JPH037395Y2 - - Google Patents

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JPH037395Y2
JPH037395Y2 JP5156786U JP5156786U JPH037395Y2 JP H037395 Y2 JPH037395 Y2 JP H037395Y2 JP 5156786 U JP5156786 U JP 5156786U JP 5156786 U JP5156786 U JP 5156786U JP H037395 Y2 JPH037395 Y2 JP H037395Y2
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mandrel
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iron
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plate
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JP5156786U
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、発電用大形復水器、化学装置用熱
交換器などで使用される銅合金製部材、たとえば
冷却管、管板を防食するための鉄電解防食装置に
関する。
〔従来の技術〕
発電用大形復水器に使用される銅合金製の管板
や冷却管の防食方法としては、従来の硫酸第1鉄
注入法にかわつて、電解式の鉄イオン供給法が定
着するようになつた。
本出願人は、従来から鉄イオンの供給量と防食
皮膜の形成、維持との関係に着眼し、初期に大量
の鉄イオンを供給し、安定した防食皮膜が形成さ
れた後に、少量の鉄イオンを供給して皮膜を維持
することが適格、かつ合理的な防食管理であるこ
とを見い出し、このような技術思想を具体化した
発明、すなわち、冷却水取水路に大量の鉄イオン
を供給する電解式鉄イオン発生装置と、熱交換器
の水入口側水室内に防食電流および少量の鉄イオ
ンを供給する溶解性鉄電極を備えた電気防食装置
を設置する防食方法を特開昭55−23857号として
出願した。
その後、本出願人は電解式鉄イオン発生装置の
設置位置を取水路から水室近傍の配管部分に移動
することが鉄イオンの酸化消費による防食効果の
低減防止に効果があるという技術思想に基づいた
電解式鉄イオン発生装置を発明し、特開昭55−
60194号として出願した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、鉄イオンの酸化消費は予期した
以上に早いために、効率良く、かつ良質な防食皮
膜を形成させるためには、被防食対象部材の至近
距離より新鮮な鉄イオンを供給する必要があるこ
とがわかつた。また、電解式鉄イオン発生装置を
初期皮膜形成後、長期にわたつて遊休させること
は不経済であるとともに、かえつて電極表面に腐
食酸化物や海洋生物が付着したりして電解機能を
損う恐れがあつた。
さらに、工事を水室内と水室外で別々に行うこ
とは工期的にみても無駄が多く、工期の短縮化が
望まれていた。
この考案は、従来のものがもつ、以上のような
問題点を解消させ、効率的に、かつ良質な防食皮
膜の形成が可能であると共に施工の容易なことを
特徴とした鉄電解防食装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このようなことから、本考案者らは、前記電解
装置を直接水室内に設置することによつて被防食
対象部材の至近距離より新鮮な鉄イオンを供給し
て良質な防食皮膜を形成することに成功したもの
である。
すなわち、この考案に係る防食装置は次のよう
な構成としている。
1 管状の不溶性心金が垂直に取り付けられた板
状の鉄電極の前方に、棒状あるいは管状の不溶
性心金が垂直に取り付けられた板状の鉄電極が
平行に設けられる。
2 前方に設けられた電極の心金は、管状の心金
を電気的に絶縁貫通する。
3 両心金は、水室の壁面より貫通取付金具を介
して外部に導かれる。
4 両心金は、絶縁電線を介して極性変換機能を
有する直流電源装置に接続される。
〔実施例〕
この考案の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例を示す縦断面図
である。
チタン、タンタル、ニオブなどの管状不溶性心
金3の一端に板状の鉄電極1が直角にネジ込み固
定される。
一方、前記芯金3の内径より小さい外形を有す
る棒状あるいは管状の不溶性心金4の一端に板状
の鉄電極2が直角にねじ込み固定される。
両電極1,2は、一定の間隔で対向すると共
に、管状心金3の中を心金4がPVC製の絶縁ス
リーブ5を介して貫通し、突き出た心金4の先端
にナツト6をねじ込むことによつて固定される。
そして、これら両心金3,4は、水室壁の取付
座7に固定された貫通用取付金具8を絶縁貫通し
管状心金3の端部にねじ込まれた締付金具9によ
つて前記取付金具8に固定される。
両心金3,4の他端部には、それぞれ圧着端子
10,11が装填され、絶縁電線12,13によ
つて図示していない直流電源装置に接続されてい
る。この電源装置は、両電極1,2を一定の間隔
で交互に陽極として使用するために極性変換器を
内蔵するか、2台の電源装置を用いて切換スイツ
チによる極性変換を行う。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は、鉄電極装置を
水室内に直接設置しているので新鮮な鉄イオンが
充分供給され、有効な鉄皮膜が形成される。
また、大規模な設備を必要とせず、スペース的
にも有利かつ経済的である。
さらに、極性変換によつて、電解効率の向上や
電極交換サイクルの延長が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す縦断面図
である。 1,2……鉄電極、3……管状不溶性心金、4
……不溶性心金、5……絶縁スリーブ、8……貫
通用取付金具、9……締付金具、12,13……
絶縁電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管状不溶性心金3の先端に垂直に取り付けられ
    た板状の鉄電極1と、この電極1の前方に相対し
    て設けられた板状の鉄電極2とからなり、この電
    極2に垂直に取り付けられた不溶性心金4が前記
    心金3の中を電気的に絶縁貫通されると共に、こ
    れら両心金3,4は貫通用取付金具8によつて被
    防食体壁面から外部に導かれ、それぞれ絶縁電線
    12,13を介して極性変換機能を有する直流電
    源装置に接続されたことを特徴とする鉄電解防食
    装置。
JP5156786U 1986-04-08 1986-04-08 Expired JPH037395Y2 (ja)

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JP5156786U JPH037395Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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JP5156786U JPH037395Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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JPS62166257U JPS62166257U (ja) 1987-10-22
JPH037395Y2 true JPH037395Y2 (ja) 1991-02-25

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ID=30875949

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JPS62166257U (ja) 1987-10-22

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