JPH0371036A - 使い捨て検査用具 - Google Patents
使い捨て検査用具Info
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- JPH0371036A JPH0371036A JP20570289A JP20570289A JPH0371036A JP H0371036 A JPH0371036 A JP H0371036A JP 20570289 A JP20570289 A JP 20570289A JP 20570289 A JP20570289 A JP 20570289A JP H0371036 A JPH0371036 A JP H0371036A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分￥ｆ］
本発明は、精液中の精子数、血液中の赤血球数や白血球
数等を測定するに好適な使い捨て検査用具に関する。
数等を測定するに好適な使い捨て検査用具に関する。
［従来の技術］
産婦人科の不妊症の拍療上、単位容積の精液中に存在す
る精子数を測定する工程がある。従来の精子数測定具は
、透明容器に精液を滴下した後、この容器にカバーグラ
スを被着し、容器深さを例えば１０終ｍに固定する。カ
バーグラスには。、ＩＩ間隔の格子線がケ書きされてい
る。このカバーグラス七から顕微鏡（接眼レンズ１０倍
、対物レンズ２０倍）にて精子を観察し、１０個の格子
目中に存在する精子数を数え、この精子数に１００万を
乗じて、 １ ＋ｏＪ１の精液中に存在する精子数を算
定する。
る精子数を測定する工程がある。従来の精子数測定具は
、透明容器に精液を滴下した後、この容器にカバーグラ
スを被着し、容器深さを例えば１０終ｍに固定する。カ
バーグラスには。、ＩＩ間隔の格子線がケ書きされてい
る。このカバーグラス七から顕微鏡（接眼レンズ１０倍
、対物レンズ２０倍）にて精子を観察し、１０個の格子
目中に存在する精子数を数え、この精子数に１００万を
乗じて、 １ ＋ｏＪ１の精液中に存在する精子数を算
定する。
［発明が解決しようとする課題］
然しながら、］−記従来の精子数測定具には、下記■、
■の問題点がある。
■の問題点がある。
■精液を容器に滴下した後、カバーグラスを被着する作
業が必要であり、操作性が悪い。
業が必要であり、操作性が悪い。
■構造が複雑であって使い捨てできる程度に安価にはで
きず、〈り返し使用のため衛生に欠ける。
きず、〈り返し使用のため衛生に欠ける。
本発明は、操作性がよく、衛生的な使い捨て検査用具を
提供することを目的とする。
提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］
請求項１に記載の本発明は、検液を検液収容空間に収容
した状態で、該検液中の検査対象を検査する使い捨て検
査用具において、上下の透明板を一定の間隔を介して貼
り合わせ、上下の透明板の間に一定深さの検液収容空間
を形成するとともに、下透明板の上部に、上透明板を一
部切欠いて形成した検液滴下領域を設けたものである。
した状態で、該検液中の検査対象を検査する使い捨て検
査用具において、上下の透明板を一定の間隔を介して貼
り合わせ、上下の透明板の間に一定深さの検液収容空間
を形成するとともに、下透明板の上部に、上透明板を一
部切欠いて形成した検液滴下領域を設けたものである。
請求項２に記載の本発明は、上下いずれか一方の透明板
の検液収容空間相当部に、一定の間隔をなす格子線を形
成したものである。
の検液収容空間相当部に、一定の間隔をなす格子線を形
成したものである。
請求項３に記載の本発明は、複数の検液収容空間を備え
るようにしたものである。
るようにしたものである。
［作用］
請求項１に記載の本発明によれば、検液を検液滴下領域
に滴下すると、検液は上下の透明板の間の検液収容空間
に毛細管増象で浸入し、この検液収容空間が定める一定
深さ空間に拡がる。そして、顕微鏡にて検液中の検査対
象を観察し、請求項２に記載の如く上下いずれか一方の
透明板に形成した特定数の格子目、又は顕備鏡の等分接
眼方眼ミクロメータの特定数の格子目の中に存在する検
査対象の数を数えることにより、特定容積の検液中に存
在する検査対象数を算定する等ができる。
に滴下すると、検液は上下の透明板の間の検液収容空間
に毛細管増象で浸入し、この検液収容空間が定める一定
深さ空間に拡がる。そして、顕微鏡にて検液中の検査対
象を観察し、請求項２に記載の如く上下いずれか一方の
透明板に形成した特定数の格子目、又は顕備鏡の等分接
眼方眼ミクロメータの特定数の格子目の中に存在する検
査対象の数を数えることにより、特定容積の検液中に存
在する検査対象数を算定する等ができる。
従って、本発明によれば、下記■〜■の作用がある。
■検液を検液滴下領域に滴下するだけで、該検液を上下
の透明板間に形成されている一定深さの検液収容空間に
毛細管現象にて拡げることができる。従って、操作性が
良い。
の透明板間に形成されている一定深さの検液収容空間に
毛細管現象にて拡げることができる。従って、操作性が
良い。
■構造が簡素であって使い捨てできる程度に安価にでき
、衛生的である。
、衛生的である。
■検液を検液収容空間に収容した後、検液滴下領域にワ
セリン、又はミネラルオイル（硫動パラフィン）を滴下
し、該検液収容空間の開口部を閉塞するものとすれば、
検液を乾燥することなく密封でき、長時間測定可能な生
標本を得ることができる。
セリン、又はミネラルオイル（硫動パラフィン）を滴下
し、該検液収容空間の開口部を閉塞するものとすれば、
検液を乾燥することなく密封でき、長時間測定可能な生
標本を得ることができる。
又、１個の検査用具に設ける検液収容空間の区分数を複
数とすることにより、多数の試料を１個の検査用具で観
察、測定できる。
数とすることにより、多数の試料を１個の検査用具で観
察、測定できる。
［実施例］
第１図は第１実施例に係る使い捨て検査用具を示す平面
図、第２図は第１図の断面図、第３図は第２実施例に係
る使い捨て検査用具を示す平面図である。
図、第２図は第１図の断面図、第３図は第２実施例に係
る使い捨て検査用具を示す平面図である。
使い捨て検査用具１０は、第１図、第２図に示す如く、
上下の透明板１１．１２を一定厚み（２０）ｉｎ）の両
面粘着テープ１３を介して貼り合わせ、上下の透明板１
１．１２の間に一定深さ（２０ｕ−ｍ）の検液収容空間
１４を形成するとともに、下透明板１２の上部に、上透
明板１１を一部半円状に切欠いて形成した検液滴下領域
を設けている。
上下の透明板１１．１２を一定厚み（２０）ｉｎ）の両
面粘着テープ１３を介して貼り合わせ、上下の透明板１
１．１２の間に一定深さ（２０ｕ−ｍ）の検液収容空間
１４を形成するとともに、下透明板１２の上部に、上透
明板１１を一部半円状に切欠いて形成した検液滴下領域
を設けている。
尚、検査用具１０は、３ケ所に互いに独立に区分した検
液収容空間１４を備え、各検液収容空間１４の両側２ケ
所に該検液収容空間１４のための検液滴下領域１５を備
えることとしている。
液収容空間１４を備え、各検液収容空間１４の両側２ケ
所に該検液収容空間１４のための検液滴下領域１５を備
えることとしている。
又、検査用具１０、及び検液収容空間１４の大きさと区
分を変更することにより、単数から多数の試料を１個の
検査用具１０で観察、測定することができる。
分を変更することにより、単数から多数の試料を１個の
検査用具１０で観察、測定することができる。
この時、検査用具ｌＯは、上透明板１１については検液
収容空間１４に相当する領域のみを透明部とし、残余の
部分は筆記自在の印刷着色部としている。又、検査用具
１０は、下透明板１２については全面透明部としいる。
収容空間１４に相当する領域のみを透明部とし、残余の
部分は筆記自在の印刷着色部としている。又、検査用具
１０は、下透明板１２については全面透明部としいる。
又、透明板１１．１２の材料としては、ガラスの他、ポ
リカーボネート、ポリスチレン（ｐｓ）、ポリビニリデ
ン（ＰＶＤＣ） 、 ポリイミドアミド（カプトン）
、ポリイミド（ノーメックス）、ナイロン、シリコン、
ポリ塩化ビニール（ｐｖｃ） 、ポリウレタン（ｐｕ）
、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ｐｐ）、ポ
リエステル（ＵＰ）等のプラスチックが好適である。
リカーボネート、ポリスチレン（ｐｓ）、ポリビニリデ
ン（ＰＶＤＣ） 、 ポリイミドアミド（カプトン）
、ポリイミド（ノーメックス）、ナイロン、シリコン、
ポリ塩化ビニール（ｐｖｃ） 、ポリウレタン（ｐｕ）
、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ｐｐ）、ポ
リエステル（ＵＰ）等のプラスチックが好適である。
又、両面粘着テープ１３に変えて、アクリル系粘着剤、
塩ビ系粘着剤、酢ビ系粘着剤、天然ゴム系粘着剤等の粘
着剤を、上透明板１１又は下透明板１２の各内面上に一
定厚み（例えば２０ ｌＬｍ）にて４下したものを用い
るものであっても良い。
塩ビ系粘着剤、酢ビ系粘着剤、天然ゴム系粘着剤等の粘
着剤を、上透明板１１又は下透明板１２の各内面上に一
定厚み（例えば２０ ｌＬｍ）にて４下したものを用い
るものであっても良い。
又、上透明板１１の厚みは薄いものほど、顕微鏡の倍率
をＬげることができる。今回の上透明板１１の厚みは０
．８ｍ＋＊であり、接眼レンズ１０倍、対物レンズ４０
倍を用い、４００倍の観察を可能とした。
をＬげることができる。今回の上透明板１１の厚みは０
．８ｍ＋＊であり、接眼レンズ１０倍、対物レンズ４０
倍を用い、４００倍の観察を可能とした。
更に、検査用具１０は、上下いずれか一方の透明板１１
、Ｉ２の検液収容空間１４相当部に、定の間隔（０，１
ｍｍ ）をなす格子線１６を形成しである。格子！！１
６は、ケ書さ、或いはマイクロフィルム技術等にて形成
できる。
、Ｉ２の検液収容空間１４相当部に、定の間隔（０，１
ｍｍ ）をなす格子線１６を形成しである。格子！！１
６は、ケ書さ、或いはマイクロフィルム技術等にて形成
できる。
尚、マイクロフィルム技術により、格子線１６を形成す
る場合には、下透明板１２の内面１−にゼラチン質の感
光剤を塗布した後、この感光剤に格子線を焼付ける。こ
の時、上透明板１１の内面上に格子線１６を形成しよう
とすると、上述１到板１１の内面上に残留するゼラチン
の極相表面が光学的観察を阻害して妥当でない。
る場合には、下透明板１２の内面１−にゼラチン質の感
光剤を塗布した後、この感光剤に格子線を焼付ける。こ
の時、上透明板１１の内面上に格子線１６を形成しよう
とすると、上述１到板１１の内面上に残留するゼラチン
の極相表面が光学的観察を阻害して妥当でない。
次に、上記第１実施例の作用について説明する。
検査用具１０によれば、例えば精液を検液滴下領域１５
に滴下すると、精液は上下の透明板１１．１２の間の検
液収容空間１４に毛細管現象で浸入し、この検液収容空
間が定める一定深さ空間に拡がる。
に滴下すると、精液は上下の透明板１１．１２の間の検
液収容空間１４に毛細管現象で浸入し、この検液収容空
間が定める一定深さ空間に拡がる。
そして、顕微鏡にて精液中の精子を観察し、上下いずれ
か一方の透明板１１．１２に形成した特定数の格子目の
中に存在する精子の数を数えることにより、特定容積の
精液中に存在する精子数を算定することができる。検液
収容空間１４の深さが２０ｐｍ、格子線１６の間隔が０
．１ｍｍである時、５個の格子目中の精子数を数え、こ
の精子数に５０万を乗じて、１．＋ａＪ１の精液中に存
在する精子数を観察できる。
か一方の透明板１１．１２に形成した特定数の格子目の
中に存在する精子の数を数えることにより、特定容積の
精液中に存在する精子数を算定することができる。検液
収容空間１４の深さが２０ｐｍ、格子線１６の間隔が０
．１ｍｍである時、５個の格子目中の精子数を数え、こ
の精子数に５０万を乗じて、１．＋ａＪ１の精液中に存
在する精子数を観察できる。
従って、上記実施例によれば、下記■〜■の作用がある
。
。
■検液を検液滴下領域１５に滴下するだけで、該検液を
上下の透明板１１．１２内に形成されている一定深さの
検液収容空間１４に毛細管現象にて拡げることができる
。従って、操作性が良い。
上下の透明板１１．１２内に形成されている一定深さの
検液収容空間１４に毛細管現象にて拡げることができる
。従って、操作性が良い。
■構造が簡素であって使い捨てできる程度に安価にでき
、衛生的である。
、衛生的である。
■検液を検液収容空間１４に収容した後、検液滴下領域
１５にワセリン、又はミネラルオイル（′ｌ＆動パラフ
ィン）を滴下し、該検液収容空間１４の開口部を閉塞す
るものとすれば、検液を乾燥することなく密側でき、長
時間観察可能な生標本を得ることができる。
１５にワセリン、又はミネラルオイル（′ｌ＆動パラフ
ィン）を滴下し、該検液収容空間１４の開口部を閉塞す
るものとすれば、検液を乾燥することなく密側でき、長
時間観察可能な生標本を得ることができる。
■上下の透明板１１．１２を貼り合わせる両面粘着テー
プ１３が、両透明板１１．１２の間隔設定部材としても
機能する。従って、この両面粘着テープ１３の存在が検
査用具ｌＯの構成を簡素化し、組立性を良好として、検
査用具１０の使い捨て化を促進可能とする。
プ１３が、両透明板１１．１２の間隔設定部材としても
機能する。従って、この両面粘着テープ１３の存在が検
査用具ｌＯの構成を簡素化し、組立性を良好として、検
査用具１０の使い捨て化を促進可能とする。
第３図の使い捨て検査用具２０が上述の検査用具１０と
異る点は、上下の透明板１１．１２の検液収容空間１４
に、格子線１６を形成しなかったことにある。この検査
用具２０を用いる場合には、格子線１６の代りに、顕微
鏡の等分接眼方眼ミクロメータの格子線を用いることが
できる。
異る点は、上下の透明板１１．１２の検液収容空間１４
に、格子線１６を形成しなかったことにある。この検査
用具２０を用いる場合には、格子線１６の代りに、顕微
鏡の等分接眼方眼ミクロメータの格子線を用いることが
できる。
尚、本発明の検査用具は、精液中の精子を観察するのみ
ならず、下記（１）〜（３）等の多様な検査に有用であ
る。
ならず、下記（１）〜（３）等の多様な検査に有用であ
る。
（１）血液検査法
血液を検液とし、赤血球又は白血球を検査対象とし、血
液中の赤血球数又は白血球数を算定するもの （２）尿沈渣検査法 尿沈渣を検液とし、赤血球又は白血球を検査対象とし、
尿沈渣中の赤血球数又は白血球数を算定するもの （３）血液又は尿沈渣の染色法 上下の透明板における検液収容空間を形成する内面に、
染色剤を予めコートすることにより、血液又は尿沈渣中
の血球、細胞等の染色観察ができる。
液中の赤血球数又は白血球数を算定するもの （２）尿沈渣検査法 尿沈渣を検液とし、赤血球又は白血球を検査対象とし、
尿沈渣中の赤血球数又は白血球数を算定するもの （３）血液又は尿沈渣の染色法 上下の透明板における検液収容空間を形成する内面に、
染色剤を予めコートすることにより、血液又は尿沈渣中
の血球、細胞等の染色観察ができる。
例えば、赤血球の幼若をである網赤血球の検査のために
は、ニューメチレンブルーの染色剤を検液収容空間の内
面にコートしておけば、検液が染色剤を溶かし、網赤血
球が染色される。そして、この網赤血球数を算定できる
。
は、ニューメチレンブルーの染色剤を検液収容空間の内
面にコートしておけば、検液が染色剤を溶かし、網赤血
球が染色される。そして、この網赤血球数を算定できる
。
又、尿沈渣中の扁平」二皮細胞、円柱上皮細胞。
大食細胞、悪性細胞等の検査のためには、ステルンハイ
マー染色法の染色剤を検液収容空間の内面にコートして
おけば、検液が染色剤を溶かし、それら細胞が染色され
る。そして、それら細胞の分類や数の算定ができる。
マー染色法の染色剤を検液収容空間の内面にコートして
おけば、検液が染色剤を溶かし、それら細胞が染色され
る。そして、それら細胞の分類や数の算定ができる。
［発明の効果］
以−ヒのように本発明によれば、操作性が良く、衛生的
な使い捨て検査用具を得ることができる。
な使い捨て検査用具を得ることができる。
第１図は第１実施例に係る使い捨て検査用具を示す平面
図、第２図は第１図の断面図、第３図は第２実施例に係
る使い捨て検査用具を示す平面図である。 １０．２０・・・使い捨て検査用具、 １ １．１２・・・透明板、 ３・・・両面粘着テープ、 ４・・・検液収容空間、 ５・・・検液滴下領域、 ６・・・格子線。
図、第２図は第１図の断面図、第３図は第２実施例に係
る使い捨て検査用具を示す平面図である。 １０．２０・・・使い捨て検査用具、 １ １．１２・・・透明板、 ３・・・両面粘着テープ、 ４・・・検液収容空間、 ５・・・検液滴下領域、 ６・・・格子線。
Claims (3)
- （１）検液を検液収容空間に収容した状態で、該検液中
の検査対象を検査する使い捨て検査用具において、上下
の透明板を一定の間隔を介して貼り合わせ、上下の透明
板の間に一定深さの検液収容空間を形成するとともに、
下透明板の上部に、上透明板を一部切欠いて形成した検
液滴下領域を設けたことを特徴とする使い捨て検査用具
。 - （２）上下いずれか一方の透明板の検液収容空間相当部
に、一定の間隔をなす格子線を形成した請求項１記載の
使い捨て検査用具。 - （３）複数の検液収容空間を備える請求項１又は２記載
の使い捨て検査用具。
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