JPH0367193A - 放射線検出機能付携帯用時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、Ｘ線、γ線、β線）よび中性子線などの放射
線をリアルタイムに検出する機能を持つ放射線検出機能
付携帯用時計に関するものである。

従来の技術 従来から、原子力発電所や放射線施設などの限られた場
所でのみガイガー・ミュラー管なトラ用いたリアルタイ
ム放射線検出装置が使用されていた。しかしながら、近
年原子力発電所の増加や放射線を利用するＭ業分野の拡
大にともない不測の事故に対する不安が周辺住民に限ら
ずそれらの施設から遠く離れた安全な地区に住む住民に
広がる傾向にある。

一般住民用の放射線検出装置としてろ、低価格で常時携
帯できるサイズのものが必要であり、しかも、以下の２
つの機能を兼ね備えていることが必要である。

■　放射能汚染発生時に危険を警告するために、常時放
射線線量率を測定できる環境汚染モニタリング機能。

■　放射能汚染発生時に人体の被ばく量を知シ、その値
から予想される放射線障害に対する対策をほどこす必要
があるために、人体が被ばくした線量を測定できる個人
被ばくモニタリング機能。

そこで最近では居住地の室内で放射線が簡単に測定でき
るがイガ−・ミュラー管式放射線検出装置が開発されて
いる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の放射線検出装置では、ガイガ
ー・ミュラー管式であるため小型化に限度があシ、常時
携帯できるサイズのものではなかった。

本発明は上記従来の問題を解決するもので、常時携帯可
能で、環境汚染訃よび個人被ばくモニタリングの可能な
放射線検出機能付携帯用時計を提供することを目的とす
るものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の放射線検出機能付携
帯用時計は、放射線を検出する放射線検出部と、前記放
射線検出部からの出力によシ放射線線量を換算する手段
と、前記放射線検出部からの出力および時計部の時刻換
算回路からの出力によジ放射線線量率を換算する手段と
を備えたリアルタイム放射線検出ユニットを設けたもの
である。

さらに、本発明の放射線検出機能付携帯用時計は、放射
線検出ユニットの放射線検出部が半導体検出器であるも
のである。

さらに、本発明の放射線検出機能付携帯用時計は、放射
線検出エニットの放射線検出部が放射線に感応するシン
チレータと前記シンチレータから発せられる光に感応す
るフォトセンサからなるものである。

作　　用 上記構成によシ、放射線検出部はたとえば半導体などの
安価で小型の検出器から構成され、この放射線検出部か
らの出力によシ、放射線線量率を測定する機能と放射線
線量を測定する機能とを兼ね備えたリアルタイム放射線
検出ユニットを携帯用時計に設けたので、腕時計サイズ
に非常に小型にでき、常時携帯することが苦痛とならな
いものである。また、通常は時刻のみの表示とし放射線
に対して時計装着者が神経質にならないように考慮でき
、常時測定している放射線線量率が自然界のバックグラ
ンドレベルを越えた場合に放射線線量率を表示して環境
汚染をモニタリングするとともに、放射能汚染が発生し
た可能性があることを時計装着者に警報などによって知
らせたシ、同時に個人的な人体の被ばく線量も表示して
モニタリングすることもでき、実用上極めて有効なもの
となる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面に基づき説明する
。

第１図は本発明の一実施例であるリアルタイム放射線検
出ユニットを具備した放射線検出機能付携帯用時計の構
成図を示すものである。第１図にｋいて、時計部Ａは一
般的なディジタル時計と同様に構成される。すなわち、
発振器１はたとえば１０ＭＨｚの周波数を有する水晶発
振器からなシ、この水晶発振器１からのバ〃スを分周回
路２に入力し、さらに時刻換算回路３にて時間、分、秒
の単位に換算して表示部４にて時間を表示する。

會た、リアルタイム放射線検出ユニット部Ｂは非常に小
型（面積ＩＸ１ｍＡ、厚み３００μｍ）の放射線を検知
する半導体センサからなる放射線検出部としての半導体
検出器５およびこの半導体検出器５からの出力を処理す
るワンチップ化された信号処理回路から構成されている
。すなわち、半導体検出器５からの放射線信号ａは増幅
器６を経てカウンタ７へ入力される。放射線の線量シよ
び線量率を表示するためにカウンタ７からの出力信号は
線量換算回路８および線量率換算回路９へそれぞれ送ら
れる。ここで、線量換算回路８は、カウンタ７からの出
力信号によシ放射線線量を換算し、人体が被ばくした線
量を測定する。曾た、線量率換算回路９はカウンタ７か
らの出力信号と時計部Ａの時刻換算回路３からの出力信
号すとにより放射線線量率（単位時間当たルの放射線線
量）を一定のサンプリングタイム（この場合、３〜５分
程度）で換算し、環境汚染の度合を測定する。表示部４
の表示は通常、時計部Ａによる時刻のみの表示とし、常
時一定のサンプリングタイムで測定している放射線線量
率が自然界のバックグランドレベルを越えた場合だけに
放射線線量率をサンプリングタイムの間表示部４により
表示させるとともに、放射能汚染が発生した可能性があ
ることを時計装着者に警報によって知らせ、同時に個人
的な人体の被ばく線量も表示する。

ｌた、半導体検出器をフォトセンサとして使用シ、コノ
フォトセンサとシンチレータとを組ミ合わせることによ
って放射線検出感度を向上させ、検出下限を下げること
ができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、放射線検出部に、放射線
検出器としてたとえば、半導体などの安価で小型の検出
器を用いることによって放射線線量率を測定する機能と
放射線線量を測定する機能を兼ね備えたリアルタイムの
放射線検出機能付携帯用時計を実悦できるため、腕時計
と同′様、腕に装着するだけで、常時容易に身につけて
携帯することができ、しかも、環境汚染および個人的な
被ばくの量をモニタすることができ、したがって、被ば
く量を少なく済１せることかできるεともに、放射線障
害に対する適格□処理も早期に講することができ、実用
上極めて有効なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に示す放射線検出機能付携帯
用時計の構成図である。 ３・・・時刻換算回路、５・・・半導体検出器、８・・
・線量換算回路、９・・・線量率換算回路、Ａ・・・時
計部、Ｂ・・・リアルタイム放射線検出ユニット部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、放射線を検出する放射線検出部と、前記放射線検出
   部からの出力により放射線線量を換算する手段と、前記
   放射線検出部からの出力および時計部の時刻換算回路か
   らの出力により放射線線量率を換算する手段とを備えた
   リアルタイム放射線検出ユニットを設けた放射線検出機
   能付携帯用時計。 ２、放射線検出ユニットの放射線検出部が半導体検出器
   である請求項１記載の放射線検出機能付携帯用時計。 ３、放射線検出ユニットの放射線検出部が放射線に感応
   するシンチレータと前記シンチレータから発せられる光
   に感応するフォトセンサからなる請求項１記載の放射線
   検出機能付携帯用時計。