JPH0368884A - 送電線用鉄塔の変位監視方法 - Google Patents

送電線用鉄塔の変位監視方法

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JPH0368884A
JPH0368884A JP20637789A JP20637789A JPH0368884A JP H0368884 A JPH0368884 A JP H0368884A JP 20637789 A JP20637789 A JP 20637789A JP 20637789 A JP20637789 A JP 20637789A JP H0368884 A JPH0368884 A JP H0368884A
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JP
Japan
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displacement
receiving
signals
artificial satellites
points
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Pending
Application number
JP20637789A
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English (en)
Inventor
Akira Takahata
高畑 章
Hiromitsu Takagi
博光 高木
Kazuto Sonobe
薗部 和人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、送電線用鉄塔に生ずる変位の有無を人工衛星
を利用することにより地球物理座標上にリアルタイムの
2次元あるいは3次元のポイントとして高精度に検出し
、地表の変動など撹乱要件に阻害されることなく、つね
に精度よくその変位状況を監視することのできる新規な
変位監視方法に関するものである。
[従来の技術] 架空送電線の省力化架線工法であるプレハブ架線工法に
おいては、送電線が架線される鉄塔1に点間の距離を少
なくとも1/10,000以上の高精度に測定する必要
がある。
そのために、これまでに三角法をはじめ2点地上角測法
など幾つかの精密測距方法が提案されてきた。
既提案の最も高精度な測距方法によれば、L) 、 5
 / 10 、000程度の高精度測定は可能である。
しかし、第4および5図に示すように、電線2を鉄塔1
.1間に延線する場合の終端部すなわちエンジン車20
に隣接した鉄151においては、電線2の張力を一方向
からのみ受ける結果となるために、本来第4図の点線l
−の位置にあるものとして」−記高精度に計測された鉄
塔は電線2の延線張力により片側〈図中台ff!!l 
)に引きへ「せられ、実際は実線1の位置に変位する現
象がみられる。
この変位を正確に把握して架線を行なわなければ、折角
のプレハブ架線工法の計測も7度に大きな誤差が生じて
しまい、具合よく架線することができないことになる。
上記延線作業における変位のみならず、軟弱地盤や地滑
り地盤に設置した鉄塔などにおいては、その構造物が移
動あるいは頂部が傾くことが予想されるが、従来はこの
変位量を測定するためにその近傍に測定器を設置して値
を測定していた。
[発明が解決しようとする課題] 延線作業における鉄塔頂部の変位を測定するには、第5
図に示すように、変位方向と直交する方向の然るべき位
置にトランシット21を設置し、それによって変位の有
無およびその変位量について測定することが必要である
。しかし、現地の地理的条件によっては、つねにそのよ
うな立地条件を確保できるとは限らない、従って、無理
な角度からの測定をせざるを得す、その値に精度を欠く
場合が応々にして起り得る。
また、地盤の軟弱な場所あるいは地滑り地帯における上
記鉄塔の移動あるいは頂部の傾きを測定するには、測定
対象物の存在する地盤と測定器を設置する場所の地盤と
は異なっていなければならず、測定器を設置する位置は
地盤変動が極めて少ない場所を選定しなければならない
、しかし、そのような場所を測定対象物の近くに求める
ことは困難であるのが通常であり、実際にはそのような
場所は測定対象物からかなり離れた所となる。このよう
な場合には、従来の測量機器による測定が困難となるば
かりでなく、精度も劣る結果となる。
上記以外にも、従来の測定方法においては、山岳地帯な
どでは、視界確保のために樹木を伐採する必要があり、
自然環境を破壊することになるし、降雨、降雪、霧など
の気象条件によって測定が制約される上、夜間での測定
は全くできないといった種々な付随的制約もある。
本発明の目的は、上記したような従来技術のt:η照点
を解消し、立地条件に左右されることなくつねに高精度
の変位測定ができ、−時的な変動のみならず地盤等の変
化に基く長期的変動についても追跡捕捉することが可能
な信頼性の高いデータを入手し得る新規な鉄塔の変位監
視方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、送電線用鉄塔の頂部あるいはアーム部に人工
衛星よりの電波を受信し得る受信アンテナを設置し、複
数の人工衛星より発信される信号を前記受信アンテナに
より受信し、受信波を演算処理することにより、当該ア
ンテナの2次元あるいは3次元の測位を高精度に求め、
鉄塔の変位を検出するものである。
[作用1 時刻f、lE号を発信している人工衛星はすでに数多く
打上げられており、24時間いずれかの人工衛星より受
信可能な体制が確立されているから、アンテナおよび測
定機器を鉄塔に設置しさえすれば昼夜の別なくそして立
地条件や気象条件の如何に関係なく、高粘度の変位測定
を行なうことが可能となる。
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照し説明する。
第1図は、本発明に係る方法を実施するために鉄塔1の
頂部に人工衛星10よりの電波11を受信するためのア
ンテナ3を取付けた様子を示す平面図であり、第2図は
本発明に係る方法を実施している様子を示す説明図であ
る。
鉄塔1の頂部のアンテナ3が受けた人工衛星10の電波
11を第2図に示すようにリード、t!4によって引下
げてきて受信器5により受信する一方、地上に一定の実
測距離を置いて設置された基点に別なアンテナ3゛を設
けて同様に受信し、それぞれの受信結果をパーソナルコ
ンピュータ6に記憶させる。7はそれらを動作させるた
めの電源である。
つぎに、人工fiEM測位システムの原理について説明
する。
人工衛星には原子時計が搭載されていて、その人工¥H
星からは、約1.2011Zと約1.5Gllzの周波
数によりきわめて正確な時刻信号が発信されており、民
間に開放されていて地球上で0山に受信できるシステム
となっている。
第6図は、そのような人工衛星lOから発信されている
時刻信号な波11を受信し、P点とQ点の距USを測定
する場合を示す説明図である。P点とQ点にそれぞれア
ンテナ31.32を設置し、P点、Q点のそれぞれの時
計を基準にして電波の位相角を測定する。電波11には
、第6図に示すように人工衛星を中心とする等距離半径
のところに同位相面があり、P点を通る同位相面とQ点
を通る同位相面は図のように異なる。Q点に対しP点に
おいては電波11の到達に遅延時間Δtが生じ、これが
受信電波の位相差となってあられれる。
P−Q点それぞれが受信した信号を受信器51゜52で
電気信号化し、記憶させた前記位相データを処理装置8
により計算処理すれば、上記位相差から距USを求める
ことができる。
本発明は、上記の原理を鉄塔の変位監視に適用するもの
である。鉄塔頂部のアンテナ3と地上基点のアンテナ3
゛との間の距離は、補正回路を挿入し誤差因子を排除す
ることにより、 1/1,000,000の高精度で測定することができ
る。鉄塔の高さおよび鉄塔から基点アンテナ3−までの
距離は正確に実測できるがら、それにより鉄塔頂部の測
位を正確に求め得る。さらに必要あれば地上の基点を2
点とし、マルチ基線によるベクトル閉合により精度を確
認することらできる。
上記のようにして測定のインターバル時間を設定し、そ
れに基いて鉄塔T1.部と基点1?fJの計測距離を一
定のインターバルをもって計測し、その変動の様子を追
跡すれば、鉄塔とくに延線端部の鉄塔の変位の様子をリ
アルタイムで実測し監視することができる。
実際には、鉄塔1には1条の電線2が架線されるのでは
なく、第3図に示すように鉄塔頂部に架空地M 2 s
がそして各相の電a2z 、23.24を1回線とする
複数回線が延線架線される。このように多数の電線が延
線されれば、延線端部での鉄塔1の変位にも変化が生ず
るがら、より正確を期するためには、第3図に示すよう
に各電線21゜22.2a 、2aの引留め位置に対応
してアンテナ3s 、32.33.3mを設けておき基
点におけるアンテナ35を基準点とする各別の変位量を
求めるようにすれば、それぞれの電線をプレハブ架線工
法により架線した際の精度を個別に向上させることがで
きる。
また、電線の延線時の変位以外に、前述したような地盤
の軟弱な場所あるいは地滑り地帯における上記鉄塔の移
動あるいは頂部の傾きを測定するには、測定対象物の存
在する地盤とは異なる移動のない強固な地盤上に基点を
設置し、その位置に固定点となるアンテナを設置して第
2図あるいは第3図において説明したと同様にして鉄塔
上のアンテナとの間の距離変動を一定期間ごとに求める
ようにすれば、鉄塔の移動あるいは傾きを高精度に追跡
監視することができる。
上記は変位監視の対象を送電線用鉄塔に限定して説明し
たが、本発明の有する技術思想は、恒久建造物について
の地殻変動や自重によるストレスなどによる長期的にみ
た面位差の測位などにそのまま応用することができるも
のである。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係る変位監視方法によれば、つぎ
ような優れた効果を発揮することができる。
(1)測定箇所を任意に選択できるので、現場での測定
上の制約を受けることがなくなる。
(2)従来のように測定器の設置場所が不適当となるこ
とがなくなるので測定精度が向上する。
(3)視界の確保を行なう必要がなく、山岳地〈12で
の樹木の伐採が不要となるので自然環境の保全に役立つ
(4)  降雨、降雪、霧などの気象条件に左右される
ことなく測定することができるため、作業日数を大rl
Jに短縮できる。
(5)測定は夜間に実施することもできるので、測定時
刻の制約を受けない。
(6)測定を自動受信に切替えることにより、測定者を
省くことができ、経済的省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第】図は延線端部鉄塔の頂部に人工衛星の電波受信用ア
ンテナを取付けた様子を示す平面図、第2図は本発明に
係る変位測定状況の実施例を示す説明図、第3図は同じ
く別な実施例を示す説明図、第4図は電線の延線状況を
示す説明図、第5図は延線張力による鉄塔の変位状況を
示す説明図、第6図は人工衛星を用いた距離測定の原理
を示す説明図である。 1:鉄塔、 2、21,2z 、23.24  :電線、3.3’、
31,32.33.34:アンテナ、5:受信器、 6:パーソナルコンピュータ、 10:人工w1星。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)送電線用鉄塔の頂部あるいはアーム部に人工衛星
    よりの電波を受信し得る受信アンテナを設置し、複数の
    人工衛星より発信される信号を前記受信アンテナにより
    受信し、受信波を演算処理することにより、当該アンテ
    ナの2次元あるいは3次元の測位を高精度に求め、鉄塔
    の変位を検出する送電線用鉄塔の変位監視方法。
JP20637789A 1989-08-09 1989-08-09 送電線用鉄塔の変位監視方法 Pending JPH0368884A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05133747A (ja) * 1991-11-13 1993-05-28 Taisei Corp 測量方法
JP2017096867A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 株式会社熊谷組 建物の損傷判定方法
JP6428973B1 (ja) * 2018-02-22 2018-11-28 中国電力株式会社 送配電設備点検システム

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