JPH0370568B2 - - Google Patents
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- JPH0370568B2 JPH0370568B2 JP60299284A JP29928485A JPH0370568B2 JP H0370568 B2 JPH0370568 B2 JP H0370568B2 JP 60299284 A JP60299284 A JP 60299284A JP 29928485 A JP29928485 A JP 29928485A JP H0370568 B2 JPH0370568 B2 JP H0370568B2
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- pipe
- container
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- inner diameter
- filling
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Landscapes
- Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)
- Metal Extraction Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、多数の線棒材を容器に充填する方法
に関するものである。
に関するものである。
従来、多数の線棒材を容器に充填する方法とし
ては、容器の材料が、紙、ホイルのように加工、
接着が容易なものの場合は、所定量を所定形状に
束ねた該線棒材に、紙、ホイル等を周巻し、両端
を折り込み、接着剤等で所定の形状に接着、成形
する方法等がある。
ては、容器の材料が、紙、ホイルのように加工、
接着が容易なものの場合は、所定量を所定形状に
束ねた該線棒材に、紙、ホイル等を周巻し、両端
を折り込み、接着剤等で所定の形状に接着、成形
する方法等がある。
しかし、例えば特開昭51−17163号公報に示す
フアイバー用金属細線の製造法のように、容器が
鋼、樹脂等からなり、比較的剛性があつて変形接
合することが困難な場合には、前記の方法は適用
できない。このため、従来は手作業にて充填せね
ばならず、特に整列状態で密に充填しようとする
場合、充填可能な量の限界付近に達すると充填が
困難となり、容器に加振が必要であつたり、該線
棒材の圧入抵抗による座屈を防止するべく、慎重
に圧入する必要があるため、非常に時間および熟
練が必要となり生産性に問題があつた。
フアイバー用金属細線の製造法のように、容器が
鋼、樹脂等からなり、比較的剛性があつて変形接
合することが困難な場合には、前記の方法は適用
できない。このため、従来は手作業にて充填せね
ばならず、特に整列状態で密に充填しようとする
場合、充填可能な量の限界付近に達すると充填が
困難となり、容器に加振が必要であつたり、該線
棒材の圧入抵抗による座屈を防止するべく、慎重
に圧入する必要があるため、非常に時間および熟
練が必要となり生産性に問題があつた。
本発明は、前記従来方法による充填作業の問題
点を改善し、多数の線棒材を所定の容器に整列状
態で密に充填可能にし、作業性、生産性の向上を
図ることを目的とする。
点を改善し、多数の線棒材を所定の容器に整列状
態で密に充填可能にし、作業性、生産性の向上を
図ることを目的とする。
本発明の要旨とするところは、パイプ2内部に
ほぼ充填された多数本の線棒材を、内周がパイプ
2の内周よりも小さく、内周面がパイプ2の内周
面と相似形の容器3に充填する方法において、容
器3およびパイプ2の当接部内面の一方または双
方にd11≦d01であるテーパーを設けて、容器3の
端面とパイプ2の端面とを当接させるとともに、
容器3の温度をパイプ2及び線棒材の温度よりも
相対的に高くした後に、パイプ2の当接部と反対
側からパイプ2内の線棒材の端面のすべてに当接
する嵌入部材4をパイプ2内に嵌入させてパイプ
2内の線棒材を容器3内に充填することを特徴と
する多数の線棒材を容器に充填する方法(ただ
し、d11はパイプ2端面の内径、d01は容器3端面
の内径)にあり、これにより、前記従来技術の問
題点を解決するものである。
ほぼ充填された多数本の線棒材を、内周がパイプ
2の内周よりも小さく、内周面がパイプ2の内周
面と相似形の容器3に充填する方法において、容
器3およびパイプ2の当接部内面の一方または双
方にd11≦d01であるテーパーを設けて、容器3の
端面とパイプ2の端面とを当接させるとともに、
容器3の温度をパイプ2及び線棒材の温度よりも
相対的に高くした後に、パイプ2の当接部と反対
側からパイプ2内の線棒材の端面のすべてに当接
する嵌入部材4をパイプ2内に嵌入させてパイプ
2内の線棒材を容器3内に充填することを特徴と
する多数の線棒材を容器に充填する方法(ただ
し、d11はパイプ2端面の内径、d01は容器3端面
の内径)にあり、これにより、前記従来技術の問
題点を解決するものである。
以下、本発明を第1図、第2図a、第2図b、
第2図cにて詳細に説明する。
第2図cにて詳細に説明する。
第1図において、定尺で真直な多数の線棒材1
が、円筒形のパイプ2にほぼ充填されている。パ
イプ2と同芯上に円筒形の容器3が当接され、パ
イプ2を挟んで容器3と反対側にはパイプ2と同
芯に嵌入部材4が設置されている。嵌入部材4
は、圧入駆動装置としてのシリンダー5に連結さ
れており、シリンダー5は強固にねじ等により締
結されている。シリンダー5とパイプ2は同芯上
にセツトされている。又、シリンダー5、パイプ
2、容器3は後述するようにベースフレーム6に
取外しが可能に、かつ強固に取付けられている。
が、円筒形のパイプ2にほぼ充填されている。パ
イプ2と同芯上に円筒形の容器3が当接され、パ
イプ2を挟んで容器3と反対側にはパイプ2と同
芯に嵌入部材4が設置されている。嵌入部材4
は、圧入駆動装置としてのシリンダー5に連結さ
れており、シリンダー5は強固にねじ等により締
結されている。シリンダー5とパイプ2は同芯上
にセツトされている。又、シリンダー5、パイプ
2、容器3は後述するようにベースフレーム6に
取外しが可能に、かつ強固に取付けられている。
パイプ2と容器3の当接部Tの拡大図を第2図
a、第2図b、第2図cに示す。
a、第2図b、第2図cに示す。
第2図aにおいては、容器3の当接部側の内面
にテーパーが付けられており、パイプ2の内径を
d1、容器3の一様断面部の内径をd0、容器3のパ
イプ2との当接部の内径をd01とすれば、d01≧d1
=d11>d0となるように形成されている。第2図
bにおいては、パイプ2の当接部側の内面にテー
パーが付けられており、パイプ2の一様断面部の
内径をd1、パイプ2の容器3との当接部の内径を
d11、容器3の内径をd0とすればd1>d0=d01≧d11
となるように形成されている。第2図cにおいて
はパイプ2、容器3ともに当接部にテーパーが付
けられており、パイプ2の一様断面部の内径を
d1、容器3との当接部の内径をd11、容器3の一
様断面部の内径をd0、容器3のパイプ2との当接
部の内径をd01とすると、d11≦d01、d1>d11、d0
≧d11およびd1>d0となるよう形成されている。
にテーパーが付けられており、パイプ2の内径を
d1、容器3の一様断面部の内径をd0、容器3のパ
イプ2との当接部の内径をd01とすれば、d01≧d1
=d11>d0となるように形成されている。第2図
bにおいては、パイプ2の当接部側の内面にテー
パーが付けられており、パイプ2の一様断面部の
内径をd1、パイプ2の容器3との当接部の内径を
d11、容器3の内径をd0とすればd1>d0=d01≧d11
となるように形成されている。第2図cにおいて
はパイプ2、容器3ともに当接部にテーパーが付
けられており、パイプ2の一様断面部の内径を
d1、容器3との当接部の内径をd11、容器3の一
様断面部の内径をd0、容器3のパイプ2との当接
部の内径をd01とすると、d11≦d01、d1>d11、d0
≧d11およびd1>d0となるよう形成されている。
すなわち、パイプ2の端面の内径d11と、容器
3の端面の内径d01との関係は、d11≦d01となつて
いる。
3の端面の内径d01との関係は、d11≦d01となつて
いる。
第3図aは、ベースフレーム6へのパイプ2、
容器3の固定構造を示す長手方向の断面であり、
第3図bは、第3図aにおけるX−X断面で第3
図cは第3図aにおけるY−Y断面である。第3
図aにおいて、シリンダー5はボルト12にて、
パイプ2とピストンロツド5aが同芯となるよう
に固定されている。又、シリンダー5のピストン
ロツド5aの先端には、嵌入部材4がネジにて連
結固定され一体化されている。第3図bは、容器
3のベースフレーム6への固定構造を示し、固定
ブロツク7に容器3が2点接触にて当接支持され
ており、固定ブロツク7はベースフレーム6に取
付けられたジヤツキボルト8及び9により、上下
及び左右の位置調節が可能になつている。又、容
器3の上方からは固定金具10がボルト11によ
つて高さが調整可能なよう固定ブロツク7に取付
けられている。第3図cはパイプ2の固定構造を
示し、パイプ2はベースフレーム6のV字面に2
点接触で当接支持されており、パイプ2の上方か
らは固定金具10がボルト11によつて高さ調整
が可能なようなベースフレーム6に取付られてい
る。これらの固定方法は、まず線棒材1がほぼ充
填されているパイプ2をベースフレーム6のV字
面に置き、次に容器3を固定ブロツク7のV字面
に置き、ジヤツキボルト8,9にてパイプ2の同
芯になるように調整する。次にパイプ2、容器3
とも固定金具10、ボルト11にて、上方から押
付けて固定する。
容器3の固定構造を示す長手方向の断面であり、
第3図bは、第3図aにおけるX−X断面で第3
図cは第3図aにおけるY−Y断面である。第3
図aにおいて、シリンダー5はボルト12にて、
パイプ2とピストンロツド5aが同芯となるよう
に固定されている。又、シリンダー5のピストン
ロツド5aの先端には、嵌入部材4がネジにて連
結固定され一体化されている。第3図bは、容器
3のベースフレーム6への固定構造を示し、固定
ブロツク7に容器3が2点接触にて当接支持され
ており、固定ブロツク7はベースフレーム6に取
付けられたジヤツキボルト8及び9により、上下
及び左右の位置調節が可能になつている。又、容
器3の上方からは固定金具10がボルト11によ
つて高さが調整可能なよう固定ブロツク7に取付
けられている。第3図cはパイプ2の固定構造を
示し、パイプ2はベースフレーム6のV字面に2
点接触で当接支持されており、パイプ2の上方か
らは固定金具10がボルト11によつて高さ調整
が可能なようなベースフレーム6に取付られてい
る。これらの固定方法は、まず線棒材1がほぼ充
填されているパイプ2をベースフレーム6のV字
面に置き、次に容器3を固定ブロツク7のV字面
に置き、ジヤツキボルト8,9にてパイプ2の同
芯になるように調整する。次にパイプ2、容器3
とも固定金具10、ボルト11にて、上方から押
付けて固定する。
本発明におけるパイプ2、線棒材1および容器
3はパイプ2及びそれに充填された線棒材1と、
容器3との間で相対的な温度差をつける。これに
よつて、熱膨張、収縮を利用し、各断面積を前者
は極力小さく、後者は極力大きくし、圧入抵抗を
軽減する。線棒材1とは、例えば、線材、棒鋼、
形鋼、鋼管等長さ方向に一様の断面を有する材料
であり、真直で定尺の材料が好ましく、パイプ2
にほぼ充填されている。パイプ2とは、複数の線
棒材がほぼ充填されている筒状のものである。容
器3とは、パイプ2と比らべて内周が小さく、か
つ内周面がパイプ2と相似である筒状のものある
いは一端が閉塞された有底のものであり、パイプ
2と容器3は当接部Tの一方又は双方の当接部T
の内周面にテーパー面を設けてある。
3はパイプ2及びそれに充填された線棒材1と、
容器3との間で相対的な温度差をつける。これに
よつて、熱膨張、収縮を利用し、各断面積を前者
は極力小さく、後者は極力大きくし、圧入抵抗を
軽減する。線棒材1とは、例えば、線材、棒鋼、
形鋼、鋼管等長さ方向に一様の断面を有する材料
であり、真直で定尺の材料が好ましく、パイプ2
にほぼ充填されている。パイプ2とは、複数の線
棒材がほぼ充填されている筒状のものである。容
器3とは、パイプ2と比らべて内周が小さく、か
つ内周面がパイプ2と相似である筒状のものある
いは一端が閉塞された有底のものであり、パイプ
2と容器3は当接部Tの一方又は双方の当接部T
の内周面にテーパー面を設けてある。
嵌入部材4の径は、パイプ2の内径寸法d1より
も小さく設定し、かつ線棒材1を容器3とパイプ
2の当接面よりも奥に充填する場合は、容器3の
内径寸法よりも小さく設定する必要がある。な
お、嵌入部材4とパイプ2及び容器3との内周面
とのすき間は少なくとも線棒材1の断面寸法より
小さく設定する必要があり、線棒材の断面寸法の
1/2より小さくするのが嵌入部材4とパイプ2の
間に線棒材1がかみ込むのを防止するために望ま
しい。パイプ2の内径寸法d1を容器3の内径寸法
d0より大きく設定するのは、いきなり容器3に線
棒材を直接充填するより、圧入抵抗が大幅に緩和
され、充填に要する時間が大幅に短縮できるから
である。なおパイプ2及び容器3の断面形状は円
形のほか、矩形、楕円等でも可能である。
も小さく設定し、かつ線棒材1を容器3とパイプ
2の当接面よりも奥に充填する場合は、容器3の
内径寸法よりも小さく設定する必要がある。な
お、嵌入部材4とパイプ2及び容器3との内周面
とのすき間は少なくとも線棒材1の断面寸法より
小さく設定する必要があり、線棒材の断面寸法の
1/2より小さくするのが嵌入部材4とパイプ2の
間に線棒材1がかみ込むのを防止するために望ま
しい。パイプ2の内径寸法d1を容器3の内径寸法
d0より大きく設定するのは、いきなり容器3に線
棒材を直接充填するより、圧入抵抗が大幅に緩和
され、充填に要する時間が大幅に短縮できるから
である。なおパイプ2及び容器3の断面形状は円
形のほか、矩形、楕円等でも可能である。
第1図において、パイプ2に線棒材1を概ね充
填し、容器3を加熱して高温にしたり、又は、パ
イプ2、線棒材1を冷却して低温にする等によつ
て容器3と、パイプ2、線棒材1との間で温度差
をつけた後、シリンダー5のピストンロツドを(イ)
の方向に駆動し、嵌入部材4を当接面まで押す
と、線棒材1はパイプ2から容器3に圧入充填さ
れる。逆にシリンダー5のピストンロツドを(ロ)の
方向に駆動すると、嵌入部材4のみ引き戻され
る。その後、容器3をベースフレーム6より取外
せばよい。
填し、容器3を加熱して高温にしたり、又は、パ
イプ2、線棒材1を冷却して低温にする等によつ
て容器3と、パイプ2、線棒材1との間で温度差
をつけた後、シリンダー5のピストンロツドを(イ)
の方向に駆動し、嵌入部材4を当接面まで押す
と、線棒材1はパイプ2から容器3に圧入充填さ
れる。逆にシリンダー5のピストンロツドを(ロ)の
方向に駆動すると、嵌入部材4のみ引き戻され
る。その後、容器3をベースフレーム6より取外
せばよい。
パイプ2に充填された複数の線棒材1は嵌入部
材4により押し込まれて、線棒材1の先端がパイ
プ2から容器3に乗り移る時に、パイプ2の端面
の内径d11が容器3の端面の内径d01よりも小さい
ので、線棒材1が容器3の当接部端面に引掛つて
圧入抵抗を増加させたり、線棒材1が座屈等を生
じ変形することなく、円滑に充填することができ
る。また容器3の内周がパイプ2の内周よりも小
さいので線棒材1は容器3に稠密に充填される。
このとき、前期加熱、冷却による熱膨張、収縮に
より、線棒材1のパイプ2から容器3へ圧入時の
圧入抵抗を大幅に軽減できる。
材4により押し込まれて、線棒材1の先端がパイ
プ2から容器3に乗り移る時に、パイプ2の端面
の内径d11が容器3の端面の内径d01よりも小さい
ので、線棒材1が容器3の当接部端面に引掛つて
圧入抵抗を増加させたり、線棒材1が座屈等を生
じ変形することなく、円滑に充填することができ
る。また容器3の内周がパイプ2の内周よりも小
さいので線棒材1は容器3に稠密に充填される。
このとき、前期加熱、冷却による熱膨張、収縮に
より、線棒材1のパイプ2から容器3へ圧入時の
圧入抵抗を大幅に軽減できる。
なお、嵌入部材とパイプ及び容器の内寸法は、
嵌入部材とパイプ及び容器の〓間に、線棒材が、
入り込まない寸法に設定する必要がある。もし、
入り込んだ場合には、圧入抵抗が極めて大きくな
り、線棒材の座屈や、嵌入部材の駆動力不足が生
じ、また容器に充填された後の線棒材の端面が不
揃になる。
嵌入部材とパイプ及び容器の〓間に、線棒材が、
入り込まない寸法に設定する必要がある。もし、
入り込んだ場合には、圧入抵抗が極めて大きくな
り、線棒材の座屈や、嵌入部材の駆動力不足が生
じ、また容器に充填された後の線棒材の端面が不
揃になる。
また、上記の方法はパイプと容器が1段の例を
示したが、これらを複数段組合わせることによ
り、パイプあるいは容器への線棒材の充填は一層
容易に短時間でできるようになり、かつ最終的に
より密に充填可能である。
示したが、これらを複数段組合わせることによ
り、パイプあるいは容器への線棒材の充填は一層
容易に短時間でできるようになり、かつ最終的に
より密に充填可能である。
線棒材として直径φ2.9mm、長さ740mmの真直な
鋼線5340本を内径φ229mm、外径254mm、長さ760
mmの鋼製の円筒からなる第1図に示すパイプ2に
常温状態で充填し、ベースフレーム6に取付け
た。線棒材1のうち、パイプ2の内面に接してい
るものは、容器3に圧入する時の圧入抵抗を軽減
し、円滑に圧入可能にするために0.5mm程度の面
取りを行つた。容器3は、常温で内径φ227mm、
外径φ254mm、長さ760mmの鋼製の円筒を用い、パ
イプ2と当接させ、ガスバーナ等により440〜600
℃に加熱した状態で、パイプ2と同芯で取付け
た。なお、容器3の内面のパイプ2との当接面に
は、2.5mmの面取りを行つた。
鋼線5340本を内径φ229mm、外径254mm、長さ760
mmの鋼製の円筒からなる第1図に示すパイプ2に
常温状態で充填し、ベースフレーム6に取付け
た。線棒材1のうち、パイプ2の内面に接してい
るものは、容器3に圧入する時の圧入抵抗を軽減
し、円滑に圧入可能にするために0.5mm程度の面
取りを行つた。容器3は、常温で内径φ227mm、
外径φ254mm、長さ760mmの鋼製の円筒を用い、パ
イプ2と当接させ、ガスバーナ等により440〜600
℃に加熱した状態で、パイプ2と同芯で取付け
た。なお、容器3の内面のパイプ2との当接面に
は、2.5mmの面取りを行つた。
以上の状態で圧入駆動装置5のシリンダーにて
線棒材1をパイプ2から容器3へ充填した。この
場合、圧入駆動装置5の推力は11TONで充填可
能であつた。同一条件で容器3が常温状態では、
圧入抵抗は86TON以上であり、充填途中で線棒
材1が座屈した。上記の寸法設定にあたつては、
圧入駆動装置5の推力10TON以下で充填するた
めには、容器3を均一に500℃以上に均熱保持す
る必要があつた。
線棒材1をパイプ2から容器3へ充填した。この
場合、圧入駆動装置5の推力は11TONで充填可
能であつた。同一条件で容器3が常温状態では、
圧入抵抗は86TON以上であり、充填途中で線棒
材1が座屈した。上記の寸法設定にあたつては、
圧入駆動装置5の推力10TON以下で充填するた
めには、容器3を均一に500℃以上に均熱保持す
る必要があつた。
本発明によればパイプに比較的疎に線棒材を所
定量充填するだけで、後は機械的に圧入作業をす
るのみで、容器への密なる充填が熟練作業者でな
くても短時間で能率よく実施でき、自動化も容易
となる。加えて、パイプに対する線棒材の充填は
比較的疎の状態でよく、その充填も自動化への道
をひらくものである。
定量充填するだけで、後は機械的に圧入作業をす
るのみで、容器への密なる充填が熟練作業者でな
くても短時間で能率よく実施でき、自動化も容易
となる。加えて、パイプに対する線棒材の充填は
比較的疎の状態でよく、その充填も自動化への道
をひらくものである。
第1図は本発明を実施するための装置例の断面
図、第2図a、第2図b、第2図cは夫々第1図
におけるパイプ2、容器3の当接部Tの例を示す
拡大図、第3図aは本発明を実施するための他の
装置例を示す断面図、第3図bは、第3図aのX
−X断面図、第3図cは第3図aのY−Y断面図
である。
図、第2図a、第2図b、第2図cは夫々第1図
におけるパイプ2、容器3の当接部Tの例を示す
拡大図、第3図aは本発明を実施するための他の
装置例を示す断面図、第3図bは、第3図aのX
−X断面図、第3図cは第3図aのY−Y断面図
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 パイプ2の内部にほぼ充填された多数本の線
棒材を、内周がパイプ2の内周よりも小さく、内
周面がパイプ2の内周面と相似形の容器3に充填
する方法において、容器3およびパイプ2の当接
部内面の一方または双方にd11≦d01であるテーパ
ーを設けて、容器3の端面とパイプ2の端面とを
当接させるとともに、容器3の温度をパイプ2及
び線棒材の温度よりも相対的に高くした後に、パ
イプ2の当接部と反対側からパイプ2内の線棒材
の端面のすべてに当接する嵌入部材4をパイプ2
内に嵌入させてパイプ2内の線棒材を容器3内に
充填することを特徴とする多数の線棒材を容器に
充填する方法。 ただし、d11はパイプ2の端面の内径 d01は容器3の端面の内径。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29928485A JPS62158520A (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 | 多数の線棒材を容器に充填する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29928485A JPS62158520A (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 | 多数の線棒材を容器に充填する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62158520A JPS62158520A (ja) | 1987-07-14 |
JPH0370568B2 true JPH0370568B2 (ja) | 1991-11-08 |
Family
ID=17870543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29928485A Granted JPS62158520A (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 | 多数の線棒材を容器に充填する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62158520A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5388694B2 (ja) * | 2009-05-25 | 2014-01-15 | 株式会社日本設計工業 | 棒材のラック挿入方法及びそのシステム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS534694A (en) * | 1976-07-02 | 1978-01-17 | Fuchigawa Honten Kk | Toothhpick packer |
JPS59103808A (ja) * | 1974-06-11 | 1984-06-15 | フオク・ウント・プール・フエアパツクングザウトマテン・ゾンダーコンストルクシヨネン | 巻たばこを送る装置 |
-
1985
- 1985-12-28 JP JP29928485A patent/JPS62158520A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59103808A (ja) * | 1974-06-11 | 1984-06-15 | フオク・ウント・プール・フエアパツクングザウトマテン・ゾンダーコンストルクシヨネン | 巻たばこを送る装置 |
JPS534694A (en) * | 1976-07-02 | 1978-01-17 | Fuchigawa Honten Kk | Toothhpick packer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62158520A (ja) | 1987-07-14 |
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