JPH0367693B2 - - Google Patents

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JPH0367693B2
JPH0367693B2 JP63054543A JP5454388A JPH0367693B2 JP H0367693 B2 JPH0367693 B2 JP H0367693B2 JP 63054543 A JP63054543 A JP 63054543A JP 5454388 A JP5454388 A JP 5454388A JP H0367693 B2 JPH0367693 B2 JP H0367693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
catheter
piston
tube
drug solution
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63054543A
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English (en)
Other versions
JPH01227758A (ja
Inventor
Jiro Nagashima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGASHIMA MEDICAL INSTR
Original Assignee
NAGASHIMA MEDICAL INSTR
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Publication date
Application filed by NAGASHIMA MEDICAL INSTR filed Critical NAGASHIMA MEDICAL INSTR
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  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は耳管、鼓室等の中耳に薬液を注入する
際に使用される中耳用薬液注入装置に関するもの
である。
「従来の技術」 第4図において、耳管1は鼓室2のある鼓室3
の前壁上半部から出て鼻咽腔4の側壁に開く管で
ある。この耳管1は常時には閉鎖しており、嚥下
運動や欠伸をするときのみ開く。
しかるに、この耳管1や、鼓室3に薬液を注入
するには、従来より種々の方法があるが、最も確
実とされている方法は第4図に示したカテーテル
5による方法である。このカテーテル5は、直径
が2〜3mmの金属パイプの先端部6が約20mmの位
置で145度の湾曲をなし、基部にはエアポンプと
してのゴム球7を連結し、また、基部付近には、
薬液の注入口8を開口し、この注入口8は、パイ
プの内部の噴霧室9に連通してなるものである。
また10は、先端部6の方向を確認するための方
向翼である。
このような構成において、カテーテル5の先端
部6を鼻孔11から鼻底12に沿つて挿入し、さ
らに耳管1へ挿入する。また、患者の外耳道13
に60〜80cmのゴム管からなるオトスコープ14の
一方のエアーピース15を差込み、他方のエアー
ピース16を医師などの検者の外耳道に差込む。
この状態でゴム球7からエアを送ると、カテーテ
ル5の先端部6からエアーが噴出して耳管1を開
く。薬液17は注入口8に注入され、カテーテル
5の内部でエアーにより霧状になつて耳管1や鼓
室3へ送られる。
「発明が解決しようとする課題」 以上のようなカテーテルによる方法は、耳管1
に直接挿入して通気と薬液注入を行なうので従来
では最も確実であるとされているが、以下のよう
な問題があつた。
(1) 耳管1は通常は閉じているため、薬液17の
注入のタイミングと耳管1がエアーで開口する
タイミングを合せるのが面倒で目的の患部への
薬液塗布が充分行なわれない。
(2) カテーテル5の先端部6の湾曲方向と薬液注
入口8の注入方向が予め決まつているため、患
者は無理な姿勢をとらなければならないことが
ある。
(3) ゴム球7によりエアーを送る動作、薬液17
を注入する動作、薬液17をカテーテル5に残
さず噴霧させる動作などタイミングよく、かつ
円滑に行うには1人では不可能である。
本発明は、以上のような問題点を解決し、1人
で操作でき、しかも患者のどのような姿勢であつ
ても、さらに、薬液がカテーテル内に残ることな
く患部に適格に塗布できるものを得ることを目的
とするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明は以上のような課題を解決するためにな
されたもので、ガンタイプの本体に、エアー案内
孔を有する進退自在のピストンと、薬液を充填す
る薬液びんと、鼻孔から耳管へ挿入されるカテー
テルと、圧搾エアーを注入するエアー注入管とを
設け、前記ピストンのエアー案内孔には、エアー
と薬液とを前記カテーテルに個別に送るための切
換口とを設けてなるものである。
「作用」 ガンタイプの本装置を片手で持ち、カテーテル
を鼻孔から耳管へ差込み、エアーを注入する。す
ると、まずエアーだけがピストン内を通りカテー
テルを経て耳管へ送られる。この状態でピストン
を押して薬液びんにエアーを送ると、薬液はこの
圧搾エアーで薬液びんからピストン内を通り、カ
テーテルへ送られ、エアーとは異なる通路を経て
カテーテルの先端部から霧状になつて噴出する。
したがつて、耳管が開いた状態で薬液が噴霧され
る。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。第1図において、20はシリンダ状の本体
で、この本体20に貫通孔21が穿設されてい
る。この貫通孔21の中心が薬液通孔22でその
外側がエアー通孔23となつている。また、前記
貫通孔21にはピストン24が進退自在に嵌合さ
れている。このピストン24の先端25は前記薬
液通孔22に嵌合し、また、このピストン24の
途中には平パツキン26を固着した隔壁27が設
けられ、さらに、このピストン24の一端よりエ
アー案内孔28が、また他端より薬液案内孔29
が穿設されている。このピストン24は本体20
内に差込まれた後、一端より、本体20の内側に
筒体30を螺着し、また、前記本体20の他端に
は雄形の接続管31が螺着されている。
前記ピストン24の一端より突出した部分には
押釦32がコイルばね33を介して固着されてい
る。また、前記本体20にはエアー注入管34が
設けられ、エアーポンプからチユーブ35が取付
けられる。このエアー注入管34は本体20、筒
体30、ピストン24の各エアー孔36を通じて
エアー案内孔28に常時連通している。このエア
ー案内孔28には、大気に連通するための排気孔
37、薬液圧縮孔38、エアー孔39が穿設され
ている。前記薬液圧縮孔38は本体20を経て薬
液びん取付け部40まで貫通している。この薬液
びん取付け部40には薬液びん4が着脱自在に螺
着されている。この薬液びん取付け部41には吸
管42が垂下し薬液17に浸されている。この吸
管42の上端は本体20を貫通し、前記ピストン
24の薬液案内孔29への切換口43に臨ませら
れている。
前記雄形接続管31は先端が順次細くなつてお
り、内部の中心には薬液管44が設けられ、その
外周がエアー通路45となつており、さらに、外
壁の途中には係止突起46が設けられている。
この雄形接続管31にはカテーテル47が着脱
自在に取付けられる。このカテーテル47は太さ
が約2.0〜3.0mmで、中心に薬液用細管48を有
し、その外周がエアー通路49となつており、全
体の長さが約140mm、先端部50の約20mmが約145
度に折曲している。基部には、先端部50の折曲
方向を指示する方向翼51が設けられるととも
に、雌形の接続管52が設けられている。なお、
前記方向翼51は第1図の鎖線のように上向きで
あつてもよい。この雌形接続管52には鉤形の切
溝53が形成され、前記雄形の接続管31の係止
突起46が圧入係止される。前記切溝53は第2
図の鎖線のようにY字状に形成してもよい。
以上のような構成における作用を説明する。
本体20の先端の雄形接続管31にカテーテル
47の雌形接続管52を圧入し、係止突起46を
切溝53に係合ししつかりと連結する。この状態
で第4図のようにカテーテル47を鼻孔11から
耳管1に差込む。なお、カテーテル47を本体2
0に連結する前に、耳管1へ差込み、その後に本
体20と連結するようにしてもよい。
この第1図のようにピストン24の押釦32を
押さない状態でチユーブ35から圧搾エアーを供
給すると、エアーは、エアー注入管34、ピスト
ン24内のエアー案内孔28、エアー孔29、エ
アー通孔21を通り、さらに雄形接続管31、雌
形接続管52、カテーテル47のエアー通路49
を経て、カテーテル47の先端部50から噴出
し、耳管1を押広げる。
このとき、第4図に示すように、患者の耳と検
者の耳はオトスコープ14で連通しているので、
検者は、耳管1が開いたときの音が高いか低い
か、耳管1に部分的狭窄があるかどうか、水泡音
が聞えるかどうかなどを聞くことができる。そし
て、耳管1が開いたことを確認したら押釦32を
押す。すると、ピストン24が本体20内にて移
動し、第3図に示すように、エアー案内孔28の
薬液圧縮孔38が薬液びん41に連通するととも
に、吸管42が薬液案内孔29に連通する。その
ため薬液17が圧搾エアーで加圧され、吸管42
から薬液案内孔29、薬液管44、カテーテル4
7の薬液管48を経て先端部50から霧状になつ
て噴出し患部に薬液17が噴射塗布される。
薬液17の塗布を終了して押釦32の押圧を解
くとピストン24はばね33で復帰するが、この
復帰動作の途中でエアー案内孔28の排気孔37
が筒体30の排気孔54と一致してカテーテル4
7内の薬液17の噴霧が瞬間的に停止し、いわゆ
る液切れが行なわれ、余分な薬液17を噴霧する
のを防止する。薬液17の噴霧後、エアーの供給
を停止し、カテーテル47を耳管1から抜きと
る。
薬液びん41の薬液はびん毎交換してもよい。
また、カテーテル47の直径、長さ等は複数種類
用意しておくことが望ましい。
「発明の効果」 (1) ガンタイプでかつ軽量であるため片手で持ち
ながら耳管を開くエアーの供給と薬液の注入作
業ができる。
(2) エアーの送りと薬液の噴霧のタイミングがず
れることがなく、患部へ効果的な薬液塗布がで
きる。
(3) 本装置のセツトする方向にほとんど限定され
ないので患者に無理な姿勢を強いることがな
い。
(4) 薬液の噴霧終了後の液切れがすぐれている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による中耳用薬液注入装置の一
実施例を示す断面図、第2図は接続管部分の平面
図、第3図はピストンを押し込んだときの断面
図、第4図は従来のカテーテルによる通気方法の
説明図、第5図は従来のカテーテルの一部の断面
図である。 1……耳管、2……鼓膜、3……鼓室、20…
…本体、21……貫通孔、22……薬液通孔、2
3……エアー通孔、24……ピストン、28……
エアー案内孔、29…薬液案内孔、31……接続
管、32……押釦、34……エアー注入管、37
……排気孔、38……薬液圧縮孔、40……薬液
びん取付け部、42……吸管、44……薬液管、
45……エアー通路、46……係止突起、47…
…カテーテル、48……薬液細管、49……エア
ー通路、50……先端部、52……接続管、53
……切溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガンタイプの本体に、エアー案内孔を有する
    進退自在のピストンと、薬液を充填する薬液びん
    と、鼻孔から耳管へ挿入されるカテーテルと、圧
    搾エアーを注入するエアー注入管とを設け、前記
    ピストンのエアー案内孔には、エアーを常時カテ
    ーテルへ送るエアー孔と、ピストンの移動時に薬
    液びんへ薬液圧縮エアーを送る薬液圧縮孔と、薬
    液をカテーテルへ送る切換口とを形成してなるこ
    とを特徴とする中耳用薬液注入装置。 2 ピストンのエアー案内孔にはピストンの進退
    動の途中で大気に連通する排気口を設けてなる請
    求項1記載の中耳用薬液注入装置。 3 薬液びんを、ガンタイプのグリツプとなるよ
    うに本体に取付けてなる請求項1記載の中耳用薬
    液注入装置。
JP63054543A 1988-03-08 1988-03-08 中耳用薬液注入装置 Granted JPH01227758A (ja)

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JP63054543A JPH01227758A (ja) 1988-03-08 1988-03-08 中耳用薬液注入装置

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JPH01227758A JPH01227758A (ja) 1989-09-11
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