JPH036823B2 - - Google Patents

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JPH036823B2
JPH036823B2 JP58211834A JP21183483A JPH036823B2 JP H036823 B2 JPH036823 B2 JP H036823B2 JP 58211834 A JP58211834 A JP 58211834A JP 21183483 A JP21183483 A JP 21183483A JP H036823 B2 JPH036823 B2 JP H036823B2
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JP
Japan
Prior art keywords
foam
storage tank
fire extinguishing
tubular member
side wall
Prior art date
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Application number
JP58211834A
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English (en)
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JPS60126175A (ja
Inventor
Minoru Tachikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP58211834A priority Critical patent/JPS60126175A/ja
Publication of JPS60126175A publication Critical patent/JPS60126175A/ja
Publication of JPH036823B2 publication Critical patent/JPH036823B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は浮屋根式貯槽に設備して好適な泡消火
装置に関する。
石油等の引火性の揮発性液体を貯蔵するのに多
用される浮屋根式貯槽には、一般に泡消火装置が
設備される。この泡消火装置は、第1図に示すよ
うに、水とエアーフオーム原液とが所定の割合で
混合された消火液が、ポンプ1によりエアーフオ
ームメーカー(発泡器)2に送られ、ここでエア
ー(空気)を吸入して消火泡を生成するととも
に、この消火泡をチヤンバー3を介して泡放出口
4から放出して消火を行うもので、上記泡放出口
4を貯槽5の側壁5aの浮屋根5bより上方の部
分に位置させて、貯槽5に固定して設置される。
ところで、この従来の泡消火装置にあつては、
その泡放出口4の近傍に、第1図または第2図に
示すような形状のデフレクタ(変流器)6が設け
られており、泡放出口4から放出された消火泡は
このデフレクタ6により放出向きを変えられて貯
槽5の側壁5aに沿つて流下し消火がなされるよ
うになつている。しかしながら、上記デフレクタ
6は貯槽5の側壁5aより内方に突出して設けら
れているため、例えば、地震による異常な液面揺
動によつて貯槽5の浮屋根5bが上下に大きく揺
動すると、浮屋根5bがこのデフレクタ6に衝突
し、デフレクタ6や浮屋根5b上の付属物または
浮屋根5bそのものを損傷してしまうという事故
が発生することがあつた。
本発明は、管状の泡放出口に管状部材を摺動自
在に嵌挿し、消火泡の放出時のみこの管状部材が
貯槽の側壁より内方に突出して消火泡の放出向き
を変えるようにして、上記従来の問題点を解消し
たもので、地震等により浮屋根が上下に大きく揺
動しても、浮屋根により損傷せしめられたり、あ
るいは、逆に浮屋根やその付属物を損傷したりす
ることがなく、しかも、確実に消火をなすことが
できる貯槽における泡消火装置を提供することを
目的とする。
以下本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
第3図および第4図は本発明の一実施例を示す
もので、図中10は上下自在な浮屋根10aと固
定屋根10bを備えた周知の浮屋根式貯槽であ
り、内部に石油等の貯液が貯蔵されている。本発
明の泡消火装置Eは、この貯槽10に固定して設
けられるもので、消火液を送るポンプ11を設置
し、また、貯槽10の側壁10cの外部に沿つて
立上り管12を配設するとともに、この立上り管
12の下端をストレーナ13やフレキシブルホー
ス等の緩衝装置14等を介して上記ポンプ11の
吐出側に接続し、かつ、その上端に周知のエアー
フオームメーカー15とチヤンバー16を連設す
る一方、このチヤンバー16の側部に円管状の泡
放出口17を取付けて構成されている。
そして、上記泡放出口17は貯槽10の側壁1
0cの浮屋根10aより上方の部分に設けられた
開口部hに配設されている。また、この泡放出口
17の内部には、円環状の第1ストツパ18aが
チヤンバー16側に、同じく円環状の第2ストツ
パ18bが貯槽10の側壁10c側にそれぞれ設
けられるとともに、この各ストツパ18a,18
bより小径の管状部材19が、その軸心を泡放出
口17の軸心に一致させて摺動自在に嵌挿されて
いる。この管状部材19は、その一端が円板材1
9aにより閉塞され、この閉塞された一端の下方
に開口mが形成されるとともに、その他端の外周
縁につば部19bが形成されて成るもので、その
つば部19bが上記各ストツパ18a,18bの
間に位置せしめられて配され、つば部19bがチ
ヤンバー16側の第1ストツパ18aに当接した
状態において、第3図に示すように、その全体が
泡放出口17の内部に格納され、また、つば部1
9bが貯槽10側の第2ストツパ18bに当接し
た状態において、第4図に示すように、円板材1
9aと開口mが設けられた一端が貯槽10の側壁
10cより内方に突出せしめられるようになつて
いる。
なお、図中20は有効径に対して所定の板厚を
有するガラスまたは鉛製の周知の封板で、エアー
フオームメーカー15で生成された消火泡はこの
封板20を壊してチヤンバー16内に流出するよ
うになつている。
次に本発明の作用について説明する。
本発明の泡消火装置Eにあつては、非作動時に
は管状部材19が第3図に示すように泡放出口1
7の内部に格納された状態になつている。泡消火
装置Eを使用する場合は、この状態から、従来同
様、ポンプ11を作動する。すると、図示しない
タンク等から抜出されたエアーフオーム原液(例
えば3〜5%の加水分解タンパク質溶液)と水が
混合装置等により所定の割合で混合され、その消
火液が、緩衝装置14やストレーナ13等を通つ
て立上り管12に入り、エアーフオームメーカー
15に供給される。そして、ここで、エアーを吸
入して消火泡となり、封板20を破つてチヤンバ
ー16内に流出するとともに、泡放出口17に入
つて管状部材19の円板材19aに当る。このと
き、管状部材19は消火泡の流出圧により、その
つば部19bが第2ストツパ18bに当るまで押
出され、第4図に示すように、円板材19aと開
口mを設けた一端が貯槽10の側壁10cより内
方へ突出する。消火泡はこの管状部材19の開口
mから下方に流出し、消火がなされる。
このように、泡消火装置Eの管状部材19は、
泡消火装置Eが非作動の時は、泡放出口17の内
部に格納された状態になつているため、地震等に
よる液面揺動により浮屋根10aが上下に大きく
揺動して、その一部が側壁10cの泡放出口17
が配設されている部分にまで移動してきても、こ
の浮屋根10aに衝突することはない。また、こ
の管状部材19は、泡消火装置Eを作動した時
は、消火泡の圧力により側壁10cより内方に突
出するまで押出され、消火泡の放出向きを正すの
で、確実に消火がなされる。
第5図ないし第12図は本発明の他のいくつか
の実施例を示すもので、以下順に説明する。
まず、第5図の実施例は、泡放出口17の内部
の第1ストツパ18aに磁石21を設けたもの
で、この磁石21により金属製の管状部材19は
地震時に貯槽10の側壁10cより内方へ突出し
ないよう拘束されている。この磁石21による管
状部材19の拘束力は消火泡の流出圧より小さ
く、したがつて、消火時には、管状部材19はこ
の磁石21による拘束力に抗して消火泡の流出圧
により前述のように貯槽10の側壁10cより内
方へ突出するまで摺動せしめられるようになつて
いる。ここで、上記磁石21は第1ストツパ18
aに取付けたが、管状部材19側に取付けても勿
論よい。
次に、第6図の実施例は上記磁石21の代りに
スプリング22を介して管状部材19を泡放出口
17の第1ストツパ18aに取付けたもので、ス
プリング22は上記磁石21と同様の機能を果た
す。さらに、第7図の実施例はチヤンバー16の
泡放出口17を取付けた部分の開口の径を、泡放
出口17の径より小さく形成し、その開口周縁部
に、一端が管状部材19のつば部19bに取付け
られたスプリング23の他端を取付けたもの、ま
た、第8図の実施例は上記チヤンバー16の開口
周縁部に上記スプリング23の代りに磁石24を
設けたものであり、それぞれ上述の実施例と同様
の効果を奏する。
一方、第9図および第10図の実施例は、貯槽
10の側壁10cの開口部hの径を泡放出口17
の外径より大きく形成し、この開口部hに泡放出
口17を配設するとともに、この泡放出口17の
外部から、内径が泡放出口17の外径よりやや大
きい前述とほぼ同様の管状部材25を摺動自在に
嵌挿したもので、泡放出口17は、側板26aと
水切り孔nを備えた筒状の支持部材26により貯
槽10の側壁10cに固定して設けられており、
この支持部材26の側板26aが、管状部材25
を貯槽10の側壁10cより外方の位置に格納し
た状態における管状部材25のストツパの機能を
果している。また、側壁10cの外面で開口部h
の周縁には、泡放出口17の外部を摺動せしめら
れる上記管状部材25のガイドをなす円筒状のガ
イド部材27が設けられており、このガイド部材
27は管状部材25が消火泡により貯槽10の内
方へ摺動せしめられる際にそのストツパの機能も
果たす。
また、第11図の実施例はスプリング28によ
り、上記管状部材25が地震時に側壁10cより
内方へ突出しないようにしたもの、第12図は上
記スプリング28の代りに磁石29を用いたもの
である。ここで、管状部材25の円板材25aに
図示の如くの板30を取付けてもよい。
ところで、上記において、泡消火装置Eは、固
定屋根10bを備えた浮屋根式の貯槽10に設置
したが、第13図に示すように、固定屋根を有し
ない浮屋根式貯槽31に使用することもできる。
この場合、チヤンバー16は特に設けなくてもよ
い。また、泡放出口17は貯槽31の側壁31a
上にバツクボード32を介して設けるが、管状部
材19は消火泡の放出時において貯槽31の側壁
31aを上方に延長した仮想側壁(側壁にはこの
仮想側壁の概念も含むものとする。)より内方に
突出せしめられればよい。また、上記にあつて
は、消火泡の放出圧により管状部材19が摺動さ
れたが、ポンプ11の作動または消火泡等の検出
信号等により機械的もしくは電気的に管状部材1
9が摺動せしめられるように構成することもでき
る。さらに、上記泡消火装置Eを通常の固定屋根
式貯槽に使用しても無論構わない。
以上のように、本発明によれば、管状部材が消
火泡の非放出時には貯槽の側壁より外方に格納さ
れ、消火泡の放出時にのみ貯槽の側壁より内方へ
突出せしめられて、消火泡の放出向きを変えるの
で、地震等により浮屋根が上下に大きく揺動して
も、浮屋根により損傷されたり、逆に浮屋根等を
損傷したりすることがない上、確実に消火をなす
ことができ、しかも実施が容易であるという貯槽
における泡消火装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の泡消火装置を示す
要部断面の側面図、また、第3図および第4図は
本発明の一実施例を示す要部断面の側面図であ
る。さらに、第5図ないし第12図は本発明の他
の実施例を示すものでそれぞれ要部断面の側面図
である。またさらに、第13図は本発明の泡消火
装置を固定屋根を有しない浮屋根式貯槽に設置し
た状態を示す要部断面の側面図である。 10……貯槽、10c……側壁、E……泡消火
装置、15……エアーフオームメーカー、16…
…チヤンバー、17……泡放出口、19……管状
部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 貯槽の側壁に管状の泡放出口を配設し、この
    泡放出口から消火泡を放出して貯槽の消火をなす
    貯槽における泡消火装置において、上記管状の泡
    放出口には、消火泡の放出時にのみ貯槽の側壁よ
    り内方に突出せしめられて消火泡の放出向きを変
    える管状部材が摺動自在に嵌挿されて成ることを
    特徴とする貯槽における泡消火装置。
JP58211834A 1983-11-11 1983-11-11 貯槽における泡消火装置 Granted JPS60126175A (ja)

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JP58211834A JPS60126175A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 貯槽における泡消火装置

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JPS60126175A JPS60126175A (ja) 1985-07-05
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Families Citing this family (5)

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JP2522564Y2 (ja) * 1990-09-14 1997-01-16 象印チェンブロツク株式会社 ギャードモータ
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