JPH0369492A - 飲料水貯水槽の給水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、地震等の緊急時に使用する飲料水貯水槽の給
水装置に関する。

［従来の技術］ 第８図は従来の飲料水貯水槽の給水装置の構成図である
。図において、１は地下に埋設された貯水槽、２は貯水
槽１内に挿入された給水管で、その下端は貯水槽１の釜
場３に臨まされており、上端は手押しポンプ４に連結さ
れている。５は仕切弁６を有する給排水用の水道管であ
る。

上記の構成かられかるように、従来の給水装置は、手押
しポンプ４によって、貯水槽１の下部から給水管２を通
じて水を汲み上げるようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、貯水槽１の底部には水道管５や貯水槽１の錆等
が剥落して沈澱した沈下物７が次第に堆積する。この沈
下物７は貯水槽１の底部の傾斜により釜場３に集積する
ようになっているが、なお底部にとどまっているものも
ある。そのため、給水管２を通じて水を汲み出したとき
その水流と一緒に底部にとどまっている沈下物７をも汲
み上げるという問題があった。

本発明の目的は、かかる沈下物を汲み上げることのない
ようにした給水装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するため、本発明に係る飲料水貯水槽
の給水装置は、その１つの手段として、フロート付きの
傾斜管をユニバーサルジヨイントを介して給水管の下端
に連結したものである。

また、他の手段は、取水口が給水管の取水口より上位に
設けられたフロート付きの摺動自在な取水管を給水管の
下部に嵌装したものである。

［作　用］ フロート付きの傾斜管の場合、フロートの浮力により傾
斜管の取水口を水位の変化にもかかわらず常に水面付近
に位置せしめることができるので、澄んだ水だけを汲み
上げることができる。

フロート付きの摺動自在な取水管の場合、給水時、取水
管はフロートの浮力により給水管の下部で常に上昇した
状態に保持される。これにより取水管の取水口は給水管
の取水口より常に上位にあるので、沈下物が混入するこ
とはない。なお、給水終了時には取水管の取水口は水面
上に露出する。

［実施例コ 以下、本発明の実施例を図により説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を示す構成図、第２図は
第１実施例の要部を示す拡大図、第３図は第２図のＡ−
Ａ線矢視図である。この第１実施例はフロート付きの傾
斜管の場合を示したものである。

第１図〜第３図において、１０は傾斜管で、ユニバーサ
ルジヨイント１１を介して給水管２の下端に連結されて
いる。１２はこの傾斜管１０の先端の取水口１３に取り
付けられたフロートである。

このように構成された給水装置によれば、傾斜管１０は
給水管２の下端にユニバーサルジヨイント１１を介して
連結されているため、傾斜管１０の先端に取り付けられ
たフロート１２によって傾斜管１０は水位の変化に伴い
自由に傾動し、常に水面付近に取水口１３を位置せしめ
ることができる。したがって、常に水面付近の澄んだ水
だけを汲み上げることができ、沈下物が混入することは
ない。

（３） （４） 次に、第４図は本発明の第２実施例を示す構成図である
。この第２実施例はフロート付きの摺動自在な取水管の
場合を示したものである。第４図において、１５は有底
の取水管であり、スリットからなる取水口１６が給水管
２の下端の取水口１７より上位に設けられている。この
取水管１５の上端にはフロート１２が取り付けられ、こ
のような取水管１５を給水管２の下部に摺動自在に嵌装
する。この場合、第５図に示すように、取水管１５が上
昇して給水管２の取水口１７を塞がないように給水管２
の下端と取水管１５の底部との間には適当な取水金具１
８を介在させる。

第４図（ａ）に示すように、給水時において水位が中間
位に下がってもフロート１２の浮力により取水管１５は
上昇した状態となっており、取水管１５の取水口１６は
給水管２の取水口１７より常に上位にあるので、沈下物
を混入させることなく給水できる。また、給水終了時に
は第４図（ｂ）に示すように取水管１５が自重により下
降し、取水口１６が水面上に露出するので給水はできな
（なる。

次に、第６図はフロート付きの摺動自在な取水管の場合
の他の実施例を示す構成図である。この場合、第７図に
示すように、上部にスリットからなる取水口１６を設け
た外径の異なる複数本の取水管１５ａ、１５ｂ、・・・
１５ｅを伸縮自在に係合し、最上部の取水管１５ａの上
端にフロート１２を取り付け、給水管２の下部に摺動自
在に嵌装したものである。なお、最下部の取水管１５ｅ
のみは第２実施例と同様に有底の管とされている。

第６図（ａ）、（ｂ）に示すように、給水時には取水管
１５ａ、１５ｂ、・・・１５ｅが水位と共に縮小する。

このとき、各取水管は上部から重ねられてい（が、取水
口１６は常に水面付近に位置するので、沈下物の混入は
ない。また、給水終了時には第６図（Ｃ）のように全部
の取水管が重ねられ、丁度第２実施例のように１本の取
水管と同様の形態となり、給水が停止する。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、フロート付きの傾斜管ま
たはフロート付きの摺動自在な取水管を給水管の下部に
設けたので、貯水槽の底部に堆積した沈下物を混入させ
ることなく清水のみを汲み上げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す構成図、第２図は第
１実施例の要部の拡大図、第３図は第２図のＡ−Ａ線矢
視図、第４図（ａ）、（ｂ）は本発明の第２実施例を示
す構成図、第５図は第４図（ａ）のＢ部の詳細図、第６
図（ａ）〜（Ｃ）は上記第２実施例の変形例を示す構成
図、第７図は第６図における取水管の斜視図、第８図は
従来の給水装置の構成図である。 １・・・貯水槽　　　　　　　２・・・給水管〕０・・
・傾斜管 １１・・・ユニバーサルジヨイント １２・・・フロート １５　、　１５　ａ　、　　１５　ｂ　、−１５ｅ　−
・・取水管１６．１７・・・取水口

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）貯水槽内に挿入された給水管と、該給水管の下端
   にユニバーサルジョイントを介して連結された傾斜管と
   、該傾斜管に取り付けられたフロートとを備えたことを
   特徴とする飲料水貯水槽の給水装置。
2. （２）貯水槽内に挿入された給水管と、取水口が前記給
   水管の取水口より上位に設けられ該給水管の下部に摺動
   自在に嵌装された取水管と、該取水管に取り付けられた
   フロートとを備えたことを特徴とする飲料水貯水槽の給
   水装置。