JPH036911A - インピーダンス整合回路 - Google Patents

インピーダンス整合回路

Info

Publication number
JPH036911A
JPH036911A JP14080789A JP14080789A JPH036911A JP H036911 A JPH036911 A JP H036911A JP 14080789 A JP14080789 A JP 14080789A JP 14080789 A JP14080789 A JP 14080789A JP H036911 A JPH036911 A JP H036911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
impedance
capacitor
impedance matching
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14080789A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0831756B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Hosokawa
細川 一彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissei Opto Co Ltd
Original Assignee
Nissei Opto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissei Opto Co Ltd filed Critical Nissei Opto Co Ltd
Priority to JP1140807A priority Critical patent/JPH0831756B2/ja
Publication of JPH036911A publication Critical patent/JPH036911A/ja
Publication of JPH0831756B2 publication Critical patent/JPH0831756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmitters (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は異なる電気回路を接続する際に各回路インピー
ダンスの整合をとるために使用されるインピーダンス整
合回路に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のインピーダンス整合回路としては、例え
ば、電話回線と端末装置との間のインピーダンス整合を
とるものがある。この端末装置には、ファクシミリ装置
等の有線のものや、自動重電1見、自動車用ファクシミ
リ装置、ハンディターミナル等の無線のものがある。
第4図は有線のファクシミリ装置と電話回線との間のイ
ンピーダンス整合をとるため、従来から使用されて来た
インピーダンス整合回路である。
電話回線Ll、L2の回線接続は、リレー(RL)1に
より電話機2側かファクシミリ装置側かに切り換えられ
る。ファクシミリ装置はインピーダンス整合回路3を介
して電話回線Ll。
L2に接続されており、送信回路4および受信回路5を
経て図示しないモデム回路に接続される。
このインピーダンス整合回路3は、ライントランス6、
コンデンサ7および抵抗8によって構成され、電話回線
Ll、L2側の回路インピーダンスとファクシミリ装置
側の回路インピーダンスとの整合をとっている。
この整合状態の善し悪しの度合いは、次式に示されるリ
ターンロスRLよって定量的にn1定することが出来る
RL  −20log  I  (Z l+22)/(
Z l−22)ここで、Zlは電話回線Ll、L2側の
回路インピーダンス、z2はファクシミリ装置側の回路
インピーダンスを表す。このリターンロスRLの値が大
きい程インピーダンスの整合度が良好であることを示す
。逆に、この値が小さいと整合状態が悪いことを示し、
ミスマツチング状態になって鳴音や発振の原因になり、
データエラーが発生する。
また、この電話回線側の回路インピーダンスの評価方法
には、例えば、電話回線側の回路インピーダンスを純抵
抗とみなして評価・する方法や、電話回線の等価抵抗分
と等価容量分との接続状態に応じて電話回線側の回路イ
ンピーダンスの評価を変える方法がある。この後者の方
法における電話回線側の等価回路図は第5図(a)〜(
c)に示され、各回路成分の接続状態に応じたネットワ
ークとして表される。つまり、同図(a)に示される抵
抗骨9と容量分10との並列接続の状態、同図(b)に
示される抵抗骨11と容量分12との並列接続に抵抗骨
13が直列に接続された状態、同図(c)に示される抵
抗骨14と容量分15との並列接続に抵抗骨16および
17が直列に接続された状態に表される。
また、各評価方法の下での回路インピーダンス[Ω]と
信号周波数[Hzlとの関係は第6図のグラフに示され
る。同図(a)は電話回線側の回路インピーダンスを6
00[Ω]の純抵抗とみなした場合の関係を示し、直線
18は電話回線側の回路インピーダンスの周波数特性、
実線で示される曲線19は第4図に示された回路構成に
おけるファクシミリ装置側の回路インピーダンスの周波
数特性を示す。同図(b)は電話回線側の回路構成を第
5図に示されるネットワークとして評価した場合の関係
を示し、曲線20は電話回線側の回路インピーダンスの
周波数特性を示す。
【発明が解決しようとする課題〕
上記従来のインピーダンス整合回路は、整合をとる回路
構成が異なる場合には各素子の回路定数を変更する必要
がある。このためには高価な部品が必要とされ、しがも
、形状が大形化して重量が増えてしまうという課題を有
していた。
例えば、ファクシミリ装置を海外に輸出する際、国によ
って電話回線の回路インピーダンスの評価方法や、ファ
クシミリ装置と電話回線とのインピーダンス整合規格が
異なる場合がある。このため、輸出先に合わせてインピ
ーダンス整合回路3の各回路定数を変更する必要がある
。この回路定数の変更は、主に、ライントランス6の特
性を変えることによって行われ、巻線数や巻線比等を適
宜選択することにより行われる。従って、ライントラン
ス6は汎用品を用いて構成する・ことは出来ず、特注品
になって高価なものとなってしまう。さらに、インダク
タンスを増やす場合には巻線数を増やしたり、コアサイ
ズを大きくしたりする必要があるため、ライントランス
6は大形化して重量も増えてしまう。
また、外国におけるファクシミリ装置のインピーダンス
整合規格は、周波数範囲が300 [Hzl〜3.4 
CKHz]の範囲で規定している国が多く、一部の国で
は200 [Hzl 〜4 [KHzlの範囲で14 
[dB]以上の減衰率であることが要求される。また、
これら要求においても、電話回線の回路インピーダンス
の評価方法が、600[Ω]の純抵抗とみなす方法であ
ったり、ネットワークとして評価する方法であったりし
、国によって様々である。従って、従来の回路構成では
、200 [Hzl 〜4 [KHzlという広範囲な
周波数帯域で規定値(要求値)を満足させることは、上
記課題と回様な理由により非常に困難であった。
また、電話回線側の回路インピーダンスをネットワーク
として評価した場合には、第6図(a)の曲線19に示
されるファクシミリ装置側の回路インピーダンスは、同
図(b)の曲!120に示される電話回線側の回路イン
ピーダンスに相反する周波数特性を呈する。このため、
従来のインピーダンス整合回路は、インピーダンス整合
の整合度の度合いがかなり低い程度でしか行えないとい
う課題が有った。
また、電話回線側の回路インピーダンスを純抵抗とみな
して評価する場合においても、インピーダンス整合の度
合いには未だ改善の余地が有り、最適な整合はとられて
いないという課題も有った。
つまり、実線で示された曲線19に表される特性は低域
側でインピーダンスの整合度が悪いため、低域側の整合
度を上げるためにライントランス6のインダクタンスを
大きくする必要がある。しかし、このインダクタンスを
大きくすると第6図(a)に点線で示される曲線21の
周波数特性が得られ、今度は高域側においてこのインダ
クタンスが回路インピーダンスを上げてしまい、高域側
のインピーダンスの整合度が低下する。このため、コン
デンサ7により高域側の整合度を改善するのであるが、
このコンデンサ7の容量分を大きくすることには制約が
ある。すなわち、コンデンサ7の8二を余り大きくする
と、ライントランス6の誘導性と並列共振回路が構成さ
れ、発振現象が生じてしまう。また、帯域内信号がカッ
トされてしまう。従って、コンデンサ7の容量分は通常
0.0047〜0.047 [μF]程度の小さい値に
設定され、従って、高域側のインピーダンスの整合度の
改善の度合いは低(なる。このように、全周波数帯域に
おいてフラットな回路インピーダンス特性を有するファ
クシミリ装置は得られなかった。
本発明はこのような課題を解消するためになされたもの
で、安価で小形であり、しがも、種々の回路インピーダ
ンスに良好な状態で整合することの可能なインピーダン
ス整合回路を提供することを目的とする。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は、インピーダンス整合用トランスの2次側巻線
に並列に接続された第1のコンデンサと、この2次側巻
線に直列に接続された第2のコンデンサと、この第2の
コンデンサに直列に接続された抵抗とを備えて構成され
たものである。
また、この構成に加えてさらに、インピーダンス整合用
トランスの1次側巻線に並列に第3のコンデンサを接続
したものである。
〔作用〕
整合すべき回路インピーダンスを純抵抗とみなして評価
する場合において、インピーダンス整合回路の回路イン
ピーダンスは、信号の主周波数帯域においては抵抗によ
って整合すべき回路インピーダンスに整合し、高域周波
数帯域においては第1のコンデンサによって減少し、低
域周波数帯域においては第2のコンデンサによって増大
する。
また、整合すべき回路インピーダンスをネットワークと
して評価する場合において、インピーダンス整合回路の
回路インピーダンスは、第3のコンデンサにより、低域
周波数帯域において増大し、高域周波数帯域において減
少する。
〔実施例〕
第1図(a)および(b)は、本発明を電話回線とファ
クシミリ装置とのインピーダンス整合に適用した場合の
一実施例および他の一実施例を表すブロック構成図であ
る。
同図(a)は、電話回線Ll、L2側の回路インピーダ
ンスを600 [Ω]の純抵抗とみなしてff’F価す
る場合に採用される回線信号送受信回路のブロック構成
図である。
電話回線Ll、L2はリレー(RL)31に接続され、
この回線接続はファクシミリ装置側か電話機32側かに
切り換えられる。つまり、リレー31の図示しないコイ
ルに電圧が印加され、接点31a、bが連動して切り換
えられることにより回線接続は切り換わる。接点31a
、bのファクシミリ装置側には、インピーダンス整合回
路37を介して送信回路38およびこれに並列に接続さ
れた受信回路39が接続されている。さらに、これら送
信回路38および受信回路39には図示しないモデム回
路が接続される。
インピーダンス整合回路37は、インピーダンス整合用
ライントランス33.コンデンサ34゜35および抵抗
36から構成されている。すなわち、リレー31のファ
クシミリ装置側の接点には、ライントランス33の1次
側巻線33aが接続されており、この2次側巻線33b
の一端は接地されている。2次側巻線33bには一端が
接地されたコンデンサ34が並列に接続されており、さ
らに、この2次側巻線33bに直列にコンデンサ35が
接続されている。このコンデンサ35にはさらに直列に
抵抗36が接続されており、この抵抗36を介して送信
回路38および受信回路39が接続されている。また、
コンデンサ34には0.02〜0.068 [μF]程
度のフィルムコンデンサが用いられ、コンデンサ35に
は1〜4.7[μF]程度の無極性電解コンデンサが用
いられる。
このような構成において、電話回線LL、L2からの回
線信号は、リレー31が切り換えられることにより、電
話機32側かファ・クシミリ装置側かにその伝達経路が
切り換えられる。ファクシミリ装置側へ伝達経路が切り
換えられた場合には、回線信号は、インピーダンス整合
回路37を介して受信回路39に受信され、さらに、図
示しな〜1モデム回路に伝えられてファクシミリ装置の
内部に伝達される。また、ファクシミリ装置の内部側か
らの送信信号はモデム回路によって送信回路38に伝え
られ、インピーダンス整合回路37およびリレー31を
介して電話回線Ll、L2に伝達される。
この際、電話回線Ll、  L2側の回路インピーダン
スとファクシミリ装置側の回路インピーダンスとの関係
は第2図(a)のグラフに示される。
グラフの横軸は信号周波数[Hzlを表し、縦軸は回路
インピーダンス[Ω]を表す。
直線51は電話回線L1.L2側の回路インピーダンス
を示し、600[Ω]の純抵抗であるため、信号周波数
に関係せずに一定である。これに対して曲線52.53
はファクシミリ装置側の回路インピーダンスを示す。実
線で示される曲線52は、ライントランス33の2次側
巻線33bに並列に接続されたコンデンサ34を回路接
続力1ら外した状態におけるファクシミリ装置側の回路
インピーダンスを示し、点線で示される曲線53は、こ
のコンデンサ34を2次側巻線33bに並列に接続して
第1図(a)に図示される通りの回路状態におけるファ
クシミリ装置側の回路インピーダンスを示す。
ファクシミリ装置側の回路インピーダンスは、抵抗36
の抵抗値を適宜選択することにより、主信号周波数であ
る約1 [KHzlの時に600[Ω]になるように設
定される。つまり、この抵抗36は直線51と曲線52
および53との交点Pの位置を決定し、信号周波数が主
周波数帯域においてインピーダンスの整合度が最も高く
なるように設定される。なお、交点Pの位置が低域周波
数側に移動すると高域周波数の帯域においてインピーダ
ンス整合度は悪化し、交点Pの位置が高域周波数側に移
動すると低域周波数の帯域においてインピーダンス整合
度は悪化して゛しまう。
また、ファクシミリ装置側の回路インピーダンスは、実
線で示される曲線52から理解されるように、通常の直
流分除去用のコンデンサよりも十分大きい容量分を有す
るコンデンサ35により、信号周波数が200 [Hz
l 〜1 [KHzlの低域周波数帯域において増大す
る。この結果、第6図(a)の曲線19に示される従来
の特性よりも電話回線側の回路インピーダンスに近付く
。このため、低域周波数帯域におけるインピーダンスの
整合度は改善され、リターン・ロスRLは大きくなる。
さらに、ファクシミリ装置側の回路インピーダンスは、
点線で示される曲線53から理解されるように、コンデ
ンサ34によって信号周波数が1〜4 [KHzlの高
域周波数帯域において減少し、600[Ω]の電話回線
側の回路インピーダンスに近付く。このため、高域周波
数帯域におけるインピーダンスの整合度は改善され、リ
ターン・ロスRLは大きくなる。
この結果、低域から高域の全周波数帯域においてインピ
ーダンスの整合度は改善され、ファクシミリ装置側の回
路インピーダンスは全周波数帯域において電話回線側の
回路インピーダンスに近付く 。
なお、上記実施例の説明においては、電話回線Ll、L
2側の回路インピーダンスを600[Ω]の純抵抗とし
た場合について説明したが、これ以外の固定された他の
抵抗値、例えば、400 [ΩJとしても良い。この場
合には、コンデンサ34゜35および抵抗36に使用さ
れる各素子の定数を適宜最適に選択することになる。
第1図(b)は、電話回線Ll、L2側の回路インピー
ダンスをネットワークとして評価する場合に採用される
回線信号送受信回路のブロック構成図であり、同図(a
)と同一部分については同符号を用いてその説明は省略
する。
同図(a)との構成上の相違点は、インピーダンス整合
回路40の構成が、同図(a)のインピーダンス整合回
路37の構成とは異なる点である。
つまり、インピーダンス整合回路40は、ライントラン
ス33の1次側巻線33゛aに並列にコンデンサ41が
接続されることにより構成されている。
このコンデンサ41には0.02〜0.068[llF
]程度のフィルムコンデンサが用いられる。
また、回路動作は同図(a)に示される回路動作と全く
同じである。
この構成における電話回線Ll、L2側の回路インピー
ダンスとファクシミリ装置側の回路インピーダンスとの
関係は、第2図(b)のグラフに示される。グラフの横
軸は信号周波数[Hzlを表し、縦軸は回路インピーダ
ンス[Ω]を表す。
実線で示す曲線54は電話回線Ll、L2側の回路イン
ピーダンスを示す。これに対して曲線55および曲線5
6はファクシミリ装置側の回路インピーダンスを示す。
点線で示される曲線55は、ライントランス33の1次
側巻線33aに接続されたコンデンサ41を回路接続か
ら外しり状態のファクシミリ装置側の回路インピーダン
スを示す。x印の付された曲線56は、コンデンサ41
が1次側巻線33aに接続された第1図(b)に図示さ
れる通りの回路状態におけるファクシミリ装置側の回路
インピーダンスを示す。
本構成においても、抵抗36により信号の主周波数帯域
である約1 [KHzlの帯域において、ファクシミ装
置側の回路インピーダンスは電話回線側の回路インピー
ダンスに整合される。そして、ファクシミリ装置側の回
路インピーダンスは、低域周波数帯域においてはコンデ
ンサ35により増大し、高域周波数帯域においてはコン
デンサ34により減少する。このため、1次側巻線33
 a Eコンデンサ41が並列接続されてない状態では
、ファクシミリ装置側の回路インピーダンスは曲線55
に示されるものとなり、電話回線側の回路インピーダン
スと反対の周波数特性を持った回路インピーダンス特性
になる。
しかし、コンデンサ41が1次側巻線33aに並列に接
続されると、ファクシミリ装置側の回路インピーダンス
は、低域周波数帯域において増大し、高域周波数帯域に
おいて減少する。この結果、ファクシミリ装置側の回路
インピーダンスは曲線56に示され、電話回線側の回路
インピーダンスを示す曲線54にほぼ一致するものにな
る。このため、低域から高域の全周波数帯域においてイ
ンピーダンスの整合度は改善され、全周波数帯域におい
てリターンロスRLは大きくなる。
このように、上記の各実施例によれば、コンデンサ34
.35および抵抗36、並びにコンデンサ41の各回路
定数を汎用品の中から適宜選択することのみにより、フ
ァクシミリ装置側の回路インピーダンスを異なる電話回
線側の各回路インピーダンスに容易に整合させることが
可能になる。
このため、従来、電話回線側の回路インピーダンスをネ
ットワークとして評価した場合には、はとんどインピー
ダンス整合はとれなかったが、本発明によれば、整合度
が良好な状態でインピーダンス整合をとることが出来る
。また、電話回線側の回路インピーダンスを純抵抗とみ
なして評価する場合においても、全周波数帯域において
インピーダンスの整合度は改善され、全周波数帯域にお
いてリターン・ロスRLは大きくなる。
また、ライントランスは汎用品を用いて構成することが
出来、ライントランスのインダクタンスを大きくするた
めに巻線数を増やしたり、コアサイズを大きくする必要
はない。従って、インビーダンス整合回路は小形で軽量
、かつ安価に提供される。また、ファクシミリ装置の輸
出先ごとに異なるライントランスを用意する必要はなく
なり、生産性は向上する。なお、従来、信号電流を回線
電流にm畳させる方式のライントランスは、そのインダ
クタンス分を維持しつつ小形化を図るためにそのコアサ
イズを小さくすると、大きな信号電流によって磁気飽和
が発生し、正確な信号伝達が困難になっていた。また、
ヒステリシス・ロスによってコアが発熱してしまったり
もしていた。しかし、上記各実施例によればこのような
問題点は発生しない。
第3図は、第1図(b)に示された回線信号送受信回路
を用いて構成された回線インターフェイス回路の具体的
な回路図である。
回線インターフェイス回路は、回線信号送受信回路51
、着信信号検出回路52およびハンドセット・フック検
出回路53から主として構成されており、網制御(N 
CU)回路を構成している。
回線信号送受信回路51を構成するライントランスT1
は第1図(b)のライントランス33に相当し、ライン
トランスT1の2次側巻線に接続されたコンデンサC1
およびコンデンサc5は同図(b)のコンデンサ34お
よびコンデンサ35に相当し、抵抗R9は同図(b)の
抵抗36に相当する。また、ライントランスTIの1次
側巻線に接続されたコンデンサC4は同図(b)のコン
デンサ41に相当する。なお、着信信号検出回路52は
電話回線L1.L2からの回線信号の着信を検出する回
路であり、ハンドセット・フック検出回路53はハンド
セットがオン・フック状態にあるか、オフ・フック状態
にあるかを検出する回路である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、整合すべき回路イ
ンピーダンスを純抵抗とみなして評価する場合において
、インピーダンス整合回路の回路インピーダンスは、信
号の主周波数帯域においては抵抗によって整合すべき回
路インピーダンスに整合し、高域周波数帯域においては
第1のコンデンサによって減少し、低域周波数帯域にお
いては第2のコンデンサによって増大する。また、整合
すべき回路インピーダンスをネットワークとして評価す
る場合において、インピーダンス整合回路の回路インピ
ーダンスは、第3のコンデンサにより、低域周波数帯域
において増大し、高域周波数帯域において減少する。
このため、整合すべき回路インピーダンスをネットワー
クとして評価する場合には、従来は良好な状態でインピ
ーダンス整合をとることが出来なかったが、本発明によ
ればインピーダンスの整合度が高い良好な状態でインピ
ーダンス整合をとることが可能になるという効果を有す
る。
また、整合すべき回路インピーダンスを純抵抗として評
価した場合においては、従来は低域側および高域側の全
帯域に亘ってインピーダンスの整合をとることが出来な
かったが、°本発明によれば全周波数帯域において良好
な状態でインピーダンス整合をとることが出来、フラッ
トなインピーダンス特性が得られるという効果を有する
また、コンデンサや抵抗という汎用部品を適宜選択する
ことのみにより、種々な回路インピーダンスに整合させ
ることが可能になり、高価で大形、かつ重たい特殊仕様
のインピーダンス整合用トランスは不要になり、安価で
小形、かつ軽量にインピーダンス整合回路を提供するこ
とが出来るという効果を有する。
また、周波数範囲が例えば200 [Hz]〜4[KH
z]という広範囲の帯域において、整合すべき回路イン
ピーダンスの評価方法にかがゎらず、良好な状態でイン
ピーダンス整合をとることが可能になるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図(fi)は本発明の一実施例の構成を表すブロッ
ク構成図、第1図(b)は本発明の他の一実施例の構成
を表すブロック構成図、第2図(a)は第1図(a)に
示された一実施例による電話回線側の回路インピーダン
スおよびファクシミリ装置側の回路インピーダンスの周
波数特性を示すグラフ、第2図(b)は第1図(b)に
示された他の一実施例による電話回線側の回路インピー
ダンスおよびファクシミリ装置側の回路インピーダンス
の周波数特性を示すグラフ、第3図は第1図(b)に示
された他の一実施例の構成を用いた回線インターフェイ
ス回路図、第4図は従来の構成を表すブロック構成図、
第5図は電話回線側の回路構成をネットワークとして評
価した場合の等価回路図、第6図は従来の構成による電
話回線側の回路インピーダンスおよびファクシミリ装置
側の回路インピーダンスの周波数特性を示すグラフであ
る。 Ll、L2・・・電話回線、31・・・リレー31a、
b・・・リレー31の接点、32・・・電話機、33・
・・ライントランス、33a・・・ライントランス33
の1次側巻線、33b・・・ライントランス33の2次
側巻線、34,35.41・・・コンデンサ、37.4
0・・・インピーダンス整合回路、38・・・送信回路
、39・・・受信回路。 周波数(Hz) 実施例によるインピーダンスの周波数特性第2図 第 4 図 ネットワークの構成 第5図 づ4n橋威ににろインビーγ〉スの盾]友数特だL第 
6 口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 1次側巻線および2次側巻線を備えたインピーダ
    ンス整合用トランスと、この2次側巻線に並列に接続さ
    れた第1のコンデンサと、この2次側巻線に直列に接続
    された第2のコンデンサと、ヒの第2のコンデンサに直
    列に接続された抵抗とを備えて構成されるインピーダン
    ス整合回路。
  2. 2. インピーダンス整合用トランスの1次側巻線に並
    列に接続された第3のコンデンサを備えた請求項1記載
    のインピーダンス整合回路。
JP1140807A 1989-06-02 1989-06-02 インピーダンス整合回路 Expired - Lifetime JPH0831756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1140807A JPH0831756B2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02 インピーダンス整合回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1140807A JPH0831756B2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02 インピーダンス整合回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH036911A true JPH036911A (ja) 1991-01-14
JPH0831756B2 JPH0831756B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=15277197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1140807A Expired - Lifetime JPH0831756B2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02 インピーダンス整合回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0831756B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177895A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Hitachi Ltd 電圧制御発振回路およびそれを用いた通信機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011523U (ja) * 1983-07-04 1985-01-26 株式会社日立製作所 マツチング回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011523U (ja) * 1983-07-04 1985-01-26 株式会社日立製作所 マツチング回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177895A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Hitachi Ltd 電圧制御発振回路およびそれを用いた通信機器
US7839229B2 (en) 2007-01-19 2010-11-23 Hitachi, Ltd. Voltage-controlled oscillator and communication device using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0831756B2 (ja) 1996-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4764922A (en) Data terminal interface circuit to a telephone transmission line
US4456985A (en) Apparatus for coupling signals to or from a two-wire line
US4800344A (en) Balun
US4456986A (en) Apparatus for coupling signals to or from a two-wire line
US4443662A (en) Filters comprising reactive components, and a method of determining impedances thereof
NZ270834A (en) Subscriber line signal coupler: two signals in separate frequency bands
US4875223A (en) Twisted pair adapter
EP1006673B1 (en) Load coil device
JPWO2004084430A1 (ja) 電力線搬送用モデム結合回路
CA1233531A (en) Electronic hybrid circuit
US5644598A (en) Switching arrangement for coupling a transmitting unit to a transmission line
JPH02295395A (ja) ラインインタフェース回路
US6671501B1 (en) Signal transmission circuit
EP0062442B1 (en) Apparatus for coupling signals to or from a two-wire line
JPH036911A (ja) インピーダンス整合回路
US20030006860A1 (en) Bi-directional low-pass filter for use at user end or office end in communication network
EP0976204B1 (en) Transmitting/receiving station having impedance-matched receiving means for transponder answer signals
US4701947A (en) Circuit arrangement for suppressing interference signals on the receiving arm of a telephone subscriber line circuit
US1501649A (en) Transformer
KR20030094083A (ko) 임피던스정합기 및 그것을 설치한 잡음제거필터
EP0063414A2 (en) Apparatus for coupling signals to or from a two-wire line
JPH09260989A (ja) インピーダンス整合回路
JP3373659B2 (ja) 配電線搬送通信用結合フィルタの通過帯域の制御方法
JP3302061B2 (ja) 光空間通信装置
CA1165914A (en) Apparatus for coupling signals to or from a two-wire line