JPH0366809B2 - - Google Patents
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- JPH0366809B2 JPH0366809B2 JP61018350A JP1835086A JPH0366809B2 JP H0366809 B2 JPH0366809 B2 JP H0366809B2 JP 61018350 A JP61018350 A JP 61018350A JP 1835086 A JP1835086 A JP 1835086A JP H0366809 B2 JPH0366809 B2 JP H0366809B2
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- phase
- current
- low frequency
- measurement
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は変流器を用いて電路等の漏洩電流を検
出する場合の位相誤差を除去する方法に関する。
出する場合の位相誤差を除去する方法に関する。
(従来技術)
従来、活線状態にて電路の絶縁抵抗を測定する
ために例えば第5図に示すような絶縁測定装置が
採用されている。
ために例えば第5図に示すような絶縁測定装置が
採用されている。
これは高圧電気を低圧電気に変換する受電トラ
ンスT1の低圧2次側電路1,2の例えば電路2
に接続された接地線3に結合した注入トランス4
を介して電路に発振器5からの測定用低周波信号
を印加すると共に、一般的に非接地電路1と大地
との間に存在する大地静電容量C10及び絶縁抵抗
R10とを経て大地を介して前記接地線3に帰還す
る前記測定用低周波信号の漏洩成分を、同じく接
地線3に結合せしめた検流器例えば零相変流器
(以下ZCTと云う)によつて検出したのち該成分
を前記測定用低周波信号に基づいて同期検波等の
手段によつてその位相及びレベル値を求めこれら
から前記電路の絶縁状態つまり大地静電容量と絶
縁抵抗とを算出するものである。
ンスT1の低圧2次側電路1,2の例えば電路2
に接続された接地線3に結合した注入トランス4
を介して電路に発振器5からの測定用低周波信号
を印加すると共に、一般的に非接地電路1と大地
との間に存在する大地静電容量C10及び絶縁抵抗
R10とを経て大地を介して前記接地線3に帰還す
る前記測定用低周波信号の漏洩成分を、同じく接
地線3に結合せしめた検流器例えば零相変流器
(以下ZCTと云う)によつて検出したのち該成分
を前記測定用低周波信号に基づいて同期検波等の
手段によつてその位相及びレベル値を求めこれら
から前記電路の絶縁状態つまり大地静電容量と絶
縁抵抗とを算出するものである。
この場合同図ZCT6により導出した測定用低
周波信号はこれに接続した増幅器7及び該測定周
波数成分のみを抽出するフイルタ8を経て同期検
波器9に入力されるが同期検波器9の比較信号に
は前記低周波発振器5の出力の一部を使用する。
周波信号はこれに接続した増幅器7及び該測定周
波数成分のみを抽出するフイルタ8を経て同期検
波器9に入力されるが同期検波器9の比較信号に
は前記低周波発振器5の出力の一部を使用する。
尚、このような構成によつて電路の絶縁抵抗を
求める方法は電路を活生状態のまま測定ができ便
利であつて同一出願人によつて既に出願済みであ
るからその詳細説明は省略する。
求める方法は電路を活生状態のまま測定ができ便
利であつて同一出願人によつて既に出願済みであ
るからその詳細説明は省略する。
(発明が解決せんとする問題点)
しかしながら、ZCTの一次電流として比較的
大電流が流れる場合、この電流によつてZCTの
磁心インダクタンス特性等が変化するため、2次
巻線電流の位相が変動してしまい位相検出に誤差
を生じる。従つて電路の絶縁抵抗等の正確なる測
定ができないと云う第1の問題があつた。
大電流が流れる場合、この電流によつてZCTの
磁心インダクタンス特性等が変化するため、2次
巻線電流の位相が変動してしまい位相検出に誤差
を生じる。従つて電路の絶縁抵抗等の正確なる測
定ができないと云う第1の問題があつた。
即ち、上記接地線に帰還する漏洩電流中には商
用周波成分と印加した低周波成分の両者が含まれ
ているが、一般に測定用電圧としての印加電圧は
負荷機器への影響を考慮して電路の商用周波の2
次電圧にくらべて十分に低く設定する。(例えば
電路電圧100又は200Vに対して測定用印加電圧は
2〜3V程度)。したがつて商用周波の漏洩電流は
上記低周波成分のそれにくらべ著しく大きくなる
のが現状であり、このためZCTの2次巻線出力
中の低周波成分の位相は商用周波成分の増減に伴
つて大きく変動することが観測される。一方上述
の如く、低周波成分の中の印加電圧と同相の有効
分を検出するに当つてはこのような位相変動は結
果的に絶縁抵抗の測定値に直接誤差として影響す
ることになるためZCT出力の位相誤差変動が大
きく正確な測定が不可能であつた。
用周波成分と印加した低周波成分の両者が含まれ
ているが、一般に測定用電圧としての印加電圧は
負荷機器への影響を考慮して電路の商用周波の2
次電圧にくらべて十分に低く設定する。(例えば
電路電圧100又は200Vに対して測定用印加電圧は
2〜3V程度)。したがつて商用周波の漏洩電流は
上記低周波成分のそれにくらべ著しく大きくなる
のが現状であり、このためZCTの2次巻線出力
中の低周波成分の位相は商用周波成分の増減に伴
つて大きく変動することが観測される。一方上述
の如く、低周波成分の中の印加電圧と同相の有効
分を検出するに当つてはこのような位相変動は結
果的に絶縁抵抗の測定値に直接誤差として影響す
ることになるためZCT出力の位相誤差変動が大
きく正確な測定が不可能であつた。
以下、零相変流器に大電流が流れる場合の磁心
インダクタンスの影響を説明する。
インダクタンスの影響を説明する。
第6図は一次電流I〓の流れている線路30を貫
通せしめたZCTの2次巻線(nターン)出力を
抵抗R0にて終端した場合を示している。これを
等価回路で示せば第7図のようになる。
通せしめたZCTの2次巻線(nターン)出力を
抵抗R0にて終端した場合を示している。これを
等価回路で示せば第7図のようになる。
同図に於いてLはZCTのインダクタンス、R
は実効抵抗であり終端抵抗R0に得られる電圧V0
は V〓0=1/n・R0XL/XL+R+R0 ……(1) XL=jωL となる。又、V〓0とI〓との位相差φは(1)式から φ=tan-1R+R0/ωL ……(2) となる。したがつて電流I〓による該ZCTの磁心の
ヒステリシスの影響でインダクタンスLが変化す
れば位相φは変化することになる。
は実効抵抗であり終端抵抗R0に得られる電圧V0
は V〓0=1/n・R0XL/XL+R+R0 ……(1) XL=jωL となる。又、V〓0とI〓との位相差φは(1)式から φ=tan-1R+R0/ωL ……(2) となる。したがつて電流I〓による該ZCTの磁心の
ヒステリシスの影響でインダクタンスLが変化す
れば位相φは変化することになる。
また(2)式のR0はZCTの出力を電流電圧変換す
れば零とできることは明らかであるが、Rを零に
することは困難である。
れば零とできることは明らかであるが、Rを零に
することは困難である。
第8図は電流Iの変化に対する位相の実測例で
ありこの場合電流の変化によつて数degにわたつ
て変化することが分る。このようにZCTの1次
電流の変化巾が大きいと位相変動も大きくなる。
ありこの場合電流の変化によつて数degにわたつ
て変化することが分る。このようにZCTの1次
電流の変化巾が大きいと位相変動も大きくなる。
又第2の問題として零相変流器出力に含まれる
測定用低周波の漏洩電流成分を増巾した後、フイ
ルタで選択出力した場合、零相変流器→増幅器→
フイルタの系で測定用周波数の漏洩電流は必ず位
相がずれるため、この位相ずれを補償する必要が
あり、従来固定移相器を用いて位相ずれを補つて
いた。
測定用低周波の漏洩電流成分を増巾した後、フイ
ルタで選択出力した場合、零相変流器→増幅器→
フイルタの系で測定用周波数の漏洩電流は必ず位
相がずれるため、この位相ずれを補償する必要が
あり、従来固定移相器を用いて位相ずれを補つて
いた。
しかしながら上述の如き従来の方法では特に零
相変流器の位相特性が周囲の温度変化等によつて
変動すると最初の調整値との位相誤差が発生し、
正しい測定結果を提供できなくなる欠点があつ
た。これらに対処するためには従来は特性変動の
少ない極めて高品質な零相変流器等を必要とする
が、これらを採用しても位相誤差の影響をなくす
ことは困難であつた。即ちZCTの温度変動(例
えば−20〜60℃)に対する位相変動特性は周波数
25Hzにて±1degにも及んでしまうからである。
相変流器の位相特性が周囲の温度変化等によつて
変動すると最初の調整値との位相誤差が発生し、
正しい測定結果を提供できなくなる欠点があつ
た。これらに対処するためには従来は特性変動の
少ない極めて高品質な零相変流器等を必要とする
が、これらを採用しても位相誤差の影響をなくす
ことは困難であつた。即ちZCTの温度変動(例
えば−20〜60℃)に対する位相変動特性は周波数
25Hzにて±1degにも及んでしまうからである。
(問題を解決するための手段)
本発明は上述のような従来の電路等の絶縁抵抗
等の測定において使用するZCTの1次電流の大
小による位相変動及びZCTの周囲温度の変化に
よる位相変動を併せて補償する方法を提供するこ
とを目的とし、このため本発明では接地線に貫通
させ、零相電流を検出する第1のZCTとほゞ同
一特性をもつた第2のZCTを用意しこれに接地
線に帰還する商用周波の零相電流とほゞ同等の電
流と、測定用低周波電圧による固定の電流を加算
して同時に流し、これによつて得られる第2の
ZCTの2次電流中の測定用低周波数の成分を用
いて第1のZCTの2次電流中に含まれる測定用
低周波成分の漏洩電流を同期検波し、有効分を得
る如く構成する。これによれば、両ZCTには同
等の商用周波数の1次電流が流れるため、この電
流によつて発生する位相変動は相対的にほゞ同じ
になり前述の第1の問題が解決されると共に両
ZCTの周囲温度変動による位相変動は相対的に
同じになるため前述の第2の問題が解決される。
かくして第1、第2のZCTの位相的性の変動は
相対的に等しくすることができるため、個々の
ZCTの位相特性が変動しても同期検波に際して
の位相変動の影響は補償されることになる。ま
た、測定用の低周波成分の漏洩電流検出のために
第1のZCTの出力に接続されるフイルタと同等
のフイルタを第2のZCT出力にも付加すればフ
イルタの周囲温度による位相特性の変化も相互に
打消し合うことになり、更に絶縁検出器の温度特
性を向上させることが可能となる。
等の測定において使用するZCTの1次電流の大
小による位相変動及びZCTの周囲温度の変化に
よる位相変動を併せて補償する方法を提供するこ
とを目的とし、このため本発明では接地線に貫通
させ、零相電流を検出する第1のZCTとほゞ同
一特性をもつた第2のZCTを用意しこれに接地
線に帰還する商用周波の零相電流とほゞ同等の電
流と、測定用低周波電圧による固定の電流を加算
して同時に流し、これによつて得られる第2の
ZCTの2次電流中の測定用低周波数の成分を用
いて第1のZCTの2次電流中に含まれる測定用
低周波成分の漏洩電流を同期検波し、有効分を得
る如く構成する。これによれば、両ZCTには同
等の商用周波数の1次電流が流れるため、この電
流によつて発生する位相変動は相対的にほゞ同じ
になり前述の第1の問題が解決されると共に両
ZCTの周囲温度変動による位相変動は相対的に
同じになるため前述の第2の問題が解決される。
かくして第1、第2のZCTの位相的性の変動は
相対的に等しくすることができるため、個々の
ZCTの位相特性が変動しても同期検波に際して
の位相変動の影響は補償されることになる。ま
た、測定用の低周波成分の漏洩電流検出のために
第1のZCTの出力に接続されるフイルタと同等
のフイルタを第2のZCT出力にも付加すればフ
イルタの周囲温度による位相特性の変化も相互に
打消し合うことになり、更に絶縁検出器の温度特
性を向上させることが可能となる。
(実施例)
以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細に
説明する。
説明する。
第1図は前述の第5図に本発明に適用する場合
を示すブロツク図であつて、同一符号は同一のも
のを示すものとする。
を示すブロツク図であつて、同一符号は同一のも
のを示すものとする。
即ち、T1は受電トランス、1及び2はその低
圧二次電路、3は該電路2に施した接地線、
ZCT6及び5はこの接地線に結合せしめた零相
変流器と低周波発振器である。
圧二次電路、3は該電路2に施した接地線、
ZCT6及び5はこの接地線に結合せしめた零相
変流器と低周波発振器である。
この零相変流器ZCT6の二次コイル出力は増
幅器7、フイルタ8を経て同期検波器9に入力せ
しめる。
幅器7、フイルタ8を経て同期検波器9に入力せ
しめる。
この実施例では以上の構成の他、該同期検波器
9に入力せしめる比較信号を第2の零相変流器を
用いて前記第1の零相変流器の位相変化を打ち消
すことを行う。そのために、前記接地線3に結合
した注入トランス10として2つの二次コイルを
もちその一方には前記低周波発振器5を接続し、
もう一方の二次コイルには第2の零相変流器
ZCT11に貫通し、更に電流調整用抵抗器R12と増
幅器13を直列に接続した信号線14をループ状
に接続する。
9に入力せしめる比較信号を第2の零相変流器を
用いて前記第1の零相変流器の位相変化を打ち消
すことを行う。そのために、前記接地線3に結合
した注入トランス10として2つの二次コイルを
もちその一方には前記低周波発振器5を接続し、
もう一方の二次コイルには第2の零相変流器
ZCT11に貫通し、更に電流調整用抵抗器R12と増
幅器13を直列に接続した信号線14をループ状
に接続する。
又、該信号線14に接続した増幅器13と第1
の零相変流器ZCT6に接続した増幅器7の出力
端との間にフイルタ15を挿入する。
の零相変流器ZCT6に接続した増幅器7の出力
端との間にフイルタ15を挿入する。
一方前記第2の零相変流器11の二次コイル出
力を増幅器16、フイルタ17及び移相器18を
経て同期検波器9の比較信号として入力する。
力を増幅器16、フイルタ17及び移相器18を
経て同期検波器9の比較信号として入力する。
尚、前記各々のフイルタのうち同期検波器9の
前段のフイルタ8は測定用低周波信号のみを通過
するバンドパスフイルタ、又15は商用電源変流
器成分のみを通過するバンドパスフイルタ又はハ
イパスフイルタとし、又17は前述の測定用低周
波信号成分のみを選択通過するバンドパスフイル
タである。
前段のフイルタ8は測定用低周波信号のみを通過
するバンドパスフイルタ、又15は商用電源変流
器成分のみを通過するバンドパスフイルタ又はハ
イパスフイルタとし、又17は前述の測定用低周
波信号成分のみを選択通過するバンドパスフイル
タである。
以上の構成に於いてその動作を説明する。
まず、注入トランス10に結合した変流器5か
らの測定用低周波信号出力は接地線3を介して電
路に印加され、この低周波信号は該電路1と大地
との間の大地容量C10及び絶縁抵抗R10とを介して
流れ、漏洩信号として前記接地線3に帰還し、こ
れは同じく接地線3に結合せしめた零相変流器
ZCT6によつて導出されたのち増幅器7、フイ
ルタ8を経て同期検波器9に入力する。
らの測定用低周波信号出力は接地線3を介して電
路に印加され、この低周波信号は該電路1と大地
との間の大地容量C10及び絶縁抵抗R10とを介して
流れ、漏洩信号として前記接地線3に帰還し、こ
れは同じく接地線3に結合せしめた零相変流器
ZCT6によつて導出されたのち増幅器7、フイ
ルタ8を経て同期検波器9に入力する。
しかしこのとき該零相変流器には前記電路の大
地容量C10及び絶縁抵抗R10を介して流れる商用電
源成分によつて測定用低周波信号検出の際の位相
ずれを生ずること前述の通りである。
地容量C10及び絶縁抵抗R10を介して流れる商用電
源成分によつて測定用低周波信号検出の際の位相
ずれを生ずること前述の通りである。
そこでこの零相変流器ZCT6に作用する商用
電源成分出力をフイルタ15によつて選別したの
ち増幅器13の出力として前記第2の零相変流器
ZCT11に貫通したループ信号線14に印加す
る。この信号線14には前記注入トランス10を
介して測定用低周波信号も印加されこれらの両方
の信号は第2の零相変流器を介して同期検波器9
に入力される。
電源成分出力をフイルタ15によつて選別したの
ち増幅器13の出力として前記第2の零相変流器
ZCT11に貫通したループ信号線14に印加す
る。この信号線14には前記注入トランス10を
介して測定用低周波信号も印加されこれらの両方
の信号は第2の零相変流器を介して同期検波器9
に入力される。
従つて、第1と第2の零相変流器にほゞ等しい
商用電源成分が流れるように各増幅器及び抵抗器
R12を調整すればこれら零相変流器を介して導出
する測定用低周波信号の前記商用電源成分による
位相ずれは互いに等しくなるから同期検波器9に
於ける両信号の位相は常に所望の関係を保ち得
る。
商用電源成分が流れるように各増幅器及び抵抗器
R12を調整すればこれら零相変流器を介して導出
する測定用低周波信号の前記商用電源成分による
位相ずれは互いに等しくなるから同期検波器9に
於ける両信号の位相は常に所望の関係を保ち得
る。
尚、このとき前記ループ信号線14に接続した
増幅器13の出力インピーダンスは低いものとし
かつ第1と第2の零相変流器の特性をできるだけ
同じものとする他、該ループ信号線14とこれを
貫通した第2の零相変流器ZCT11との関係は
前記接地線3とこれを貫通せしめた第1の零相変
流器ZCT6との関係及び同期検波器9に至る2
つの信号の通過経路にあるフイルタの特性等を極
力同じになるように構成した方が目的とする効果
が大きい。
増幅器13の出力インピーダンスは低いものとし
かつ第1と第2の零相変流器の特性をできるだけ
同じものとする他、該ループ信号線14とこれを
貫通した第2の零相変流器ZCT11との関係は
前記接地線3とこれを貫通せしめた第1の零相変
流器ZCT6との関係及び同期検波器9に至る2
つの信号の通過経路にあるフイルタの特性等を極
力同じになるように構成した方が目的とする効果
が大きい。
又、一般に温度変化によつて零相変流器の特性
が変化すること前述の通りであるが、この発明の
如く同期検波器9に至る2つの信号経路中にほゞ
同じ特性の零相変流器を介在せしめれば温度変化
によつて両信号が共に同じ変化をうけるから同期
検波出力には悪影響をおよぼすことがない。
が変化すること前述の通りであるが、この発明の
如く同期検波器9に至る2つの信号経路中にほゞ
同じ特性の零相変流器を介在せしめれば温度変化
によつて両信号が共に同じ変化をうけるから同期
検波出力には悪影響をおよぼすことがない。
尚同期検波器9の前段に入れた移相器18は同
期検波器9の2つの入力信号間に残るわずかな位
相ずれを調整するものであつて、これは対地静電
容量C0=0の状態において上記2つの入力間の
位相差が零となるごとく調整すればよい。かくし
て同期検波器9の出力には絶縁抵抗R10に逆比例
した電圧を測定することができる。
期検波器9の2つの入力信号間に残るわずかな位
相ずれを調整するものであつて、これは対地静電
容量C0=0の状態において上記2つの入力間の
位相差が零となるごとく調整すればよい。かくし
て同期検波器9の出力には絶縁抵抗R10に逆比例
した電圧を測定することができる。
第2図は本発明の第2の実施例を示すブロツク
図である。同図において第1図と同一の内容を示
すものは同一の記号にて示されている。第2図に
おいて、ZCT6の出力は増幅器7で増幅された
後、フイルタ8に印加され測定用低周波信号の漏
洩電流成分のみが検出され同期検波器9の一方の
入力端に印加される。増幅器7の出力は加算増幅
回路19の一方の入力に加えられる。また、トラ
ンス10の一次側に得られる基準電圧の出力は加
算増幅回路19の他の入力に加えられ、かくして
この加算増幅回路19の出力には前記増幅器7に
流れる商用電源成分と接地線3に印加した測定用
低周波信号の両者が含まれる。
図である。同図において第1図と同一の内容を示
すものは同一の記号にて示されている。第2図に
おいて、ZCT6の出力は増幅器7で増幅された
後、フイルタ8に印加され測定用低周波信号の漏
洩電流成分のみが検出され同期検波器9の一方の
入力端に印加される。増幅器7の出力は加算増幅
回路19の一方の入力に加えられる。また、トラ
ンス10の一次側に得られる基準電圧の出力は加
算増幅回路19の他の入力に加えられ、かくして
この加算増幅回路19の出力には前記増幅器7に
流れる商用電源成分と接地線3に印加した測定用
低周波信号の両者が含まれる。
更にこの信号は増幅器13に印加され、その出
力は抵抗R12を負荷としてループ20に電流を流
す。抵抗R12に流れる商用周波数成分の電流の大
きさは接地線3に流れる電流の大きさでほゞ同じ
くなるごとくとする。抵抗R12を負荷とするルー
プ線に流れる電流はこれを貫通せしめた零相変流
器ZCT11にて検出され、増幅器16で所要の
増幅を行つたのち、フイルタ17に加えられその
出力は移相器18を介して同期検波器9の他の一
方の入力に印加される。かくして第1図のブロツ
ク図におけると同様に同期検波器9の出力には対
地絶縁抵抗R0に逆比例した電圧が得られるがこ
のとき前記第1図に於いて説明したものと同じよ
うに2つの零相変流器の位相特性が変化しても、
同期検波器9の2つの入力信号間の相対位相を
ほゞ等しくできるため前述の位相変動の影響を補
償しうることになる。なお、増幅器7の出力を加
算増幅回路19に印加するに当つて、第1図のよ
うにフイルタ15を挿入してないが、これは商用
周波数成分にくらべ測定用低周波信号成分は著し
く小さいためトランス10の一次側から得られる
基準電圧がこれにくらべて十分大きければフイル
タ15を省略してもその影響は少ないためであ
る。
力は抵抗R12を負荷としてループ20に電流を流
す。抵抗R12に流れる商用周波数成分の電流の大
きさは接地線3に流れる電流の大きさでほゞ同じ
くなるごとくとする。抵抗R12を負荷とするルー
プ線に流れる電流はこれを貫通せしめた零相変流
器ZCT11にて検出され、増幅器16で所要の
増幅を行つたのち、フイルタ17に加えられその
出力は移相器18を介して同期検波器9の他の一
方の入力に印加される。かくして第1図のブロツ
ク図におけると同様に同期検波器9の出力には対
地絶縁抵抗R0に逆比例した電圧が得られるがこ
のとき前記第1図に於いて説明したものと同じよ
うに2つの零相変流器の位相特性が変化しても、
同期検波器9の2つの入力信号間の相対位相を
ほゞ等しくできるため前述の位相変動の影響を補
償しうることになる。なお、増幅器7の出力を加
算増幅回路19に印加するに当つて、第1図のよ
うにフイルタ15を挿入してないが、これは商用
周波数成分にくらべ測定用低周波信号成分は著し
く小さいためトランス10の一次側から得られる
基準電圧がこれにくらべて十分大きければフイル
タ15を省略してもその影響は少ないためであ
る。
尚、精密な絶縁抵抗の測定に当つてはこのため
のフイルタを増幅器7と加算増幅回路19との間
に挿入することがのぞましい。
のフイルタを増幅器7と加算増幅回路19との間
に挿入することがのぞましい。
第3図は本発明の他の実施例を示すブロツク図
である。同図において第1図と同一の内容を示す
ものは同一の記号で示している。
である。同図において第1図と同一の内容を示す
ものは同一の記号で示している。
この実施例では第2の零相変流器ZCT11を
第1の零相変流器と同様に接地線3に結合せしめ
ることとし、更に測定用低周波信号を該第2の零
相変流器に印加するために接地線に結合した注入
トランス10の二次側コイルの一方をこの第2の
零相変流器に貫通せしめた構成とする。他の構成
は第1図と変りはなく、ただこの実施例では第1
図のフイルタ15と増幅器13とが不要となり経
済的である。
第1の零相変流器と同様に接地線3に結合せしめ
ることとし、更に測定用低周波信号を該第2の零
相変流器に印加するために接地線に結合した注入
トランス10の二次側コイルの一方をこの第2の
零相変流器に貫通せしめた構成とする。他の構成
は第1図と変りはなく、ただこの実施例では第1
図のフイルタ15と増幅器13とが不要となり経
済的である。
なお、抵抗R12に流れる測定用低周波信号電流
は接地線3に帰還するものより十分大きくしてお
くように設定することがのぞましい。さもなけれ
ば、フイルタ17の出力に得られる同期検波の基
準信号の位相が対地絶縁抵抗R10、対地静電容量
C10の大きさにより変動することになるためであ
り注意を要する。
は接地線3に帰還するものより十分大きくしてお
くように設定することがのぞましい。さもなけれ
ば、フイルタ17の出力に得られる同期検波の基
準信号の位相が対地絶縁抵抗R10、対地静電容量
C10の大きさにより変動することになるためであ
り注意を要する。
第4図は本発明の他の実施例を示すブロツク図
であつて、第1図と同一の記号は同一の意味をも
つ、第1図においては、増幅器19の出力電圧と
注入トランス10から出力される低周波の基準電
圧を直列に接続してインピーダンス素子(抵抗)
R12に電流を流し、この接続線14に流れる電流
を第2のZCT11に貫通させた場合を示したが、
この実施例では増幅器19の出力を第1のインピ
ーダンス素子R12を負荷とするループ線14と注
入トランス10の二次コイルからのループ線21
に挿入した負荷20との2つに分けてこの両方の
ループ線を第2の零相変流器ZCT11に貫通せ
しめる。この実施例によれば注入トランス10の
出力が増幅器19の出力と直列に接続されないた
め、接地線3に雷等による異常に大きな電流が流
れたとしても増幅器19を破壊する可能性が少な
くなる。
であつて、第1図と同一の記号は同一の意味をも
つ、第1図においては、増幅器19の出力電圧と
注入トランス10から出力される低周波の基準電
圧を直列に接続してインピーダンス素子(抵抗)
R12に電流を流し、この接続線14に流れる電流
を第2のZCT11に貫通させた場合を示したが、
この実施例では増幅器19の出力を第1のインピ
ーダンス素子R12を負荷とするループ線14と注
入トランス10の二次コイルからのループ線21
に挿入した負荷20との2つに分けてこの両方の
ループ線を第2の零相変流器ZCT11に貫通せ
しめる。この実施例によれば注入トランス10の
出力が増幅器19の出力と直列に接続されないた
め、接地線3に雷等による異常に大きな電流が流
れたとしても増幅器19を破壊する可能性が少な
くなる。
上述の実施例ではすべて説明を省略したが、接
地線3に雷等による異常に大きな電流が流れたと
き注入トランス10の発振器の接続された巻線、
又基準電圧を導出する巻線には大きな電圧が発生
することになるが、これに対処するためのアレス
タ等を各巻線に挿入する必要のあることは明らか
であろう。
地線3に雷等による異常に大きな電流が流れたと
き注入トランス10の発振器の接続された巻線、
又基準電圧を導出する巻線には大きな電圧が発生
することになるが、これに対処するためのアレス
タ等を各巻線に挿入する必要のあることは明らか
であろう。
なお、上記実施例においては同期検波に必要な
測定用低周波の基準電圧を注入トランス10の一
次側に設けられた巻線から得ているが必ずしもこ
の必要はなく発振器から直接得る等種々の方法が
とりうることは明らかである。また同期検波する
にあたつて移相器の出力をリミツタアンプに通し
矩形波状にした後、同期検波器の他の一方の入力
に印加すれば、移相器出力の振幅変動が同期検波
器出力に誤差としてあらわれないことも明らかで
ある。
測定用低周波の基準電圧を注入トランス10の一
次側に設けられた巻線から得ているが必ずしもこ
の必要はなく発振器から直接得る等種々の方法が
とりうることは明らかである。また同期検波する
にあたつて移相器の出力をリミツタアンプに通し
矩形波状にした後、同期検波器の他の一方の入力
に印加すれば、移相器出力の振幅変動が同期検波
器出力に誤差としてあらわれないことも明らかで
ある。
更に本発明の実施例に於ては零相変流器を用い
て説明したが零相に限る理由でなく零相以外の結
合場所に変流器を用いても同等の効果が得られる
ことは明らかである。
て説明したが零相に限る理由でなく零相以外の結
合場所に変流器を用いても同等の効果が得られる
ことは明らかである。
(発明の効果)
本発明は以上説明した如く構成するから、電流
検波器として使用する変流器に流れる測定用低周
波信号以外の信号による検出信号の位相ずれ或は
温度変化に伴う同様の位相ずれを防止し正確な電
路の絶縁抵抗測定を行ううえで効果がある。
検波器として使用する変流器に流れる測定用低周
波信号以外の信号による検出信号の位相ずれ或は
温度変化に伴う同様の位相ずれを防止し正確な電
路の絶縁抵抗測定を行ううえで効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図、第3図及び第4図は本発明の他の実施例
を示すブロツク図、第5図乃至第8図は従来技術
の欠点を説明するための図であつて、第5図は従
来の電路測定装置を示すブロツク図、第6図は零
相変流器を貫通した接地線に流れる電流による位
相変化を説明する図、第7図はその等価回路図、
第8図は接地線に流れる電流による位相変化特性
図である。 1及び2……電路、3……接地線、4及び10
……注入トランス、5……低周波発振器、6及び
11……零相変流器(ZCT)、7,13,16及
び19……増幅器、8,15及び17……フイル
タ、9……同期検波器、18……移相器。
第2図、第3図及び第4図は本発明の他の実施例
を示すブロツク図、第5図乃至第8図は従来技術
の欠点を説明するための図であつて、第5図は従
来の電路測定装置を示すブロツク図、第6図は零
相変流器を貫通した接地線に流れる電流による位
相変化を説明する図、第7図はその等価回路図、
第8図は接地線に流れる電流による位相変化特性
図である。 1及び2……電路、3……接地線、4及び10
……注入トランス、5……低周波発振器、6及び
11……零相変流器(ZCT)、7,13,16及
び19……増幅器、8,15及び17……フイル
タ、9……同期検波器、18……移相器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 変圧器の接地線を介して電路に又は該電路に
直接商用周波数と異なる低周波信号を印加し、前
記接地線に還流する前記測定用低周波信号の漏洩
電流成分を接地線に結合せしめた変流器の出力中
から検出し、前記測定用低周波信号電圧を基準信
号として同期検波することによつて電路の絶縁抵
抗を測定する方法において、前記測定用低周波信
号の一部を前記同期検波手段の基準信号として印
加するに際し、前記接地線に結合せしめた第1の
変流器とほゞ同一特性をもつた第2の変流器であ
つてかつ前記接地線に結合した第1の変流器に流
れる商用電源成分とほゞ等しいものを印加した変
流器を介在せしめたことを特徴とする電路の絶縁
抵抗測定等に於ける変流器の位相補償方法。 2 前記第2の変流器に商用電源信号を印加する
にあたつて、前記第1の変流器の出力の一部を増
幅したのち第2の変流器に結合しかつ所定のイン
ピーダンス素子を負荷として終端せしめた信号線
に通ぜしめたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の電路の絶縁抵抗測定等に於ける変流器
の位相補償方法。 3 前記第1の変流器の出力の一部を増幅し前記
信号線に印加するにあたつて商用電源成分のみを
抽出するためのフイルタを介在せしめたことを特
徴とする特許請求の範囲第2項記載の電路の絶縁
抵抗測定等に於ける変流器の位相補償方法。 4 前記第1の変流器ならびに第2の変流器出力
中に含まれる測定用低周波信号成分を検出するた
めの挿入するそれぞれのフイルタの特性を同一特
性として選んだことを特徴とする特許請求の範囲
1、2及び3記載の電路の絶縁抵抗測定等に於け
る変流器の位相補償方法。 5 前記第1と第2の変流器の両方をともに電路
に施した接地線に結合せしめることにより両変流
器に流れる商用電源成分を均一ならしめたことを
特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項記載
の電路の絶縁抵抗測定等に於ける変流器の位相補
償方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61018350A JPS62176116A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 電路の絶縁抵抗測定等に於ける変流器の位相補償方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61018350A JPS62176116A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 電路の絶縁抵抗測定等に於ける変流器の位相補償方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62176116A JPS62176116A (ja) | 1987-08-01 |
| JPH0366809B2 true JPH0366809B2 (ja) | 1991-10-18 |
Family
ID=11969222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61018350A Granted JPS62176116A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 電路の絶縁抵抗測定等に於ける変流器の位相補償方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62176116A (ja) |
-
1986
- 1986-01-30 JP JP61018350A patent/JPS62176116A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62176116A (ja) | 1987-08-01 |
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