、隣接する接続端子2
3を導通させずに、対向する接続端子23のみを接続す
ることかで可能となる。実際には、!g′続端子23の
長さは接続用微粒子21よりも遥かに長いから、接続端
子23の長さ方向に接続用微粒子21・・・が多数配列
されることとなり、上述した接続がより一層確実なもの
となる。 例えば、接続端子23の長さを1■とじても、直径10
μm程度の接続用微粒子21ならば、長さ方向に100
列程度は配列されることになる。しかも、この100列
に配列された接続用微粒子21は、$3図に示す如く、
接続端子23のピッチ方向に少しずつ位置がずれている
。従って、理論的には、接続用微粒子21の直径よりも
小さいピッチで配列された接続端子に対しても適用する
ことができる。 第4図〜第7図は上述した導電用接合剤17をフィルム
基板9の接続端子16上に設けて液晶表示パネルlと接
続する工程を示す、まず、fJ4図に示すように、ロー
ル状に巻かれた転写用シート25を引き出し、その下面
の所定飾所に導電用結合剤17を設ける°、この転写用
シート25は第7図に示すように、テープ状をなす屈曲
自在なベースシート26の下面に剥離[!F27を設け
たものであり、この剥離層27に導電用結合@17が設
けられ
【いる、この導電用結合剤17は上述と同様、接
続用微粒子21・・・を相互に接触させて平面的に配列
した状態で絶縁性接着剤22中に混合し、スクリーン印
屑等の印馬手段により剥離層27に塗布されて乾燥固化
されている。 そして、転写用シート25の導電用結合剤17をフィル
ム基板9の接続端子16に対応させる。 この場合、転写用シート25は屈曲自在であるから、フ
ィルム基板9に予めICチップ12が接続されていても
、導電用結合@17をフィルム基板9の接続端+16に
容易に対応させることができる。第5図において、仮に
フィルム基板9の上部にICチ、プ12が突出している
ような場合であっても、転写用シート25はその凸部に
応じて屈曲するので、導電用結合剤17を容易に対応さ
せることができる。 この状態で、転写用シート25上にヒータチップ28を
当てて熱圧着すると、ヒータチップ28の熱により導電
用結合剤17がフィルム基板9の接続端子16に熱転写
される。この場合の熱圧着は、上述したICチップ12
のボンディングのとさよりも、低い温度で行なわれる。 このように導電用結合剤17がフィルム基板9側に転写
されると、第6図に示すように、導電用結合剤17は転
写用シートの剥離層27から剥離され、導電用結合剤1
7のみがフィルム基板9の接続端子16に転写される。 この後、第1図に示すように、フィルム基板9を上下反
転させて、接続端子16を液晶表示パネルlの接続端子
8に導電用結合剤17を介して対応させ、この状態で熱
圧着すれば、上述したように導電用結合剤17の絶縁性
接着剤22により相互に接着されるとともに、接続用微
粒子21の導電[119により接続端子8.16が電気
的に接続される。 したがって、このような液晶表示パネル1とフィルム基
板9との接続構造では、対向する接続端子部7.16間
に導電用結合剤17を配置してヒータチップ等で熱圧着
するだけで、簡単に接合することができる。この場合、
各接続端子8.16の端子数が多く、ファインピッチ化
しても、隣接する接続端子が導通せずに、対向する接続
端子のみを確実に接続することができる。 第8図は上述した導電用結合剤17を用いて液晶表示パ
ネル29の対向する透明電極4,5の一方と接続端子8
との接続に適用した場合を示す。 この液晶表示パネル29においても、上述と同様、対向
面に透明電極4,5が設けられた一対のガラス基板2.
3間に液晶7が封止材(ここでは図示せず)により封止
されているが、この封止材の一部が導電用結合剤17で
構成されている。すなわち、導電用結合剤17はガラス
基板2.3間に配置されて熱圧着されると、上述したよ
うに絶縁性接着剤22が上下のガラス基板2.3を接着
すると同時に、接続用微粒子21が上側の透明電極4と
下偏のガラス基板3の接続端子8とを確実に接続し、隣
接するもの同士の導通を防ぐ、なお、このような液晶表
示パネル29においても。 第1図の液晶表示パネル1と同様に、導電用結合剤17
でフィルム基板9に接合することができる。 第9図は導電用結合剤の第1変形例を示す、この導電用
結合剤30は接続用微粒子21・・・を厚さ方向にも積
み重ねて絶縁性接着剤22中に混合したものである。こ
の導電用結合剤30は上下に対向する基板31.32間
に配置されると、基板31.32間には接続用微粒子2
1・・・が厚さ方向にも積み重ねられて配置され、かつ
これらの空隙に絶縁性接着剤22が充填されることとな
る。そのため、上下の基板31.32を熱圧着すると。 絶縁性接着剤22・により上下の基板31.32が接着
され、かつ上下の基板31.32に対向して設けられた
接続端子33.34はその間において厚さ方向に配列さ
れた接続用微粒子21・・・の相互の導通により電気的
に接続される。すなわち、対向する接続端子33.34
間において厚さ方向に配列された接続用微粒子21・・
・は熱圧着により上下部が相互に圧接し合うので、その
部分の樹脂層20が相互に破壊され、上下の絶縁性微粒
子18の導電[119が相互に導通する。しかし2面方
向に隣接する接続用微粒子21の樹脂層20は破壊され
ずに残存するので1面方向に隣接する絶縁性微粒子18
の導電1119は相互に導通することはない、この結果
、接続端子33.34のうち、隣接する接続端子33.
34が導通することなく、対向する接続端子33.34
のみが確実に接続される。 第1O図は導電用結合剤の第2変形例を示す。 この導電用結合剤35は、絶縁性微粒子18の導電M1
9の外周面に絶縁性を有する低敵点の樹脂層36を膜状
にコーティングして接続用微粒子37を構成し、この接
続用微粒子37を相互に接触させて絶縁性樹脂22中に
混合したものである。このような導電用結合剤35にお
いても、熱圧着等により厚さ方向の樹脂層36が破壊さ
れて絶縁性微粒子18の導電膜19が露出し、これと直
交する面方向の樹脂層36は破壊されないので、上述し
た導電用結合剤17と同様の効果がある。 なお、この発明は上述した実施例に限定されず、種々変
形応用が可能である0例えば、導電用結合剤の絶縁性微
粒子は無機材料からなる粒子である必要はなく、合成樹
脂等の粒子でもよく、また金属酸化物等の粒子等でもよ
い。 【発明の効果】 以上詳麟に説明したように、この発明の導電用結合剤は
、接続用端子のピッチが従来よりも遥かに小さい場合に
も適用できる。しかも、接続用微粒子は、絶縁性接着剤
によって絶縁されている訳ではなく、接続用微粒子自体
が絶縁層を有しているものであるから接続端子のamを
確実に防止できる。また、このような導電用結合剤を用
いた導電接続構造は、低温接合が可能であるから接続端
子や絶縁基板の材料として安価なものにも適用すること
ができ、かつ、接続用端子のピッチが小さいにも拘わら
ず接続の信頼性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の導電用結合剤を用いて液晶表示パネ
ルとフィルム基板を接続した場合の要部拡大断面図、!
s2図は導電用結合剤による接続端子の接合状態を示す
要部拡大断面図、第3図は接続端子のピッチをvi続所
用微粒子りも小さくした場合の接続端子と接続用微粒子
との導通を説明するための平面図、第4図〜第7図は導
電用結合剤を用いた接続工程を示し、MS4図は転写用
シートに導電用結合剤を設ける工程を示す側面図、第5
図は転写用シートの導電用結合剤をフィルム基板に転写
する工程を示す断面図、第6図は導電用結合剤がフィル
ム基板に転写された状態を示す断面図、第7図は転写用
シートに導電用結合剤を設けた状態の要部拡大断面図、
第8mは導電用結合剤を用いた液晶表示パネルを示す要
部拡大断面図。 第9図および第10図はこの発明の変形例を示す要部拡
大断面図である。 脂層、21.37・・・・・・接続用微粒子、22・・
・・・・絶縁性接着剤。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁性微粒子の表面に導電膜を設け、この導電膜
    の外周面を全体的または部分的に外部から電気的に隔絶
    する低融点の樹脂層で覆つて接続用微粒子を形成し、こ
    の接続用微粒子を絶縁性接着剤中に混合してなり、前記
    樹脂層が熱圧着力により厚み方向の部分が破壊され、か
    つ面方向の部分が残存することを特徴とする導電用結合
    剤。
  2. (2)互いに対向する第1、第2の接続端子と、前記第
    1、第2の接続端子間に介在され,それぞれが絶縁性微
    粒子の表面に設けられた導電膜の外周面を全体的または
    部分的に電気的に隔絶する樹脂層で覆われた複数の接続
    用微粒子と、前記第1、第2の接続端子間の空隙に充填
    された絶縁性接着剤を具備し、 前記接続用微粒子の樹脂層の厚み方向の部分が破壊され
    、かつ面方向の部分が残存することにより、前記第1、
    第2の接続端子を前記絶縁性微粒子の表面の導電膜で接
    続したことを特徴とする導電接続構造。
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US07/602,715 US5123986A (en) 1989-08-10 1990-10-24 Conductive connecting method
US07/713,822 US5180888A (en) 1989-08-10 1991-06-12 Conductive bonding agent and a conductive connecting method

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014065288A1 (ja) * 2012-10-22 2016-09-08 株式会社ユーシン ドアロックアクチュエータ及び部品実装構造

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