JPH0372797A - カメラ一体型ビデオテープレコーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ＰＡＬ方式の映像信号とＳＥＣＡＭ方式の映
像信号とを切り換えて出力するカメラ−体型ビデオテー
プレコーダに係り、より詳細には、ＰＡＬクロマ信号か
らＳＥＣＡＭクロマ信号の生成を行うカメラ一体型ビデ
オテープレコーダに関する。

（従来の技術） 東ヨーロンパ等において主に採用されているＳＥＣＡＭ
方式は、より狭い伝送領域においてカラー信号の伝送を
可能とする目的から、ＰＡＬ方式に改良を施した方式と
なっていて、水平走査の周波数やその走査線数がＰＡＬ
方式と同一であり、双方の方式間における信号変換が容
易となっている。そのため、撮像部や信号記録部にはＰ
ＡＬ方式を採用し、ＰＡＬクロマ信号からＳＥＣＡＭク
ロマ信号の生成を行うことによって、外部には、ＰＡＬ
方式の信号とＳＥＣＡＭ方式の信号との双方の信号の送
出を可能とする装置が多く提供されている。

第２図は、これらの装置において従来使用されていた信
号変換部の電気的構成を示すブロソク線図である。

信号の再生時には記録信号再生部により、また撮像時に
は撮像部により送出されるＰＡＬクロマ信号８２ａは、
１Ｈ遅延部８４においてｌ水平走査期間の遅延が与えら
れた後、遅延が与えられる以前のＰＡＬクロマ信号８２
ａとの加算を行う加算部８５、及び減算を行う減算部８
６に導かれ、色差信号であるＢ−Ｙ信号８７ａとＲ−Ｙ
信号８９ａとに変換される。これらの色差信号８７ａ、
８９ａは、それぞれに対応して設けられたローパスフィ
ルタ８８．９０によって不必要な信号の除去が行われた
後、ＳＥＣＡＭ変調回路９１によって、ＳＥＣＡＭ方式
のクロマ信号に変換される。そしてバンドパスフィルタ
９５、ベルフィルタ９４を介することによってＳＥＣＡ
Ｍクロマ信号９４ａとなり、加算部９３に導かれる。

一方、この加算部９３に導かれるもう１つの信号である
輝度信号８１ａ　（撮像時には撮像部より送出され、再
生時には記録信号再生部より送出される）については、
ローパスフィルタ８８．９０による遅延が色差信号に、
またバンドパスフィルタ９５による遅延がＳＥＣＡＭ変
調クロマ信号に与えられていることから、遅延イコライ
ザ９２を用いることによって上記遅延時間に等しい遅延
を輝度信号８１ａに与え、遅延された輝度信号を加算部
９３に導く構成となっている。

そして切換スイッチ９６のＰ接点には、ＰＡＬクロマ信
号８２ａと輝度信号８１ａとの加算を行う加算部８３の
出力を導き、Ｓ接点には加算部９３の出力を導くことに
よって、この切換スイッチ９６の操作により、その出力
であるＣ接点から、ＰＡＬ方式の映像信号、若しくはＳ
ＥＣＡＭ方式の映像信号の出力を行うようになっていた
。

（発明が解決しようとする課Ｍ） 上記の方式においては、色差信号８７ａ、８９ａの生成
を行うためにＩＨ遅延部８４を用いていることから、色
差信号８７ａ、８９ａは、輝度信号８１ａに対して、１
水平走査期間だけ遅れた信号となるので、これらの色差
信号８７ａ、８９ａから生成されたＳＥＣＡＭクロマ信
号９４ａも同様に１水平走査期間だけ遅れた信号となる
。そのため、垂直方向に急激に色調が変化する被写体の
・　３ 撮像画面等においては、表示される画像に色ずれが生じ
るという問題が生じていた。

また再生時、ＰＡＬクロマ信号８２ａは、その生成にあ
たって使用されるくし型フィルタにより、既に２水平走
査期間の遅れとなっていることから、この垂直方向にお
ける色ずれがより目立ち易くなるという問題が生じてい
た。

本発明は上記課題を解決するため創案されたものであり
、その目的は、垂直方向における色ずれを減少させるこ
とのできるカメラ一体型ビデオテープレコーダを提供す
ることにある。

（課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するため本発明のカメラ一体型ビデオテ
ープレコーダは、ＰＡＬクロマ信号からＳＥＣＡＭクロ
マ信号の生成を行うカメラ一体型ビデオテープレコーダ
に適用を行い、ＰＡＬクロマ信号からＳＥＣＡＭクロマ
信号の生成を行うクロマ信号変換部と、輝度信号に対し
て、少なくとも１水平走査期間の遅延を与える輝度信号
遅延部と、この輝度信号遅延部の出力とＳＥＣＡＭクロ
マ信号との加算を行う加算部とを備えた構成を採用する
。

（作用） クロマ信号変換部によって生成されたＳＥＣＡＭクロマ
信号は、輝度信号に対して１水平走査期間の遅延が与え
られた信号となっていることから、この遅延時間に対応
するｌ水平走査期間の遅延を、輝度信号遅延部を用いる
ことによって輝度信号に与える。加算部は、この遅延が
与えられた輝度信号とクロマ信号変換部により生成され
たＳＥＣＡＭクロマ信号との加算を行う。

（実施例） 第１図は、本発明の一実施例の電気的構成を示すブロソ
ク線図である。

図において、ＣＯＤ等の撮像素子と信号処理回路等とに
より構成された撮像部２９からの輝度信号は、輝度信号
によって搬送波のＦＭ変調を行う変調回路とＦＭ変調さ
れた信号から輝度信号の取り出しを行うＦＭ復調回路等
とにより構成された輝度信号記録再生回路２４と、スイ
ッチ２６のｂ接点とに送出されている。また撮像部２９
より出力されるＰＡＬクロマ信号は、導かれた信号を低
域の信号に周波数変換を行う変換回路と、その逆の変換
を行う変換回路等とによって構成されたＰＡＬクロマ信
号記録再生回路２５、及びスイッチ２７のｂ接点に出力
されている。そしてスイッチ２６のＣ接点には輝度信号
記録再生回路２４からの輝度信号が導かれており、スイ
ッチ２７のＣ接点にはＰＡＬクロマ信号記録再生回路２
５からのＰＡＬクロマ信号が導かれている。

また輝度信号記録再生回路２４からの記録信号出力、及
びＰＡＬクロマ信号記録再生回路２５からの記録信号出
力は加算部３１の入力に導かれており、この加算部３１
の出力は、記録アンプ２３を介して、スイッチ３０（７
）ｂ接点に接続されている。そしてこのスイッチ３０の
Ｃ接点は、ヘッドアンプ２２を介して、輝度信号記録再
生回路２４とＰＡＬクロマ信号記録再生回路２５とに導
かれている。またスイッチ３０のＣ接点には、回転ヘッ
ド２１が接続されている。

スイッチ２６のＣ接点より送出される輝度信号２６ａは
、ＣＣＤ素子等によって構成された遅延部である輝度信
号遅延部１５と加算部２８の一方の入力とに導かれてお
り、スイッチ２７のＣ接点より送出されるＰＡＬクロマ
信号２７ａは、１水平走査期間の遅延を与えるＩＨ遅遅
延量１１１人力、加算部１１２の一方の入力、減算部１
１３の一方の人力、及び加算部２８の他方の入力に接続
されている。

ＩＨ遅遅延量１１１よって遅延された信号は、加算部１
１２及び減算部１１３のそれぞれの他方の人力に導かれ
ており、加算部１１２の出力と減算部１１３の出力とは
、それぞれに対応して設けられた復調回路１１４，１１
５、及びローパスフィルタ１１６，１１８を介し、ＳＥ
ＣＡＭ変調回路１１７に与えられている。そしてこのＳ
ＥＣＡＭ変調回路１１７の出力はバンドパスフィルタ１
２に送出され、バンドパスフィルタ１２の出力はベルフ
ィルタ１３に、ベルフィルタ１３の出力は、ＳＥＣＡＭ
クロマ信号１１ａとして、加算部１４の一方の入力に導
かれている。またこの加算部１４の他方の入力には、輝
度信号遅延部１５の出力が接続されている。

スイッチ１６のＣ接点には加算部２８の出力が接続され
、ｂ接点には加算部１４の出力が導かれている。モして
Ｃ接点より送出される信号は、映像信号として外部に出
力されている。また輝度信号遅延部１５には、その内部
のＣＣＤ素子に導かれた信号をシフトさせるためのシフ
トクロソクであり、信号波形を忠実に遅延させるために
クロマ信号用のサブキャリアの３倍の周波数に設定され
た信号が、クロック信号ＣＫとして与えられている。

以上の説明において、クロマ信号変換部１１は、ＩＨ遅
遅延量１１１加算部１１２、減算部１１３．２つの復調
回路１１４，１１５．２つのローパスフィルタ１１６，
１１８、ＳＥＣＡＭ変調回路１１７、バンドパスフィル
タ１２、及びベルフィルタ１３からなる１０のブロック
によって構成されている。

以上の構成からなる本発明の一実施例の動作について以
下に説明する。

録画動作時には、スイッチ２６、スイッチ２７、スイッ
チ３０のそれぞれのＣ接点がｂ接点に接続される。また
撮像部２９より送出される輝度信号は、スイッチ２６の
ｂ接点と輝度信号記録再生回路２４とに送出され、ＰＡ
Ｌクロマ信号は、スイッチ２７のｂ接点とＰＡＬクロマ
信号記録再生回路２５とに送出される。そのため、輝度
信号記録再生回路２４からは、ＦＭ変調された輝度信号
が送出され、ＰＡＬクロマ信号記録再生回路２５からは
、低域変換されたＰＡＬクロマ信号が送出される。これ
ら２種の信号は加算部３１において加算された後、記録
アンプ２３を介して回転ヘッド２１に導かれ、図示され
ていない磁気テープに記録される。

再生動作時には、スイッチ２６、スイッチ２７、スイッ
チ３０のそれぞれのＣ接点がＣ接点に接続される。そし
て回転ヘッド２１によって検出された図示しない磁気テ
ープからの信号は、ヘンドアンプ２２を介して、輝度信
号記録再生回路２４とＰＡＬクロマ信号記録再生回路２
５とに導かれることから、スイッチ２６のＣ接点には輝
度信号が、スイッチ２７のＣ接点にはＰＡＬクロマ信号
が導かれることとなる。

以上のように、録画動作のときと再生動作のときとの双
方の動作において、スイ・フチ２６のＣ接点には輝度信
号、スイッチ２７のＣ接点にはＰＡＬクロマ信号が導か
れる（記録動作時にスイ・、Ｊチ２６．２７のＣ接点よ
り信号が出力されるのは、撮像時におけるモニタのため
である）。

一方、スイッチ１６はモード切り換えのためのスイッチ
となっていて、Ｃ接点がＣ接点に接続されたときにはＰ
ＡＬ方式の動作モードとなり、このときには、スイッチ
２６を介して導かれた輝度信号２６ａとスイッチ２７を
介して導かれたＰＡＬクロマ慣号２７ａとが加算部２８
において加算され、加算結果が、映像信号として、出力
１６ａにより、外部に送出される。

スイッチ１６のＣ接点がｂ接点に接続されたときには、
ＳＥＣＡＭ方式の動作モードとなる。このモードにおけ
る動作を以下に説明する。

スイッチ２７を介して導かれたＰＡＬクロマ信号２７ａ
は、ＩＨ遅延部１１１に導かれると共番こ、加算部１１
２、減算部１１３のそれぞれの一方の入力に導かれ、Ｉ
Ｈ遅延部１１１の出力が、加算部１１２と減算部１１３
とのそれぞれの他方の入力に導かれていることから、加
算部１１２の出力から復調を行う復調回路１１４の出力
には、色差信号であるＲ−Ｙ信号１１４ａが現れ、減算
部１１３の出力から復調を行う復調回路１１５の出力に
は、色差信号であるＢ−Ｙ信号１１５ａが現れる。そし
てそれぞれの色差信号１１４ａ、１１５ａは、ローパス
フィルタ１１６，１１８におし）て、不要信号成分の除
去が行われた後、ＳＥＣＡＭ変調回路１１７に与えられ
る。

これら２種の色差信号１１４ａ、１１５ａは、その生成
に当たって、１Ｈ遅延部１１１の出力に基づいているこ
とから、ＰＡＬクロマ信号２７ａに対し、１水平走査期
間の遅延が与えられた信号となっている。

ＳＥＣＡＭ変調回路１１７においては、導かれた２種の
色差信号１１４ａ、１１５ａを、１水平走査期間毎に交
互に選択し、選択された色差信号１１４ａ、１１５ａに
よりＦＭ変調を行うのであるが、選択された色差信号が
Ｒ−Ｙ信号（１１４ａ〉であるときには、４．４０６Ｍ
Ｈｚの信号を搬送波とするＦＭ変調を行い、選択された
色差信号がＢＹ信号（１１５ａ）であるときには、４．
２５ＭＨｚの信号を搬送波とするＦＭ変調を行う。

上記のようにしてＦＭ変調された信号は、バンドパスフ
ィルタ１２によって不要信号成分の除去が行われ、ベル
フィルタ１３に導かれる。そしてこのベルフィルタ１３
により、色の彩度に応じた出力レベルの増減が与えられ
、ＳＥＣＡＭクロマ信号１１ａとして、加算部１４に送
出される。

一方、輝度信号遅延部１５は、復調回路１１４゜１１５
の出力が導かれたローパスフィルタ１１６゜１１８及び
バンドパスフィルタ１２が与える遅延時間と１水平期間
の遅延時間との２種の遅延時間の合計時間に等しい遅延
を与える構成となってし）ることから、輝度信号２６ａ
は、輝度信号遅延部１５において上記遅延を与えられ、
加算部１４に送出される。そして輝度信号とＰＡＬクロ
マ信月とは加算部１４において加算され、スイ・フチ１
６のＣ接点から、ＳＥＣＡＭ方式の映像信号として、外
部に送出される。

つまり、外部に送出される映像信号は、ＰＡＬ方式から
ＳＥＣＡＭ方式にクロマ信号の変換を行うとき、クロマ
信号に与えられた遅延が、輝度信号に与えられた遅延に
よって補正されてｂ）るため、ｍ度信号とＳＥＣＡＭク
ロマ信号１１ａとは、互いに時間関係にずれの無い信号
となっている。

以上説明したように、本実施例においては、輝度信号２
６ａに１水平走査期間の遅延を与える輝［（ｉ分遅延部
１５により、ローパスフィルタ１１６．１１８及びバン
ドパスフィルタ１２によって生じる遅延をも同時に与え
る構成となっているため、１水平走査期間の遅延補正を
行った場合にも、部品点数の増加を防止することが可能
な構成となっている。

なお本発明は上記実施例に限定されず、輝度信号遅延部
１５については、ＣＯＤ素子を用いた場合について説明
したが、その他の遅延素子として、例えばガラス遅延素
子等を用いた構成とすることが可能である。

（発明の効果） 本発明に係るカメラ一体型ビデオテープレコーダは、Ｐ
ＡＬクロマ信号をＳＥＣＡＭクロマ信号に変換するクロ
マ信号変換部が与える１水平走査期間の遅延を、輝度信
号遅延部が輝度信号に与える遅延によって補正している
ことから、ＳＥＣＡＭクロマ信号と輝度信号とは互いに
時間ずれの無い信号となり、垂直方向における色ずれを
減少させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電気的構成を示すブロック
線図、第２図は従来技術の電気的構成を示すブロック線
図である。 １１・・・クロマ信号変換部 １１ａ・・・ＳＥＣＡＭクロマ信号 １４・・・加算部 １５・・・輝度信号遅延部 ２６ａ・・・輝度信号 ２７ａ・・・ＰＡＬクロマ信号

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ＰＡＬクロマ信号からＳＥＣＡＭクロマ信号の生成
   を行うカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいて、 ＰＡＬクロマ信号からＳＥＣＡＭクロマ信号の生成を行
   うクロマ信号変換部と、 輝度信号に対して、少なくとも１水平走査期間の遅延を
   与える輝度信号遅延部と、 この輝度信号遅延部の出力と前記ＳＥＣＡＭクロマ信号
   との加算を行う加算部とを備えたことを特徴とするカメ
   ラ一体型ビデオテープレコーダ。